曲紹介
「許してくれないんだろ」
曲名:『ネモフィラ』
- 何卒Pの40作目(マイリストコメントではなぜか「餌付けの手」と逆転しており、39作目扱いとなっている)。
歌詞
君を苗床に咲く花は、「僕」は、何ひとつ伝えられなくて、
どうかこれ以上、この手で、その根を、殺めさせないで――
これ以上は思ってはいけない。
指ひとつ解きながら、胸ひとつ閉ざしていく。
「自己」は横たえれば一の羅列。
精緻な箱庭の日常は、これで何事もなく過ぎ去っていく。
沈んでいれば流されない、五感は侵されないと、
考え抜き手に入れたこの安寧は、誰にも崩させない。
指ひとつで箱庭の細胞を崩しながら、
水底でたゆたう限り、錆付くことはない。だろう?
咲く前に落ちて
まだ浮かべない。咲いた頃、君は、何もかもを「僕」に託して、
ただ見えなくなる。姿を、その手を、追いかけさせてよ――
横に沈む未完成は見えない。
そう思いながら眺めたガラス越しの同じ目が、
咲き浮かぼうともがき出すならば、
この手に託された「僕」は、ただ、
終わりまで共にあるべきだと思うんだ。
咲いていれば枯らされる、撒かれた腐敗剤が舞う。
衝動で手に入れたこの自由は、誰かが沈めるまで、
つま先から世界の飢えを吸い上げながら、
地表でゆるやかに涸れ、暗闇に錆び崩れる、だろう。
腐敗した僕は
ただ欲しかった。咲き誇る意味を、何もかも君に求めてた。
「僕」だけで歩くことは、出来ないなんて、許してくれないんだろう。
(未完成はどうやら僕のほうだ)と、酸素を得て錆び落ちながら、
形成される弱さを、指ひとつ開き、繋ぎ起こす羅列は「I」
君を苗床に咲く花は、「I」は、何もかも苛烈に咲かせて、
君が見守る世界で、歩いていく。続いていくんだ――
そっと傍らに手をついて、起きない君に告げていたのは、
――そうだそれだ、「あい」だった。
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最終更新:2024年05月25日 19:51