アンチ・クイーンオブハート

【検索用:あんちくいーんおふはーと  登録タグ:2024年 RAHWIA VOCALOID 人間 大里正毅 奏音69 岸利至 巡音ルカ 曲あ 鳴風
+ 目次
目次
作詞:奏音69
作曲:奏音69
編曲:岸利至
ギター:鳴風
Mix:大里正毅
絵・動画:RAHWIA
唄:巡音ルカ奏音69

曲紹介

Welcome to the Wonderland.
ここまで(ぎゃく)だとしたら?
曲名:『アンチ・クイーンオブハート
  • Royal Scandal第13章。
  • 関連曲:『クイーンオブハート
  • キャストボーカル版とは映像演出が一部異なる。

+ あらすじ1
帽子屋のマットと、舞台女優ロレーナ。2人は子供の頃から愛し合う仲だった。
だがロレーナが舞台女優を続けるには、裕福な貴族の愛人(クルチザンヌ)になるしかない。ロレーナの夢のため、マットは別れを受け入れる。
しかし10年が経ったある日、マットは見てしまう。舞台女優として輝くロレーナと、その娘アリシアの姿を。
どうしてあの時、素直に彼女を引き止めなかったのだろう。マットは10年前の決断を激しく後悔した。
そんな時、傷だらけで倒れていた謎の男から、マットは2つの魔法の品を渡される。
時間を巻き戻す”シロップ”で10年前の夜に戻り、愛を求める"ネックレス”によってロレーナがマットの愛を選ぶと、世界は大きく変わってしまう。
それから10年、マットにとって幸せなロレーナとの結婚生活が続いた。そんなある夜、2人にとってどこか聞き覚えのある、だけども聞こえるはずのない”ある少女”の声が響く。
「ねぇ、いつものママはどこ?」

Royal Scandal公式サイトより転載)
+ あらすじ2
むかしむかし、あるところに、帽子屋のマットと、舞台女優のロレーナがおりました。
ふたりは子どもの頃から愛し合う仲です。生活は貧しくても、ふたり一緒ならそれだけで幸福でした。
しかし、身分の低いロレーナがこんな時代に舞台女優を続けるには、裕福な貴族の愛人(クルチザンヌ)になるしかありません。
ある雨の夜、ふたりで将来について話し合いましたが、なんとも悲しいことに、ふたりはお別れをすることになりました。ロレーナが、愛よりも夢を選んだのです。
「彼女が幸福になれるのならいいんだ。これで良かったんだ……」
マットは自分にそう言い聞かせながら、彼女を忘れて仕事に没頭しました。

そして10年が過ぎたある日、彼は見てしまったのです。人気女優として輝くロレーナと、その小さな娘アリシアの姿を。
あらゆる幸福を手にしたロレーナとは対照的に、自分はずっと孤独な、ただの帽子屋……そんな現実を突きつけられたかのようでした。
マットは激しく後悔しました。どうしてあの夜、愛を選んでほしいと素直に彼女を引き止めなかったのでしょう。
10年という時間は、過ぎてしまえば一瞬のようですが、取り戻すにはあまりにも長く遠く残酷なものでした。
マットが途方もなくさまよっていると、傷だらけで倒れている謎の男に出会いました。
その男は助けてくれたお礼として、ふたつの奇妙な品を差し出しました。
時間を巻き戻す”シロップ”と、愛を求める"ネックレス”。このふたつの魔法があれば、ふたたびロレーナと幸せに暮らせるというのです。
マットは半信半疑でしたが、Drink Meの札がついた”シロップ”を口にしたとたん、世界が反時計回りにぐるぐると動き出し、あっという間に景色が一変してしまいました。気付けばそこは、ロレーナとお別れしたあの雨の夜。10年前の7月21日です。
マットは当然、彼女の家を訪ねます。そして”ネックレス”を贈り、初めてのプロポーズをしました。ロレーナが喜んでネックレスを身に着けると、その胸元に大きな薔薇が咲き、しばらく苦しんでいましたが、やがてマットの言葉に優しく頷きました。
ロレーナが、今度は夢よりも愛を選んでくれたのです。

それから10年間、マットとロレーナは夫婦として、幸せに暮らしました。
そんなある夜、扉の向こうから女の子の声が聴こえてきました。
「ねぇ、いつものママはどこ?」
ロレーナには聞き覚えのない声ですが、どこか不思議な感覚がしました。
もちろんマットはよく覚えています。それはロレーナの娘、アリシアの声だったのです。
しかし、マットがこの10年を塗り替えたため、あの娘は生まれなかったのですから、本来ここにいるはずがありません。
どういう訳か、あの娘もマットと同じように、どこかの時間の穴から転がり落ちて、この”不思議の国”に迷い込んでしまったようです。
マットは嫌な予感がしました。はやくこの娘を別の時間に送り飛ばさなければ、10年のすべてが夢のように醒めてしまうかもしれない。彼は慌てて扉に手を伸ばします。
すると無意識に娘の危機を感じたのか、ロレーナが泣きながら立ちはだかりました。
「やっと生まれた娘なんです……私のただひとつの宝物なんです……どうか、どうかこの子だけは助けてください」
マットは驚きました。”シロップ”と”ネックレス”の魔法は、人の意志などでは決して抗うことのできない絶対的な力のはずです。
それでもロレーナが逆らえるのは、生まれや時間さえ飛び越えて、魔法すら振り払ってしまうほどの、娘を想う母の愛。そうとしか言いようがありませんでした。
マットの愛は、またしても選んでもらえませんでした。それでも扉を開けようとするマットに、ロレーナは――

ネックレスのようなおかしな鍵を見つけたアリシアは、ゆっくりと扉を開けてみました。
すると、目の前に真っ赤な光景が広がります。そこで見たものは、男の心臓にナイフを突き立てる、恐ろしいお母さんの姿でした。
アリシアが呆然と立ち尽くしていると、男の人は心臓を刺されたまま気が狂ったように笑いはじめ、アリシアを連れ去るように歩きだしました。
遠くでお母さんが何かを叫んでいるようですが、アリシアにはまったく聴こえません。
やがて男の人は胸元からシロップのようなものを取り出すと、アリシアに飲ませようとしてきました。アリシアが必死に逃げ回っていると、戸棚にぶつかったはずみでEat Meと書かれた”クッキー”が落ちてきました。アリシアはハッと思い出したようにそれを拾うと、あわてて食らいつきます。そのとたん、世界が時計回りにぐるぐると動き出し――

♠♥♣♦♠♥♣♦♠♥♣♦♠♥♣♦♠♥♣♦♠♥♣♦♠♥♣♦

アリシアがふと目を覚ますと、そこはBarマスカレイドでした。
自分がこの店の歌姫チェルシーであることを思い出しましたが、代わりに何の夢を見ていたのか、さっぱり思い出せません。
カジノで猫みたいな人と一緒に逃げまわった夢? それとも、お母さんが兎みたいな人たちといかがわしいことをしていた夢
子どもの頃から変な夢ばかり見るので、何が現実だったか分からないほど、記憶がぐちゃぐちゃです。だからアリシアは、夢が大きらいなのです。
眠っていた歌姫に赤い毛布をかけたのは、バーテンダーのルイスでした。
「悪い夢でも見ていたんですか? さぁ、店を開けますよ」

(YouTube固定コメントより転載)

歌詞

(YouTube固定コメントより転載)

"Welcome to the Wonderland"
ここまで(ぎゃく)だとしたら。
十年の真実(すべて)には気づいてる?
視えないもの、魅せてアげる。
Go through the looking glass.
これが悪夢のはじまり。

不思議な夜は、雨ノ中で笑う。
“こんなにも濡れてるじゃあないか”
館内へ招く恋人(コえ)にそっと花を添え、
まるで処女(アリス)のようニ――

殺生(ころさ)ぬように、行かさぬように、
愛したら壊我(こわ)れてしマう。
媚薬なんて快楽はないの。
どんな狗もいつか兵のように逆らうわ。
This love is so insane.

未来(あっち)へ Eat Me.
過去(そっち)なら Drink Me.
偽る時計(シグナル)、チクたク。
Ding-dong!

“ねぇ、いつものママはどこ?”
あア!それに気づいたの。
「童話の魔女」が来ても逆らエ。

ハートの小さな鍵で、
開くカゲキでムジャキなワンダーランド。

彼はまた、嘘で嘘を塗り潰す。
「仮面の裏」だけは見せないように。

冒さぬように、怪我さぬように、
色欲を秘めル花園。
この夢が醒めないように、
嘘をつき血を舐め(せいい)を述べ、
その、心臓を刺されたまま。

――Yes, Your Majesty.
――I cut out my heart for you.

殺さぬように、連行(いか)さぬように、
また狂気の十年から再始(はじ)まるのネ。
あたしは――The Queen of Hearts.

コメント

  • チクたクではなくチクタくではないかと -- 名無しさん (2024-11-10 13:18:20)
  • こっちにもまた秘密の言葉()があるんですね、あにまた会えるね…? -- 名無しさん (2024-11-30 16:03:25)
  • ルイス……ルイス・キャロル!? -- 名無しさん (2024-11-30 22:19:09)
  • 「あのこにまたあえるね」だった気がする…?クイーンオブハートも「もうアリスがたべた」って言葉が隠されてて素敵ですよね…✨ -- 仮面の裏 (2025-01-01 21:41:30)
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最終更新:2025年03月24日 18:06