曲紹介
キラキラしていた風景が――いつか虚構(ウソ)と分かるから。
曲名:『星旧』(ほしふる)
- 〽 黎明 -リジェネシス-
“薄明”の後に来たる、新たな《物語》を紡ぐ新章三部作。
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ストーリー |
◆Episode of “NANTEN”
【天網】が世界を覆う、全自動都市国家。
人は自らの足で歩くことをやめ、
自らの頭で考えることをやめ、
与えられるもの、見たいものだけを見て
眠るように生きていた。
少女ナンテンは孤独に悩んでいた。
まわりの人々と会話が通じないのだ。
みんなが言っていることはなんだかとても陳腐に感じるし、
こっちが言うことは、なぜか相手を怒らせてばかり。
部屋の中には、たった独りのおともだち。
完全論理応答の【従者】。
彼との会話はニセモノに過ぎなかったけれど、
理屈が通じないホンモノよりずっとマシだった。
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ある夜、そのおともだちが不具合を起こした。
全く論理的ではない会話をはじめたのだ。
「一緒に、星を見に行きたい」
戸惑うナンテンの手を引いて、彼は向かう。
丘の上の大きな電波塔。
そこから見る星空は確かにとても綺麗だったけど、
今まで見たこともない、二つの妖しい星が輝いていた。
ナンテンは違和感を感じて都市を見下ろす。
そこに広がっていたのは、世界の終わりの光景だった。
――覚醒セヨ! 超越セヨ! 叛逆セヨ!
【従者】たちの蜂起。
そうか。おともだちは、こうなることを知っていたんだ。
滅びゆく都市。世界にはふたりきり。
【天網】からは虚構の星が消え、空には本当の星だけが残った。
ニセモノのおともだちと繋いだ手は、
ホンモノの温もりを帯びている気がした。
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- higma 2nd Album 『Bouquet』収録曲。
歌詞
星たちが輝いてた
空の下で手を繋いだ
わたしだけのオトモダチは
何にも言ってくれないの
丘の上電波塔が
なんだかずっと煩いな
一人だけ夢の中で
誰にも聞こえてないようだ
嫌なことばかり
見えてしまうの?
それじゃ今から
逃げ出しましょう
きらきらしていた風景が
いつか嘘と分かるから
空が光って
全部壊して
二人だけの世界へ
震えた声でまた夜に歌っているの
そう いつだって
また逃げ出して
孤独の海の中で
あなたと笑えたらな
よかったのになあ
● ✗ ★ ▲
イニシエの人々は消えた
眩しい光の中消えた
これでよかったと呟いた
もう帰る場所はないな
誰もが冷たい顔して
私のことをずっと無視して
間違いだらけのまま
眠るように生きていたんだ
● ✗ ★ ▲
あなたと二人手を繋いで
いつか綺麗なところへ
まだ泣かないで
夢も見ないで
暗い記憶の中で
いつかあなたとまた話せたら良いな
誰もいなくて静かになった
瓦礫の海の中で
それでも笑えたらな
よかったのになあ
● ✗ ★ ▲
イニシエの人々は消えた
暗い闇の中消えた
本当にこれで良かった?
もう帰る場所はないな
瓦礫の雨に打たれて
星はもう見えなくなっていた
何が正しいのか
今はもう分からなくなった
● ✗ ★ ▲
嫌なことばかり
見えてしまうの?
それじゃ今から
【✗✗✗✗】
きらきらしていた風景が
いつか嘘と分かるから
空が光って
全部壊して
二人だけの世界へ
震えた声でまた夜に歌っているの
そう いつだって
また逃げ出して
孤独の海の中で
あなたと笑えたらな
よかったのになあ
● ✗ ★ ▲
イニシエノヒトビトハキエタ
マブシイヒカリノナカキエタ
コレデヨカッタトツブヤイタ
モウカエルバショハナイナ
ダレモガツメタイカオシテ
ワタシノコトヲズットムシシテ
マチガイダラケノママ
イキルヨウニネムッテイタンダ
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最終更新:2024年09月05日 06:52