曲紹介
マッチ売りの少女を目指してました。少し明るいので受け入れてもらえるか心配です。クラムボンとつながってます。
曲名：『天使をマッチで燃やした。』（てんしをマッチでもやした。）
歌詞
嗚呼、明日が来ないように祈った、神様はいないけど。
午前弐時、越える柵（フェンス）と門限。
「さようなら、私。」
隠された靴、罵詈のアート。
耐える苦痛、傷は化膿。
痛みに夢中、痣は青、
十二時のニュース、嫌になる。
「思い出だけが美しく、
ミライは鈍い灰色で。」
濡れたノートの、隅に書く。
滲むインク、鳴る鐘（チャイム）。
机上には菊の花。
「枯れかけてて、お似合いね。」って、
言ってるのか言ってないのかも、
分からないや。
あぁ、全てを燃やし去ってしまった、
空中散歩でエンドロール。
マッチはきっと消えないまんま、
ミライを覆い尽くすわ。
飛び降りる。街は藍に染まって、
私を夜に隠すんだ。
「来世はきっと、マシになるでしょ？」
「教えてよ、天使。」
「いつか努力は報われる」
努力できない私はさ、
どうなりますか、そうですか。
消えることが、吉ですか。
もし神様がいたならば、
絶対勧善懲悪で、
私を救ってくれる。
（加害者（奴ら）を懲らしめてくれるんでしょ）
神様なんて居ないから、きっと
私は傷つくんでしょ。
赤いペン先と午前参時。
切って貼って、繋ぎ合わせ。
大丈夫そうなフリをする。
散って這って、向かい合わせ。
マッチに火を点けた。
あぁ、希望はないと気づいてたのに、
それでも期待してしまう。
マッチの火が見せた景色を、
捨てて来世（明日）へと向かっていく。
あぁ、「全てを燃やし去ってしまえたなら」
なんて思ってしまうんだよ、なぁ、
ほら、ほら、まだ、世界は変わらず廻っている。
裸足の私、空へ駆け出す、翼が無くても飛べる。
墜ちてく数秒間の全てが、
私の「生」なんだ。
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最終更新：2025年05月13日 16:48
