あらすじ(第11〜15回)
第11回
セシュに到着後すぐにリザードマンの部隊と交戦するも強力な連携の前にコウメイは撤退を決断。
バーリントまで退きリプトンらと対策を練ることとなった。
バーリントまで退きリプトンらと対策を練ることとなった。
バーリントに戻った際には既に西方に現れた蛮族に備え兵士を展開していたが、
コウメイはそれを陽動と判断し、東方に現れるであろう本命への対策を検討に入った。
コウメイはそれを陽動と判断し、東方に現れるであろう本命への対策を検討に入った。
南方に逃れたチュウタツからの状況(逃れた先でも蛮族の襲撃があった模様)を聞き、結論として防衛は無理と判断。
足止め策を残して更なる退却を重ね、反攻に備えることとした。
足止め策を残して更なる退却を重ね、反攻に備えることとした。
殿を務めた一行は、一帯の蛮族の首領であるダークキング・フウブと対峙、ビリーが負傷するも退却に成功。
バーリントは蛮族の占領下となった。
バーリントは蛮族の占領下となった。
エイラス逃れた都市同盟の住民は、食料難が見えつつある状況で何とか平静を保っている状況だが、
すぐに行動を起こす必要ありとして、リプトンが一行に1人10万ガメルで都市同盟全ての都市の解放を依頼。
一行はそれを受け、準備を開始することになった。
すぐに行動を起こす必要ありとして、リプトンが一行に1人10万ガメルで都市同盟全ての都市の解放を依頼。
一行はそれを受け、準備を開始することになった。
1人10万ガメルは全額前金で支払われパーティに70万の大金が入ることになったが、
そこでリズ・リサに掛けられていた魔法が解け、妖精神アステリアの神族を名乗る老人?が現れ、
リズが過去に願った願いをかなえると言い出した。
そこでリズ・リサに掛けられていた魔法が解け、妖精神アステリアの神族を名乗る老人?が現れ、
リズが過去に願った願いをかなえると言い出した。
そこでリズが実は男(心は女)だったこと、そしてコウメイのお嫁さんになりたいと願ったことがパーティに暴露された。
(ついでにアルトが女(心は男)だったこともばれた。)
その願いをかなえるための条件として自制と結婚資金の為に「お金をためる」呪いとなり、
いつの間にか70万ガメルの大金となっていたのだった。
(ついでにアルトが女(心は男)だったこともばれた。)
その願いをかなえるための条件として自制と結婚資金の為に「お金をためる」呪いとなり、
いつの間にか70万ガメルの大金となっていたのだった。
果たしてその願いはかなえられ、リズは女性となった。
アルトは女であることがバレないように男性になった。
(この時、リズとアルトは魂のベースとしてお互いを使ったため、お互いの技能を使用できるようになっている)
アルトは女であることがバレないように男性になった。
(この時、リズとアルトは魂のベースとしてお互いを使ったため、お互いの技能を使用できるようになっている)
ちなみに、その日ビリーは泣きながらも強引にユラを飲みに誘い愚痴ろうとしたが、
ユラの充実ぶりに爆発しろと罵ったらしい。
ユラの充実ぶりに爆発しろと罵ったらしい。
その後の準備の最中、エイラスに来ていたエルフの兄妹、ユーリとソーニャが先日洞窟内で手に入れた品をリズとアルトに譲るといってきた。
どうにも自分にはしっくり来ないものだったり、これからの戦いで必ず必要となるであろうとのことで
二人は喜んで受領し、必ず勝ってバーリントで会おうとの約束を交わしたのだった。
どうにも自分にはしっくり来ないものだったり、これからの戦いで必ず必要となるであろうとのことで
二人は喜んで受領し、必ず勝ってバーリントで会おうとの約束を交わしたのだった。
第12回
エイラスから出発した一行はまずフットランドにてケンタウロスの部隊と交戦。
突進してくる敵を伏兵にて散々に打ち破り街を解放することに成功。
そこでチュウタツらと再会し、エイラス側に向かうように伝え、チュウタツらはエイラスに向かった。
突進してくる敵を伏兵にて散々に打ち破り街を解放することに成功。
そこでチュウタツらと再会し、エイラス側に向かうように伝え、チュウタツらはエイラスに向かった。
その後一行はイルマーを奪還し、ドランバルにて一度退却を余儀なくされたクウハを撃破。
穢れの発生装置をもって退却を図った部隊を急襲してトドメを刺した。
セシュではシギーには撤退されてしまったものの、一度敗北を喫した
リザードマン部隊を破り、バーリントは目の前となった。
穢れの発生装置をもって退却を図った部隊を急襲してトドメを刺した。
セシュではシギーには撤退されてしまったものの、一度敗北を喫した
リザードマン部隊を破り、バーリントは目の前となった。
第13回
バーリント到着目前にセナーセーより作戦用支援物資として「コールシェア」と「リモートマジック」を受け取る。
(コールシェア:通話のピアス拡張版。通話時間制限が解除されているが、通話するとこの魔動機を持っている人間全てにその内容が伝わってしまう。)
(リモートマジック:ホストとクライアントと二種類あり、ホストからクライアントにLv8までの魔法を飛ばすことが出来る。但し、クライアント側の耐久力が小さいので多用できない。)
作戦行動領域がかなり広くなる可能性を考慮した結果、急ごしらえながら複数分の作成にこぎつけたようで、かなりの自信作との事。
(コールシェア:通話のピアス拡張版。通話時間制限が解除されているが、通話するとこの魔動機を持っている人間全てにその内容が伝わってしまう。)
(リモートマジック:ホストとクライアントと二種類あり、ホストからクライアントにLv8までの魔法を飛ばすことが出来る。但し、クライアント側の耐久力が小さいので多用できない。)
作戦行動領域がかなり広くなる可能性を考慮した結果、急ごしらえながら複数分の作成にこぎつけたようで、かなりの自信作との事。
コールシェアを受け取り、リプトンに連絡すると同時に作戦会議が始まった。
蛮族側の戦力はかなり落ちたものの、南方に退避していたケンタウロス部隊などを受けてしまうと奪還が危うい状況となるのでまずは市街南方の連絡を断ち、
その後で蛮族を北側へ追いやる、という戦略がとられた。
蛮族側の戦力はかなり落ちたものの、南方に退避していたケンタウロス部隊などを受けてしまうと奪還が危うい状況となるのでまずは市街南方の連絡を断ち、
その後で蛮族を北側へ追いやる、という戦略がとられた。
戦闘が開始されると各戦線での異常事態が伝えられたがコウメイの指揮のもの見事に対処、
戦略目標を達成したところで、蛮族側の捨て身の突破による撤退が始まった。
戦略目標を達成したところで、蛮族側の捨て身の突破による撤退が始まった。
コウメイの居る本陣にて戦闘が開始され、フウブの持つフェイスクラッシャーにより、
回復がほぼ封じられるという危機的状況に陥るが、そこにリプトンとチュウタツが救援に現れ、チュウタツの嫁でありドレイクのシュンカがダルグレムの神官としてキュア・インジャリーで一行を回復させてチュウタツのパーティが周囲の蛮族との戦闘に入り、
リプトンは祖母、母と受け継いだ不死鳥をコウメイに託し、命を掛けたフェニックス・リンカーネーションによりフェイスクラッシャーを破壊、その後激しい戦闘の末、ダークキング、フウブを討ち取った。
回復がほぼ封じられるという危機的状況に陥るが、そこにリプトンとチュウタツが救援に現れ、チュウタツの嫁でありドレイクのシュンカがダルグレムの神官としてキュア・インジャリーで一行を回復させてチュウタツのパーティが周囲の蛮族との戦闘に入り、
リプトンは祖母、母と受け継いだ不死鳥をコウメイに託し、命を掛けたフェニックス・リンカーネーションによりフェイスクラッシャーを破壊、その後激しい戦闘の末、ダークキング、フウブを討ち取った。
だが代償は大きく、リプトン=リモーネは帰らぬ人となった。
戦いの始まる前、リプトンはパーティに手紙を残しており、
娘のルシアーナについてと故郷バーリントをお願いしたいという内容であった。
娘のルシアーナについてと故郷バーリントをお願いしたいという内容であった。
リプトンの手紙
みんな、こんにちは。もしくはこんばんは。かな。
何時書けるか判らないので、戦いの始まる前だけど書いておこうと思う。
皆から交わせてもらったヴェッセル・マギカ、あれは本当に凄いね!
僕がどれだけ頑張っても使えなかった真語魔法が使えるようになっちゃうんだから。
言ったことが無かったかもしれないけど、僕の祖母は同盟の七戦士:リプトン=ベルガモットでね。
小さい頃から母や祖母から期待を掛けられてたけど、真語魔法は使えなかった。
女系家族だったから、女の子として育てられたりもしたんだ。アレは恥ずかしかったな。
皆から交わせてもらったヴェッセル・マギカ、あれは本当に凄いね!
僕がどれだけ頑張っても使えなかった真語魔法が使えるようになっちゃうんだから。
言ったことが無かったかもしれないけど、僕の祖母は同盟の七戦士:リプトン=ベルガモットでね。
小さい頃から母や祖母から期待を掛けられてたけど、真語魔法は使えなかった。
女系家族だったから、女の子として育てられたりもしたんだ。アレは恥ずかしかったな。
まあ、そんなことでちょっと…まあぐれちゃってね。バイクに乗って世界に飛び出したんだ。
あの頃は若かったとは思うけど、本当にいい経験をした。
その旅先で僕はハッチというソーサラーと出会い、ヴェッセル・マギカのことを聞いたんだ。
もしもそれがあれば、何度も思ったが、結局ハッチとは探し当てることはできず、
諦めて故郷に帰ってきたんだ。
あの頃は若かったとは思うけど、本当にいい経験をした。
その旅先で僕はハッチというソーサラーと出会い、ヴェッセル・マギカのことを聞いたんだ。
もしもそれがあれば、何度も思ったが、結局ハッチとは探し当てることはできず、
諦めて故郷に帰ってきたんだ。
その諦めた品がこんな身近にあっただなんて!本当にびっくりしたよ。
そしてその効果のお陰でルシアーナに母から受け取った炎を譲り渡すことができると、
心の底から安堵した。でも戦いが始まってしまって気づいてしまった。
そしてその効果のお陰でルシアーナに母から受け取った炎を譲り渡すことができると、
心の底から安堵した。でも戦いが始まってしまって気づいてしまった。
このままでは未来に続かないかもしれない。
それでコウメイに特別な魔法を、我が一族の魂の炎を託すことにしたんだ。
(実は別の魔法を渡してあげようと思っていたんだが、それはチュウタツ君に渡してしまった。)
(実は別の魔法を渡してあげようと思っていたんだが、それはチュウタツ君に渡してしまった。)
コウメイには迷惑なものにならなければと思っているが、敵蛮族を討ち果たすには最善と思って
渡させてもらった。本当に身勝手な話で申し訳ないが一つ頼みがある。
渡させてもらった。本当に身勝手な話で申し訳ないが一つ頼みがある。
まだルシアーナは若い。
まだ真語魔法を使いこなす素質が十分とは限らないのだが、もし使いこなす素質があれば。
炎を継ぐに値する力があれば、コウメイから渡してあげてほしい。
もし、それに値しないのであればコウメイが好きなように使ってくれ。
継承できるのは1人だけだ。その選択は慎重にしてくれよ。
まだ真語魔法を使いこなす素質が十分とは限らないのだが、もし使いこなす素質があれば。
炎を継ぐに値する力があれば、コウメイから渡してあげてほしい。
もし、それに値しないのであればコウメイが好きなように使ってくれ。
継承できるのは1人だけだ。その選択は慎重にしてくれよ。
戦いが無事終わっても蛮族たちはまだ残ってるかもしれない。
本当はコウメイ達やチュウタツ達がバーリントに居て守ってくれると心強いんだけどね。
考えておいてくれないかな?
本当はコウメイ達やチュウタツ達がバーリントに居て守ってくれると心強いんだけどね。
考えておいてくれないかな?
その時がくるのを楽しみに。
リプトン=リモーネ
リプトン=リモーネ
手紙を読み終えた後、未亡人となったラッテより主人が残した魔動機が盗まれていること、
それは古き友人ハッチから託されたものなので取り返して欲しいというお願いをされ、
ケイはセラの言っていたことを思い出し、盗み出したのはセラではないかとの考えに至り心を悩ませるのであった。
それは古き友人ハッチから託されたものなので取り返して欲しいというお願いをされ、
ケイはセラの言っていたことを思い出し、盗み出したのはセラではないかとの考えに至り心を悩ませるのであった。
そして数日後…
コウメイの幕下にいたヨウ=ギの密告により、チュウタツの嫁シュンカは捕らえられ
市民の手で殺されてしまう。
それを知ったチュウタツは激怒、あたりの市民を斬って亡骸を取り返し「このようなことになるために戦ったのではない!」と言い残し、モニカと無口なルーンフォーク、そして騎竜と共に街を去っていった。
市民の手で殺されてしまう。
それを知ったチュウタツは激怒、あたりの市民を斬って亡骸を取り返し「このようなことになるために戦ったのではない!」と言い残し、モニカと無口なルーンフォーク、そして騎竜と共に街を去っていった。
この顛末を聞いた六戦士と呼ばれた面々は表情は暗く、過去にあった話を切り出した。
それはナイトメア迫害の引き起こした悲しき英雄の末路…。