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蠢き - (2024/01/30 (火) 08:47:56) のソース
姫子 現在、行動開始から3時間。目標地点まであと2キロほど。思っていたよりも早いわね。以前のマークが残っていてよかった、無用の戦闘を避けられたわ。 全員その場で15分休憩。もう少し進めばスクラップ工場よ。崩壊生物を消滅させる体力を温存しておいて。全員無事に部品を回収するのよ。 [[灰蛾隊員]] はい。 ……。 姫子 どうしたの。だいぶ疲れているみたいだけど。 ▼選択肢分岐 ① 大丈夫、気にしないで。 姫子 ならいいわ。死と隣り合わせの戦いをたくさんくぐり抜けたんだから、これくらいで音を上げていたら笑われるわよ ② 少し疲れた……。 姫子 こんなんで音を上げてたら、大きな仕事はできないわよ。 ▲分岐終わり ……。 姫子 またその表情。まるで何かに縛られたかのような顔をしているわね。 あなたが何を考えているのか分かるわ。きっと、どうして私があなたを[[リーダー]]に推薦したのか聞きたいんでしょう? 理由は簡単よ。あなたは他の人が持っていないものを持っているから……。 ブローニャとゼーレ、そして私もだけど、みんな自分の執念に束縛されているの……自分の内心を恐れている。自分の結末を目にすることを恐れている。だから、いつも立ち止まってしまって前に進めないの。 ……。 以前、あなたを灰蛾部隊に入れなかった理由の1つがそれよ。どうして灰蛾部隊があんなに強いか分かる? ■選択肢 ① 彼女たちの心が強いから? ② 彼女たちには守るものがあるから? 姫子 ふふ……そうね。あなたの言うそれもとても重要よ。でも一番重要な理由ではないわ……。 彼女たちも私と同じく崩壊に対抗するために「作られた」兵器だからよ。彼女たちの存在意義は、まさに崩壊を消滅させること。 そして、大崩壊が発生してから存在価値を失った私たちは、家を失くした負け犬になったの。私たちの命は、この世界が崩壊によって崩れ落ちる瞬間に終わるはずだったの……。 でも、私たちは生き残ってしまった。戦乙女という名の呪いを背負って。もう役立たずの灰燼なのに。 よし!行きましょう。休憩時間は終わり。出発準備! 私たちに残された時間は限られているのだから……。