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和歌子 - (2024/02/03 (土) 17:57:17) のソース
**キャラの基本情報 &ref(EA930380-150C-4477-B088-1151F149B4C8.jpeg,,height=300) -誕生日 10月28日 -身長 158cm -体重 40kg -3サイズ 85/60/88 -趣味 詩を書き、詠う 自然の美しさに憧れて生まれた少女の行まいは、優雅で、伝説の中でさえ目にすることが稀な神のようだった。 和歌を愛したことから和歌の神とされたが、常にそれを否定し、美を見出すことができる者こそ真の神であると語る。 彼女は誰かを待っているようだ…… **神格覚醒ストーリー ***竜田川の上流 紅葉が舞い散る。 ゆったりとした川の流れとともに、竜田川は落ちてきた紅葉に彩られる。 美しい風景に見とれていると、どこかからか詩が流れてくる。 「悠々なる神代のことは、段々と薄れゆく」 それはかってない美しい光景であり、それを詠うて 女は、それ以上に優雅で美しかった。 彼女は美しい景色に溶け込み、自分の和歌を詠っていた。 「あれはどこの姫だ?」 「どこの妃だ?」 姫や妃である証拠はないが、通りかかった人は彼女をそう呼んだ。 あれはきっと和歌の神で、美しいものを見逃さないように教えてくれているんだ。 ***愛は夢幻の泡の如 日が経つにつれて、その美しい風景と詩を楽しみに訪れる観光客が増えた。 しかし、没頭すればするほど、観光客の様々な物悲しさと感傷が呼び起こされる。 和歌の神様、なぜ悲しんでいるのですか? 和歌の神様、なぜ泣いているのですか? 少女は頭を横に振り、神様という単語を否定した。 真の神は、この美しさを見出し、感動を送る存在である。 それは自分も同じである。 彼女は待っている。自分を誕生させた神が現れるのを待っているのだ。 しかし、その時は永遠に来ないように思えた。 それはまるで和歌に託された、愛しているのに、愛せないという絶望感のようだった。 もしくは、彼女が詠う恋の詩は悲恋の詩かもしれない。 訪れる人が彼女の望みを叶えることを願っている。 ***独りよがり 神の御業と称えられるのは和歌だけではない。 多くの人が、少女が周りに誰もいないにもかかわらず、川の傍に腰掛けているのを見た。その一挙手一投足はとても優雅であった。 人々は、その自制心と忍耐力を賞賛した。 しかし、この自制心は当然ながら多くの不都合をもたらす…… 彼女は非常に多感な性分であり、風に揺れる草木を見ては惹きこまれ、気持ちが昂ると、ついつい詩歌を書いてしまう。 そんな彼女は、望む人がいつまでも現れないと少し悲観的になることがある。 そして、彼女が涙を隠しながら、和歌を書く姿を見ることになる。 感情を大声で表現できないから、すべての想いを和歌に託したことで、それが他人に伝染してしまうのだろう。 ***心を込めた感情 バビロンには、自然の美しさ以上に、不思議なモノで溢れている。 左足で右足を踏んでは上昇し、掌から火の球が出るなんてことは日常茶飯事。それは和歌子を長い間震撼させた。 「あの御方は、心身共に情念に身を任せているからこそ、世界の美しさを見ることができた、私ならきっと大丈夫なはずです」 彼女はあたりを散策し始めた。 周囲の全てを感じ、ゆくゆくは自分が見つけた美しさをすべて伝えたいと考えて。 そして、その時、彼女が見たのは—— 天宮の下で、楽しそうに遊んでいる少女。どんなに遠くにいても、彼女を大切に思う人は、つかず離れずいつも立って見守ってくれている。 郊外の端では、竜の尾を引いた少女が満身創康だったが、追いかけては手当てをしてくれる疲れ知らずの人もいた。 祭りの最中、酒場の隣には甘い香りが満ちていた。 「花はイ々に消え、火と光のよう。バビロンに独り 、限りない恋心を見る、花は世界に満ちる」 彼女はその中で、涙を流した。 「この愛がずっと続きますように——」 ***心を染め上げる 即興で詩を作るという和歌子さんの特技が目新しかったので、周囲は和歌教室を始めるように勧めた。 ということで…… [[ミョルニル]] :「空腹だ ヘルとご飯だ 蒸し鶏だ急に腹痛絶対ヘルのせい!」 [[マッドキラー]]:「米が好き 日々食べたいね 無きゃ辛い麻婆豆腐と合うこの世の美味なり!」 [[ヨームカンクス]]:「トウモロコシ とても美味しい1日1本1本じゃ足りないみんな植えよう」 「美しさが全くありません……これがバビロン?やはり変です、あ!私にも移った!?」 教室の騒ぎを見ながら和歌子は独り言を言い、数秒後、自分の頭をはたいた。 **元ネタ・考察 ※非公式の考察であり、情報の正確性を保証するものではありません。 -古今和歌集に収録されている和歌「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」と思われる。 -「様々なことが起こったという神代でさえもこんなことは聞いたことがない。一面に浮かぶ楓の葉が竜田川を鮮やかな紅に染め上げるとは」の意。 -百人一首の17番。作者は在原業平。