崩壊学園wiki
グロティール
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キャラの基本情報

- 誕生日 5月20日
- 身長 166cm
- 体重 46kg
- 3サイズ 75/56/76
- 趣味 武器、工具
辺境地域のとある神殿を守護する雑用天使。さまざまな工具の扱いに精通し、向上心を絶やさず、何事にも最善を尽くす。
一部の民衆から信仰されていたため、低い身分とは対照的に戦闘能力は非常に高い。しかし彼女自身は、その強さを「武器が次々とアップグレードされているせい」だと思っている。実際には、彼女自身が作った狙撃機関銃はほとんどの天使には使いこなせないのだ。
一部の民衆から信仰されていたため、低い身分とは対照的に戦闘能力は非常に高い。しかし彼女自身は、その強さを「武器が次々とアップグレードされているせい」だと思っている。実際には、彼女自身が作った狙撃機関銃はほとんどの天使には使いこなせないのだ。
絆ストーリー
殿手記
グロティールはほうきやモップの扱いに精通した雑用天使だ。
彼女は遠く離れた場所に建てられた神殿の日常清掃、供物回収、聖餐の配布を担当している。
神殿の附属物として扱われ、信者もいないため、雑用天使の力はとても弱く、自身の仕事をこなすだけで十分だった。
しかし、グロティールは自分の役割に誇りを持っていた。彼女は、自分の仕事を極限までやり遂げることができれば、雑用天使であっても何かを成し遂げられると信じていた。
その結果、彼女の神殿は常に清潔で、供物は時間通りに十分に揃い、聖餐も広く名声を得ていった。やがてグロティールが担当する神殿の所在地は、有名な観光名所、美食の街、神学交流の場となった。
神殿の一年に一度の主の祭典には、各地から食いしん坊、観光客、信者たちが集まり、神からの贈り物の盛宴を楽しんだ。宴には規律のない軍人たちも参加していた。
彼らは金欠と物資不足で窮地に立たされ、強盗を繰り返しながらここにたどり着いた軍隊だった。人々の悲鳴が響く中、神殿は一面の火の海と化した。どうしようもないことだった。
結局、神殿を守っていたのはただの雑用天使だったのだから。
彼女は遠く離れた場所に建てられた神殿の日常清掃、供物回収、聖餐の配布を担当している。
神殿の附属物として扱われ、信者もいないため、雑用天使の力はとても弱く、自身の仕事をこなすだけで十分だった。
しかし、グロティールは自分の役割に誇りを持っていた。彼女は、自分の仕事を極限までやり遂げることができれば、雑用天使であっても何かを成し遂げられると信じていた。
その結果、彼女の神殿は常に清潔で、供物は時間通りに十分に揃い、聖餐も広く名声を得ていった。やがてグロティールが担当する神殿の所在地は、有名な観光名所、美食の街、神学交流の場となった。
神殿の一年に一度の主の祭典には、各地から食いしん坊、観光客、信者たちが集まり、神からの贈り物の盛宴を楽しんだ。宴には規律のない軍人たちも参加していた。
彼らは金欠と物資不足で窮地に立たされ、強盗を繰り返しながらここにたどり着いた軍隊だった。人々の悲鳴が響く中、神殿は一面の火の海と化した。どうしようもないことだった。
結局、神殿を守っていたのはただの雑用天使だったのだから。
越冬記
主は私たちを守ってくれない。
主は自分の神殿すらも守れないのに、私たちを守ることなんてできるの?
兵士の略奪に遭った住民たちは信仰を失った。彼らは故郷を再建する勇気を失い、散り散りになって逃げるか、ただ黙って死を待つかだった。冬が訪れる頃、この地から人の声は聞こえなくなっているだろう。しかし、ほんのささいな出来事がすべてを変えた——
付近のがれきの片付けが終わりかけていた時、全身傷だらけのグロティールが廃墟の中から立ち上がった。彼女は落胆していなかった。栄えある雑用天使として、彼女にはまだ神殿を守る使命が残っている。もし神殿がなくなれば、神殿を再建するのだ。そして神殿を再建するためには、設計図の作成、建材の輸送、基礎工事、本殿の建設など、多くの人々の協力が必要だ。
そのため、彼女はスコップを手に取り、目の前にある残りのがれきをすべて取り除いた。同時に、皆を導いて故郷を再建していくのだ。雑用天使の協力の下、生存者たちは見つけた食料を集め、住居を建て直し、土地を耕した。こうして最初の冬を奇跡のように過ごした。
2回目の冬には、逃げて行った人々が徐々に戻り始めた。
5回目の冬、ここに再び村ができていた。
10回目の冬、新しい町ができていた。
15回目の冬——また敗残兵がやってきた。
主は自分の神殿すらも守れないのに、私たちを守ることなんてできるの?
兵士の略奪に遭った住民たちは信仰を失った。彼らは故郷を再建する勇気を失い、散り散りになって逃げるか、ただ黙って死を待つかだった。冬が訪れる頃、この地から人の声は聞こえなくなっているだろう。しかし、ほんのささいな出来事がすべてを変えた——
付近のがれきの片付けが終わりかけていた時、全身傷だらけのグロティールが廃墟の中から立ち上がった。彼女は落胆していなかった。栄えある雑用天使として、彼女にはまだ神殿を守る使命が残っている。もし神殿がなくなれば、神殿を再建するのだ。そして神殿を再建するためには、設計図の作成、建材の輸送、基礎工事、本殿の建設など、多くの人々の協力が必要だ。
そのため、彼女はスコップを手に取り、目の前にある残りのがれきをすべて取り除いた。同時に、皆を導いて故郷を再建していくのだ。雑用天使の協力の下、生存者たちは見つけた食料を集め、住居を建て直し、土地を耕した。こうして最初の冬を奇跡のように過ごした。
2回目の冬には、逃げて行った人々が徐々に戻り始めた。
5回目の冬、ここに再び村ができていた。
10回目の冬、新しい町ができていた。
15回目の冬——また敗残兵がやってきた。
立仰記
13回目の冬、ハンマーを手にしたグロティールの前に、神殿の基礎が美しい輪郭を見せていた。完成すれば、以前よりも壮大で華やかな神殿となるだろう。
しかし、グロティールは急にハンマーを下ろし、弓を手に取った。
神殿が壊れたのなら再建すればいい。しかし、戦乱は過ぎ去れば、もう二度と訪れないのだろうか?
そして、近隣の小国の軍隊が敗走してここへやってきた時、彼らを迎えたのはグロティール率いる民兵隊だった。鋭い音を立てる矢の雨が神殿の復活を宣言していた。この敗残兵たちは間違いなく幸運だった。なぜなら、次に強大な軍隊がやってきた時、彼らを出迎えたのは鉛の弾丸だったからだ。神殿をしっかりと守るため、グロティールは大洋を渡り、大量の火器を持ち込んでいた。
それから十数年、神殿の衛兵たちは侵入を何度も撃退した。グロティールは被害を受けた人をなだめ、悔い改めた人を許し、帰順する人々を受け入れた。
神殿とグロティールを中心に、寛容な国がゆっくりとできあがっていった。
グロティールは、自分はただの雑用天使だと主張していたが、皆は彼女を至高の神と見なしていた。いずれにせよ、神殿はもう戦乱を心配する必要がなくなったのだ。
グロティールはついに手に持っている銃を下ろした。冷たい突風が彼女の髪を乱していた。
しかし、グロティールは急にハンマーを下ろし、弓を手に取った。
神殿が壊れたのなら再建すればいい。しかし、戦乱は過ぎ去れば、もう二度と訪れないのだろうか?
そして、近隣の小国の軍隊が敗走してここへやってきた時、彼らを迎えたのはグロティール率いる民兵隊だった。鋭い音を立てる矢の雨が神殿の復活を宣言していた。この敗残兵たちは間違いなく幸運だった。なぜなら、次に強大な軍隊がやってきた時、彼らを出迎えたのは鉛の弾丸だったからだ。神殿をしっかりと守るため、グロティールは大洋を渡り、大量の火器を持ち込んでいた。
それから十数年、神殿の衛兵たちは侵入を何度も撃退した。グロティールは被害を受けた人をなだめ、悔い改めた人を許し、帰順する人々を受け入れた。
神殿とグロティールを中心に、寛容な国がゆっくりとできあがっていった。
グロティールは、自分はただの雑用天使だと主張していたが、皆は彼女を至高の神と見なしていた。いずれにせよ、神殿はもう戦乱を心配する必要がなくなったのだ。
グロティールはついに手に持っている銃を下ろした。冷たい突風が彼女の髪を乱していた。
逐災記
風雨が激しさを増し、川の水があふれ、30年間起こらなかった大洪水が発生した。
洪水はこの国に深刻な被害をもたらし、多くの人々が終末の訪れを見たと言った。殺戮の天使シラが上空を旋回し、人々はグロティールの名前を叫んだ。しかし、彼女はシラを追い払うことも、洪水をすぐに収束させることもできなかった。
神殿の壁が崩れそうになった時、ようやく洪水が引き、生命の息吹がこの地に戻った。
グロティールは左官道具を持ち、皆と一緒にダムや他の防護設備を建てた。しかし、それでもまだ不十分だった。恐ろしい天災はいつまた訪れるか分からない。その可能性を完全に絶つためには彼女を倒すしかなかった。巨大な災いをもたらすと言われる殺戮の天使シラを。
グロティールは再び銃を手に取り、長い追跡の旅を始めた。シラの恐ろしさは広く知られている。彼女を倒すために、グロティールは自分の武器を強化し続け、威力、射撃速度、命中精度、弾薬容量を最大化させた狙撃機関銃を作り上げた。彼女は道中、救いようのない悪人たちを数多く倒したが、強大なシラを倒すことはできなかった。
やがて、シラがバビロンに逃げ込んでほどなくすると、グロティールも彼女を追いかけてバビロンへやってきた。
洪水はこの国に深刻な被害をもたらし、多くの人々が終末の訪れを見たと言った。殺戮の天使シラが上空を旋回し、人々はグロティールの名前を叫んだ。しかし、彼女はシラを追い払うことも、洪水をすぐに収束させることもできなかった。
神殿の壁が崩れそうになった時、ようやく洪水が引き、生命の息吹がこの地に戻った。
グロティールは左官道具を持ち、皆と一緒にダムや他の防護設備を建てた。しかし、それでもまだ不十分だった。恐ろしい天災はいつまた訪れるか分からない。その可能性を完全に絶つためには彼女を倒すしかなかった。巨大な災いをもたらすと言われる殺戮の天使シラを。
グロティールは再び銃を手に取り、長い追跡の旅を始めた。シラの恐ろしさは広く知られている。彼女を倒すために、グロティールは自分の武器を強化し続け、威力、射撃速度、命中精度、弾薬容量を最大化させた狙撃機関銃を作り上げた。彼女は道中、救いようのない悪人たちを数多く倒したが、強大なシラを倒すことはできなかった。
やがて、シラがバビロンに逃げ込んでほどなくすると、グロティールも彼女を追いかけてバビロンへやってきた。
入バビロン記
「きれいなお姉さん、落ち着いて。まずは私と一緒にお茶でもいかが?」
銃口を向けられながらも、からかうような口調で話す目の前の神格を見て、グロティールはゆっくりと恐ろしい狙撃銃を下ろした。このヨーコという少女にはたしかに悪意がないと、彼女にも感じられた。そして彼女の銃はもう構えられなくなった。——なぜなら、ここにいるほとんどの人に悪意がなかったからだ。シラでさえも。
グロティールはすぐに分かった。口下手なシラは災いの中心で魂を導いているだけであり、災いの発生を防ぐことができれば、シラは来ないのだ。
それならば、どうすれば災いを防げるのだろうか?グロティールは戸惑ってしまった。ちょうどそのとき、彼女はテュールという名の機械怪人に出会った。テュールと彼女はすぐに意気投合した。「私たちの名前はこんなに似ているし、あなたは私と同じようにカッコいい。だからあなたもすごくカッコいい機械アームを手に入れるべきよ!」
グロティールは断ろうと思っていたが、それこそが自分に必要な物だと気付いた。彼女はすぐにテュールに機械のことを尋ねた。テュールも快く受け入れ、さらに自分の友人たちを招き、一緒になってグロティールに建築や気象に関する知識を教えた。
ある程度学んだグロティールは、バビロンの皆のために建設工事を積極的に手伝い、自分が学んだ技術に磨きをかけていった。誰かに何者なのかと聞かれるたびに、彼女は誇らしげにこう答えた。
私はグロティール、雑用天使よ。
銃口を向けられながらも、からかうような口調で話す目の前の神格を見て、グロティールはゆっくりと恐ろしい狙撃銃を下ろした。このヨーコという少女にはたしかに悪意がないと、彼女にも感じられた。そして彼女の銃はもう構えられなくなった。——なぜなら、ここにいるほとんどの人に悪意がなかったからだ。シラでさえも。
グロティールはすぐに分かった。口下手なシラは災いの中心で魂を導いているだけであり、災いの発生を防ぐことができれば、シラは来ないのだ。
それならば、どうすれば災いを防げるのだろうか?グロティールは戸惑ってしまった。ちょうどそのとき、彼女はテュールという名の機械怪人に出会った。テュールと彼女はすぐに意気投合した。「私たちの名前はこんなに似ているし、あなたは私と同じようにカッコいい。だからあなたもすごくカッコいい機械アームを手に入れるべきよ!」
グロティールは断ろうと思っていたが、それこそが自分に必要な物だと気付いた。彼女はすぐにテュールに機械のことを尋ねた。テュールも快く受け入れ、さらに自分の友人たちを招き、一緒になってグロティールに建築や気象に関する知識を教えた。
ある程度学んだグロティールは、バビロンの皆のために建設工事を積極的に手伝い、自分が学んだ技術に磨きをかけていった。誰かに何者なのかと聞かれるたびに、彼女は誇らしげにこう答えた。
私はグロティール、雑用天使よ。