極夜なる天輪聖王の輝廻槍

ポーラーナイト・ロンギヌス・チャクラヴァルティン


黄昏の聖槍」の亜種禁手

本来の禁手は「真冥白夜の聖槍(トゥルー・ロンギヌス・ゲッターデメルング)」であるが、現所有者の曹操は「極夜なる天輪聖王の輝廻槍(ポーラーナイト・ロンギヌス・チャクラヴァルティン)*1」という禁手の亜種を発現させている。

槍そのものに変化はないが、曹操の背後に神々しい輪後光が生まれ、1つ1つに神器としての能力を付加させた「七宝」と呼ばれるボウリング球大の球体を7つ出現させて操作する(調整中であり、能力としてはまだ未完成なものがある)。
他の「禁手化」のような派手さがなく、静かに発動するのも特徴の一つ。

球体は全て同じ外見をしているため対処が難しく、よほどの実力者でなければ能力を打ち消すことができないうえ、1つ破壊された程度ならすぐに体から元通り出現させられる。
また、球体を形状変化させることもでき、槍のように変形させて相手を貫いたり、手のような形に変化させて物を運ばせることもできる。
また強力な力を持った個人と戦うときにはあえて「七宝」を展開させず、その余力を槍の聖なるオーラの強化に回すことも可能で、その際には「聖遺物」が弱点である悪魔はおろか他の種族であろうとオーラに掠っただけでもタダでは済まないほどの恐ろしげな極大の波動を放つようになる。

七宝(しっぽう)

輪宝(チャッカラタナ)
相手の持つ武器を破壊する。
相当な手練れでないと対抗できず、未完成だった頃のエクス・デュランダルも一度破壊されている。

女宝(イッティラタナ)
球体が放つ輝きに包まれた女性の異能を一定時間、完全に封じ込める。
相当な手練れでないと無効化できない。

馬宝(アッサラタナ)
自分又は任意の相手や物を転位させる。
所有者の意思で自在に転移でき、相手が龍王クラスでも抵抗できない。

珠宝(マニラタナ)
襲い来る攻撃を他者に受け流す。
球体の正面に生み出した黒い渦で攻撃を吸収して、新たに作り出した渦からその攻撃を放つ。

象宝(ハッティラタナ)
飛行能力を得る。
足元に球体を置くことで、自由自在に空中を移動する。
自分以外のものを浮遊させることも可能。

居士宝(ガハパティラタナ)
幻影で人型の分身を生みだし、従える者を作り出す。
分身を破壊されても本体や「七宝」にはダメージがない。
木場の「聖覇の龍騎士団」に似ているが、方向性は異なるらしい。
12巻時点では分身に己の技量を反映するには至っておらず、未だ調整が必要で未完成な能力だったが、真3巻では魔王クラスのソネイロンの目を欺けるほどの完成度になった。

将軍宝(パリナーヤカラタナ)
球体そのものを対象に直撃させ破壊する、ヴァーリ曰く「破壊力重視の球体」。
真『女王』すら破壊する威力があるが、「輪宝」と能力が被っているのが問題点とされ、曹操は「未完成で能力も曖昧」と語っている。

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最終更新:2023年04月12日 23:04

*1 転輪聖王の誤記ではない。