エクス・デュランダル

他の聖剣の力を高めるというデュランダルの特性を、正教会の錬金術師が研究した末に生みだされた合体聖剣。

この名称はゼノヴィアが付けたもので、エクスカリバー+デュランダルという安直な発想からのもの。

デュランダルの制御不能なオーラを外に漏らさないため、錬金術を用いてエクスカリバーを「鞘」に変えて被せることで力の受け皿とし、オーラを制御可能にしつつも2つの聖剣の力を相乗させてより凶悪な破壊力を生み出すことに成功した。
その改修の際にエクスカリバーデュランダルと同化して1つの剣となったが、7つの能力は失われることなくより進化している。
所有者であるゼノヴィアの合意があれば、聖剣使いの因子がなくても短時間だが能力の恩恵が得られるという特殊能力も獲得している*1

使う際には鞘の各部がスライドして変形し、その中からデュランダルの刀身が現れる機構になっている。
また、この鞘を展開して出てきた柄を引き抜けば、一時的に鞘を分離させて聖剣エクスカリバーの状態に戻すこともできるというギミック満載な剣となっている。
この状態での「デュランダル砲」は長さ15メートルもの聖なるオーラを相手へと叩きつけるという凶悪なものになっている。

当初は教会が保有していた6本分のみで鞘が作られており不完全だった。
オーフィスをめぐる戦いで曹操によって鞘を破壊され、エクス・デュランダルとしての機能を失い刀身にも大きなダメージを受ける。
その後、破片に戻った6本と譲渡された「支配の聖剣」を加えて天界で修復された。
全7本が融合した真のエクスカリバーデュランダルのハイブリッドとして完成したエクス・デュランダルは、形の変化こそないが以前とはまるで違うと感じられるほどの圧縮された濃密なオーラで覆われている。
さらにエクスカリバーの能力もそのまま使用できるようになった。
その多彩な能力で、曹操の禁手極夜なる天輪聖王の輝廻槍」ともいい勝負が出来るほどの強大な剣となっているが、ゼノヴィアは未だ全ての能力を使いこなせずその修行に苦労している。

デュランダルの本質を再確認して以降は真のエクスカリバーを分離して二刀の形で振るうようになり、極大の聖なるオーラを十字の形で飛ばす「クロス・クライシス」を編み出した。この技は、魂が半分だけ、なおかつグレモリー眷属からの攻撃を受けていたとはいえ、聖十字架と合体した邪龍八岐大蛇を一撃のもとに倒し、余波だけでフィールドに大きな裂け目を作り次元の狭間を覗かせる程の絶大な破壊力を誇る。

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最終更新:2022年05月31日 05:21

*1 ただし悪魔の場合は聖なる力から手を保護するために何重にも防御術式を張り巡らせるなどの対策をしないと触れられない。