平成15年発行「全日本居合道刀法解説」全居連会長池田隆先生著
「上体を前に屈し(腰を落とさず)、両膝をやや外前に披く様に屈げ、右手を以って袴の裾を左右に払うように捌き、左膝より床に着き、次いで右膝を着きて正座する。
正座せる時、両足は両足拇指を重ね、座する事。(両足を深く重ねてはならない)そして両足底部の上に腰を置く。
両膝の間は緩く一拳位開ける事。即ち両膝が両肩の線より外に出ざる様にする。
両手は、両手の付け根の部分を、座して折りたる大腿の根元より一拳くらい前の大腿上面に置き、両手指を揃えてその指先を大腿内側下方に向け、八の字形に置く。(左右均等に置く)
両脇を、生卵を挟む心地にて締め、肩怒らさず肘張らず、両肘を後に引く様にして両手を置く。
背筋を伸ばし顎を引き、頚椎を真っ直ぐに立てる。目線は3m位前方に落とす様にし、八方活眼の目配りを取り、且つ丹田に力を入れ意識を集中し、内に裂帛の気魄を漲らせ座する事大切である」
最終更新:2011年08月17日 00:35