[生半文士の幻想入り]

[結城の裏の人]

動画リンク

一話


ADV&ノベル形式
7/7現在、本編1~7話+番外編全4話。
1話が5月末うpなのを考えると、更新ペースは早い方だと思われる。

(あらすじ)
家族の墓参りの帰り道に幻想入りし、無縁塚で映姫と出会う。
厚意で神社まで護衛してもらえる事になるが、みすちーに攫われ速攻はぐれる。
その後、流れで店員兼非常食として屋台にお世話に(屋台での日々を綴る番外編あり)
その後も映姫の元に向かうはずが天界に攫われたり
スペカと超でかい筆もらって天界から突き落とされたり
あややに拾われ永遠亭に向かったりと、絶賛迷走中。
生半文士の明日はどっちだ。

(システム)
1話はアイコンのみのノベル形式だが、
2話より地文ノベル+会話はADVの混合式に移行。
3話では会話ウィンドウを半透明へ修正、
4話より他絵師の協力により立ち絵実装。
その後同形式で1話を修正&OP追加など、
システム面でいろいろ試行錯誤を繰り返したが今は安定している模様。
微クロスの扱いが上手い&ところどころBGMカオス。

文章力はそれなりだが、地の文と会話文が独立しており読みやすい。
文字送りが若干遅いようにも思えるが、そこは好みか。
合間合間に挟まれる謎めいた回想?も気になるところ。
そしておまけに毎回エネコンが流れるのは、作者の趣味なのかー
前半の仕様の迷走を乗り切れば、後は安定して楽しめる作品だと思う。


特徴
一人称ノベル。
序盤の試行錯誤の末、地の文の時はサウンドノベル型で
会話の時は他人の立ち絵を使ったADV型となった。
東方キャラの性格及び設定は一般的な二次創作の範疇。
しかし、みすちー×小麦粉をはじめとする幻想入りカップリング実装等、クロス濃度は高め。

インターフェイス
★★★★☆
動画編集能力は高い。若干文字送りが速く感じられる時はあるが、致命的な欠点は見られない。
だが、様々な人の絵を一画面にごっちゃにしているせいで非常にちぐはぐな印象を感じた。

ストーリー
★★★☆☆
幻想入りの原因としてはスキマの次に多いであろう、
「森の中を歩いてたらいつの間にか幻想入りしちゃってたよ」タイプ。

しかし最初に出会うのがルーミアではなく四季映姫だったりと、序盤から個性が感じられる。
最終目標は博麗神社に辿り着いて外界へ帰ることのようだ。

幻想郷の住人達に次々と出会い、或いは襲われ拉致され、幻想郷各地を転々としている。
よく言えば起伏に富んでいるが、悪く言えば東方キャラに振り回されているだけで主体性が無い。

画力
★★★☆☆
作者の地の画力は決して高くはないが、徐々に上達している様子。

文章
★★★☆☆
真面目に書いているところはそう悪くはなく、比較的読みやすい。
クセといったら地の文が若干途切れ途切れに感じる程度である。

ただ、いかんせんノリで書いたギャグが多い。
そのほとんどは使い古されたネタであり、ニコニコ動画にどっぷり使っている人にはウケはいいだろうが、
そうでない人にとっては寒さを感じるかもしれない。(少なくとも筆者はそう思う)
見る人の価値観や嗜好によっては星五つにも一つにもなりえそうなので間を取って三つ。
(あえて筆者の主観で書かせてもらうと星二つ)

音楽(選曲)
★☆☆☆☆
ひどいの一言に尽きる。場面ごとにてきとーに東方アレンジやヴォーカル曲他を垂れ流しているだけである。
あまつさえ、電波ソングまで乱用するフリーダム(悪い意味で)っぷり。
作者がエネコン大好きなようでかなりの頻度で流しているが、流石に作中では勘弁いただきたい。

総合
★★☆☆☆
随所に良い点と悪い点が混在している、色々な意味でカオスな作品。
ノベルの中では郡を抜いて個性的で、兎に角人を選ぶ。
波乱万丈で予測のつかない生半文士の冒険には目を見張るところがあるが、
高いクロス度数やカップリング、他人の絵を使ってのサムネ補正狙い等の
嫌いな人はとことん嫌う要素が少なからず見られるのでこの評価。
今後の展開と作者の成長に期待したい。

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最終更新:2008年08月22日 13:44