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主神の槍(グングニル) - (2011/12/20 (火) 19:08:13) の編集履歴(バックアップ)
騎士団長の
パターン魔術の理論にもこの伝承が利用されている。
元ネタから察するに、「投げると必中」であることなどから『射程距離』や『的確精度』が該当すると思われる。
2:
【種別】
霊装
【解説】
ブリュンヒルド=エイクトベルが完成を目指す、北欧神話中最強の武器の名を冠する霊装。
形状としては3メートルサイズの槍。
白兵戦で使うには大きいが、馬上・船上で使うにはやや小さい代物。
材質はトネリコの樹と、入念に熱処理した炭素鋼。
木製の柄に蛇のように複数の金属刃が絡みついており、突き刺すことも重さで潰すことも考慮されている。
その『帯に短し襷に長し』な外見により、明確な用途や戦法を一目で看破できない。
あくまで『主神の槍(グングニル)』として設計された霊装だが、
ブリュンヒルド自身が持つ『
聖人』の特性が割り込みを掛けてきており、
気付かない内に『
ロンギヌスの槍』の要素が入り込んでいる。
オーディンのみが扱えるとされる『最後のルーン』を世界そのものに刻むことで、
世界中の霊的・魔術的な力をこの槍に集める効果を持ち、完成さえすれば無尽蔵な力の供給を可能とする。
使用には
ワルキューレの資質を必要とするため、現状ではブリュンヒルドにしか扱えない。
ブリュンヒルドによれば、グングニルの有名な伝承である、
『投げれば標的を必ず貫く』・『どんな武器でも防げない』などの一見して統一性の無い能力は、
人にとって美味しい能力を後付けした結果であり、この槍の本質を見えなくしてしまっている。
彼女は、「全てのバラバラな能力は、天変地異に対する恐怖心の発露である」と解釈しており、
故にこの槍は、ありとあらゆる天候を完璧に操ることを可能とする。
また、大剣バルムンクを砕いた伝承から、『武器破壊』の能力も持つ。
これは、発動前に刃を引かなければ
七天七刀ですら砕かれてしまう。
その能力はすさまじいの一言で、
神裂火織と対峙した際には70%の出力であったにも関わらず、
落雷・マグマ・氷・塩害・暴風・爆炎・洪水などを自在に引き起こす。
原理としては、北欧神話の世界を形成した要素である、
『炎と氷と霜の魔術的記号』を組合わせることで様々な現象を生み出している。
3つの記号の組合わせという十字教の『三位一体』思想が意図せず反映された形であり、
神裂はそこを突破口とした。
ブリュンヒルドが敗れた後、解析されて新たな火種になる事を恐れた神裂によって破壊され、
連鎖崩壊した『最後のルーン』共々廃棄された。