【種別】
人名

【初出】
『超電磁砲』第九十九話


【概要】

脱獄トライアルの参加者の一人。
赤目に肩までかかる青緑色の髪の少女。
ピンクのセーターを着ているが袖がぶかぶかで、いわゆる萌え袖。

落し穴に驚いたり逃げようとして派手にズッコケたりと、
何故トライアルに参加したのか分からないほど気弱でトロい。

どういうわけか最終地の少年院内まで到達していたが、
そこで警備ロボに追われていたところを山城昭府に助けられ、彼と行動を共にする。
山城がリタイアした後はロボから逃げるうちに御坂と鉢合わせたりしたが、
特に目立つこともなくトライアルを終えた。

その正体は脱獄囚春暖嬉美の仲間。
彼女の役割はハッカー以外の参加者を剪定することであり、トライアル中の鈍臭さは全て偽り。

実力も隠していたらしく、能力で悪意を感知し呼び止めた山城をあっさり一蹴している。
嬉美と合流後は青星釣鐘との4人で何らかの目的を達成する為に行動する。

【性格】

本来の性格は正しい意味でのサイコパス。
人間は欲望や衝動に従えば「悪」となる生物と信じており、
本能に反する活動を行う「ヒーロー」は何故存在するのか、
何故そのようなことをするのかを知るために行動している。

守られる弱者を演じるよりも悪役として敵に回った方が「ヒーロー」の本性を引き出せると考え、
学園都市の数々の「ヒーロー」を倒してきた。
また、力なき正義は無力であり、痛めつけただけで信念が折れる者も、
自分に敗れるような者も偽物でヒーロー失格だと思っている。

合理と確率で物事を判断しており、戦闘でも虚実織り交ぜた論理的な立ち振る舞いをする。

【能力・スキル】

能力はレベル4の重力円環(グラビティスリング)
体内の任意の箇所に強力な重力を発生させることができ、自身に向かってくる物体の軌道を操ることができる。

袖の中には指先に装着する半透明の爪状の武器が隠してあり、
電撃を受けても戦闘を続行したりと身体能力も高い。

総合的な実力は非常に高く、学園都市の最新兵器「六枚羽」を単騎で墜とし、
レベル5である美琴と渡り合うほど。

【作中での行動】

さらわれた初春を助けようとする美琴と遭遇し交戦。
超電磁砲を跳ね返したり虚像で嵌めたりと優位な戦闘を展開したが、
最終的に自身もデコイにかかり、敗北した。

【口調】

一人称は「私」。
基本的には敬語で、語尾には「〜ですぅ」と付く事が多い。
弱者として振る舞う際によく「はわはわ」などと言っているが、
これは素であり本性を表した際でも驚いた時は内心で飛び出る。
例)「はわっ」「はわわ」
   「力無き正義は無力ですぅ」

最終更新:2020年11月12日 04:16