【種別】
通称

【初出】
超電磁砲第六十一話

【解説】
木原幻生が行った「もう一つの『絶対能力進化計画』により、御坂美琴が変化した姿。
雷神御坂の名は通称で、設定画では「Phase-NEXT(フェイズ ネクスト)」と表記されている。

ミサカネットワークに幻生が特製のウィルスをばら撒くことで溢れ出た正体不明の黒い力を、依り代の美琴に注ぎこの姿に変化した。

変化中の美琴に意識はほとんどなく、そのままでは自衛以外何も行動しない。作中では「心理掌握」で警策看取が干渉することで行動を行っている。

幻生曰く、レベル6になれるのはほんの一瞬で、なると同時に学園都市が消し飛ぶ余波を放ち破滅。
レベル6に至る過程としていくつかの変異段階があり、53%で美琴の人格は別次元のものに変質すると言う。

エース美琴対クイーン操祈によると、ミサカネットワークの莫大な演算能力で能力を無理矢理ブーストする事で変異しているらしい。
そのためこの巻では妹達の協力を得て、ある程度意識を持ったままこの姿に変化している。
ただ変異が進むたびに意識が内部に閉じ込められていっており、美琴自身も持って数分の自爆技と認識している。

作中では53%には至らなかったものの、それまでに三段階の変異を見せている。

  • Phase5.1
一回目の変異で、進捗度は2%程度。
まだ美琴の姿を保っており、髪の毛が逆立ち、2本の巻き角が生え、羽衣を纏う。

通常時の美琴の数十倍の出力を持っており、凄まじく威力と範囲が拡張された雷撃、磁力操作を行う。
ただし窓のないビルは破壊できず、幻想殺しでも打ち消すことができる。

  • Phase5.2
Phase5.1の頭の角が合体し、第三の目が発生。天使の輪らしきものと電熱の翼が出現する。

削板でも視認できない速度での電熱の翼による殴打を行う。

なお、はいむら氏のラフ画のメモに「腕に発生した圧縮したAIMと電熱化した金属で作った翼で戦う」とあるが、鎌池氏の公式設定でないことに留意。

  • Phase5.3
角が頭部から分離し、頭上に明確な天使の輪が現れる。
手足は電撃の翼のような見た目に変化し、
上半身は宇宙のようなものが映った影が大きく広がっている。

削板曰く「別の世界から来た力」、「文字通り『理解』のできねえモン」である黒球を生み出した。
この黒球は幻想殺しでも打ち消せず右腕を破壊したが、そこから出現した竜王の顎(ドラゴンストライク)によって喰われ消滅した。

黒球は美琴が呼びだしたものの制御できる力ではなく、意識が戻った際は黒球から溢れた何かに取り込まれそうになっている。

最終更新:2025年07月14日 17:29