【種別】
乗り物
【初出】
創約5巻
【解説】
学園都市で運用されている囚人護送列車。
通常の方法では輸送できない囚人を輸送するために使用される。
学園都市の刑務所や裁判所の地下にある、地図から抜け落ちた非公式の地下鉄ホームと非公式路線に沿って秘密裏に運営されている。
7両編成で、多くの列車と同様、機関車は一両目(先頭)と7両目(最後尾)に配置され、モーターと非常用バッテリーが搭載されている。
2両目と6両目の車両は、ガラスレーザー規格のドーム状対空光学兵器と対地攻撃ロケット砲をコンテナで固めた武装車両。
3両目は武装看守の待合室となっている。
つまり囚人を運ぶのに使われるのは4両目と5両目のみ。
列車は複合装甲で保護されており、側面の厚さは200mm、最も薄い屋根では120mm、先頭部分の厚さは800mm を超えている。
列車というよりもシェルターに近い分厚さで、これ以上の重量は車輪やレールを損傷する可能性が高いと言われている。
現に
デリバリーゴーラウンドと衝突事故を起こした際、この列車は全速力で衝突したが、先頭部分は押しつぶされたものの、運転室は致命的には押しつぶされず、他の車両は比較的無傷のまま残された。
通常のATS管理よりも手動制御が優先されており、また、空気ブレーキや電磁ブレーキなどの複数の安全装置も備えている。
仮に列車が衝突した場合および脱獄が発生した場合にも、脱獄警報が各所に送信されるように設定されている。
内部の囚人は手錠、足かせ、その他拘束具をつけた上で、動物を輸送するために使用される檻に似た車輪付きの檻の中に収容され、輸送される。
また、運転手たちはズボンの両側のホルスターに、それぞれ非金属製の手錠と、5発入りのリボルバーを携行している。
本来列車のメンテナンス費用や年に数回しか使用されないことを考慮すると、運行は石炭代わりに札束の山を投げ込んでいるような物だが、それでも運行されるのは上層部が凶悪犯の安全かつ確実な輸送にコストに見合う価値があると考えている証。
なお、列車は襲撃するのが最も簡単な乗り物の一つであり、ルートを事前に知っていれば線路の一部を除去して簡単に脱線させることができる。
それでも運転手たちに「安全で信頼できる」運行をするように指示する上層部の真の意図は、何があろうが目的地まで全速力で前進し続けることで、たとえ襲撃者が囚人を開放しようとしても乗者している人間全員が事故で死亡するだけなので無駄だというメッセージを送ること。
つまり乗員は非常時には中の囚人諸共死ぬことを言外に告げられている。
そのため、オーバーハンティングを運転すると通常の給料に加えて高額なボーナスが得られ、たった1本30分の運行で運転手はクルーザーを購入するのに十分な収入を得ることができる模様。
12月29日の運行における先頭車の運転手は、新人の
祭場(未編集)と、少なくとも10年間鉄道で働いていた年配の女性運転手の2人。
この女性運転手は鉄道愛好家で、装甲列車の希少性のためにこの仕事に就いていた。
しかし
何らかの妨害により制御不能となり、
デリバリーゴーラウンドと衝突事故を起こす。
その強度により運転手含む乗員は全員無事だったものの、壊れた檻と車体から囚人が脱走し、創約5巻の事件の引き金となった。
最終更新:2026年04月01日 11:36