785 :■■■■
十四日目
闇城「・・・」ソーッ
闇城「・・・」ジッ
闇城「ドアの外・・・問題なし」フゥ
闇城「昨日の一件もあって外には警戒を張るようになっちまったぜ」
闇城「またなんか知らん奴の襲来を受けるなんてこりごりだからな」ハァ
闇城「それに次壊しでもしたら・・・学校退学を命じられるかもしれん」
闇城「あれ? て、ことはもし狙われてると仮定するならば寮にいるのまずくね・・・?」
闇城「ここに損害が出ないよう・・・外出すべきだ。そうだそれがいい!」
闇城「――――って。なんで、襲われる前提なんだよ、俺」
闇城「少し考え過ぎだ。いかんいかん」
闇城「何かして気を紛らわさなきゃな」
>>786
どうする?
1 外出(場所も指定)
2 その他
3 破輩の手伝いに
4 美坂と遊園地に
786 :■■■■
4
787 :■■■■
闇城「そうだ。今日は美坂と遊園地でも行こうかな」
闇城「約束も果たすことになるし、たまにはこういうのもいいだろう」
prrrrrr...
美坂「はいもしもし」
闇城「ああ、もしもし。美坂か? 俺だ、闇城」
美坂「ああ降魔さん。どうしたんですかこんな朝っぱらから」
闇城「いや、前に言ってた遊園地って今日じゃダメかなって思って?」
美坂「え・・・? あれ本気にしてたんですか」
美坂「どうせ降魔さんのことだから、私のことなんかすっかり忘れて違う子と遊びほうけているかと思いましたよ・・・」
闇城「はは・・・素直に否定出来ないのが悔しい」
闇城「とにかく、遊園地だ遊園地! たしか第六学区にそんあ感じのレジャー施設があったはずだろ? その入口前に集合な」
美坂「もう・・・勝手に話を進めないでください。せめて私の予定を聞いてください」ムウ
闇城「ん? なんだ。用事あんのか」
美坂「別に・・・ないですけど」ボソ
闇城「じゃあ決まりだ。10時ジャスト、遅れた方は待たせた者のいうことを何でも一つ聞くこと」
美坂「え・・・ちょ」
ツーツーツー
美坂「もう・・・ほんと自己本意な人なんですから」フゥ
788 :■■■■
☆ 遊園地前
闇城「ふむ・・・張り切りすぎて30分前に来てしまった」
闇城「さすがに美坂はきてないよな」ハハ
闇城「・・・ん? あそこにいるあいつは?」
>>789
789 :■■■■
鉄砲町
790 :■■■■
鉄砲町「・・・」ヒョコ
闇城「えッ!?」
闇城「なんでお前が・・・? 鉄砲町・・・ッ」
鉄砲町「・・・」カチカチカチ
from 鉄砲町
sub 約束を
果たしに来た。
丁度貴方を見かけたから先回りしてここにいる
闇城「・・・約束って、なんだよ」
791 :■■■■
from 鉄砲町
sub それは
お金を返しに来た
千円
闇城「・・・ハッ・・・ハハ」ジワ
闇城「そうだったな。お前に返すように言ったもんな」
闇城「畜生・・・雨でも降ってきたのか? 目が霞んでよく見えねえ」
闇城「もっと近づいて、その姿を俺に見せてくれ。俺は確信したいんだよ。お前が本当にここに存在することを・・・ッ」
鉄砲町「・・・」カチカチ
from 鉄砲町
sub 無理だよ
これで私と貴方を繋いでいた線は切れることになる
だから・・・もうこれ以上は近づいちゃいけない
792 :■■■■
鉄砲町「・・・」スッ
闇城「お前・・・」
差し出された一枚の札はしわくちゃで、薄汚れていた。
それを掴む鉄砲町の手もまた同様に、目立つ裂傷、火傷痕、骨と皮だけのようにか細い。
闇城「こんなもん・・・受け取れるかよ・・・!」ギッ
鉄砲町「・・・」カチカチ
from鉄砲町
sub ごめん
こんな汚いお金じゃ怒るよね
でも、頑張って頑張って見つけたお金だから受け取って欲しい
闇城「だから・・・そうじゃなくて!!」
闇城「この金を俺が受け取っちまったら・・・お前はどうなるんだよ!? その成じゃまともな生活も遅れてないんだろ!?」
考えればわかることだった。
こいつは裏の仕事でかろうじて生きていけるような状況だったんだ。
つまりその裏からも切り離されてしまえば、こいつの生きていける場所は表にも裏にもなくなる。
金なんて稼ぐ手段も残されていないんだろう。
そんな状況を作り上げちまったのは誰だ・・・?
この少女をここまで追い詰めたのは誰だ・・・?
鉄砲町「・・・たし、・・・・はッ」
鉄砲町「ゎ・・・たしは、大丈夫だから」ニコ
なんで笑えるんだ。
そんなに苦しいのも、哀しいのも。
すべては俺が作り出したものだっていうのに。
なんでその俺に向かって笑っていられるんだ・・・?
鉄砲町「・・・」
793 :■■■■
闇城「・・・駄目だ。受け取れない」
鉄砲町のハイライトを失った瞳が悲しげに揺れた気がする。
だけどそのあと小さく微笑んで、
鉄砲町「・・・また、来る」
鉄砲町「今度は・・・ちゃんとしたのを・・・持ってくるから」
闇城「・・・おい! 待てよ」
闇城「待てよ・・・」
追おうとした。
けれど、俺にはこの後に美坂との用事が控えている。
鉄砲町を追うことは彼女をないがしろにしていい口実にはならない。
闇城「・・・ああ! 何で俺は、こうももたもたしてんだよ!」
美坂「お待たせしました。降魔さん!」
美坂「早いですね。まだ15分以上待ち合わせの時間ありますよ」
美坂「・・・どうか、したんですか?」
闇城「あ、ああ。いやなんでもない。おっす美坂」
美坂「おはようございます」ペコ
闇城「どうする・・・今追えば間に合うけど・・・」
>>794
どうする?
2 追わない
3 鉄砲町を捕まえて三人で遊園地
4 その他
794 :■■■■
4 豊胸ストレッチ仲間の誰かと遭遇
795 :■■■■
美坂「それじゃ・・・行きましょうか///」
美坂「あはは・・・なんか私すごくドキドキしてます。あ~久しぶりの遊園地かぁ・・・楽しみだなぁ」
闇城(この様子でドタキャンを持ち込むのは無理臭いな・・・)
闇城(また会いに来るって言ってたし・・・鉄砲町はその時にするか)
??「あれ? あれれ~? 美坂じゃない」
美坂「貴方は・・・」
鈴蘭「うふふ。まさかこんなところで会うなんて奇遇ね」
闇城「えーとこの(けしからん胸をお持ちの)方はどちらさまで?」
美坂「ストレッチ仲間の菜花さんですよ。プールで知り合ったんです」
闇城「そ・・・そのストレッチとはもしや」ゴクリ
鈴蘭「ええ。豊胸ストレッチですよ?」ウフ
闇城「ゴフッ!!」
闇城(いかん爆乳美少女が二人で胸を大きくするためにあんな事やこんな事・・・! 想像しただけで・・・!)ワキワキ
美坂「ああ・・・また降魔さんの悪い癖が」ジトー
796 :■■■■
鈴蘭「降魔さん?」
闇城「ドモ・・・」
鈴蘭「はは~ん・・・なるほどぉ」キラリン
美坂「な、なんですか! その察したような目は! 別にただの知人ですからね! それ以上でもそれ以下でもないです!」アセアセ
鈴蘭「へえ~ただの知人同士が二人だけで遊園地にね・・・うふっ」
美坂「普通です! 断じて普通です!」
鈴蘭「なら、闇城さんに聞いてみましょうか」
闇城「そこで俺に振るの!?」
鈴蘭「ええ。闇城さんは美坂のことどう思っているのかしら?」
闇城「え・・・そんな急に言われてもなぁ」ワシワシ
闇城「んーはっきりいうと。俺にとっての美坂は・・・」
>>797
闇城にとっての美坂とは?
797 :■■■■
闇城「フッ…ご想像におまかせしますよ」ニヤリ
801 :■■■■
闇城「フッ…ご想像にお任せしますよ」ニヤリ
鈴蘭「むぅ~。そう言われると更に気になる…」
鈴蘭「あ、だったら」ピコーン
鈴蘭「二人の関係を知るために、私もご一緒していいかしら?」
美坂「え…?」
鈴蘭「美坂にとっては知人の付き合いなんでしょ? だったら別に拒む理由はないわよね」
鈴蘭「ほら、知人の知人は知人って言うし!」
美坂「言いませんよ! 勝手にことわざめいたものを作らないで下さい!」
闇城「別にいいんじゃないか?」
闇城「人数は多いほうが楽しいし、鈴蘭さんとも仲良くなりたいしな」
闇城(それに両手に華ならぬ、両手に巨乳! こんなチャンスそうそうないぜ!)
美坂「ううぅー・・・降魔さんまで・・・」
美坂(確かにみんなでワイワイも良いですけど、今回は・・・今回だけは!)
>>802
美坂はどうする?
1 拒む
2 受け入れる
3 その他
802 :■■■■:2014/08/13(水) 23:32:36
この書き込みの秒数1の位が奇数なら1、偶数なら2
803 :■■■■
美坂「うーん・・・ううーん」グヌヌ
美坂「ハァ」
美坂「わかりましたよ。それなら好きにしてください。まあ、望んだ結果は得られそうにないですが」
鈴蘭「うふ。ごめんね美坂」ギュ
闇城「ッ//!?」
美坂「いえいえ大丈夫ですよ…って、何さりげなく降魔さんにくっついてるんですか!」
鈴蘭「えー? ダメなの? 交流を深めるためのスキンシップみたいなものよ」
美坂「スキンシップって、そんな大胆なものが・・・」
美坂「とにかく! 離れた離れたです!」
804 :■■■■
鈴蘭(うふふ、焦ってる姿もかわいいわね)
鈴蘭(だけど、その焦ってる理由には気づいてないみたい)
鈴蘭(おそらく、少なからず闇城くんに気があるんでしょうね? 見た目ならそこそこだし、何しろ優しそうだし)
鈴蘭(なら、私が先輩として背中を押してあげないと。理由に気づかせてあげないと!)ギュウウ
闇城(ちょ…腕に胸が)ムニィ
闇城(ヤバい・・・鼻血出そうだ)
美坂「ちょ! 何さらに密着させてるんですか」グイッ
闇城(左側には美坂が!? 完璧ホールドされたぞ!?)
ギュウギュウ
闇城「あ、あのーお二人さん? 色々とお胸の方がけしからんことに」
美坂「鈴蘭さんがやめれば私も止めます!」
鈴蘭「あら、私はこのままでも問題ないけど? なら、このまままわりましょうか」ニコ
闇城(まさか本当に両手に巨乳状態!? 願いはしたけどこう易々と実現すると逆に怖いんですが!)
闇城(それにこの状態・・・
第六天魔王に瀕死にされたときを思い出して)タラリ
闇城(冷や汗が止まらねえ! 巨乳に密着されることがトラウマになってんのか!?)
805 :■■■■
闇城「あはは・・・困ったな」
美坂「いってるわりに、口元がひくついてますよ」ジト
鈴蘭「フフ、素直なのね」
闇城(違う! にやついてんじゃないんだ! ひきつってるんだよ!)
闇城(ああ、まずい・・! 動悸が激しくなって視点が定まらねえ。オマケに脂汗もたらたら流れ出てきやがる!)
闇城(これは恋? ノー! トラウマによる精神異常だっ!)
806 :■■■■
美坂「じゃあ、最初はなに乗りますか? 私は特にないんで、降魔さん決めちゃって下さい!」
鈴蘭「んー・・・私はこの状態のまま乗れるアトラクションがいいな。例えばぁ・・・」
美坂「却下です」
鈴蘭「即答!? ひどいよぉ」
美坂「それで降魔さん。なにか希望はありますか?」
闇城「おう、そうだな・・・」
闇城(なんとしてもこの状況を打破せねば! だとすれば・・・)
闇城「俺は・・・」
>>807
何のアトラクションに行く?
1 ジェットコースター
2 お化け屋敷
3 しばらくこのまま
4 その他
807 :■■■■
暑いしスプラッシュマウンテン的な1
808 :■■■■
闇城「そうだな。こんな暑い日はなにか涼しいアトラクションに乗りたいかな」
鈴蘭「なら、お化け屋敷なんかどう? 涼しくなれそうよ」
闇城「い、いや~そういう涼しさよりももっと爽やかななにかですね」アセ
闇城(お化け屋敷なんて行ってみろ。この密着がさらにエスカレートして・・・! いかんいかん! さすがにこれ以上はぶっ倒れる!)
美坂「なら。あれはどうですか」ユビサシ
ドドドドドド
闇城「うわ・・・なんだありゃ。滝じゃんか。10メートル以上ある」
キャー
闇城「そして? 上からボートが! まさかそこから滝下りでもすんのか!?」
闇城「うわ・・・見てるこっちまで青ざめるな」
ドッパーン!!
鈴蘭「わあ。楽しそう。それに冷たくて気持ちよさそうね。あれなら途中で暑いからって脱ぐこともなさそう」
闇城「脱ぐ・・・?」
美坂「とにかく! あれでいいじゃないですか。ね、降魔さん」
闇城「ま、まあ俺はいけどよ。美坂たちはどうなんだああいう絶叫系いけるくちか?」
美坂「私は大丈夫ですよ。むしろ遊園地に来たんですからジェットコースターを楽しまなくてどうするんですか!」
鈴蘭「右に同じく~」
闇城「そうか・・・なら決まりだな」
闇城(神様・・・どうか事故りませんように)グッ
809 :■■■■
☆ 列最後尾
闇城「ん~。思ったより混んでないんだな」キョロキョロ
美坂「そうですね。意外です」
鈴蘭「おそらく、水にぬれるのが嫌な人が多いからじゃないかしら」
闇城「ああ・・・なるほど」
闇城「確かにすごい水飛沫だったもんな」
闇城「って二人はいいのかよ? 俺はともかく水に濡れちゃ困ることも多々あるんじゃないか女子は」
美坂「というと・・・?」
闇城「例えばブラウスが透けてブラが丸見えなんて・・・ハッ」
美坂「」ジトー
闇城「や、や、口が滑った・・・別に見たいわけじゃないんだ! ただそんな危険性があるというだけの話であって」
鈴蘭「ブラジャーが見えたからって特に困ることはなくないですか?」
闇城「え」キョトン
鈴蘭「だって、要は水着と同じようなものですよ? それに見えちゃいけない部分はちゃんと隠れてるんだから私的には特に恥ずかしがることはないと思うんですよ~」エヘ
闇城「えーと・・・もしかして鈴蘭さんて露出癖あり・・・?」ヒソヒソ
美坂「今更気づいたんですか。そうですよ・・・暑かったり服が汚れでもしたらひと目も構わず脱ぎ出します。巷では『真の脱ぎ女』として噂になっているんですから」ヒソヒソ
闇城「おいおい脱ぎ女ってまさか・・・ここで会うことになるとはな・・・。見た目清純そうなのに中身は・・・」ヒソヒソ
美坂「中身も清純ですよ。ただ常識感がずれてるだけで・・・」ヒソヒソ
810 :■■■■
鈴蘭「あら、どうやら次が私達の番のようね。ああ! なんかウキウキしてきちゃった」
美坂「とにかく、ここで濡れるようなことがあったら。遊園地というばで下着をさらけ出してしまいます」ヒソヒソ
美坂「降魔さんの能力なら着水と同時に展開することで、水飛沫から守ることが出来ると思います。なので・・・頼みましたよ」ヒソヒソ
闇城「いや、頼んだって言われても」
鈴蘭「早く行きましょう! 待ってるわ」ワクワク
闇城「あ・・・はい」
闇城(というかあなたもはしゃぎ過ぎでしょうに・・・)
店員「お客様は3名でしょうか」
闇城「はい。そうですけど」
店員「すいませんが一名様のお客様との相乗りとなります。ご了承願いますでしょうか」
闇城「ああ・・・はい」
美坂「席の順番どうしましょうか。前二人後ろ二人の四人がけボートですけど」
闇城「んー・・・じゃあ二人は後ろに座ってくれ」
美坂「いいですけど・・・鈴蘭さんの隣じゃなくていいんですか? ソッチのほうが水飛沫から守れると」
闇城「いや、美坂もできることなら濡れたくないだろ? なら俺が前で御史装甲を展開するほうが二人共守れると思うんだ」
美坂「そんなことまで考えて・・・ホント、変態なのか紳士なのかよくわからない人ですね、あなたは」フフッ
闇城「だから言ってんだろ。HENTAIという名の紳士だって」ニッ
811 :■■■■
闇城「よし、みんな席についたか?」
鈴蘭「はーい」
美坂「大丈夫ですよ」
闇城「んじゃ、このレバーを下げてっ・・・と」ガチャン
??「・・・」スッ
闇城「あ、どうぞ隣空いてます」
??「・・・」ペコ
闇城(一名のお客さんか。このアトラクション中だけとはいえ気まずくならなけりゃいいけど)
??「・・・」
>>812
誰?
812 :■■■■
813 :■■■■
鳥羽「どうも、お気遣いありがとうございます」
鳥羽「あれ・・・そこにいる方は鈴蘭さんじゃないですか」
鈴蘭「あ、鳥羽君だ。おはよう。こんなところで会うなんて奇遇だねー」
美坂「あれれ? お二人は知り合い何ですか」
鈴蘭「彼も風紀委員だからね、顔見知りって感じかな」
闇城(というか貴方も風紀委員なのかい)
鳥羽「どうも風紀委員第176支部所属の鳥羽帝釈って言います。鈴蘭さんのご友人の方たちですか。どうぞお見知り置きを」スッ
鈴蘭「もう、そんなかしこまらなくてもいいわよ。今は風紀委員内の上下関係とかはなしで行きましょう」
鈴蘭「闇城君も美坂もそういうこと気にする人たちじゃないから」フフ
鳥羽「そうですか・・・でも見た感じ皆さん俺よりも年上そうでしたのでつい」アハハ
闇城「鳥羽っちよ」
美坂「いきなり愛称ですか」
闇城「いいことを教えてやろう」
鳥羽「え・・・なんですか?」
闇城「耳を貸し給え」スッ
鳥羽「・・・はい・・・?」
闇城(美坂は・・・君と同じ中学二年生だ)ゴクリ
鳥羽(え・・・そんな、そんなバカな)ゴゴゴ
鳥羽(どう見ても、その、中学二年生の体つきではないでしょう・・・その・・・あの)
闇城(ああ、そうだな。あの胸を見ちまったら信じられねえよな。俺もあるときは偽乳かと疑った時もあった)トオイメ
814 :■■■■
鳥羽「なんというか・・・世界の広さを実感出来ました」ゴク
美坂「また降魔さんは・・・変なこと吹き込んで」ハァ
ドン!
闇城「おっと、ボートが進み始めたな」グラッ
美坂「渦巻状に登って行って最後に滝から落ちるようですよ」
闇城「それまではこのゆっくりなのが続くってわけね」
ゴトン・・・ゴトン・・・
鈴蘭「それで、鳥羽君は一人で来たの?」
鳥羽「ええ。せっかくの非番なのでリフレッシュも兼ねて」
美坂「やっぱ風紀委員って大変なんですか?」
鳥羽「ええ、そこそk」グラッ
プルンッ
鳥羽「・・・*・・叩*!///」カァァ
美坂「どうかしましたか?」
鳥羽「い、いえ何でも・・・」
鳥羽(ボートが揺れるのに連動して胸が・・・)
鳥羽(ああ、なんてところを見てるんだ俺は!)
鳥羽(くそ・・・同い年ということを意識してしまうとつい視線が・・・! いや、確かに似た例で
緋花さんの存在があるけど、彼女はあくまで支部内の仲間であって、こうしてほぼ面識のない一人の女性となると・・・)アワワ
闇城(クク・・・まだ青いな)
闇城(かくいう俺は密着されても理性を保つことが出来るまで成長できた・・・なんというか感動的だな)
815 :■■■■
鳥羽(闇城さんは・・・)チラ
闇城「・・・~♪」
鳥羽(すまし顔だっ! これだけ男の動揺を誘う戦略兵器が目の前にあるというのに、まるで意に介さない!)
鳥羽「あの・・・そう言えば三人はどうしてここに?」
鳥羽(気になる・・・闇城さんの余裕がどこから来るのか。どれだけ場馴れしているのか)
鈴蘭「うふふ、聞きたい?」
鳥羽「ええ、まぁ・・・少し」
鈴蘭「美坂と闇城君のデートに私がお邪魔しているの」
美坂「///ッ!?」
闇城「~♪」ブハッ
美坂「違いますよ! ただの知人同士の付き合いに・・・!」
鈴蘭「あらそうだったっけ~? ごめんなさい、間違えちゃった」テヘ
鳥羽「な、なんだ」
美坂「それにどうせ闇城さんのことですよ。私とデートなんてつもりはないでしょうし! 他のこともこんな付き合いたくさん持ってるでしょうし!」
闇城「いやちょっと待て!? その言い方だと俺がまるで遊び人みたいじゃねえか! 違うぞ俺はそんな尻軽じゃ・・・」
鳥羽「へ、へ~」
闇城(鳥羽っちの目が淀んでいる!? 変な誤解してないだろうな!?)
鳥羽(なるほど・・・そういうことでしたか。そういう関係を多数持っていればそりゃあ胸程度で動揺するはずもないですね)ズーン
816 :■■■■
ドドドドドド
闇城「つーかいつの間にか滝だ!」
美坂「え? いつの間に・・・!?」
グラッ
美坂「ちょ、あっ!待って、まだ心の準備が・・・」
鳥羽「ははは・・・」
鈴蘭「あらら~すごい高さね」
ドォオオオオ!!
闇城「やば・・・早く御史装甲を展開しないと・・・」
闇城「間に合うか・・・?」
ドッパーンッッ!!
>>817の書き込み時間により次の展開が決定
1、7 闇城・鳥羽 びしょぬれ
2、8 美坂・鈴蘭 びしょぬれ
3 闇城 びしょぬれ
4 鳥羽 びしょぬれ
5 美坂 びしょぬれ
6 鈴蘭 びしょぬれ
9 全員びしょぬれ回避
0 全員びしょぬれ
817 :■■■■:2014/08/15(金) 23:59:40
そういや闇城さんは焔火ちゃんも鳥羽君もなぜか一発で年齢見抜いてたなw
818 :■■■■
OPeyeの応用(胸のハリツヤまでも見分ける力)により年齢を見抜くということでここは一つ(震え声)
☆
闇城「・・・」ポタポタ
鳥羽「・・・」ビッチャリ
美坂「・・・」グッショリ
鈴蘭「ああ~気持ちよかったわね」ピチャ
鈴蘭「? どうしたのみんな」キョトン
鳥羽「いや・・・まさかこれほど濡れるとは・・・」
闇城「水飛沫ってレベルじゃないんだが」
美坂「もう・・・降魔さーん!」
闇城「スマンスマン! 予想以上に落下速度が早かったんだよ!」
鈴蘭「いいじゃないの。こんな体験早々できないわよ」ウフフ
鳥羽「なにさせても楽しそうですね、鈴蘭さんは」
美坂「も~最悪です。下着まで濡れちゃってますよぉ」
鈴蘭「なら」
グイッ
819 :■■■■
美坂「えッッ!?」
スッパー
鈴蘭「こうすればすぐに乾くわよ」ニコー
美坂「ちょ、・・・・/// ちょっと! なにしてるんですかー!! 恥ずかしいです! 上着返してくださいよぉ!!」ナミダメ
鈴蘭「大丈夫。恥ずかしいなら私も脱ぐから。それなら大丈夫でしょ?」
美坂「なにも大丈夫じゃありません! むしろ悪化しますから!!」カァァ
闇城「・・・!」
鳥羽「・・・!」
闇城「これは不可抗力だよな・・・俺は何もしていない。うん」
鳥羽「・・・」ポー
鳥羽「・・・ハッ!」
鳥羽「しまった。鈴蘭さんの脱ぎ癖が」
鳥羽「闇城さん! 何見とれてるんですか! 早く何とかしないと」
闇城「いやまあ、これは女子同士のデリケートな問題だ・・・これは当人たちに任せるのが一番じゃないか?」キリ
鳥羽「いや・・・そうかもしれませんが。なら俺達は何をすれば・・・」
闇城「こうやって見守ることだよ」
キャー カエシテー ホラ、シタモ... ソッチハダメー!
鳥羽(こんな状況でもどっしりと腰を構えている・・・)
鳥羽(なんなんだこの人・・・この落ち着き様は・・・!)
820 :■■■■
☆ 10分後
闇城「いやー日差しも強いおかげですぐ乾いたな」
闇城「なあ」
闇城「美坂・・・?」
美坂「・・・」ムスー
闇城「鈴蘭さんもちょっと水に濡れてテンション上がっちまったんだ。そう怒るなよ、な?」
美坂「別に怒ってないです」ムスッ
闇城(怒ってるじゃん!)
闇城「悪ノリのお詫びってことで鳥羽っちとアイス買いにいってるようだぜ? 美坂は何味頼んだんだ? 俺はやっぱ茶の国日本男児として抹茶を選んだが」
美坂「・・・」
美坂「見ました・・・?」
闇城「え? 何を?」
美坂「私の・・・下着」ボソッ
闇城「黙秘権はあるか」
美坂「ないです」キッパリ
闇城「なら見た」
闇城「その・・・なんだ。意外と大人びたものつけてるんだな」テレ
美坂「かっ・・・! 感想までは求めてませんから!!」
美坂「あ~・・・もう。ほんと・・・」ズーン
闇城「でも似合ってたぞ? ギャップ萌えと言うかなんというか、とにかく美坂のイメージとはまた違ってそこが」
美坂「フォローは逆に虚しくなるだけですから」
闇城「・・・す、すまん」
821 :■■■■
美坂「でも、わかりました。この下着は私のイメージとはあってなかったということですね」
闇城「ま・・・あな」
美坂「だったら、降魔さんにとっての私のイメージってどんな感じなんですか?」
美坂「・・・ううん」
美坂「私は・・・貴方にとってどんな存在なんですか?」
☆物陰
鈴蘭「フフ、ついに攻めたわね。美坂」
鳥羽「あの・・・アイス買うんじゃ・・・」
鈴蘭「それは後、今は二人きりのこの絶好のチャンスにどう動くか見るまで待機よ」
☆
闇城(いきなりどうしたんだ美坂!? 微妙に瞳がうるんでるし、そんな目でうわ目遣いされたら・・・!)
闇城(まさかこれが吊り橋効果的なものか? 変にドキドキする!)
闇城「・・・なんでそんなこと聞くんだ?」
美坂「私知ってるんですよ。この夏休み中、降魔さんの姿よく見るから。大体私の知らない人と話したりしてて」
美坂「その時、ふと思うんです。私は一体降魔さんの何なんだろうって」
美坂「私なんて大勢いる中の一人でしかないのかなって。そう思うとどこか虚しくなって」キュ
美坂「だから、知りたいんです。今日はそれを聞きたいと思っていましたから、今ここでもう聞いちゃいたいと思います」
闇城「美坂・・・」
闇城(俺にとっての美坂・・・!? いきなり言われても)
闇城(だけどその他大勢なんかの一人じゃないってことは確かだ。その誤解をとくためにも。なんか言わないと)
>>822
なんて言う?
1 大切な存在
2 妹みたいな存在
3 血の契約を結びたい存在
4 その他
822 :■■■■
4 おまかせ+下着キツそうだったな・・・
823 :■■■■
闇城「あのさ、」
闇城「俺はこういう時気の利いたセリフもきざったらしい言葉も言えないんだけどさ」
美坂「・・・」
闇城「これだけは言えることがあるんだ」
美坂「・・・はい」
闇城「下着・・・きつそうだったな」キリ
ボコッ!!
闇城「へぐぅうううッ!?」
美坂「ふざけないでくださいよ。私はまじめに聞いてるのに」プンプン
闇城「・・・いい右ストレートだった・・・」ゲフ
闇城「・・・でも、すこし表情柔らかくなったな。美坂はそっちのほうが似合ってると思うぞ」
美坂「え・・・?」
824 :■■■■
闇城「美坂はさ、色々と深く考え過ぎなんだよ」
闇城「俺にとっての何か? そんなもの決まってる。『大事な存在』だ」
闇城「変に周りと比べる必要はないんだ。美坂は美坂なんだから」
闇城「自信を持っていいと思う。自分が自分であることに。それに俺にとっての価値観に左右される必要もない。もしかしたら俺以上にお前のことを大切に思ってくれる奴もいるかもしれないからな」
闇城「あ~・・・なんかもっとうまいことを言いたかったんだけどな」ポリポリ
闇城「すまん。俺の貧しい語彙力じゃここまでだ。とにかく・・・俺の言いたいことわかってくれたか?」
美坂「・・・」
美坂「はは・・・なんというか」
美坂「予想してた答えと180度違っていました」
闇城「なぬっ!? そんなに的はずれなこと言ったか!?」
美坂「いえ・・・でもそれが、降魔さんらしくもあります」フフ
美坂「なんか本当に深く考えていた私が馬鹿らしくなっちゃいましたよ」
闇城「それは、つまり結果オーライということで?」
美坂「まあ、そういうことですね」ニコ
825 :■■■■
鈴蘭「おまたせ~買ってきたわよ」
美坂「あっ! もう遅いですよ! ちゃんとお詫びにトリプル買ってきてくれたんでしょうね」
鈴蘭「もっちろん~。ささ、闇城くんと分けて」
美坂「へっ!? 何で二人で分けるんですか?」
鈴蘭「それはもちろん。トリプルの値段は通常の二倍よ? さすがに予算オーバーよ」
闇城「お詫びに予算があるのですかい・・・」
鳥羽「すいません。俺が止めるべきだったんですが鈴蘭さんが聞かなくて」
美坂「もう、仕方ありませんね」
闇城「え・・・? まさか、まじでやるんすか」
美坂「別にいいんですよ? 降魔さんが食べたくなければ。私一人で食べちゃいます」ペロ
闇城「あ~待て待て! 俺だって食べたいよ! さすがに今から並ぶんじゃ体が沸騰しちまう」
美坂「なら、はい//」ズイッ
闇城「お、おう・・・」
闇城(美坂の舐めた跡・・・)ゴクリ
闇城(いかんいかん! 何を考えてるのだ俺は!間接キスを気にするなんて思春期真っ盛りの中学生じゃあるまいし・・・!)
闇城「じゃあ・・・一口」パクッ
826 :■■■■
鈴蘭「うふふ~・・・まさに青春て感じでいいわね」
鳥羽「自分としては胸にこみ上げてくる一抹の虚しさがありますが・・・」
鳥羽「でも、いい感じのままで良かったんじゃないですか?」
鈴蘭「何言ってるのよ。全然ダメでしょ」
鳥羽「そうなんですか?」
鈴蘭「あそこでは「恋人みたいな存在」って言ってもらわなきゃ。美坂も自分の感情に気づかないし、闇城君だって他の女の子に流れるかもしれないわよ」
鳥羽「確かに・・・結局はまだ友達って関係のままですもんね。それに闇城さんも交友関係広そうですし」
鈴蘭「よし、次のアプローチを考えるわよ、鳥羽君」ムム
鳥羽「はい! ・・・って、俺もですか?」エ?
鈴蘭「もちろんよ。どうせ一人で回るよりも頼もしい先輩と一緒の遊園地のほうが幾分楽しいでしょ?」
鳥羽「ははは・・・そうですね・・・有難き幸せです」
鳥羽(あれ? 俺は何のために一人で来たんだ?)
827 :■■■■
美坂「お、美味しいですか」ドキドキ
闇城「おう・・・」ドギマギ
美坂「じゃあ、あとはあげます。私はもう十分堪能しましたから」
美坂「その代わり。まだまだアトラクション乗って行くんですから途中で熱さでへばらないでくださいよ//」
闇城(もはや今の時点でヒートしそうなんですが)
闇城「オーケー。この闇城降魔に恐れるものなし! なんでも来い!」
☆ 数時間後
闇城「はぁ・・・」ゲッソリ
闇城「まさか、絶叫系マシン縛りで回ることになるとはな」
闇城「確かに、なんでも来いとはいったけど、寿命を縮めるのは勘弁だぞ」
闇城「というかなんだ。もはやいじめか?」
闇城「隣に座ってくる鈴蘭さんは妙に腕組んでこようとするし、それを見た美坂にはジト目で見られるし」
闇城「鳥羽っちに至っては終盤負のオーラ的なものが見え隠れしていた気が・・・」
美坂「おまたせしました」スッ
闇城「いや大丈夫。鳥羽っちと鈴蘭さんはまだトイレか?」
美坂「ああ、あの二人ならしばらく席を外すそうですよ」
闇城「えっ。なんでまた」
美坂「わかりませんよ。特に鈴蘭さんの考えることは」ハァ
美坂「とにかく、アトラクションに乗るなら二人で行きなさいとのことです」
闇城「んー・・・時間的には次が最後になりそうだな」
闇城「じゃあ最後は>>828にするか」
美坂「あっ! それいいですね。丁度私もそれがいいと思ってたんですよ」
>>828
何にする?
828 :■■■■
遊園地の定番・観覧車
829 :■■■■
美坂「ここの観覧車は学園都市を一望できることが売りですからね。やっぱ締めに乗らなくちゃ損ですよ」
闇城「おうそうだな!」
闇城(本音を言えば絶叫系マシンを回避したかっただけだが、喜んでるし良しとしよう)
☆
ガゴン・・・ギーン
美坂「はー・・・すごいですね」キラキラ
美坂「まだ中腹ぐらいなのにこんなに高い! うっわ~・・・綺麗」
闇城「美坂は高いところ大丈夫なのか?俺は少し足がガクついてるんだが」ガクガク
美坂「もうだらしないですね」フフ
美坂「ほら夜景が綺麗ですよ。建物から光が溢れて・・・まるで地上の星々です」
闇城「そうか? 俺としてはただの点にしか見えないけど」
美坂「もう少しロマンチストになってください」ビシッ
美坂「あ、ほらあそこ。多分あれってセブンスミストじゃありませんか?」
闇城「あ~・・・確かに言われてみれば」
美坂「なんか懐かしく感じます。私達あそこで出会ったんですよね」
闇城「そういやそうだな。いろいろありすぎてはるか昔のことに感じられるぜ」シミジミ
闇城「俺がたまたまぶらついてたら全裸の美坂が・・・」
美坂「何勝手に過去を捏造してるんです!? 私はそんな痴女じゃありませんよッ!」
830 :■■■■
闇城「そうだっけ・・・? 色々と記憶が曖昧になってるな」
美坂「色々あって、私が下着姿にされてるところを降魔さんが発見したんです」
闇城「はは、そうだったそうだった。しかし美坂はよく脱がされるな。なにかオカルトじみたものが関わっているように思えるぞ」
美坂「やめてくださいよ、もう・・・」
闇城「そうか、それで俺が美坂の胸が本物かどうか気になって、また会うことになったんだよな」
美坂「よく本人がいる前で堂々とそんなことを言えますね」ジト
闇城「いやー、あった瞬間に本性暴露しちまったから、美坂にはもうオープンで行こうかなと」ハハ
美坂「ふふ、呆れました」
美坂「それで、迷惑をかけたお詫びとして今こうして遊園地まで来てるんですよね」
美坂「でもそう考えたら・・・」
美坂「これが終われば特に私達の接点もなくなっちゃうかも」
闇城「そうだな」
美坂「・・・ッ・・・」
美坂「降魔さんは・・・スケベでエッチで煩悩の塊で」
闇城(それ全部同じ意味じゃね)
美坂「だけど・・・だけど。こうして一緒にいるととても楽しいです。なんか胸が・・・温かくなるんです」
美坂「私は・・・この温かさを失いたくはないです」ギュ
闇城「またまた深く考えやがって」
闇城「確かにさ、これが終われば一応関係はチャラになるかもしんねえよ? けど接点なんていくらでも作り出せる。美坂が俺を友達と思ってくれるならそれがもう接点だ」
美坂「降魔さん・・・」
闇城「だからさ、今更だけど友達としてよろしく頼む」スッ
闇城「友達なら、またこうして一緒に遊びに来ることも多々あんだろ」
闇城「だから。また、来ようぜ?」ニッ
831 :■■■■
美坂「そう・・・ですね」
美坂「私、降魔さんと友だちになります。なってあげます!」スッ
闇城「おう、よろしくな」ギュ
美坂「・・・はい」ニコ
そうですね。
私はどこか心のなかで焦っていたのかもしれません。
降魔さんがほっといたらどこか遠くへ行ってしまうんじゃないかと。
私のことなんて忘れてしまうんじゃないかと。
だから降魔さんの中で大きな存在となりたかったのかもしれません。
私がかけがえのない唯一になれば忘れられないで済むと思っていたんです。
だけどそんなことをしなくても降魔さんは忘れない。『大事な存在』と言ってくれた。
私はそれで安心ができた。
それに大きな存在になるにしてもその過程をすっ飛ばすことなんて出来るわけないんですよね。
美坂「まずは・・・友達から」
そう、これが私の第一歩。
私自身降魔さんの何になりたいのかはわかりません。
ですが、いずれ見えてくるのではないでしょうか。こうして友達として続けていくことで。
だから私はもう少しこの変態さんと変わりゆく自分を観察し続けていこうと思います。
美坂「これからもよろしくお願いしますね。降魔さん!」
十四日目 完
おまけ
鈴蘭「おかえりなさい。どうだった? 観覧車?」
闇城「高かった」
鈴蘭「それだけ? もっと他には・・・」
美坂「降魔さんと友だちになりました」エッヘン
鈴蘭「いやぁ、そんな誇らしげに言われても。というかまだ友達ですらなかったの?」
美坂「だから言ったじゃないですか知人だって。私の中では知人とは友達の一歩手前なんですよ」
鈴蘭「そ・・・そうなの」ハァ
鈴蘭(もどかしい! 何この二人! 亀もびっくりなスローペース!)
鈴蘭「まあ・・・いいわ。そんな二人に私からプレゼント♪」
鈴蘭「鳥羽くんと一緒に選んでたのよ。二人にぴったしの遊園地に行った記念」
チャラ・・・
闇城「これ・・・キーホルダー?」
鈴蘭「うん。ゲコ太とピンクゲコ太のセット。はい、1つずつどうぞ」
闇城「はあ・・・どうも」
闇城(あんまこういうもの買わないから使い道が・・・まあ寮の鍵にでもつけておくか)
美坂(私そこまでゲコタ好きでもないけど・・・)
美坂(あ、けどこれはもしかして降魔さんとおそろい?)
美坂「・・・」
美坂「ありがとうございます! 鈴蘭さん。 とても嬉しいです!」
鈴蘭「あら? 美坂はゲコ太好きだったの? 熟考して選んだかいがあったわ~」
闇城(なんだ? 今のテンションの落差は・・・?)
おまけ 完
最終更新:2016年01月29日 22:46