エイワス

【名前】

  • エイワス

【スペック】

  • 純粋な物理法則の世界に住む天使
  • 長い金髪で、頭上に天使の輪を持ち、白い装束を纏い、全身から青ざめたプラチナの輝きを放つ、長身で無機質な女性的な姿
  • 基本的には、他人の手で表層世界に召喚される

【能力・所持品】

自己防衛機能

アレイスターによって仕込まれた、自殺防止及び自己防衛機能。
  • 昏倒
現出の際に、任意で周囲の人間を気絶させる。外傷等はなく、起きる現象としてはヴェントの『天罰術式』に近い。
作中では、興味を持っていた一方通行以外の人間を気絶させた。
  • 変形機能
攻撃の威力・大きさ・射程が、相手の想像の10倍になる。実際にはアレイスターの術式『衝撃の杖』によるものである。
  • 復活能力
自身の弱点となる三角柱の物体を破壊された場合、通常は数年ほど出て来られない状態になるとされているが、実際に破壊されても、一時的に消えはするもののすぐ同じ場所に現れることができる。

不死身

エイワスは通常『純粋な物理法則の世界』に住んでおり、表層世界に召喚されることで行動している。このため、仮に戦闘して敗北した場合でも上記の世界に戻るだけであり、基本的にはまた召喚すれば帰ってくることができる。ただし、『カーテナ』による『全次元切断術式』が命中した場合など一部例外もある。また、敗北の要因によってはすぐに復帰できない場合もある。これについては短所の項を参照。

プラチナの翼

『輝きすぎるほど輝く翼』とも書かれる。光輝く翼を噴出して攻撃する。ホルスの時代の力であり、更に通常の物理法則とは異なる法則を持ち、『反射』が有効な状態の一方通行に一撃で致命傷を負わせた。また『衝撃の杖』と合わせることで、『幻想殺し』に対しても、打ち消しているにも関わらずその処理が追い付かずに壁に叩きつけられる程の威力となる。
一方通行のそれと同一のものと思われる。

説明できない力

説明できない力によって攻撃する。いつ、どこから、どこに、どうやって放たれるかわからないといった、オッレルスの『北欧王座』に類似した性質を持つ。
作中では、上条に対して距離がある状態で一度放ち、激痛を与えるとともに右肩の関節を外し『幻想殺し』の中に眠る『透明な力の塊』を引き出し、それを直接掴んで握り潰した。更にその後、大きく後ろに距離を取りつつ無理やり関節を直した上条に対して再度同じように放ち、上条は「受け止めても、何が起きたのかわからないのだから対策のしようがない」と漏らした。
またこの時行った『透明な力の塊』を握り潰すという動作は、オティヌスが行ったものと類似する。

地球外知的生命体説

エイワスは過去に、『聖守護天使』『シークレットチーフの真なる者』『ドラゴン』等の他『地球外知的生命体』と見なされたことがあり、その説に則った「地球という惑星から離れる程に力が開放されていく」という性質を持つ。
ただし作中では、この性質による補正を受けても剥き出しのエネルギー体であるエイワスでは、霊媒(アバター)を持つコロンゾンには及ばなかった。

魔道書の執筆

アレイスターに『法の書』を執筆する叡智を授けた超越存在であるエイワスは、自らの手で新しい原典となる魔道書を作成することができる。
作中では、ミナの右手を操り、ミナ自身を構成している魔道書原典『問答型思考補助式人工知能(リーディングトート78)』を、ルーズリーフの束に『黒猫祭祀秘録』として記述を書き写し、窓のないビルと共に消滅する運命にあった彼女を救った。
なお『黒猫祭祀秘録』は、のちにインデックスの『首輪』を制御する悪意のある記号を破壊し、「103001冊目の魔道書となると共にコロンゾンの制御から開放する」という形で、間接的にインデックスを救うキーアイテムにもなった。

隠身の術式

『黒き卵よ。その象徴にて見る者の五感を惑乱し、もって感覚領域における不可視を実行せよ』

エイワスが「目に見えない卵を、同じく目に見えない机の角で叩くような仕草」を行い、上記の口上を唱えることで発動する術式。自身及び自身と触れている者が、他者から認識されなくなる。
作中では、アンナの手を握って発動し、アレイスターの前から姿を消した。

天使エイワス

アンナの戦闘中に突如現出した、これまでの「何処かアレイスターを模したようなふわっとした姿」とは大きく異なる容姿に変化したエイワス。
具体的には、成人男性ほどの背丈の人型だが、体は鳥の羽毛のようなもので覆われており、両手指に鋭い猛禽の爪、白鳥のような大きな翼、歪な鷹のような頭部、その頭上に光輝く輪を持った姿をしている。また、その全身は半透明であり、蒼ざめたプラチナのような色彩を放っている。
この状態のエイワスは、
  • 瞬間移動
  • 猛禽の爪による距離を無視した攻撃
  • 白鳥の翼を振るう攻撃
  • 契約者(アンナ)への力の供給
等を行えるようになる。
ただし、上条は「その分だとエイワスも使っていないんだろ」と発言しており、アンナはその戦闘中エイワスの力を行使していない可能性もある。
なお、この姿のエイワスは作中で一切の言葉を発していないが、その詳細は不明である。

【短所】

  • 現出するためには『AIM拡散力場』が必須である。アレイスターは『ヒューズ=カザキリ』を核として用いる等して、『AIM拡散力場』を1ヵ所に集めて『儀式場』を作ることで、そこにエイワスを現出させている。よって、『ヒューズ=カザキリ』を形成する『ミサカネットワーク』の通信を遮断する等して『AIM拡散力場』を阻害することで、エイワスはその場所において自身の存在を維持できず崩壊を始める。
  • また弱点として、崩壊が起こった際に頭部の中心部に『核』となる三角柱の物体が現れる。エイワス曰く、ここを破壊されると、通常は数年ほど出て来られない状態になるとのこと。

【戦法】

  • 耐性と不死能力を盾に、地球を離れつつ説明できない力とプラチナの翼で攻撃を繰り返す。

【備考】

  • 『変形機能』はアレイスターの術式によるものであるため禁止。
  • 『天使エイワス』は現時点で強さが不明であり、既存の能力との併用が可能かどうかも不明のため禁止。
  • 作中において、インデックスは「エイワスが理論値のまま出てきたら…」と発言し、オティヌスが「ああ。元々は私のような『魔神』に対抗する目的で構築されているはずだ」と続けている。また地の文では、「全力全開のオティヌスを含む、全ての『魔神』を圧倒する目的で積み上げられてきた虎の子」と表現されている。これらの描写から、理論値の力を発揮した場合には『魔神』と渡り合える程の戦闘能力を有する可能性も考えられる。しかし、僧正がエイワスを『失敗作』と呼ぶ(これはアンナの掌の上という意味の可能性もある)、全ての位相を破壊できる=『魔神』を倒せるとは限らないこと等から、必ずしも戦闘能力で上回るとも言えない。
  • エイワスがその力をフルに発揮するためには、コロンゾンにおけるローラのような霊媒を必要とする。このため、インデックスの言う理論値のエイワス、すなわち理論上における強さがこの霊媒を得た状態という可能性も示唆される。ただし、現時点でエイワスがその状態で戦った描写は一度もないため、これは考慮しない。

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最終更新:2020年08月22日 19:49
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