ナレーション
追撃を逃れた
グラン=メルー帝国軍は、
城塞都市フヴァールにて
徹底抗戦の構えを見せた。
しかし、神聖帝国軍の迅速かつ
苛烈な攻撃の前に、
グラン=メルー帝国軍の戦線は
後退を繰り返すのみであった。
編成前
セルディック(左)「帝国本土に向かうにあたり、後方に
憂いを残したままにはできん!
帝国軍を一兵たりとも残すな!」
帝国軍守護騎士(右)「く、くそ。
もう城門を突破したのか」
「最後の一兵になるまで
抵抗をやめるな!」
ナジ(右)「おや、軍隊か?
まったく嫌だねえ」
「やつらは
俺みたいな小市民のことを
考えてくれないんだ」
「さて、もうちょっと残って
住人が逃げた家にでも
忍びこむとするかな」
シナリオ開始時
シナリオ中
左端民家前にアイギール待機
ナジ(右)「お? なんだ、お嬢ちゃん」
アイギール(左)「扉があいておったので
気になったのじゃが……」
「今、この街で戦いが起こっておる。
無闇に顔を出さぬよう
注意するのじゃぞ」
ナジ:「おお、言われなくても
その通りにするぜ」
「ところでどうだ、お嬢ちゃん。
一杯飲んでいかねえかい?」
アイギール「そんな暇はないわ。ただでさえ
人手が足りぬというのに」
「それにお嬢ちゃんなどと呼ぶな。
なれなれしい」
「妾には
アイギールという名前がある」
「……む、おぬし、
なんで旅装束なのじゃ」
ナジ「これが
俺のいつもの格好だからだな」
アイギール「つまり旅人なのか」
ナジ「そういうことでもあるな」
アイギール「……つまり
火事場泥棒というやつか」
ナジ「もうすこし人当たりのいい言葉を
使ってくれないか」
「そうだな……
何ものにも捕われない風。
それが俺だ」
アイギール「…………」
ナジ「眉間にしわ寄ってるぞ、
アイちゃん」
アイギール「アイちゃんと呼ぶな!」
ナジ「お嬢ちゃんと呼ぶなと言ったのは
あんただろう」
アイギール「もうおぬしが火事場泥棒じゃろうと
どうでもよいわ!」
「妾は他の家も見なければならぬ。
さらばじゃ!」
ナジ「なら俺も手伝ってやろう。
人手が足りないんだろ、
アイちゃん」
アイギール「何でそうなるのじゃ!?」
アルハンブラ⇔アウル
アルハンブラ(左)「どうも街中で戦うのって
苦手なんだよねえ。
加減が難しくて」
アウル(右)「それは分かるな。
外なら思いっきり
暴れ回れるからな」
アルハンブラ「いくらでも壊していいってなら
別だけどさ」
アウル「んなことすると、
神聖帝国軍は悪逆非道!なんて
評判悪くなっちまうだろ」
アルハンブラ「だよねえ。
ああ、いやだいやだ」
ルキア⇔ナジ
(※会話発生を確認。内容未記録のため保留。)
シナリオ終了時
セルディック(左)「これで何の憂いもない。
帝国本土へ向かうぞ」
ケイ(右)「まだ続けるおつもりなのですか?」
「中原から帝国軍を追い払った、
それで良いではありませんか」
セルディック「もちろんだ」
「帝国軍が二度と
攻め込んでくる気をなくすまで
叩かなければな」
ケイ「しかし……」
セルディック「ケイ、黙れ」
ケイ「…………」
セルディック「さあ、帝国に向けて
進軍しろ!」
最終更新:2013年07月09日 20:41