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2006/ 8/29 6:41 [ No.37906 / 39216 ]

投稿者 :
ja2047

安全区から摘発した敗残兵の殺害について、国際委員会は合法と判断していないと言う根拠をもう一つ挙げておきましょう。

「最後に、忘れてはならないことは、この事件はここ二週間にわたって続けられた一連の同様の行為のうちの一つにすぎないが、ただその主題が変じて、元兵隊であろうがなかろうが、とにかく元兵隊と認定されたものの集団虐殺となったということだ。ここは、捕虜の生命はさしせまった軍事上の必要以外においては保証されるという国際法の条文を語る場所でないし、日本軍もまた、国際法などは眼中になく、いま南京を占領している部隊の戦友を殺した人間に対しては復讐をすると公然と言明したのである。」「戦争とは何か 三章」『日中戦争史資料9』洞富雄編P47

上記の翻訳は意訳が過ぎるので、原文と拙訳を挙げておきます。
This is not the place to discuss the dictum of international law that the lives of prisoners are to be preserved except under serious military necessity, nor the Japanese setting aside of that law for frankly stated vengeance upon persons accused of having killed in battle comrades of the troops now occupying Nanking. [WHAT WAR MEANS: The Japanese Terror in China, H. J. Timperley, London Victor Gollancz Ltd, 1938, P58-59]
「ここは捕虜の生命は深刻な軍事的必要の状況下を除いて保証されると言う国際法の条文について、また、いま南京を占領している部隊の戦友達の公然と声明された復讐のために日本軍が国際法を無視していることについて、議論すべき場所ではない。」

「戦争とは何か」第三章の文では安全区委員は明らかに、敗残兵の処刑を「国際法無視」とする表現を用いています。

日本大使館宛の書簡では
「日本軍の合法的な処刑に抗議する権利はない」
と言う表現を取っているが、ここでは
「ここは日本軍が国際法を無視していることについて議論すべき場所ではない。」
となっているわけです。

いずれも、
「そのことについて深く問題にすることはしないが残虐行為であることは間違いない」
と言っているわけで、必ずしも合法か違法かを突き詰めて結論し、断定しているわけではないのです。同じことを、日本大使館宛の書簡では刺激的にならないように表現し、「戦争とは何か」では遠慮せず刺激的な表現で書いたと見るのが妥当でしょう。


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これはメッセージ37902deliciousicecoffeeさんに対する返信です

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