ひぐらしが無くなる頃に(主演・たまゆら)
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい
やめて、本当に痛いって、嘘じゃない大袈裟じゃ無いんだって
あかんって、それ死ぬってやめて、ごめんなさい、もうしません
さっきから隣の席の兄弟みたいな奴らがうるさい
兄っぽい奴が妹にふるぼっこにされている
何をしでかしたのか知らないが許してやれよ、そんなに謝ってるじゃないか
取り返しのつかない事ならなおさら許してやるべきだ
「何勝手に撮影してんだよてめぇ!」
「いやっ…ちょ、スレでね…ちょっと…頼まれ…ごぁぁぁぁ!」
凄いな、ありとあらゆる高等テクニックでフルボッコだ
しばらく見入ってると電車は目的地についた。
ここが、雛見沢…俺の新しい新天地…
ちゅる先生「転校生を紹介するっさ」
全員「ワオー」
た「たまゆらです、よろしくお願いします」
ちゅる先生「もう2人いるっさ」
全員「ワオーワオー」
ゆ「ゆきです」
男達「キャッホーイ!キャッホーイ!イィヤッホーイ!」
ゆ「で、こっちが兄の…」
俺「早速だが、このクラス全員、僕に釣られてみない?」
全員「…」
俺「…」
ちゅる先生「適当にめがっさ座るっさ」
た「あ、はい」
俺「俺、そこの女子密集地帯がいいんだけど」
ドゴォッ!
俺「げほっ…」
ゆ「うちら窓際に座ります」
何だかハードな兄弟だな
この学校の奴らはよく喋る
さっきから質問攻めだ
夜「どっから来たの?」
桃「何歳?」
眼鏡「彼女いますか?」
ちらりと窓際を見るとゆきちゃんが男子に質問攻めだった
ピ「いくつ?」
ス「女の子なのに強いね!」
雷「あれって空手?」
さらにその横では窓枠にU字ロックで高速されたゆきちゃんの兄が暴れていた
俺「何で学校にこんなもんがあるんだよ!おかしいだろ!!
そもそも転校生ってエロゲとかだったら初日に全ヒロインと顔見せイベントが普通あるだろ!!
何で誰も近づいてこないんだよ!
「大丈夫…?」ふと見ると1人の女の子が俺を心配そうに見ていたってテキストがあったりするだろこの状況!
何で誰も近づいてこねーんだよ!そこの転校生ぃぃぃぃ!ちょっと来いよ!」
俺の事を言ってるんだろうか
…何だか、子犬なのか獣なのかわからない目で見てくるので行ってやる事にする
た「えーと…」
俺「あ、俺。ゆき兄、早速なんだけど…これを外して欲しい」
た「とても、僕には外せそうにないんだけど」
俺「やっても見ないでいうな!とりあえずやってみろ!」
カチャ
た「無理っす」
俺「せめてカチャカチャぐらい音を立てろよ!カチャで済ますなよ!諦めが早すぎる!」
うぜぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
カチャ…カチャ…
俺「そう、ゆっくりな」
た「こうですか?」
俺「ああ、そうだよ。いい感じだ」
た「…ここをこうすれば」
カチッ
俺「おおう!…いいぜぇ、もうちょっとでいけそうだ」
た「何か楽しくなってきましたww」
俺「そっちの趣味があるんじゃねーの?(泥棒の趣味と言いたいわけである)」
た「そうかもしれませんww」
俺「じゃあ俺でしっかり練習しときな(この状況でしっかり練習しときなと言いたいわけである)」
た「もうちょっと、ここを早くスライドさせたほうがいいんですかね?隙間とかできて」
俺「お、いいんじゃね?才能あるんじゃね?」
カチャカチャカチャカチャカチャ!!
俺「いいよ!いいよ!やっぱり早めにスライドさせるのがいいな!」
た「石鹸水とか流し込んだらどうですかね!?」
俺「お、頭いいな!すべりがよくなるだろうしやってみろ!」
どろー…
俺「よし!やれ!」
ぬっちゃぬっちゃにゅるにゅる
た「何か変な気分ですわ、異常に楽しいww」
俺「いいよいいよ!もっとだ!もっともっと!」
た「はいっ!…ん?」
気が付くとクラス全員が俺たちを恐ろしい物を見るような目で見ていた
いや、一部の男子は凄くうらやましそうにそうに見ていた
俺は無言でその場を離れた
俺「おいこらぁ!ここまでやって放置プレイにするなぁぁぁあぁ!!」
初日から俺のイメージは最悪に近い
帰り道、今日の出来事を思い出して鬱になっていると唐突に声をかけられた
この子は、確か…夜叉丸さん
夜「いやぁー、初日から飛ばした自己紹介だったねぇ、おじさん赤面しちゃったよww」
眼鏡(以下、め)「えっちなのはいけないと思うよ…」
た「いや、あれはそんなつもりじゃなくてね…」
夜「へぇ~?んじゃ私たちでもちゃんとヨクジョーするの?」
た「ブホッ!」
夜「んー?どうしたのかなー?意外とウブだねぇ」
た「げほっ…ごほっ…」
め「大丈夫かな?」
た「だ、大丈夫…」
そのあと、色々とからかわれながら何とか家へと辿り着いた
全く、変わった奴らだ…
俺「…皆、帰った…ゆきまで…」
俺「お腹すいた…窓枠にU字ロックで拘束されてるって
何か、俺最初っからクライマックスじゃね?
ここまで色々とあるべきほのぼのとガクブルとか色々飛ばしてクライマックスじゃね?
何か心無しかガソリンぶっかけられた気分なんだけどね、気のせいかな」
勿論、独り言である。
教室には他に誰もいないのである。
唐突にドアが開いた
俺「あ」
き「あ」
数秒の沈黙の後。
俺「助けてくれませんか、お嬢さん」
くるっ、すたすた
俺「行かないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!このままじゃ何かナタの峰部分で頭を殴られて流血するような気分なんだよ!
何かそんな気がするんだよぉぉぉぉ!だから今助けて!命あるうちに助けて!!お願いしまぁぁぁぁす!」
翌日のことだった
眼鏡が迎えに来てくれたので一緒に学校に行った。
教室に入るとまず目に飛び込んできたのは
虚ろな目で口元は半笑いでヨダレがちょっと垂れててU字ロックで窓枠に拘束されてるゆき兄だった。
俺「わーい…蝶々だ…おいしい食べ物もいっぱいだぁ…」
た「あ、これやばい…」
30分ぐらい鍵と格闘して救出してあげた
俺「俺、復活」
なぜか昼飯の弁当を勝手に食われた。
その後、あれから自分がどうやって一晩耐えたとか果ては幼少期の思い出まで細かく語られた
頭痛がしてきたので先生に言って早退させてもらった。
「病院に行ってくるっさ」と言われたので素直に病院に行く事にした。
病院と言うより豚小屋だった
医者に生気が無かった、半分ゾンビ見たいだった
小「ストレスから来るものでしょう…家に帰ってゆっくりしてればすぐ治りますよ…」
ト「先生もよくなりますよね~、何がそんなにストレスになってるんですか?」
医者の横にいた何か凄い太った看護士が言い放った。
小「何だろうねぇ…は、ははははははは(乾いた笑い)」
目線が看護士に収束してる。
何か、余計にストレスを感じたので早々に退散する事にした
明らかに医者の目が「行かないで、俺をこいつと2人きりにしないで」と言っていたが
看護士の「とっとと失せろ、邪魔者めが」という無言のオーラのほうが恐ろしかったので帰る事にした
さらに翌日。
放課後に夜叉丸に呼ばれた。
場には夜叉丸・桃花・きのこさん・ゆきちゃんがいた
何でも部活という名目でゲームをして遊ぶらしい。
何だか面白そうなので参加する事にした。
すると教室のドアをぶっ壊す勢いで飛び込んで来た奴がいた。
俺「万有引力と言えばニュートンにリンゴの木!
相対性理論と言えばアインシュタイン!!
ゲームと言えば…!そう、この俺だぁぁぁああああああ!!!」
勢いが付きすぎてドアの反対側にあった窓から落ちていった。
ジジ抜きで遊んでいる俺たち。
何だかこいつらカードの中身が見えてるかのようだ。
俺「とりあえず負けた人はおっぱいうpグェハァ!!!」
ゆ「黙れ」
頭から血をダラダラ流しながらジジ抜きに参加するゆき兄も凄いが
死人に鞭を打つような真似をするゆきちゃんも恐ろしい。
俺「フィニッシュッ!!」
そうゆき兄が言い放った。
すでにカードを持っているのはゆき兄だけだった。
見事なフィニッシュだった。
その後、23回ほど彼のフィニッシュを聞く事になった。
律儀におっぱいうpしようとして服を脱ぎだしてゆきちゃんにまた窓枠に拘束されていた
今度は上半身裸なので一晩持つんだろうか
帰り道で眼鏡と話していた
た「何だか、最近楽しいんだ」
め「え?」
た「引越してきて、本当によかったと思ってるんだ。まだ3日しか立ってないのに」
め「あはは、そうだよね。皆優しいもんね、私もそんな感じだったよ」
た「え?眼鏡も引越ししてきたの?どこから」
め「…それは秘密だよ」
た「え…」
め「じゃあね!また明日!」
た「あ!おい!!」
ひぐらしの鳴き声が響く
俺は、何か失言をしたんだろうか…
き「…ゆうくんとたまゆらが同時に転校してくるなんて
こんなことは今まで無かったのに…」
深夜。学校。
俺「へっくち!!!…うぁー…」
俺「昼はこれでもかというほど暑いくせに夜は冷えるんだからたまらねぇな
田舎ってこんなもんなのはわかってんだけどな…
砂漠なんか昼は灼熱地獄だが夜は氷点下だもんなー…」
ぺと
俺「ぺと?」
以下の2人の会話は普通の人には聞こえません
神「お前、今足音立てたろ」
え「立てて無いよ」
神「立てたろ!ゆき兄がぺと?って発言したじゃねーか!」
え「いや、神楽君が立てたんじゃね?」
神「俺じゃねーよ!」
え「掴むな!こら!倒れる!」
ドターン!!ガタタタタタ!!
俺「おっ?おっ?ポルターガイスト現象?…こぇぇぇぇぇぇぇえええええええ!!!」
神「ゆき兄めっちゃ気づいてるじゃねーか!!」
え「知らん知らん!!っていうか今の神君のせいだろどう考えても!」
神「人のせいにすんなよ!」
え「この状況でその理屈はおかしいだろ!!」(ビシッ)
神「たたいてるんじゃねーよ!」(ばしっ)
え「痛いだろ!」(どこっ)
神「てめっ…!」(ばきっ)
どすんばたん!どかっばきっ!べきっ!
俺「一体、俺の周りで何が起きているんだろう」
翌日学校に来ると
ゆき兄が「幽霊幽霊ごーすとごーすとふぁんとむふぁんとむうぇいぶ」と騒いでいた
誰も聞いてなかった。
今日も部活だった。今日は七並べだった。
相変わらずゆき兄も参加している。
止めまくって自爆していた。
今日は全員で一緒に帰る事になった。
ゆき兄だけペンギンのスーツを着ている、罰ゲームだ。
暑い、カバンが持ちにくいと連呼していた。
桃「電撃だっちゃ」
俺「アぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!!!」
桃花が電子ライターのパーツでゆき兄を攻撃している
ゆき兄には悪いが正直面白い。
夜「そういえばそろそろネタ流しの時期だねー」
た「ネタ流し?」
め「ネタ流しっていうのはね、この地域であるお祭りなの
1年間お世話になったネタに感謝しながらそのネタを川原で皆に披露するんだよ」
た「カオスな祭りだね…」
夜「んじゃ、今年もやるよ!
今年はたまちゃんにゆき兄にゆきちゃんもいるから…ネタ流し7凶爆闘!!」
た「うわ、だっせぇ」
俺「セブン・ゲームってタイトルにしたほうがいいと思います」
た「で、それは具体的に何をするんだ?」
き「要はお祭りで部活をするの」
た「ああ、なるほど!それじゃ負けるわけにはいかねーな!」
俺「究極のお祭り男と言われた俺の力を見せ付けてやるぜ!」
ゆ「…毎回、祭りの日って何かしら問題行動するよな、お前…」
た「ネタ流しか…楽しみだな…」
俺「ところで、今日きのこさんちに遊びにいってぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!!!!!!」
ゆ「帰るぞ」
俺「耳がぁあああああああああああああああああああああ!!」
剣「僕は剣三郎、フリーのカメラマンさ!
毎年雛見沢には豚…じゃなくて野鳥の撮影に来てるんだ!」
俺「なんだかすぐ死にそうですね」
剣「おや?君は夜叉丸ちゃんたちの新しい仲間かい?」
俺「期待のエースです」
夜「エースはこっち!」
た「どうも始めまして」
剣「やぁよろしくね!」
夜「まだ、売れないカメラマンやってるんですねぇww」
剣「ああ。それがね」
桃「何かあったんですか?」
剣「財界の大物さんがね、僕の写真を気に入ってくれてね
経済的に支援してくれたんだ…東京に帰ったら個展を開くんだ…
何かしばらく前から街の占い師とか色んな人から死相が出てるって言われてるんだけどね
絶対に生きて帰って個展を開くんだ…(夜空を見上げて)」
全員(これは死んだな)
ネタ流しは川原で1年の感謝を込めて1年間愛用したネタを披露する場。
勿論、強制というわけではない、やりたい人だけやればいい。
ゆき兄も何だか頑張ってたが周りには誰もいなかった
それでも必死に大声などで注目を集めようとしていて可哀想だった。
ちょっとピュアなDQNっぽい奴が尻に花火を挟んでホタル!とか言ってた
め「綺麗だね」
た「ブフゥォッ!!!!!!」
め「どうしたの?」
た「あ、あれが綺麗って…その眼鏡…度は合ってる?」
め「空だよ」
た「空?…あ、綺麗な星だね」
本当に綺麗だった。
しばらく時間を忘れていた
め「ずっとこうして一緒にいられたらいいね」
た「…そうだね」
手を繋いでみようかと思った。
そっと、手を…
俺「ちきしょぉぉぉぉ!誰も俺を相手にしねぇぇぇぇ!!」
今こそ、本気で思う。ゆき兄死んでしまえ。
変なカーテンのようなボロ布を持って半泣きのゆき兄が走ってきた
俺「ああ、お二人さん。ちょっと来てよ。ちょっと。」
た「なんだよ」
俺「ちょっとこのネタ見てよ」
布を頭からかぶってしゃがんだ。
何かと思ってたら
俺「おはぎ!」
時が停止した。
全員、上機嫌だった。
俺とゆき兄以外は。
俺「おはぎ…ゆきにはウケたのにな…」
まだ、ブツブツ言ってる。というかいつまでそのボロ布を持ってる気なんだ。
き「あ、剣三郎だ」
夜「トンカツも一緒だ…」
ト「あらあら、皆お揃いで」
剣「やぁ皆、お祭りは楽しかったかい?」
夜「2人で何してたんですか~?小川先生にチクっちゃおうかなー?ww」
殺気が吹き抜けた
夜「ごめんなさい…」
剣「まぁ落ち着いて、トンカツさん。」
ト「ちょっと大人げなかったかしら…」
ゆ「この辺の流れをよく覚えてないから、本当は覚えてるんだけど流れ的にお前を部活に参加させれなかったから
さっさとシャツをこっちによこせ!早くしろ!!」
剣「え?ちょ…ああん!」
君のことは忘れない 夜叉丸
お疲れ様です 眼鏡
今年で最後と思うと寂しいです 桃花
役立たず きのこ
フラグには気をつけましょう たまゆら
笑顔がウザい ゆき
凄くペペロンチーノです ゆき兄
剣「皆…ありがとう!絶対また来るよ!」
俺(どういう精神構造なんだ?こいつ?)
た(ゆき兄が言える立場じゃないだろ…)
夜「それじゃあとはお二人で楽しんでくださいww」
剣「おいおい、いやだなぁ…じゃあ、行こうか…トンカツ(下の名前呼び捨て)」
ト「クスクス…挑発かしら?」
これ以上、この場に留まると精神的に死にそうなので俺たちは逃げだした。
翌日。学校でいつものように部活をしていると先生に客が来てるっさ!と呼び出された
外に出ると筋肉むきむきの男がいた。
腹「いやぁ~、すいませんねぇ、わざわざ出てきてもらって」
た「誰なんですか?」
腹「怪しいものじゃありませんよ」
見せられたのは警察手帳だった
た「…警察」
腹「ちょっと、お話がありましてね…いやいや、すぐに終わりますよお手数はおかけしません」
た「一体何なんですか…」
腹「…昨夜…透過さんとりーちゃんがお亡くなりになりました」
はい?
た「誰ですか?」
腹「昨日、あなたたちが最後に会った2人ですよ」
た「いや、知りませんけど」
腹「嘘はいけませんよ?しっかり目撃されてるんですけどねぇ~?」
た「いや、本当に知らないんですけど」
腹「…?」
た「…」
腹「…参ったなぁ…」
た「あの、もういいですか?友達待たせてるんで」
腹「…ああ、すいません…どうぞ…」
何だったんだ、あの人は
教室に戻るとゆき兄が喋ってた
俺「何か俺のおはぎネタで爆笑してた女の子がいたのよ、ハリセンボンの細い方に似ててね
一緒にいた男のほうはけっこうなイケメンだったんだけどね、何かぎこちないカップルだったねー」
またお前のせいか。
やっぱりお前のせいなのか。
き(何故か…全く関係無い人が死んだ…
今回は色々とおかしい…一体どうなるの…?)
皆で帰ってるとスポーティーな自転車に乗った剣三郎が向かいから来た
アレだけ死亡フラグ立てたのに、なぜ生きてるんだろう
剣「やぁ…皆…」
夜「何だか元気が無いですよ~?」
剣「あの後…お偉いさんから電話かかってきてね…
君の写真には未来が無いからやっぱ個展やめよう…ってね」
なるほど、死亡する前に死亡フラグが破壊されたから
死なずに済んだのか、不幸中の幸いだったんだな。
め「これからどうするんですか?」
剣「しばらくトンカツと一緒にここにいる…」
夜(小川先生、泣いて喜ぶね)
桃(ついに、引き取り手が…)
俺「つか、あんな[ピザ]のどこがいいの?」
ゆき兄が言ってはならないセリフを言ってしまった。
場が凍りつく。頼むから空気を呼んでくれ。
夜「ゆ…ゆき兄…」
夜叉丸が焦る、そりゃそうだ
恋で盲目状態の人にそんな厳しい言葉を浴びせてしまったんだから…
桃(違うの、雛見沢でトンカツの悪口を言うと…)
パーンッ!パーンッ!!
俺「うぎゃ」
銃声が響いて、ゆき兄がぱたっと倒れた
首に注射針が刺さってた。
た「な、なにこれ?」
き「…トンカツの悪口を言うとどこからか麻酔銃のようなものが撃たれて
3日ぐらい眠り続けるの…」
夜「雛見沢の…暗部ね…」
ゆ「起きろー起きろー」
め「大丈夫、放っておけばそのうち起きるから」
夜「たまにはうちで遊んでいかない?」
桃「いいね!いこうよ!」
め「ほら、たまゆら君も行こうよ!」
何だ…何かおかしいよ…
こいつら、何でそんなに平然としてられるんだ…
雛見沢って…一体何なんだよ…
ぶっ倒れて眠ってゆき兄と"剣三郎"をその場に放置して
俺たちは夜叉丸の家に行った。
夜「さてと…」
た「あれ?ゲームするんじゃないの?」
夜「ううん…今日はたまちゃんに本当の雛見沢を知ってもらおうと思って」
た「本当の…?」
夜「雛見沢は今は平和だけどね…その裏に大変な歴史があったんだよ…」
た「大変な歴史?」
め「…環境問題…」
た「はい?」
夜「雛見沢は焼畑が盛んだったの、でも大地が癒える前に次の焼畑…そして土地はどんどん無くなっていった」
め「草木は枯れはて、空気は汚染され。川は泥水になって…」
桃「あの時の事は思い出したくない…」
き「大丈夫だよ、もうあんな事にはならないよ」
夜「…きのこちゃん、桃花にはこの話は辛いだろうから…」
き「あっちの部屋にいるね、ゆきちゃんも行こう」
た「でも、今の雛見沢はこんなに綺麗だ」
夜「生贄を使ったの…」
た「生贄?」
め「桃花ちゃんのお兄さんを生贄にして…大地をよみがえらせたの…」
た「ファ…ファンタスティック…」
夜「私たちは生贄なんてしたくなかったよ…でも婆っちゃがギベビゲ!ギベギゲ!って…
昼も夜も24時間一晩中騒ぐから…」
た「…それで、生贄に?」
それっきり、2人は黙ってしまった
夜「それからなんだけどね…」
た「え?まだ何かあるの?
環境問題という超現実的な話から生贄というファンタジー展開でさらにまだ発展するの?
積載量オーバーなんじゃね?流石に…」
夜「…それから…毎年…人が消えるの」
ぴしゃーん!
た「雷か…」
俺と思われる声(雰囲気クライマーックス!ジャンプ!)
た「何か聞こえた気が…気のせいだ…」
俺は思った。
こいつら頭おかしいと。
生贄の時点で色々おかしい。
というか、この村で年寄りの言葉が全くわからないと思ったらあいつら全員
グロンギ語で喋ってたのかよ、そりゃわかんねーよ
帰り際に「L5でもわかるグロンギ語入門」という本を夜叉丸から受け取った
途中でドブに捨てた。
外は大雨になっていた…
ゆき兄と剣三郎はまだ寝ていた。放っておいた。
家に帰ると誰もいなかった
どうも置手紙よると俺、当分1人らしいや
マジかよ、ありえねぇ
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最終更新:2009年11月01日 00:26