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約束ノ刻2章【第7独立部隊】


48時間後
─南方戦線-第7独立部隊─

砂浜に立てられた墓標
その前に立ち祈りを捧げる3人

ほ「…」
透「…」
蝶「これで…何人目でしょうか…」
ほ「…4人目だ…」
蝶「他の隊員にも不安が広がっています…」
透「20年前に世界を滅ぼす寸前に至った牙死病…
  消え去ったはずの病が今になってなぜ…」
ほ「…ん?」

ほろにーが海のほうを見ると
誰かが、波打ち際に倒れていた

透「漂流者?」
蝶「…意識は無いようですが…生きてますね」
ほ「よし、陣所まで運んで治療しろ」
透「了解っす」
蝶「足持って」
透「おk」

ほ「牙死病…2日前の嵐と関係が…?」


どれほどの星の命が
自分が産み落とした命によって殺されたのか
この星も…?

白「はっ…」
蝶「あ、気づいたか」
白「…ここは」
蝶「第7独立部隊陣所」
白「それは」
蝶「どこからきた?」
白「…」
蝶「言えない?怪しいな?」
白「言っても…信じてもらえない」
蝶「帰る場所は?」
白「無い」
蝶「…丁度いい、今うちの部隊は奇病で死者が多くてね
  働いてくれるなら食べ物と寝る場所ぐらいは与えてやってもいいが?」
白「奇病?」
蝶「うちの隊長は寛大だからな
  お前がどこの誰かは不問にしてやる」
白「人の話聞いて」
蝶「来いよ、隊長に顔見せだ」
白「話聞け」


蝶「タイッチョー連れてきましたー」
ほ「ようこそ、第7独立部隊に」
白「はぁ」
ほ「諸事情で戦争中でな、うちの部隊はこの島を押さえようとしてるんだが…
  原住民やら、敵国の奴らやらなかなか上手くいかなくてな」
白「…」
ほ「まぁ、そんなわけだから君がどこの誰かとかはどうでもいいんだ
  働いてくれるなら、命は保障するよ」
白「断ったら?」

後ろにいた蝶が剣を抜いた

白「…わかった」

同時にドアが勢いよく開いた

透「便所掃除終わりましたー」
ほ「次は風呂用のドラム缶洗って」
透「はーい」

透過はまた勢いよくドアを閉めていった

ほ「じゃあ早速だけど、ドラム缶掃除手伝っておいで」
白(奇病…間違いなく牙死病…空天のことは知らないようだが…後々よく聞いておくか)


ガシガシとドラム缶を洗う透過
そして見ているだけの白やん

透「手伝えよ」
白「なぁ…奇病…」
透「あー、牙死病だよ、知ってるだろ?」
白「…ああ」
透「全く大変だよ、原住民の襲撃はあるわ、敵もいつ襲ってくるかわからない
  人手はいくらあっても足りないのに奇病…」
白「…そうか」
透「今もそのへんから原住民が来たりしてな」
白「そんなことは…」

ガンッゴッ!!

白「がっ…」
透「うげっ…」

突然後頭部を殴られ
その場にバッタリと倒れる2人

桃「うっだがーだったーらーりやり」
た「だっきゅっぺーががっぴーほーぴぽぱ」



透「やめれぇええええええええええ!!」

透過の叫び声で眠りから引きずりだされる白やん
目を覚ますと棒に磔にされてる自分の状況に気がついた

透「やーめーてぇえええええええええええええ!!」
透過も同じ状況だった

た「いーけにえ!いーけにえ!」
桃「にーくにーく、やーきにーく」
神「やきーやきー」

透「いやぁあああああああああああああああああ!!焼肉はいやぁあああああああああああ!」
白「おい!刺激するなよ!!」
透「だってお前、焼肉だぞ!?焼肉にされるんだぞ!!」
白「今はチャンスを」
透「チャンスがあるの!?この状況で!?」

足をバタバタと動かす透過
その足が原住民の1人の顔に命中した

透「あっ」
白「あっ」
桃(カッチーン)

桃「フゥァイヤッ!」
た「フゥァイヤッ!フゥァイヤッ!」

透「待て!取引だ!取引しよう!」
白「通じてねぇ!!ヤバイぞ!!」

神「めらめーら」
透「やっ…ちょっと待って…マジでやめて…お願いします…」



透過が今まさに焼肉にならんとする状況
そのちょっと離れた場所の草むら

高「あれは助けるべきか…」
外「敵だし放っておいていいんじゃねーか?」
高「いやー…でもなー…さすがに焼肉は」
腹「で、どうすんだ?」
高「しゃあねぇ、助けてやるか」
外「やっさしーい」
高「3,2,1な」
外「おk、3」
腹「2」
俺「8」
高「7…」
腹「何でついてきてんだよ!!」
俺「だって誰もいなくなって暇だったから…」
高「戻れよ!」
俺「いーや-!」
高「不本意だが将軍が討たれたら終わるだろうが!」
俺「だって暇やもん…」
外「あ、焼肉」

白「透過ぁああああああああああああああああああああ!!」
透「あっぎゃああああああああああああああああああああああああああ!!」

桃「めらめら」
た「めらめら」
神「めらめら」



それと同時
島全体が大きく揺れた
その衝撃で磔にされていた棒が倒れ、透過は炎から抜け出す

透「あっちぃ!あっちぃ!焼ける焼ける!」
白「大丈夫か透過!?いや…それよりこの振動は…」

─第7独立部隊陣所─
蝶「海から何か来ます!」
ほ「…なんだ…あれは…」
蝶「海の上に…人?」

2人が見る海の先
そこに在るは、4つの人影

空「汝等…悔い…改めよ…
  門戸は……いつでも……開かれている……
  啓示は……いつでも……現されている……」

剣「…」
風「…」
ピ「…」

蝶「来ます…」
ほ「戦闘準備!」

空「滅びの時は来た、滅びを知り、神の威光を知れ!」



白「どけっ!!どけぇっ!!」
原住民を押しのけ、白やんが走る
海岸を、全身を刺し貫く感覚へと向かい
白「肌がピリつく感覚…奴が来た…!」

─第7独立部隊陣所
ほ「銃弾が効かない…いや、寸前で全て避けられている」

上陸してきたのは3人
それは、セレブ同盟の3人

蝶「だったら切ればいい!!」
蝶が、剣三郎へと切りかかった
剣三郎は剣を取り出し、迎え撃つ

剣「神の御許で、召されるか…それも…良しとする…」
蝶「うるさいっ!!」
剣「傀儡が…」
蝶「傀儡…僕が傀儡だ…と?」
剣「国の…捨て駒…傀儡…」
蝶「黙れ…!」

あらゆる場所で断末魔の悲鳴が上がり
赤く染まる砂浜はむせ返るほどの血の匂いで満たされていく

ほ「全員下がれ!森に逃げろ!!」

空「我は…天空…
  恐れる者に…天啓を…
  恐れぬ者に…天災を…」





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最終更新:2009年11月01日 01:37