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プロローグ【ゆき兄、帰還】


トンカツの反乱より1ヶ月が経過。
【トンカツの乱】と題されたあの争いは。
王国に甚大な被害をもたらした。
復興に力を入れる民とは対照的にゆき兄だけは口数少なく。
いつも何かを考えてるかのように、玉座に佇んでいた。

そんな、ある日。ゆき兄が姿をくらます。
皆が、必死に探しても、消息は不明。
そして、段々と王国から離れていく人々…


─さらにそれより8ヶ月が経過(トンカツの乱より9ヶ月後)-
き「2人だけになっちゃったね…」
高「…どこに行ったんだろうな」
き「今頃、どこにいるんだろう、ゆうくん…」

俺「ただいま」
高「え?」
き「えッ!?」

開け放たれたドアの向こう
そこに立っていた

高「お前ッ!?」
俺「悪い、勝手にいなくなったりして」
き「ゆうくん…」
高「お前…それは、リベラ・メ?」
俺「いや、これはレプリカだよ
  形だけだ」
き「それより今までどこに?」
俺「あっちこっち…まぁ色々と…うん…」
高「お前が勝手にいなくなったから、王国はもう…」
き「でも、ゆうくんが戻ってきたって皆に知らせれば元に戻るよ!」
俺「あ…いや…それは、いいんだ」
高「え?」
俺「もう…いいんだ…」
俺「それよりさ…きのこさん」

目線をきのこさんに移す

俺「一緒に来ない?
  忘却の森に、家っていえる代物じゃないけど一応住める場所を作ったんだ」
高「…お前…もしかしていなくなってからそんな事をずっとやってたのか…?」
俺「あ、いやいや
  別にそれだけをやってたわけじゃなくて…色々…」
高「心配しといて損したかも…」
俺「…はいはい、悪かったねー、ごめんなさーい」
き「全然変わってないw」

─さらにそれより3ヶ月が経過(トンカツの乱より1年)-
き「ゆうくん、手紙きてるよ」
俺「ん?」
き「はい」
俺「…小川から?」
き「何て書いてあるの?」
俺「…」
き「ゆうくん?」
俺「はい」
き「え?何?」
俺「あげる」
き「飲みかけのコーラ…」
俺「ちょっと出かけてくるね」
き「剣持って?」
俺「…」
き「…」
俺「あー…うん、大丈夫
  今回はちゃんと戻ってくるからさ」
き「…うん」
俺「じゃあ…行ってきます」

【遥かなる決意の塔で待つ。
 来なければ、お前に関わった人達を殺していく。
 今夜0時。最上階で待つ。小川より。】

─幼き日に、憧れた、強く、大きな、あの…─
─誰もが誰かのために生きてる─
─僕は誰のために生きて、歩んでいるんだろう─


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最終更新:2009年11月01日 01:58