今日も、庭園に行って花の世話をしなくちゃ。
綺麗なお花を咲かせてマスターを喜ばせてあげるの。
綺麗なお花を咲かせてマスターを喜ばせてあげるの。
もう、どれくらいの間、そうしているのかは忘れたわ。
けっこう、長い間続けているわね。
飽きないかって?
飽きるわけないじゃない。
綺麗なお花を咲かせるとマスターが喜んでくれるんだもの。
飽きないし、疲れないし、楽しいわよ。
だから、私はここから何処へもいけないの。
けっこう、長い間続けているわね。
飽きないかって?
飽きるわけないじゃない。
綺麗なお花を咲かせるとマスターが喜んでくれるんだもの。
飽きないし、疲れないし、楽しいわよ。
だから、私はここから何処へもいけないの。
ねえ、マスター。
貴方を飾る花を咲かせるのは私。
心を込めて大切に育てているんですよ。
むせかえるくらいの甘い香りに包まれるって、素敵でしょ?
貴方を飾る花を咲かせるのは私。
心を込めて大切に育てているんですよ。
むせかえるくらいの甘い香りに包まれるって、素敵でしょ?
「姉さま……貴女のマスターは、もう……」
「言わないで! ……解っているの……解っているのよ……。でもね、マスターと約束したの。
マスターの好きなこの花を綺麗に咲かせるって。たくさん、たくさん咲かせるって……。いつまでも……ってね。
だから、私のことは構わないで。このままでいさせて……お願いよ……」
「言わないで! ……解っているの……解っているのよ……。でもね、マスターと約束したの。
マスターの好きなこの花を綺麗に咲かせるって。たくさん、たくさん咲かせるって……。いつまでも……ってね。
だから、私のことは構わないで。このままでいさせて……お願いよ……」
たくさんの花に埋もれた墓標。訪ねる人も途絶えたというのに、磨き上げられ、花で飾られて……。
姉さま……。
姉さま……。
「さあ、もう お行きなさい。貴女は貴女のマスターを大切にね。幸せになりなさい」
「はい……姉さま……」
「泣かないで、私のことは大丈夫。これでも、私は幸せなのよ……例え、触れ合うことが出来なくても。マスターは一緒にいるわ。
私が生きている限り、マスターの存在が無になることは無いのよ。他の姉妹にもよろしくね。死者に嫁ぐ乙女は私だけでいいわ。
後のことは頼むわね。それじゃあ、さようなら、ペリドット。貴女の幸せを祈っているわ」
「ありがとう、姉さま。……さようなら……」
「はい……姉さま……」
「泣かないで、私のことは大丈夫。これでも、私は幸せなのよ……例え、触れ合うことが出来なくても。マスターは一緒にいるわ。
私が生きている限り、マスターの存在が無になることは無いのよ。他の姉妹にもよろしくね。死者に嫁ぐ乙女は私だけでいいわ。
後のことは頼むわね。それじゃあ、さようなら、ペリドット。貴女の幸せを祈っているわ」
「ありがとう、姉さま。……さようなら……」
私は姉さまの庭園をあとにした。