私達は毎日何かを決めている
人狼ゲームをプレイしていて、
「今日が決め打ちデーだね」
なんて発言を聞いた事がありませんか?
その日の決め打ちによって勝敗が左右されるとき、
私達はその日を「決め打ち日」と設定します。
しかし、本当にその日だけが決め打ちの日なのでしょうか?
村人はあらゆる場面で「決め打ち」を迫られます。
占い師の真贋、3-1の霊能者、LWCO・・・
そして、グレーの白黒。
そうです、私達は毎日いろいろな場面で「決め打ち」をしてきているのです。
なにも対抗のある役職の真贋を選ぶ事だけが決め打ちではありません。
3-1の霊能者の出方は疑う所がなかった、よって真と決め打って残した。
信憑性のあるLWCOが出たので、真LWCOと決め打って他を先に吊った。
グレーを信じ、疑い、吊ること。
これらも決め打ちの一種であると、私は考えています。
ようするに、人狼ゲームとは決め打ちの積み重ねで勝敗が決まると思うのです。
決め打ちが少ないほど村が勝つ可能性は高くなる
決め打ちの積み重ねで勝敗が決まるとして、決め打たずにすむ事はあるのでしょうか?
毎日何かを決め打っている、とは言いましたが、
本来、村は決め打ちが少なければ少ない程勝つ可能性が高くなるはずです。
それだけ枝葉=正解以外の可能性に別れる部分が少なくなるためです。
AとBの占い師、両方の真がケアできればそれに越した事は無く、
Cが白なのか黒なのかわかれば、それに越した事は無いのです。
なので村は決め打ちが少なくなるように進めていくのが一般的です。
そのためにいろいろな方針を考え、進行していくのです。
決め打ちを先延ばしするということ
その日までの情報から決め打ちするには難しいと判断した時、決め打ちを保留する事があります。
これも一つの選択であり、間違いという事ではありません。
ただし、私はこれも「決め打ち」の一種だと思うのです。
その日、決め打たない事を決め打ったに過ぎないのです。
その日までの情報だけでは決め打ちをミスすると思うなら、
先送りにすることでより良い結果を導こうとしてもいいのです。
具体的な例を挙げるなら、
3COの占い師について、12人で1人切るか、10人で1人切るか。
どちらが正解にたどり着きやすいかは、村によって、人によって違うと思います。
ギリギリまで決め打ちを保留する事が必ずしも有利とは限りません。
かといって早く決め打つ事が有利とも限りません。
先に言った通り、どちらが正解にたどり着きやすいかは村によっても人によっても違うのです。
大事なのはそこでの「決め打ち」がどういう考えの下だったか、
その村にとって、その村の人々にとってどの決め打ちが最善かを考える事です。
決め打ちする、ということ
長々と語ってきましたが、最後に一つ私から質問したいと思います。
「あなたはその日その時、何かを決め打ったという意識を持っていますか?」
自分がその日「決め打ちした」という意識を持って行動している人はどのぐらいいるでしょうか。
●吊り、霊残し、柱CO、LWCO残し、グレーの白黒、etc.・・・
日々の決め打ちが成功する事も、失敗する事もあるかと思います。
決断するのは怖いです。でも、毎日の決め打ちは待っちゃくれません。
あらゆる決め打ちを迫られた時、どういう結果になるにせよ、
自分が決め打った理由ぐらいは人に伝えられるようにしたい。
考えない決め打ちで勝つよりも、考えた決め打ちで負ける方がいい。
考えた決め打ちで勝つのはもっといい。
小さな決め打ちを積み重ねて結論がでるからこそ意識して欲しいと思っています。
長文・駄文にて失礼致しました。
最終更新:2012年10月11日 07:26