なんたるチア・サンタルチア

隣の奥さん⑥

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匿名ユーザー

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それから、しばらくは罪悪感に苦しむ生活が続いのだが、
根っからの馬鹿なのだろう、夜になれば日課はきちんとこなしていた。
勿論、奥さんを『オカズ』に。

そんな日々が続いたある日、微かに期待していた2回目の
チャンスがやって来たのだ。

隣の家の前を通りかかった時に、奥さんから声が掛かったのだ。
「○○君、ケーキ食べない?」って。
チャンス到来、「はい いただきます」ってな返事を返して
盛のついた犬のごとく、しっぽを振って、前を膨らませて
奥さんっ家に入って行ったのです。

心の中で「奥さんをいただきます」って思っていたかどうかは
記憶の外であるが、いずれにせよ『またヤレル』という期待に
心臓が『バクバク』していたのだと思います。

「お父さん、お母さんはまだ帰らないの?」
「寂しくないの?」
「ご飯ちゃんと食べてる?」

などという白々しい会話のあと、

「ご飯作ってあげよっか?」
「えっ・・・大丈夫です・・悪いですよ」
「ところで○○ちゃんは?」
「ちょっと実家に預けてきたの、だから大丈夫よ」
「でも旦那さんが・・・」
「出張なのよ名古屋に」
「何がいい?食べたい?」
「じゃ何か作って持っていってあげるから、お家で待っててね」

ケーキはどうしたのよなんて事は論外にしても
事の展開があまりにもあっさりと終わろうとしていることに
『こいつ』が不満を漏らしていたのでした。
奥さんはその不満さに気づいたのでしょう
「立ってるの?」
と問いかけて来たのです。

私はただ頷くしかなかったのですが、
「出したいの?」
という、奥さんの一言で全てが吹っ切れてしまい、
次の『行為』へと移ったのでした。

(中略)
『行為』のあとに、奥さんを好きになったしまったから
『ヤリたかった』というような言い訳がましい言葉を並べたのだが
結局のところ、奥さんの方でも、最初の一件以来、
私を男として意識するようになっていたんだということが分かると
急激に罪悪感という垣根が崩れていくのを感じたのだった。

そして、「ご飯作ったら持っていくから鍵開けといてね」の言葉と
欲求への満足感、垣根が崩れ去った爽快感と次への期待感から
『るんるん』気分で奥さんっ家をあとにしたのでした。
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