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コーラス

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『コーラス』 映画


< ストーリー >

 フランスの田舎の学校、それぞれが問題を抱え親元を離れざるを得なくなった子供たちが暮らす学校。校長は「やられたらやり返す」をモットーに子供たちを厳しく統制していた。ある時そこへ一人の音楽の先生が赴任してくる。彼は従来の校長のやり方を否定し、「合唱」で子供たちをまとめようと試みる。すると、次第に子供たちの雰囲気が変わり始める。天使の様な歌声を持つ一人の問題児を除いては…

< 感想 >

 難解なストーリーでは理解できない私にとって、非常にわかり易い作品であった。夢を持つこと、努力をすることの大切さや力で抑え込む教育の限界、音楽の素晴しさなどを登場人物をうまく使うことで表現していた。特に、音楽で子供たちをまとめ上げていく過程では、先生に抜群の包容力を持たせることで観ている私も子供たちの中にいるような気分にさせられた。また、感動的な最後で作品を締めくくっているので、映画として後味良く楽しめた。

 しかしながら私は作品の内容よりも主役の少年の歌声に感動してしまった。身体中がゾクゾクするあの感じは『戦場のピアニスト?』でシュピルマンがドイツ兵の前で奏でるピアノ以来の感覚であった。特に彼がソロで歌うシーンの歌声には、体の隅々から湧き上がる儚さとでも言うのだろうか、いつかはなくなってしまうそのボーイソプラノの声にただただ聴き入るだけであった。

 声だけで人を感動させる「天使の声」。一度は生で聴きいてみたい。


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