第026話 始動◆Ljx.577CX2
「ワタリへの連絡経路は断たれてしまったか」
困った事になった。いつも持ち歩いている道具は全て犯罪者に奪われている。
正義は勝つという信念の元、今まで生きてきたが、今回の件は正直言って辛いかもしれない。
だが、やはり何があっても犯罪者たちに自分が負けるわけにはいかない。
自分は世界一の名探偵Lなのだ。
困った事になった。いつも持ち歩いている道具は全て犯罪者に奪われている。
正義は勝つという信念の元、今まで生きてきたが、今回の件は正直言って辛いかもしれない。
だが、やはり何があっても犯罪者たちに自分が負けるわけにはいかない。
自分は世界一の名探偵Lなのだ。
「さて、このような状況で一番優先されるのは何より情報集めになるわけですが……」
一体、どういった情報がこの閉鎖空間で集まるだろうか。
犯罪者たちが意識的な閉鎖空間を作り出したという事は、
あのケンタッキーのような老教師にはここから我々を逃がさないだけの準備ができているという事だ。
その準備の周到さは、集められた体育館だけで容易に察する事ができた。
一体、どういった情報がこの閉鎖空間で集まるだろうか。
犯罪者たちが意識的な閉鎖空間を作り出したという事は、
あのケンタッキーのような老教師にはここから我々を逃がさないだけの準備ができているという事だ。
その準備の周到さは、集められた体育館だけで容易に察する事ができた。
第一に、数十名の人間を一度に一所に集めたという事から、この犯罪の規模を察する事ができる。
小規模の組織が、同じ事を実行する場合、一度に連れてこられる人間には限界があるため、どうしても
島に来た人間たちの間に時間のバラつきが生じる事になる。
だが、島にいる人間たちを見て、そのようなバラつきがあったとは考えにくい。
それは、体育館で口々に聞こえてきた「今気づいたばかり」という旨の言葉からも推測できる。
この事から、犯罪者側の人間は間違いなく大多数の部下を抱えている事になる。
それは、島内でみた武装集団よりもさらに多くの部下という事である。
小規模の組織が、同じ事を実行する場合、一度に連れてこられる人間には限界があるため、どうしても
島に来た人間たちの間に時間のバラつきが生じる事になる。
だが、島にいる人間たちを見て、そのようなバラつきがあったとは考えにくい。
それは、体育館で口々に聞こえてきた「今気づいたばかり」という旨の言葉からも推測できる。
この事から、犯罪者側の人間は間違いなく大多数の部下を抱えている事になる。
それは、島内でみた武装集団よりもさらに多くの部下という事である。
第二に、上記の事と体育館にいた多数の兵士から、彼らが大量の資本をもった人間であると察する事ができる。
いや、厳密に言えば彼らのバックにいる人間が、だが。
日本の常識で考えれば、大人一人を一日に扱おうと思うと10万円前後はかかる。体育館にいた兵士だけでも最低30人。
彼らを離島で使用するため、最低5日間は雇う必要があるだろう。つまり、この計画のために最低でも1500万円の金が動いた事になる。
もちろん、これは体育館での監視にかかる人件費である。その他の費用も考えれば億単位の金が必要であった事も想像に難くない。
ケンタッキーが学校の中でどのような地位にいるのか知らないが、たとえ校長であっても、このような金額は動かせまい。
とすれば、この事件には彼らの裏に黒幕がいて、この事件を指示しているのだろう。
いや、厳密に言えば彼らのバックにいる人間が、だが。
日本の常識で考えれば、大人一人を一日に扱おうと思うと10万円前後はかかる。体育館にいた兵士だけでも最低30人。
彼らを離島で使用するため、最低5日間は雇う必要があるだろう。つまり、この計画のために最低でも1500万円の金が動いた事になる。
もちろん、これは体育館での監視にかかる人件費である。その他の費用も考えれば億単位の金が必要であった事も想像に難くない。
ケンタッキーが学校の中でどのような地位にいるのか知らないが、たとえ校長であっても、このような金額は動かせまい。
とすれば、この事件には彼らの裏に黒幕がいて、この事件を指示しているのだろう。
とにかく、用意だけは万全に整えているようだ。
分かる事は、体育館から得られる情報だけではない。
島の地図を見ても分かる。沖木島という島名をLは知らないが、現在は誰も住んでいないことから見て無人島であり、
民間の船舶は滅多に近づかない事が推測される島だ。
だが、海上保安庁や海上自衛隊の船ならばどうだ。彼らはむしろ、このような島にこそ姿を現すはずだ。
にもかかわらず、犯罪者組織がこんな所で暢気に殺人ゲームなどをやっていたら、すぐに捕まってしまうはずではないか。
島の地図を見ても分かる。沖木島という島名をLは知らないが、現在は誰も住んでいないことから見て無人島であり、
民間の船舶は滅多に近づかない事が推測される島だ。
だが、海上保安庁や海上自衛隊の船ならばどうだ。彼らはむしろ、このような島にこそ姿を現すはずだ。
にもかかわらず、犯罪者組織がこんな所で暢気に殺人ゲームなどをやっていたら、すぐに捕まってしまうはずではないか。
だが、彼らには大規模な黒幕がいるのだから、捕まらない自信があるのだろう。
捕まらない自信の根拠は二つしかない。
捕まらない自信の根拠は二つしかない。
一つは、島にいる武装兵団だけで海上自衛隊・海上保安庁と闘う自信があるという事だ。
これは、自惚れのようだが中々計算されている。この事件には黒幕がいることが間違いなく、
黒幕にさえ被害が及ばなければ、この島の人間がどうなっても構わない。
だからこそ、島の武装兵団だけで闘う自信があるのだ。なにせ、負けても構わないのだから。
これは、自惚れのようだが中々計算されている。この事件には黒幕がいることが間違いなく、
黒幕にさえ被害が及ばなければ、この島の人間がどうなっても構わない。
だからこそ、島の武装兵団だけで闘う自信があるのだ。なにせ、負けても構わないのだから。
もう一つは(我々被害者には最悪のケースだが)、彼らが海上保安庁・自衛隊の動きを把握しているという事だ。
この場合は事件の黒幕と、海上自衛隊・保安庁が繋がっている可能性がある。
極秘任務を旨とする海上自衛隊の動きは、部隊が違えば同じ海上自衛隊でも知りえる事ができない。
それを把握しているという事は、海上自衛隊の上層部と繋がらない限りは不可能だ。それも、海将クラスの上層という事になる。
この場合、L達には自分を守ってくれる心強い味方が島外にいないという事になる。
こうなってしまった場合は最悪としか言いようがない。
この場合は事件の黒幕と、海上自衛隊・保安庁が繋がっている可能性がある。
極秘任務を旨とする海上自衛隊の動きは、部隊が違えば同じ海上自衛隊でも知りえる事ができない。
それを把握しているという事は、海上自衛隊の上層部と繋がらない限りは不可能だ。それも、海将クラスの上層という事になる。
この場合、L達には自分を守ってくれる心強い味方が島外にいないという事になる。
こうなってしまった場合は最悪としか言いようがない。
ともかく、考えていてもできる事は限られている。
Lは自ら行動する事こそ、自分の信念だと思っている。だから、考えるのは止めだ。
島での情報、犯罪解決に役立つ情報の入手に全力を注ぐ必要がある。
Lは自ら行動する事こそ、自分の信念だと思っている。だから、考えるのは止めだ。
島での情報、犯罪解決に役立つ情報の入手に全力を注ぐ必要がある。
「となると、最初はコンパスと分度器を手に入れるところから始めますか」
天測計算により、島の位置を確認するためだ。
名探偵Lは今、動き出した。
天測計算により、島の位置を確認するためだ。
名探偵Lは今、動き出した。
【I-05/崖の上/1日目・午前0時10分頃】
【男子6番 L@Death Note】
状態:健康
装備:なし
道具:支給品一式 、支給アイテム(未確認)
思考:1.情報を集める。
2.犯罪を停止させる。
3.生還する。
【男子6番 L@Death Note】
状態:健康
装備:なし
道具:支給品一式 、支給アイテム(未確認)
思考:1.情報を集める。
2.犯罪を停止させる。
3.生還する。
| 初登場 | L | 届いた銃声 |