アットウィキロゴ

マジカルかがみん

大学生になって友達の出来なかったかがみだが、捨てられていた小犬を拾ってアパートで飼っている。
かがみは、まるで親友 泉こなたの生き写しのようなこの犬に、"こなた"という名前をつけた。


 第1話「ぼっちのかがみ様は危険がいっぱいなの?」

私の名前は木冬かがみ、23歳の大学生。
最近アパートにひきこもりすぎて、とうとうアタマがおかしくなったのだろうか・・・。
私が飼っている元捨て犬のこなた(通称:こな犬)が突然言葉をしゃべりだしたのだ。

かがみ「ウヒィ! こ・・こなた(犬の名前)がしゃべってる・・・」
こな犬「かがみんやー、驚かないで聞いて欲しいわん。世界的悪の組織、SOS団の魔の手が迫っているんだわん。
    君はこれから魔法少女マジカルかがみんに変身し、悪の野望を打ち滅ぼすんだわん。これは埼玉県内の大学生で最も孤立しているぼっち、
    つまり君にしか出来ない任務なんだわん(≡ω≡.U)」
かがみ「誰がぼっちだ!」
こな犬「大学では誰とも会話せず授業そっちのけでラノベを読み、飲み会に誘われたのは入学当初の2回だけ、
    お昼休みは大学の人たちから独りでいると思われるのが怖くていつも便所飯の君には、
    スペシャルぼっちパワーが宿っているわん。そのカでどうか・・・ぐぇっ(≡ω≡.U)」
かがみはこな犬の首ねっこをつかんで、ぐりぐりと殴りつけた。
かがみ「このっ、このっ・・・」
こな犬「い、痛い痛い・・・とりあえず話を聞くんだわん・・・っていうか、聞いて下さい。
    世界的悪のSOS団、やつらはこの糟日部市を侵略しようと狙っているんだわん(≡ω≡.U)」
かがみ「糟日部市を・・・!!?って、えらくピンポイントな世界的悪の組織ね・・・」
こな犬「現在やつらは日本の地方都市から徐々に勢力を拡大しつつあるんだわん。既に函館、金沢、倉敷、別府はやつらの
    手に落ちてしまったわん・・・このままでは地球が大ピンチだわん(≡ω≡.U)」
かがみ(なんて事、こなたと行ってみたいところばかりだわ・・・もちろん人間の方のね)

かがみ「でもあたし、もう魔法少女なんてトシじゃないし・・・」
こな犬「ダイジョーブ!そういうニーズもあるんだわん!(≡ω≡.U)」
かがみ(なんか懐かしい気がするけど、ムカつく言い方ね・・・)
こな犬はまるで人間がその動作をとるかのように、まかせよ!とばかりに、ポンっと自分の胸を叩いた。
こな犬「この魔法のステッキ"らき☆すたーりんぐいんふぇるの"を使えば、かがみのスペシャルぼっちパワーを∞に開放し、
    魔法少女マジカルかがみんに大変身だわん!なのはちゃんみたいになれるわんよ!!?(≡ω≡.U)」

かがみは動揺した。百万歩ゆずって仮にこな犬の話を信用するにしても、自分などに悪の組織とたった一人で立ち向かえるわけがない。
どう考えてみてもムリだ。かがみは洋服の袖をまくって、包帯が巻かれている左腕を見せた。
かがみ「あのね、あたしは今、大ケガしてるの!だから、そんなステッキなんか振れるわけないわ。見てよ、この利き腕の左手首の傷を・・・」
こな犬(なんとイタイタしいリストカットの痕・・・。この女の子を選んだ僕の目にやっぱり狂いはなかったようだわん。
    間違いなく彼女こそ最高の逸材・・・。(≡ω≡.U))
かがみ「ね? あたしにはムリなのよ、わかった?
    これからあたしはアキバまで志方さんのCDを買いに行くから、お留守番よろしくね、こなた(犬の名前)」

ちゅどーん!

その時、部屋の窓の外から大きな爆発音とともに市街地から火の手が上がったのが見えた。敵だ!敵の侵略が始まったのだ。
こな犬「ああっ!! もう話をしている時間なんて無いわん・・・。かがみが今ここで闘わないと、この糟日部の街は、死の街となりはてぬ・・・・(≡ω≡.U)」
かがみ「うっ・・・わかったわよ。やればいいんでしょっ!やれば~」

 *ちなみに変身ポーズやら変身の呪文などがSSでどう書いたらいいのかよくわからないので読者諸氏のご想像に省略である。
   戦闘シーンも似たような理由で簡略化。

マジカルかがみんの魔法カは敵を圧倒した。やはり潜在的に強力なスペシャルぼっちパワーを秘めているのだろう。
敵の下っぱ戦闘員が次々と逃げ出していく。
SOS団戦闘員A「おのれこいつただものじゃないぞ。悪の首領・ハルヒさまに報告だっ」
SOS団戦闘員B「ちっ、今日はこのくらいにしといたるわっ」
SOS団戦闘員C「次に会うときまでにオマエの戒名を用意しとけ」

かがみ「は~・・・暴れてスカッとしたわ!魔法って最高ね~。
    決めた。あたし、これからも魔法少女になるわッ。よろしくね!こなた」
こな犬「それどころじゃないわん・・・糟日部の街が大変な事にッ・・・あわわわ(≡ω≡.U)」

かがみんの放った魔砲はビルやマンションを貫き、住宅をことごとくなぎ払い、工場が何件か爆発した。
糟日部の街は、死の街となりはてた・・・。
がんばれ、かがみん!
糟日部の平和を守るんだ。SOS団との闘いは今、始まったばかりだぞ。


次回もまた見てね。



 スレに投稿するまでもない第2話「かが迷惑!リア充だらけのキャンパスライフ!」

私の名前は木冬かがみ、天才魔法少女の私にはマジカル頭脳パワーが宿っているのよ。
こな犬「それを言うならスペシャルぼっちパワーの間違いだこな・・・。スペシャルぼっちパワーというのは、やたらノリが悪くて、服装がヤバイ、
    おまけにKY(空気が読めない)という三拍子そろった、つまり今のかがみんの様な孤立したぼっち大学生に秘められた潜在能力の事で、ぐえっ・・・(≡ω≡.U)」
かがみ「むぎゅうっ」
こな犬「げほgふぇほえほ・・・く、苦しいこな!背後からツインテールで首を絞めないで欲しいこな(≡ω≡.U)」
かがみ「そういえばあんた、いつの間にかセリフの語尾が変わったこな~」
こな犬「こな~・・・!マネしないでっ(≡ω≡.U)」
かがみ「それはそうと、前回はあたしの大活躍で悪のSOS団を追い払ったのよ!ちょっとはあたしを褒め称えなさいよね~」
こな犬「大活躍じゃないこな!危うく糟日部の街が消滅するところだったこな(≡ω≡.U)」
かがみ「うーん、もともと何にもない場所だったからねぇ」
こな犬「確かに・・・い、いや、それだけは正義の味方として、言ってはいけない気がするこな・・・とりあえずかがみんや~、
    次からはもう少し正義の味方としての節度ある行動を・・・(≡ω≡.U)」
かがみ「あーはいはい。今、ニコニコのこなかが動画に夢中だから後でね~」
こな犬「・・・・・・(≡ω≡.U)」

時計は午後1時半を指していた。
こな犬「かがみん。そろそろ制服から私服へと着替えないと、また大学に遅刻するこなよ(≡ω≡.U)」
今、かがみは薄暗いアパートの部屋の中で、高校時代の制服姿のままパソコンに向かっている。
大学生になってからもかがみは大好きだった陵桜学園高校時代の制服を着ては昔を思い出しているのだ。
かがみ「はーい、はいはい」
生返事をしつつ、制服を丁寧にハンガーにかけてクローゼットにしまった。
こな犬(23歳にもなって、自分から好んでセーラー服を着てくれる女の子はなかなかいないわん。彼女を魔法少女に選んだ僕の選択は正しかったわん・・・(≡ω≡.U))
かがみ「じゃあ、一応4時限の出席だけとって来るから・・・お留守番お願いね、こなた(犬の名前)」
こな犬「いってらっしゃいこな~!(≡ω≡.U)」

結局今日のかがみはついついニコニコ動画に夢中になってしまい、四限目のミクロ経済学の授業からの遅い登校になった。
もう弁護士の夢なんかもうとっくに挫折しているのだし、魔法少女という世にも珍しい就職先(?)を手に入れている今、この際大学なんか
何年留年しても構わないといった心境に達しつつある。そんな投げやりなことを考えつつ、かがみは授業の行われる講義室乙に入るなり、絶句ッ・・・。
講義室の中はいつもは閑散としているのに今日はリア充そうな学生でいっぱいだった。
どこを見渡しても幸せいっぱいのリア充・・・。リア充の山。
かがみ「い、息苦しい・・・これじゃどこにも座れないじゃないのよ・・・何なの!!?何なのよ・・・・」
古今東西、ヒーローにも弱点はつきものだ。ぼっちかがみの場合、リア充に囲まれて授業を受けてはいけない。それではとても精神カが持たない。
出席を取ることも出来ずにかがみが慌てて構内から逃げ出したところ、学ラン姿の怪人が学生を追い掛け回して毒電波を飛ばして襲っているのが見えた。
本日の敵『怪人 谷口』登場。
谷口「どうも!白石みの・・・谷口です。うははははは!この大学の学生をマインドコントロールしてリア充だらけにしてやる。
   意欲と活気に溢れた優秀な学生を大勢増やして、卒業した後は更に洗脳を強化して悪のSOS団員に無理やり就職させてやる。
   そうすれば、糟日部征服などあっという間に果たしてくれるわぁ!」
かがみ「すべてそういう事だったのね。キャンパスをリア充だらけにするだなんて、なんて残酷なマネを。ぼっちはただでさえ大学生活自体が苦痛だというのに・・・」

さぁ、スーパーヒロインに変身だ!悪を蹴散らして正義を示すのだ。
かがみんはらき☆すたーりんぐいんふぇるの(魔法のステッキ、普段は13センチくらいのサイズで携行に便利なのだ!)をかばんから取り出し、変身のポーズをとった。
かがみ「マジカル参上XYZ!マジカルかがみんは今日はとってもご機嫌ななめだわ!悪魔はとっとと地獄へ帰りなさい!」
谷口「ははは!現れたな!マジカルかがみんよ!この前の恨み!HAHAHA晴らしちゃる~(音符」
そのとき、かがみのケータイの着信音が鳴り響いた。
かがみ「ん?メールだ・・・。つかさとお父さんから?・・・なになに・・・んんん!?」
谷口「どうした?戦わないのか!マジカルかがみんよ」
かがみ「あんた、ちょっと一緒にうちまで来てくれない?」
谷口「????」
かがみは怪人谷口を連れて鷲宮町の実家へと向かった。

夕方5時。鷲宮神社の境内の隅っこにあるかがみんの実家。
今日は、つかさが専門学校で知り合って出来た彼氏のりゅうじくんを連れて来ている。
先ほどのかがみのケータイに着たメールの内容は、今日は初めてつかさに出来た彼氏、りゅうじくんが遊びに来るから、家族みんなで夕飯を食べようというものだった。
つかさとりゅうじくんは二人きりで、リビングで仲良さげにくつろいでいた。つかさは編み物をしながらりゅうじとCSでやってる洋画を見ていた。
つかさは料理も編み物も大得意。今編んでいるのは、りゅうじにプレゼントするマフラーだろうか。
その光景をかがみと谷口はリビングの引き戸の隙間から、こっそり覗いている。
つかさ「りゅうじくん、もうすぐ完成するからね」
りゅうじ「やっぱつかさ、編み物上手いじゃん。出来上がりがスゲー楽しみになってきた」
かがみ「つかさの奴・・・妹のくせに・・・あなくちおしや・・・・。あ、そうだ!いいこと思いついた!
    白石、あとで完成品のあのマフラーを股間に巻いて皆の前に出てきなさい!」
谷口「えぇっ、それはいくら何でもマズくないですか?」
かがみ「やるといったらやるのよ!これはサプライズなのよ。びっくりイベントを起こして、つかさを驚かせるの!出来るわよね?」
谷口「まあ、汚れ芸人としてはやれなくもないですが・・・」

午後7時。今日の夕飯のメニューはすき焼きだった。
ただお、みき、いのり、まつり、かがみ、つかさ・・・家族全員が集まり、そしてお客さんのりゅうじが木冬家の食卓についた。
ただお「りゅうじくん、たくさん食べていきなさい」
りゅうじ「ありがとうございます」
みき「つかさが彼氏を連れてくるなんて、母さん感激だわ」

しばらく家族たちからりゅうじへの質問タイムが続いたが、ずっとかがみは無言で肉をほおばった。
かがみはつかさが自分より先に恋人ができたことを憎憎しく思う感情と共に、谷口と共に仕掛けた悪の企みにちょっぴり罪悪感が芽生えてきた。
りゅうじ「ところで、かがみさんは司法試験を目指してらっしゃるんですよね、すごいっす。尊敬するなー」
かがみ「え・・・まあ、別に尊敬だなんてっ、それほどのことじゃないですから・・・(ああそっか、とっくの昔に挫折したなんて家族は誰も知らないのよね・・・)」
つかさ「お姉ちゃん!どうしたの?さっきから渋い顔しちゃって」
かがみ「え・・・いやぁ、何でもないのよ。あはは・・・」
かがみ(つかさ、悪いけどそろそろぶち壊しにさせてもらうわ。これであんたもお終いね・・・)
つかさ「えへへ・・・今日はお姉ちゃんにプレゼントがあるんだよぉ。私の部屋にあるからちょっと持ってくるね」
かがみ「え・・・?プレゼント・・・・まさか・・・」

かがみ(ヤバい・・・・・・・?)

つかさは立ち上がり、廊下へつながる引き戸を開けた。そこへ予定通り上半身裸の怪人谷口が乱入。
一同呆然。引きまくる家族たち。つかさは突然の変質者の出現に驚いて、しりもちをついた。
谷口「あぱらぱーー!どうだ、赤フン魔人参上だぞぉ!ハァ~すっぽんすっぽんすっぽん・・・」
つかさ「え・・・白石君? 何なの、どうしてなの?・・・ひどいよ。その赤いマフラー、大好きなお姉ちゃんにあげようと思ってたのに・・・、
    りゅうじくんにも本を見ながらデザインとか選んでもらって、せっかく苦労して作ったのに・・・」
つかさはぽろぽろ泣き出した。

かがみ(まずい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!)

谷口「うわーもうっ・・・ほらやっぱり言ったじゃないですか!かがみさんがあんな提案するから、つかささんが泣き出して、大変なことになっちゃったじゃないですか!」
つかさ「え、お姉ちゃん・・・?」
かがみ「ち、違うわよ。あたしとこの変態は何の関係も・・・」
つかさ「お姉ちゃん最低!」
かがみ「あぁぁっ・・・待ってつかさぁぁぁ!!!!」
りゅうじ「・・・・・・・・。」

つかさは二階の自分の部屋に篭ったきり、かがみが何度呼びかけても返事をしてくれなかった。
すっかり食事会どころではなくなり、りゅうじくんには帰ってもらうことになった。かがみは何も言えずに、ただただりゅうじくんに頭を下げるしか出来なかった・・・。
その後は気がつくと、かがみと白石は共に居酒屋でやけ酒をかっくらっていた。
谷口「ハァ・・・・。僕達いったい今日は何をやってたんでしょうね」
かがみ「うるさいわね・・・。ここ割り勘にしてあげるからもっと遠慮しないでガンガンあんたも飲みなさいよね」
谷口「ええっ・・・、もうカンベンしてくださいよぉ。怪人の仕事なんて給料安いし、それに明日ココイチのバイトの予定が朝から入ってんですから・・・」
かがみ「うるさい!飲め!」
今日は最愛の妹が彼氏を連れて来て、家族紹介をして、みんなで一緒に食事をして大切な記念日になるはずだった。
それなのにかがみは、好きでもない男(怪人)と朝までお酒を飲んで過ごしたのだった。
第二話、終わり。

次回も見て、見て、見てね!今回はよっぱらって書きました。後悔はしてない。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2008年10月02日 23:53
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。