~003:同居~
このねこみみついてない方、最後に何言った?!
「…あきら様?今なんて言いましたか?言って下さいね、さん、はい!」
「あたしもここに住む。」
「みぃ。」
「あたしもここに住む。」
「みぃ。」
なになぜwhy?
なんの必要があるのかと。
なんの必要があるのかと。
「小神あきらVer.なのにあたしのデータがそんなにないんだってさ…」
「芸歴11年なのに何故データがないんですか?」
「芸歴11年なのに何故データがないんですか?」
彼女は肩を竦める。知らないらしい。
「でも、あきら様の情報、どうやって集めてデータにするんでしょうね?」
「不思議だよね、確かにそうだよね。」
「不思議だよね、確かにそうだよね。」
俺とあきら様でねこみみ装備のあきら様を見る。とても不思議な体験だ。
「でもやっぱりまだデータないんですね」
「どゆこと?」
「どゆこと?」
今から言うことは、本当に取り消したいくらいの発言だったと思う。
「だって、この子と違って、あきら様は僕に対してすぐ悪態つくじゃないですか。やっぱりそこのところはまだまだですね!」
データをとる目的で居座るあきら様と、俺のねこみみメイドロボットと、俺が初めて向かえる夜は、まだ始まってはいないのだった。
つづくらしい。