俺は前へ。
あきら様は右へ。
かがみさんは左へ。
つかささんは元来た方へ。
「んじゃね、また、ね。」
「まさか、こんな形になるとは思いませんでしたが…」
「でも楽しかったわ、ありがとうね、あきら様、セバスチャン。」
「うん、最初どうなるかと思ったけど~、楽しかったよ~?」
あきら様は右へ。
かがみさんは左へ。
つかささんは元来た方へ。
「んじゃね、また、ね。」
「まさか、こんな形になるとは思いませんでしたが…」
「でも楽しかったわ、ありがとうね、あきら様、セバスチャン。」
「うん、最初どうなるかと思ったけど~、楽しかったよ~?」
ラジオが終わった。
そしてみんな違う方向へ行く。
そしてみんな違う方向へ行く。
「短い間だったけど、」
「はい」
あきら様がにっこり笑う。
「いろいろ喧嘩もしたけど」
「はいっ…」
あきら様、泣かないで下さい。もらい泣き、しそうですから…
「なに泣いてんのよ、馬鹿…」
「そっちから、じゃないですか……」
「はい」
あきら様がにっこり笑う。
「いろいろ喧嘩もしたけど」
「はいっ…」
あきら様、泣かないで下さい。もらい泣き、しそうですから…
「なに泣いてんのよ、馬鹿…」
「そっちから、じゃないですか……」
はぁ、とかがみさんが溜め息をつく。
「泣かないでよ!またこれからも、会えるでしょ?」
「そう言いながら、お姉ちゃんも泣いてるじゃん~…」
「つかさ!余計なこと言わないのっ!」
「泣かないでよ!またこれからも、会えるでしょ?」
「そう言いながら、お姉ちゃんも泣いてるじゃん~…」
「つかさ!余計なこと言わないのっ!」
む、と頬を膨らますかがみさん。その頬は、涙で濡れている。
「じゃ、あたし、先に行きますね、二人で話すこともあるでしょ?ほら、つかさ、行くわよ!」
「う、うん!じゃまたね!」
「またね、おふたりさんっ!」
「う、うん!じゃまたね!」
「またね、おふたりさんっ!」
2人の姿が遠くなってく。
また会えるけど、あのスタジオじゃ会わないのだ。
寂しくて、また泣きたくなる。
また会えるけど、あのスタジオじゃ会わないのだ。
寂しくて、また泣きたくなる。
その空気を払うように、やはり彼女は明るく言った。
「いつまでも泣いてちゃしょうがないから、行くね!」
「そう、ですね」
あきら様が笑う。
無理してる。その顔が、俺には辛い。
涙を隠すように、頬を拭う。
この人も辛いんだ。俺だけじゃないんだ。
「そう、ですね」
あきら様が笑う。
無理してる。その顔が、俺には辛い。
涙を隠すように、頬を拭う。
この人も辛いんだ。俺だけじゃないんだ。
「白石、ちょっと、しゃがんで?」
片膝を立てて座る。
仕える身みたいだ。
仕える身みたいだ。
「 」
彼女は、
耳元で囁いて。
俺の唇にそっとキスをして。
駆けて行った。
そうだ、また会える。
俺とあきら様は、ちゃんと繋がっている。
だから。
俺とあきら様は、ちゃんと繋がっている。
だから。
もう、涙の跡は、見せない。
さぁ、行こう。
さぁ、行こう。