「3倍返しの日」
あきら×白石(エロなし)
あきら×白石(エロなし)
「あ、白石!今日って何の日だか知ってるよね~?」
一人の少女が、学ランの男の周りを飛び跳ねながら、
にこにこした顔で質問をぶつける。
みんなが知っている、今日の日のことを。
にこにこした顔で質問をぶつける。
みんなが知っている、今日の日のことを。
「え?今日ですか…?」
はて、とあごに手を置いたまま固まる男。
実は今日の日が何の日かは知っているらしい。
しかしやはり知らないふりのようだ。
この後に言われることがわかっているから。
実は今日の日が何の日かは知っているらしい。
しかしやはり知らないふりのようだ。
この後に言われることがわかっているから。
「白石さ~ん、知らないとはいわせないよ~?」
「な、なに言ってるんですかあきら様、まったくわかりま!せ!ん!いでっ!」
「な、なに言ってるんですかあきら様、まったくわかりま!せ!ん!いでっ!」
少女はにんまりとしながら、しかしどこか怒っていて、
ぴょんぴょん飛びながら男の足を踏みつけていた。
ぴょんぴょん飛びながら男の足を踏みつけていた。
「あきら様!あの、痛いです!ものっすごく痛いです!」
「知ってる!」
「知ってる!」
男の真正面に、その少女が来た。
「ね、白石、本当は知ってるよね?」
「・・・はい」
「・・・はい」
観念したようだ。
男は正直に言った。
男は正直に言った。
「何の日だかいってごらん?(にこっ)」
「…ホワイトデーです、よね?」
「うん、5倍返しの日!」
「…ホワイトデーです、よね?」
「うん、5倍返しの日!」
- ん?
「5倍なんですか?」
「世間一般的には5倍なんだよね、白石さん!」
「いや、一般的には3倍d」
「5倍だよね!」
「世間一般的には5倍なんだよね、白石さん!」
「いや、一般的には3倍d」
「5倍だよね!」
「…はいごばいです」
そういうしかなかっただろう。
「で、あたしに帰ってくるんでしょ?」
「へ?」
「ぷっれぜっんとっ♪」
「へ?」
「ぷっれぜっんとっ♪」
覚えていたようだ。
というかそのためだけにやってきて、
そのためだけにここに投下しているのだから。
というかそのためだけにやってきて、
そのためだけにここに投下しているのだから。
「あのですねあきら様…怒らないで聞いていただきたいのですが…」
「言い訳しないならいいよ?」
「…あの、実は」
「ない、とかいうのはなしだよ!」
「………」
「言い訳しないならいいよ?」
「…あの、実は」
「ない、とかいうのはなしだよ!」
「………」
先手をとられたようです。
さあどうする白石!
あきら様に立ち向かうには!
さあどうする白石!
あきら様に立ち向かうには!
「…すみません給料日前なので勘弁してください」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・あ?」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・あ?」
怒ったあぁぁ(そりゃそうだ)
「ばかばかばか!白石の馬鹿っ!」
「痛いですあきら様!顔はなしです、ボディにしてくださげふっ」
「痛いですあきら様!顔はなしです、ボディにしてくださげふっ」
白くてたっぷりあまった袖が、
男の顔と頭を遠慮なくはたく。
このままでは埒が明かないので、
男は取って置きの作戦を用意した。
男の顔と頭を遠慮なくはたく。
このままでは埒が明かないので、
男は取って置きの作戦を用意した。
「あきら様!聞いてください!あの!」
「ぎゃーぎゃー(ばちんばちん)」
「5倍で返せるものがあります!」
「ぎゃー…え?」
「ぎゃーぎゃー(ばちんばちん)」
「5倍で返せるものがあります!」
「ぎゃー…え?」
動きが止まる。
ふう、と一息ついて、
自信満々にこういった。
ふう、と一息ついて、
自信満々にこういった。
「じゃぁいつもより5倍にあきら様に愛情を注ぎます!」
「・・・・・」
「・・・・・あれ?」
「・・・・・じゃあってなによじゃあって、いつもはあたしに愛情を注いでないとでも言うわけ?そもそもねぇあんたはいつもでしゃばってばっかりで自分のことしか考えないでまったくもう何なのよ。それに加えてあたしのプレゼント用意してないと何事なのいったいぜんたい!それとねー」
「・・・・・」
「・・・・・あれ?」
「・・・・・じゃあってなによじゃあって、いつもはあたしに愛情を注いでないとでも言うわけ?そもそもねぇあんたはいつもでしゃばってばっかりで自分のことしか考えないでまったくもう何なのよ。それに加えてあたしのプレゼント用意してないと何事なのいったいぜんたい!それとねー」
今日の説教は、いつもの5倍返しになりそうだ。
おわり。