もうすぐ期末テストが始まる。雨続きでいまいち気分は晴れないが、それさえ終われば、もうすぐ夏休みだ。
かがみ、みさお、あやのの三人は、そのためにあやのの家に集まって勉強をしていた。
「じめじめしてるのあきたなー」
あいかわらず勉強となるとだらけてしまうみさおだったが、今回は別の理由もあった。
窓から外を見ると、雨が降り続いていた。ここ数日、晴れ間を見ない。
「ふふっ、みさちゃんは雨が嫌いね」
あやのは、珍しく湿っぽいみさおに、やさしく声を掛ける。
「そうね。何つーか、あんたって雨で体育が中止になって悲しむタイプよね」
それに対してかがみはそんな例えをしてみる。
「えー。どうしてそう思うのさ」
みさおは頬を膨らませながら、かがみに抗議する。
「んー。なんか日下部って、太陽が好きなのかなーって思ったから」
だから屋内より、屋外での授業が好きそうだ、とかがみは言う。
「課外授業も好きでしょ?」
「そだね。理科の課外授業とかなら好きかな」
みさおは素直に頷いた。ただし、勉強としては役立ってはいなかったが。
「まあ雨なんだし、日下部も勉強しようよ」
「そうよ、みさちゃん。補習になんてなったら、遊べないわよ」
「あうー」
厳しい先生が二人もいる。そんな気分になりながらもみさおは勉強に取りかかった。
降りしきる雨の音。勉強で集中していて会話の少ない最中では、やけに耳につく。
「早く晴れないかな」
「テストが終わる頃には晴れるわよ」
「そうね。テスト勉強に集中出来て、ちょうどいいし」
みさおの独り言に、あやのとかがみが突っ込む。今日は何だか突っ込みが鋭い気がした。
「そういや柊の誕生日ってもうすぐなんだろ?」
だがあえてみさおは話をそらしにかかる事にした。今やっている数学は大嫌いだからだ。
あやのも苦手としているのだが、この際無視する。
「突然何だ。まあそうね、七夕の日なんだけど」
あからさまな話題そらしではあったが、効果はあったようだ。
「みさちゃんの誕生日も割と近いわよね」
あやのも話題に乗ってきた。もしかしたらあやのも数学に疲れてきているのかもしれない。
「確か、『海の日だったんだー』って言ってたわね」
かがみがみさおの口調をまねながら言う。
「そーだったんだけどねー」
「祝日が第三月曜に変わったのよね」
「変えなくてもいいのにさ」
みさおのつぶやきにあやのが補足する。
この場にみゆきがいたのなら、海の日の由来について語ってくれただろうか。
みさおは、自分の誕生日の祝日が変わってしまって、多少の不満があるようだった。
「どっちにしろ、あんたの誕生日って夏休みに入ってない?」
「うが」
「まあ、私たちの誕生日も、テスト真っ最中なんだけどさ」
かがみが身も蓋もない突っ込みをするが、かがみ自身も似た境遇のようだ。
「なーなー柊ー」
不意にみさおが何かを思いついたのか、かがみの腕を揺さぶる。
「こら、揺らすな」
「誕生日一緒に祝ってくり」
「あ……そうか」
言われてみれば、かがみは五年間同じクラスの割に、プレゼントを贈る事はあっても、みさおの誕生日を祝ったことが無い。
「そうね、柊ちゃんが一緒だと楽しいんじゃないかしら」
「私がいて邪魔じゃないかな」
あやのは同意をするが、かがみは二人の邪魔になる気がしたのだ。
みさおとあやのは幼なじみであり、かがみが割り込むのは悪いかもしれないと。
「そんなことないよ。私は柊がいてくれるとうれしいよー」
「なっ……いや、そ、そう言ってくれるなら、別にいいわよ」
やけに目をキラキラさせて言うみさおに、かがみは折れるしかなかった。
「よっしゃ!」
飛び上がらん程によろこぶみさおを見ていたら、かがみはこれでよかったのだと思えた。
「よかったわね、みさちゃん」
「へへへっ。ちゃんと柊のプレゼントも用意しとくからなっ」
「お、ありがと。こっちも喜んでもらえるよう考えとくわ」
なるほど、プレゼント交換も悪くないと思う。
「それじゃ、どこへ行くか決めようよ」
みさおは早速話を進めようとするが、
「ちょっと待て」
「まずは、テスト勉強でしょ」
「うがー」
かがみとあやのの突っ込みを受ける。テスト勉強からは、逃れられない運命の様だ。
かがみ、みさお、あやのの三人は、そのためにあやのの家に集まって勉強をしていた。
「じめじめしてるのあきたなー」
あいかわらず勉強となるとだらけてしまうみさおだったが、今回は別の理由もあった。
窓から外を見ると、雨が降り続いていた。ここ数日、晴れ間を見ない。
「ふふっ、みさちゃんは雨が嫌いね」
あやのは、珍しく湿っぽいみさおに、やさしく声を掛ける。
「そうね。何つーか、あんたって雨で体育が中止になって悲しむタイプよね」
それに対してかがみはそんな例えをしてみる。
「えー。どうしてそう思うのさ」
みさおは頬を膨らませながら、かがみに抗議する。
「んー。なんか日下部って、太陽が好きなのかなーって思ったから」
だから屋内より、屋外での授業が好きそうだ、とかがみは言う。
「課外授業も好きでしょ?」
「そだね。理科の課外授業とかなら好きかな」
みさおは素直に頷いた。ただし、勉強としては役立ってはいなかったが。
「まあ雨なんだし、日下部も勉強しようよ」
「そうよ、みさちゃん。補習になんてなったら、遊べないわよ」
「あうー」
厳しい先生が二人もいる。そんな気分になりながらもみさおは勉強に取りかかった。
降りしきる雨の音。勉強で集中していて会話の少ない最中では、やけに耳につく。
「早く晴れないかな」
「テストが終わる頃には晴れるわよ」
「そうね。テスト勉強に集中出来て、ちょうどいいし」
みさおの独り言に、あやのとかがみが突っ込む。今日は何だか突っ込みが鋭い気がした。
「そういや柊の誕生日ってもうすぐなんだろ?」
だがあえてみさおは話をそらしにかかる事にした。今やっている数学は大嫌いだからだ。
あやのも苦手としているのだが、この際無視する。
「突然何だ。まあそうね、七夕の日なんだけど」
あからさまな話題そらしではあったが、効果はあったようだ。
「みさちゃんの誕生日も割と近いわよね」
あやのも話題に乗ってきた。もしかしたらあやのも数学に疲れてきているのかもしれない。
「確か、『海の日だったんだー』って言ってたわね」
かがみがみさおの口調をまねながら言う。
「そーだったんだけどねー」
「祝日が第三月曜に変わったのよね」
「変えなくてもいいのにさ」
みさおのつぶやきにあやのが補足する。
この場にみゆきがいたのなら、海の日の由来について語ってくれただろうか。
みさおは、自分の誕生日の祝日が変わってしまって、多少の不満があるようだった。
「どっちにしろ、あんたの誕生日って夏休みに入ってない?」
「うが」
「まあ、私たちの誕生日も、テスト真っ最中なんだけどさ」
かがみが身も蓋もない突っ込みをするが、かがみ自身も似た境遇のようだ。
「なーなー柊ー」
不意にみさおが何かを思いついたのか、かがみの腕を揺さぶる。
「こら、揺らすな」
「誕生日一緒に祝ってくり」
「あ……そうか」
言われてみれば、かがみは五年間同じクラスの割に、プレゼントを贈る事はあっても、みさおの誕生日を祝ったことが無い。
「そうね、柊ちゃんが一緒だと楽しいんじゃないかしら」
「私がいて邪魔じゃないかな」
あやのは同意をするが、かがみは二人の邪魔になる気がしたのだ。
みさおとあやのは幼なじみであり、かがみが割り込むのは悪いかもしれないと。
「そんなことないよ。私は柊がいてくれるとうれしいよー」
「なっ……いや、そ、そう言ってくれるなら、別にいいわよ」
やけに目をキラキラさせて言うみさおに、かがみは折れるしかなかった。
「よっしゃ!」
飛び上がらん程によろこぶみさおを見ていたら、かがみはこれでよかったのだと思えた。
「よかったわね、みさちゃん」
「へへへっ。ちゃんと柊のプレゼントも用意しとくからなっ」
「お、ありがと。こっちも喜んでもらえるよう考えとくわ」
なるほど、プレゼント交換も悪くないと思う。
「それじゃ、どこへ行くか決めようよ」
みさおは早速話を進めようとするが、
「ちょっと待て」
「まずは、テスト勉強でしょ」
「うがー」
かがみとあやのの突っ込みを受ける。テスト勉強からは、逃れられない運命の様だ。
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- RX…ではなくエステ●ン
というネタは置いといて、続きが読みたい! -- 名無しさん (2011-04-13 06:32:47)