隣の組のあの子から
小説が好きなあの子から
面白いよと
読んでみてよと
無理矢理押しつけられたこの小説
私はいつも断った
私はあの黒い細身の労働者を見るのが
なによりも嫌だったから
けど今日は断れなかった
ちょっと強気なあの子は
いつものように引き下がってくれなかった
小説が好きなあの子から
面白いよと
読んでみてよと
無理矢理押しつけられたこの小説
私はいつも断った
私はあの黒い細身の労働者を見るのが
なによりも嫌だったから
けど今日は断れなかった
ちょっと強気なあの子は
いつものように引き下がってくれなかった
例の小説を開けてみる
だけどそこには
例の労働者達
彼らは私を見ると
労働の忌避を訴える
これを治めることは
私にはできない
知的怜悧なあの子なら
容易く出来てしまうだろう
だけどそこには
例の労働者達
彼らは私を見ると
労働の忌避を訴える
これを治めることは
私にはできない
知的怜悧なあの子なら
容易く出来てしまうだろう
いつもなら
労働者達の訴えに
私は根負けしてしまう
彼らのストライキは
私を夢中に連れて行く
だけど今日は
やっぱりちょっといつもと違って
一人の労働者が私に話しかけた
労働者達の訴えに
私は根負けしてしまう
彼らのストライキは
私を夢中に連れて行く
だけど今日は
やっぱりちょっといつもと違って
一人の労働者が私に話しかけた
貴方は無能だ
私たちをして
仕事に就かせることが出来ないなんて
貴方は大愚だ
私たちをして
富を貢がせることをしないなんて
貴方が無能で大愚である限り
貴方は彼女を理解できない
利口発明な彼女へ
到底近づく事なんて出来ない
私たちをして
仕事に就かせることが出来ないなんて
貴方は大愚だ
私たちをして
富を貢がせることをしないなんて
貴方が無能で大愚である限り
貴方は彼女を理解できない
利口発明な彼女へ
到底近づく事なんて出来ない
小説風情が何を言う
互いに親しい私とあの子
いつも一緒の私とあの子
何処に隔たりがあるというのだ
何処に障碍があるというのだ
互いに親しい私とあの子
いつも一緒の私とあの子
何処に隔たりがあるというのだ
何処に障碍があるというのだ
運命は残酷に道を決め
必然は冷酷にその道を進む
彼女と共に歩むなら
貴方がそれを望むなら
彼女が愛する我々をして
富を貢がせなければならない
貴方はその富で
彼女の気持ちが分かるだろう
さもなければ
貴方はきっと
必然は冷酷にその道を進む
彼女と共に歩むなら
貴方がそれを望むなら
彼女が愛する我々をして
富を貢がせなければならない
貴方はその富で
彼女の気持ちが分かるだろう
さもなければ
貴方はきっと
大きな音を立てながら
私はロックアウトを行った
私はロックアウトを行った
再びあの子に出会った
隣の組のあの子に
返す言葉は
月並みな感想
ちらりと見せる哀愁の表情に
私は労働者の言葉を思い出す
隣の組のあの子に
返す言葉は
月並みな感想
ちらりと見せる哀愁の表情に
私は労働者の言葉を思い出す
終
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- なんにせよ 曲がりなりにもオタクを自称するなら 活字を読むくらい面倒がらなくっても…。
ラノベなら慣れれば一冊1~2時間で読めるでしょうに -- 名無しさん (2011-04-14 00:57:39) - やっぱり活字のことなのかな -- 名無しさん (2009-02-17 22:14:38)
- いまいち、よくわかんないんだけど・・・黒い労働者は文字(文章)のことか?? -- 名無しさん (2007-08-08 09:04:53)