「にゃんにゃにゃんにゃにゃ~にゃ♪にゃんにゃらにゃんにゃんにゃ~♪」
妙な歌を歌いながら、次々と画面上の敵を撃墜していくこなた。
一昔前の、なかなか難易度の高いシューティングゲームを歌いながら楽々クリアしていく様は、
クリアする事さえままならない初心者からすれば信じがたい光景だろう。
一昔前の、なかなか難易度の高いシューティングゲームを歌いながら楽々クリアしていく様は、
クリアする事さえままならない初心者からすれば信じがたい光景だろう。
こなたがかがみの飼い猫になったあの日から、こなたが柊家を訪れる頻度は爆発的に上昇
した。受験生の何処にそんな暇があるんだ、と問い詰めたくなるほど頻繁に訪れ、いつものように
ネコミミを装着してまるで我が家のように寛いでいる。
今では、もはや柊家でその光景に違和感を持つものは誰もおらず、家族全員に可愛がられている
こなたである。特にいのりはこなたを非常に気に入ったらしく、時々自室に連れ込もうとする程だ。
その度にかがみは必死でこなたを取り返すのだが、それでもいのりは諦めていないようで、
隙を見てはちょこちょこちょっかいを出している。
した。受験生の何処にそんな暇があるんだ、と問い詰めたくなるほど頻繁に訪れ、いつものように
ネコミミを装着してまるで我が家のように寛いでいる。
今では、もはや柊家でその光景に違和感を持つものは誰もおらず、家族全員に可愛がられている
こなたである。特にいのりはこなたを非常に気に入ったらしく、時々自室に連れ込もうとする程だ。
その度にかがみは必死でこなたを取り返すのだが、それでもいのりは諦めていないようで、
隙を見てはちょこちょこちょっかいを出している。
まつりもいのり程ではないがこなたを気に入ったようで、よく台所とかで楽しそうに談笑
している。二人はどこか似たところがあるようで、かがみに「いや~、あのこなたって子
面白いなぁ!また来るように伝えといてね!」などと言って来る。もっとも、こなたの事
だから何も言わずともやって来るのだが。
している。二人はどこか似たところがあるようで、かがみに「いや~、あのこなたって子
面白いなぁ!また来るように伝えといてね!」などと言って来る。もっとも、こなたの事
だから何も言わずともやって来るのだが。
ただおとみきだって負けてはいない。
一緒に晩御飯を食べる時も、凄く会話が弾んでいる。なぜいい年した大人の二人がこなたの
ネコミミに疑問を持たないのかは不明だが、案外こなたから直接「私はかがみの飼い猫
なんですよ~」とか説明を受けているのかも知れない。それで納得するのもどうかと思うが。
どうも、娘が増えたようで嬉しいらしい。これ以上増えてどうするんだよ、とは誰も突っ込まない。
一緒に晩御飯を食べる時も、凄く会話が弾んでいる。なぜいい年した大人の二人がこなたの
ネコミミに疑問を持たないのかは不明だが、案外こなたから直接「私はかがみの飼い猫
なんですよ~」とか説明を受けているのかも知れない。それで納得するのもどうかと思うが。
どうも、娘が増えたようで嬉しいらしい。これ以上増えてどうするんだよ、とは誰も突っ込まない。
とにかく、こなたが柊家に出入りするようになって、柊家の明るさは確実に増した。
だがそれを喜ぶ反面、複雑な感情を抱く人物がいた。
それこそ、ネコミミこなたの正式な飼い主たる柊家三女、かがみである。
だがそれを喜ぶ反面、複雑な感情を抱く人物がいた。
それこそ、ネコミミこなたの正式な飼い主たる柊家三女、かがみである。
――みんなと仲良くするのはいいんだけど……私の事、どう思ってんのかしら……?――
分かりやすく言うと、嫉妬である。
自分だけの飼い猫をみんなに取られたような気がして、落ち着かないのだ。
とくにいのりは要注意だ。いつ掻っ攫われるか分からない。
こなた、モロいのり姉さんの好みだもんなぁ……。と、かがみは内心で溜め息をつく。
自分だけの飼い猫をみんなに取られたような気がして、落ち着かないのだ。
とくにいのりは要注意だ。いつ掻っ攫われるか分からない。
こなた、モロいのり姉さんの好みだもんなぁ……。と、かがみは内心で溜め息をつく。
こなたがかがみの飼い猫になった影響か、こなたもSTGに凝り出した。
元々素養があったのかメキメキと上達し、今ではかがみにも引けを取らない程だ。オタクの
やり込みは半端ではない。
現に、今プレイしているステージだって、かがみでさえ本気でかからなければならない程の
難易度なのだ。それを余裕でプレイしているこなたは、もしかしたら既にかがみを超えているのかもしれない。
元々素養があったのかメキメキと上達し、今ではかがみにも引けを取らない程だ。オタクの
やり込みは半端ではない。
現に、今プレイしているステージだって、かがみでさえ本気でかからなければならない程の
難易度なのだ。それを余裕でプレイしているこなたは、もしかしたら既にかがみを超えているのかもしれない。
「ねぇ、こなた?」
「ん~?どったのかがみ~?」
流石に振り返りはしないが、それでも返事をする余裕くらいはあるようだ。
「こなたってさ、最近みんなと仲いいじゃん?」
「そだね。みんないい人だからね~。」
「ふぅん……。」
「それがどうかした?かがみ。」
「いやぁ、別に……。」
「ん~?どったのかがみ~?」
流石に振り返りはしないが、それでも返事をする余裕くらいはあるようだ。
「こなたってさ、最近みんなと仲いいじゃん?」
「そだね。みんないい人だからね~。」
「ふぅん……。」
「それがどうかした?かがみ。」
「いやぁ、別に……。」
不意に、テレビのスピーカーが爆発音を発した。
その音に驚いて、かがみは顔を上げる。そこには、ネコミミを装着したこなたのアップがあった。
その音に驚いて、かがみは顔を上げる。そこには、ネコミミを装着したこなたのアップがあった。
「うわぁ!どうしたのよ急に!?」
反射的に上半身を引くかがみ。さっきまでゲームをしていたはずのこなたの顔が何故目の前に
あるのか、一瞬考える。そして、画面に視線を送って、事態を理解した。
「GAME OVER」と表示された画面。こなたは、かがみと会話するために、順調に進んでいたゲームを
あっさりと放棄したのだ。
反射的に上半身を引くかがみ。さっきまでゲームをしていたはずのこなたの顔が何故目の前に
あるのか、一瞬考える。そして、画面に視線を送って、事態を理解した。
「GAME OVER」と表示された画面。こなたは、かがみと会話するために、順調に進んでいたゲームを
あっさりと放棄したのだ。
「かがみさ~。もしかして妬いてんの?」
ニヨニヨとした顔で訊ねてくるこなた。
その質問で、かがみは顔が一気に赤くなるのを自覚した。
その質問で、かがみは顔が一気に赤くなるのを自覚した。
「なっ……!そ、そんな訳ないじゃない!妬いたりなんか」
「してるでしょ?」
「してるでしょ?」
先回りされて、ぐっ、と言葉に詰まるかがみ。
悔しい事に、それはまさしく図星なのだ。
しばらく反論しようと言葉を探し、口をぱくぱくとさせたがいい反論(もしくは、この場合は
言い訳と言うべきかもしれない)が見つからず、かがみは渋々と認める。
悔しい事に、それはまさしく図星なのだ。
しばらく反論しようと言葉を探し、口をぱくぱくとさせたがいい反論(もしくは、この場合は
言い訳と言うべきかもしれない)が見つからず、かがみは渋々と認める。
「……だって、最近こなた、みんなとばっかり喋ってるじゃない……。
こなたは私の飼い猫なのに、なんかそういうのって、さ……。」
こなたは私の飼い猫なのに、なんかそういうのって、さ……。」
視線を下に向けながら、かがみは本心を少し、打ち明ける。
本当はもっと、構って欲しいのだ。こなたに。
だけどそんな事口に出しては言えなくて、回りくどいアピールしか出来なくなる。
今回も、それの典型的なパターンだった。
本当はもっと、構って欲しいのだ。こなたに。
だけどそんな事口に出しては言えなくて、回りくどいアピールしか出来なくなる。
今回も、それの典型的なパターンだった。
それを聞いて、こなたはニヨニヨしていた顔を、幸せそうにだらしなく緩める。
「なっ……何よ。私、何か変な事言ってる!?」
気恥ずかしさを誤魔化すために、語気を強めるかがみ。
だが、既に決してしまった流れは、その程度では変える事は出来ない。
「なっ……何よ。私、何か変な事言ってる!?」
気恥ずかしさを誤魔化すために、語気を強めるかがみ。
だが、既に決してしまった流れは、その程度では変える事は出来ない。
「……かがみってさ、ホントに萌えさせてくれるよねぇ。
もしかして、前世は萌えの化身だったりするんじゃないの?」
緩んだままの顔で続けるこなた。
だが、かがみは何となく馬鹿にされた気分になって、こなたに食ってかかる。
もしかして、前世は萌えの化身だったりするんじゃないの?」
緩んだままの顔で続けるこなた。
だが、かがみは何となく馬鹿にされた気分になって、こなたに食ってかかる。
「も、萌えの化身って何よ!私は、真剣に」
「ねぇ、かがみ?」
「ねぇ、かがみ?」
だが、その勢いもこなたに名前を呼ばれるだけで止められる。
「な、何よ?」
「な、何よ?」
「……私のご主人様は、かがみだけだよ。だから、安心してよね。
やきもちかがみも萌えるけどさ、やっぱり私はにこにこ笑ってるかがみの方が好きだから。」
「……う。」
やきもちかがみも萌えるけどさ、やっぱり私はにこにこ笑ってるかがみの方が好きだから。」
「……う。」
こなたのその言葉で、かがみは一気に妬いてたのが馬鹿らしくなった。
そして、目の前の飼い猫の笑顔につられて、頬が緩んでいくのを自覚する。
だから、かがみは飼い猫の頭を撫でながら、こう言った。
そして、目の前の飼い猫の笑顔につられて、頬が緩んでいくのを自覚する。
だから、かがみは飼い猫の頭を撫でながら、こう言った。
「……だったらいいのよ。ずっと、私のそばにいなさいよね。」
「了解なんだにゃん、ご主人さま。」
「了解なんだにゃん、ご主人さま。」
かがみは、擦り寄ってきたこなたの唇に、優しく口付ける。
それはあの夜、初めて口付けた時と同じ柔らかさだった。
それはあの夜、初めて口付けた時と同じ柔らかさだった。
ダメダメチョウジョへ続く
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- あれ?
つかさ…空気?
とりあえずGJ! -- 名無しさん (2008-04-11 03:24:51)