人造惑星

プラネテス
作品名:シルヴァリオサーガ
用語分類:種族分類
別呼称:魔星、眷星神、天津神々(プラネテス)

シルヴァリオサーガに登場する用語。
神星鉄を使って莫大な量の星辰体と感応する星辰体運用兵器
新西暦では神星鉄を体内に埋め込んだことで人のまま魔星となった者も存在する。
星辰光発動時の詠唱は“天昇せよ我が守護星───鋼の恒星(ほむら)を掲げるために”




詳細

来歴

  • 第五次世界大戦の星辰体運用兵器
    • かつて神祖が提唱した理論を日本軍タカ派が軍事転用し切り札として製造した決戦兵器。
      • 単騎による無手での潜入と要所鎮圧のための人造体で大破壊前にロールアウトされたのはカグツチのみ。
      • 大破壊後は金属の電気抵抗が軒並み零になったため稼働できなくなった。
魔星、または眷星神とも呼ばれる星辰奏者の完全上位互換にして、その原型と言うべき
星辰体運用兵器。
本来旧西暦の第五次世界大戦末期において日本軍タカ派が切り札として製造した決戦兵器
だったものの、完成を目前にして大破壊によりあえなく大破。そのまま日本共々、構想ご
と歴史の闇に消える幻の技術となるはずだったが多くの紆余曲折を経て新西暦に復活し
た。
  • 新西暦用にカスタマイズされた
    • 迦具土神壱型のメモリーに残っていた天之闇戸のデータから再現された。
      • 精神的衝動を用いた感情制御により星辰光の出力を調整している。
かつての魔星がこいつをモデルに生み出されたのだから、似ているのは当たり前
ということか。纏う気配は真逆だが、そこが奴の語る改良点に当たるのだろう。
電子頭脳を用いた演算制御ではなく、精神的衝動を用いた感情制御に切り替えた
部分が明確な差異となっている。

製造方法


+ 第一世代
  • 適性のある人物の死体をベースに造られる
    • この死体の骨格を神星鉄に変え肉や皮などを張り付ける。
    • 素体の第一の生における強い衝動が完成品の行動原理として引き継がれる。
      • この情動が星辰光の出力制御たして利用される。
  • 生体演算装置(バイオコンピューター)による演算が必要
    • 魔星の細かい部品の設計と製造は熟練の奏鋼調律師を以てしても不可能。
      • 人間の技師は動けないカグツチに代わり理論の構築と素体の選定を行う。
 それはカグツチという新西暦唯一の生体演算装置が存在するゆえ、
複雑な機械的製造処理を経て魔星はようやくこの世に誕生できると
いう真実があるためだった。

+ ストレイドの場合
  • ジン・ヘイゼルの右腕を使って産み出された
    • 人造惑星の行動方針となるべき前世の衝動が存在しない。
 アレは単にジンの左腕を素材にしたに過ぎず、ゆえに何の衝動も
継承してはいないのだ。
 当たり前の話だが、腕は独自に思考しない。脳が無いのだから当
然である。

+ 第二世代
  • 素養の高い者に神星鉄を埋め込み極晃星と接触させる
    • 更に身体改造などで思考に指向性を与えることで特定の極晃星を再現する試み。
 神星鉄を持たぬ彼女が同調を可能としたのは、彼の裡に残った
天奏との接続用経路ゆえだ。片翼が消えた今となっても審判者に
作られた高位次元接続用の通信路は備わったままである。

+ 第三世代
  • 四つのセイファートによる強化と覚醒を可能とする容量の実装
    • 覚醒などの強化にも耐えれるようになる。
      • 翻って本人自身は耐久以外は対して強化されない。(覚醒ありき)
 特殊能力の獲得や戦闘能力の向上よりもまず、器の大型化。
 固いという意味で頑丈ではなく、誰より丈夫と言うべき魔星。それがジェイ
ス・ザ・オーバードライブという存在なのだと理解した。
  • 重要器官は生身のまま
    • 生体としての弱点が残っており、そこを突かれると不利になる。
 言わずもがな、全身を改造して装甲化していても脳髄は生身のままだ。
 震動が直に伝われば意識が一瞬飛ぶという、生命体として当たり前の原理を医
者の如く神は淡々と形にする。
  • 極晃星への接続
    • 特定の極晃星と接触し力を借り受ける。
 そう、ジェイスは軍人でありながら同時に帝国アドラーの誇る最新最強の星辰
兵器だ。その本領は特異点接触、すなわち高位次元に存在する特定の極晃星と繋
がることに他ならない。

戦闘能力

  • 星辰奏者の上位互換
    • 戦闘特化の個体ならば星辰奏者数十人に匹敵する。
    • 一度暴れれば単独で拠点を落とせるとされる。
戦闘特化型の個体なら一機で数十人相当の星辰奏者に匹敵する戦果を挙げるのも難しい話
ではなく、事実、魔星が投入された戦場は例外なく熾烈を極めたものであったと敵味方双
方に記録され、強く恐れられている。
  • 星辰光の出力調整が可能
    • 新西暦では電気機械が全滅したため精神的な衝動で制御する。
      • 出力が上がるほど生来の衝動が剥き出しになっていく。
 出力を上げ、能力を解放していくほど、その本質はより可視化さ
れていくわけであり──つまり逆説的にこうなるわけだ。全力を出
せば出すほど、魔星の地金がむき出しになっていく。


元ネタ

プラネテス(古代ギリシャ:πλάνητες
古代ギリシャ語「惑星」を意味する語。
英語で「惑星」を表すplanetの語源とされる。


関連項目

分類上は第一世代型に含まれる者。

下位互換。

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最終更新:2021年02月23日 23:28