2023年9月1日 カッちゃんのスパイスカレー物語
最終更新:
katudontarou
-
view
まえがき
2023年2月頃、突如カツドンはカレー屋の開業を目指す事を公言。YouTubeでもカレーを作る動画が増えるようになった。
当初はその挑戦に視聴者から否定的な意見も集まっていたが、実際に近隣のカレー店でテイクアウトを行ったり、市販のカレーパウダーやスパイスを用いて試行錯誤を重ねたりと、調理の工夫を続けた。その過程で完成したオリジナルカレーは、なじみの視聴者にタッパーに入れて提供され、率直な感想を得ることとなった。
当初はその挑戦に視聴者から否定的な意見も集まっていたが、実際に近隣のカレー店でテイクアウトを行ったり、市販のカレーパウダーやスパイスを用いて試行錯誤を重ねたりと、調理の工夫を続けた。その過程で完成したオリジナルカレーは、なじみの視聴者にタッパーに入れて提供され、率直な感想を得ることとなった。
試食した視聴者からは「苦い」「酸っぱい」「酢豚」などとの声が挙がった。
その後も改良を重ね、その結果、酸味が特徴的なポークビンダルーカレー(本人は「ビンダルゥ」と表記)を完成させるに至った。
ビンダルーはインド発祥の料理であり、日本では「SPICY CURRY 魯珈」のものが広く知られている。カツドンは同店のレシピ本や監修商品を購入し、さらには都内訪問時に本店でテイクアウトを行うなど、研究を重ねていた模様である。
その後も改良を重ね、その結果、酸味が特徴的なポークビンダルーカレー(本人は「ビンダルゥ」と表記)を完成させるに至った。
ビンダルーはインド発祥の料理であり、日本では「SPICY CURRY 魯珈」のものが広く知られている。カツドンは同店のレシピ本や監修商品を購入し、さらには都内訪問時に本店でテイクアウトを行うなど、研究を重ねていた模様である。
メニュー作りと同時進行で店舗探しも行い、資金面等で賃貸物件は借りられなかったため、時間単位で借りられるレンタルキッチンを借りることとなった。
また、宣伝の為にInstagramのアカウントも開設。https://www.instagram.com/kacchancurry?igsh=cHh2aG91c3F2bmt1
また、宣伝の為にInstagramのアカウントも開設。https://www.instagram.com/kacchancurry?igsh=cHh2aG91c3F2bmt1
プレオープン
オープン1週間前の2023年8月25日、プレオープン。
彼は来店者数を15名と見込んでいたが、事前の宣伝が十分でなかったこともあり、実際の来店者数は3名にとどまった。
プレオープンの様子はYouTubeでも生配信されていたが、配信では、調理や盛り付けに苦戦する姿や、音声読み上げソフト「棒読みちゃん」を通じて寄せられる大量の視聴者コメントへの対応などが見られた。
来客が限られた状況の中、カツドンが調理器具の整理や片付けを繰り返し行う場面も映され、店舗運営に向けた課題が浮き彫りとなった。
プレオープンの様子はYouTubeでも生配信されていたが、配信では、調理や盛り付けに苦戦する姿や、音声読み上げソフト「棒読みちゃん」を通じて寄せられる大量の視聴者コメントへの対応などが見られた。
来客が限られた状況の中、カツドンが調理器具の整理や片付けを繰り返し行う場面も映され、店舗運営に向けた課題が浮き彫りとなった。
こうして不安要素を抱えたまま9月1日、いよいよ開店の日を迎える…
開店
オープン当日、看板商品としてポークビンダルゥカレーが800円で提供された。トッピングとしてはゆで卵or焼きチーズがそれぞれ100円で販売されており、特に焼きチーズは後に思わぬ事態につながることとなる。
売上目標は30杯と設定された。
カレーと共に(業務スーパーで購入したフルーツを使った)手作りラッシー(感謝感謝雨アラッシー)も400円で提供された。
来店者からのレビューとしては、「見た目は悪くない」「しっかりカレーの味がした」といった肯定的なものがある一方で、「スパイスが効きすぎて非常に辛い」「豚肉をマリネ液に漬けた影響か酸味が強すぎる部分があった」といった意見も寄せられ、賛否両論の評価となった。
来店者からのレビューとしては、「見た目は悪くない」「しっかりカレーの味がした」といった肯定的なものがある一方で、「スパイスが効きすぎて非常に辛い」「豚肉をマリネ液に漬けた影響か酸味が強すぎる部分があった」といった意見も寄せられ、賛否両論の評価となった。
当日はほぼ全員視聴者であったが13名の客が来店したとのこと。
口だけではなく、しっかり行動に移したカツドンを多くの人が見直し、成功者への第一歩を踏み出したかと思われたが実は営業中とある事件が起きていたことが判明する…
そしてその事件はこのカレー店の今後の営業を揺るがすものでもあったのである…。
そしてその事件はこのカレー店の今後の営業を揺るがすものでもあったのである…。
事件発覚と閉店
1日の売上目標を達成できず、初日の営業を終えた「カッちゃんのスパイスカレー」であったが、営業中に予期せぬ出来事が発生していた。
カツドンがガスバーナーを用いてトッピングのチーズを炙ろうとした際、バーナーの隙間から火が漏れ出し、アルコールが付着していた自身の手袋に一瞬引火する事態となった。
幸い、怪我や店内設備への被害はなかったが、店内撮影を許可していたことで、たまたまカメラを回していた視聴者によりその瞬間が記録され、Xにて該当部分が投稿された。
幸い、怪我や店内設備への被害はなかったが、店内撮影を許可していたことで、たまたまカメラを回していた視聴者によりその瞬間が記録され、Xにて該当部分が投稿された。
カツドンは視聴者からこの炎上を知らされたものの、事の重大さを知らず上の空だった模様。
しかし、この時すでに動画はあちらこちらに拡散されており、ようやく深刻さを悟ったカツドンは急遽同日23時頃から行う予定だったYouTube配信を取りやめた。
しかし、この時すでに動画はあちらこちらに拡散されており、ようやく深刻さを悟ったカツドンは急遽同日23時頃から行う予定だったYouTube配信を取りやめた。
すみません、やはり今日は生配信は中止させていただきます。
ガスバーナーの件はご心配おかけして申し訳ありませんでした。動画投稿の許可は出しておりませんでしたので、投稿者は削除をしてください。
ガスバーナーの件はご心配おかけして申し訳ありませんでした。動画投稿の許可は出しておりませんでしたので、投稿者は削除をしてください。
恐らくエゴサで炎上を目の当たりにした彼は、すぐさま投稿者(撮影者)に「動画投稿の許可は出しておりません」と動画削除を求める。
恐らくこれ以上の情報の流失、店舗側への風評被害を止めるための苦肉の策だったと思われる。
恐らくこれ以上の情報の流失、店舗側への風評被害を止めるための苦肉の策だったと思われる。
しかし、時既に遅く、一部の視聴者は間借り店舗のオーナーや行政機関に通報を行っていたのである。
加えて、間借り先の店舗のGoogleレビューが視聴者の書き込みで溢れる事態も発生したことから、2023年9月6日、先方から契約終了を告げられる結果となった。
こうして"カッちゃんのスパイスカレー"は実質、開店からわずか3時間で閉店という伝説となった。
加えて、間借り先の店舗のGoogleレビューが視聴者の書き込みで溢れる事態も発生したことから、2023年9月6日、先方から契約終了を告げられる結果となった。
こうして"カッちゃんのスパイスカレー"は実質、開店からわずか3時間で閉店という伝説となった。
来店客数は13名。売上総額は17,000円であったという。