鳥獣戯剣 ◇YFw4OxIuOI



蝦蟇は藪より這いずるように、その醜悪な姿を月光の元に晒す。
蝦蟇は道路を疾走しながら、あの名も知らぬ
(燕を落とすが如き返し刃から想像は付いたが)
美青年の醜態をその脳内で何度も反芻し、
その醜態に酔いしれていた。

美しき燕の剣がもう一つの、より大きな燕の剣に撃ち落とされる様は。
美しき燕が苦痛に呻き、地を転り回り苦痛にに泣き叫ぶ様は。
美しき燕がその端正な美貌を憤怒に染め、我を見失い悪鬼の形相と化す様は。

それは、とても快きものであった。
それは、とても心振るわせるものであった。
その美しき光景は、天上の絵画にも等しかった。
己では到底届かぬ空の高見にある燕の美貌が、
二度と戻ることなき醜き顔に堕すその有様は。

本当に、素晴らしい夜だ。
もし手元に酒さえあれば、あの美青年の不幸と
醜態を肴に月見酒に興じたいところではあるが。
残念ながら手元には酒はなく、あったとしてもそれに酔うわけにはいかぬ。
己は今、一世一代の戦いの場の中に身を投じているが故に。
がま剣法は合戦の心得であるが故に。
屈木頑乃助のどこまでも冷徹な剣者としての部分が、
その陶酔に歯止めをかけ、冷酷な現実へと繋ぎ止める。

酒に酔い、油断を見せてはならぬのだ。

ああ、いい夜だ。
あの美しき燕が己より醜き存在へと堕す有様を眺めるには。
天上に輝く満月は、その醜態を余すところなく教えてくれる。
本当にいい夜だ。
本当にいい夜だ。なのに…。
実に惜しい。その終わりが近いとは。
実に惜しい。己の手で、その喜劇の幕を引かねばならぬとは。

屈木頑乃助の、剣者としての部分が、そう告げる。
その双眸は、すでにあの佐々木小次郎の勝負をどこまでも
冷静に鑑賞していた、油断なき剣者のものに立ち戻っていた。

屈木頑乃助は地を這うように路上を駆け抜ける。
そうしてついに、眼前の悪鬼・佐々木小次郎に追いすがる事が出来た。




「待たれよ、そこの燕。」

蝦蟇は燕に声をかける。
その距離、実に七間。

「…なんだ貴様は?その不快な姿でこの私の目を汚し、
 この私と口を利く資格があると思うておるのか?
 目障りだ下郎。早々に消え失せよ。
 鳥獣の類は斬らぬが故、見逃してやる。
 蛙を剣の錆びにするなど我が恥だからな。」

もはや悪鬼そのものの形相で、佐々木小次郎は目の前の蝦蟇を睨みつける。
その表情だけで人は逃げまどい、あるいは腰を抜かしてしまうに違いない
おぞましい顔を向けられ、蝦蟇はなお平然としていた。

佐々木小次郎は、ここに来て若干の理性を取り戻していた。
それはとりもなおさず、今の己以上に醜き存在を見つけたからであるが。
その侮蔑にすら値しない、生ける汚猥とも言うべき穢き存在を見つけた事により、
佐々木小次郎は立て続けに穢された自尊心を、僅かながらに取り戻していた。
ただそれだけが、目の前の蝦蟇と亀の合いの子がごとき怪物と
会話をするだけの理性と余裕を生んだのである。

「あなた様、その前に一つお聞きしたい。
 その美しき御顔、その燕を落とすが如き太刀筋、
 人物帖にある佐々木小次郎殿と見受けられたが、
 如何かな?」

蝦蟇は相手の思惑など知る術もなく、目の前の美青年に問う。

「いかにも私は佐々木小次郎。そして用いる剣は“燕返し”。
 本来貴様ごとき蝦蟇顔の醜男は、我が顔を拝謁する事すらも許されぬ。
 さあ我が高名を聞き満足したか?ならば、気が変わらぬうちにそうそうに立ち去れ。
 蝦蟇男は蝦蟇らしく、蠅か蜻蛉でも追いかけるのがお似合いだ。」

佐々木小次郎はまるで蠅でも追い払うかのように
しっしと手を振り、この場からの退出を促した。
己が斬るべきはこちらを虚仮にした人間どもであって、
斬るにも値しない、卑小でおぞましい顔立ちの生き物ではない。
その何処までも傲慢な自尊心が、却って殺意を侮蔑の念へと転化させて、
人としては問題はあるがその理性を取り戻させていた。

「ふふ、小次郎さま、あなたの脚は、細くすんなりと美しい、私の足はひき蛙のように曲がって醜い。
 あなたの鼻は、今でなおすっきりと筋が通っている。私の鼻は、ガマのように潰れている。」

蝦蟇は阿諛追従とも取れる言葉を、喉をゴロゴロと鳴らせながら低いダミ声で述べる。

「今更世辞などいらぬ。早々に消え失せよというに。」

佐々木小次郎の顔に、明らかな苛立ちが混ざる。
耳元でしつこく吠える犬ころを棒で追い払うように、
この男に仕置きぐらいはしてもよいかと考えだした。
だが蝦蟇は、さらにその苛立ちに拍車をかけるかのように、
以前の言葉からは想像も出来ぬほどの二の句を吐き、
佐々木小次郎に残された僅かながらの仏心を微塵に粉砕した。

「だが、小次郎さま。剣の道は失礼ながら、私とは桁違いだ。」

「……なん、だと?」

声が裏返る。
軽侮の視線が、憤怒の視線へと変化する。
端正な美青年の表情が、悪鬼の表情へと逆戻りする。
踏み越えてはならない一線を、蝦蟇は大幅に踏み越えた。
その蛙が持つ、長く忌まわしい舌でもって。

「佐々木小次郎さま。あなたの剣は二度拝見いたしました。
 あれこそは高名な“燕返し”そのもの。ですが、それは名折れに過ぎぬものでした。
 最初の剣士さまには喉を突かれ、そして次のあなたに似た剣士さまには同じ剣にて破れている。
 燕返しも、所詮はその程度の剣。そしてその自慢の顔を傷つけられ、悲鳴を上げ転げまわる有様。
 さような不様な燕では、片翼のもげた燕では、地を這う蛙一つ捉える事など出来ませぬ。
 宮本武蔵に敗れた理由も、あの程度ならば理解できようもの。」

蝦蟇はさらに追い討ちをかける。ことさらに挑発を続ける。
佐々木小次郎は、もはや目の前の醜き害獣を見逃す気などとうに消え失せていた。

「ほう。そこまで言うたか。貴様もまた宮本武蔵なる無名の剣客を語り、我を愚弄するか。
 ならばその燕返し。身を以て味わうがいい!」

佐々木小次郎は大上段に構える。
辺りに所構わず撒き散らしていた殺気が一つに収束し、
それはただ一匹の不遜なる大蝦蟇へと向けられる。
繰り出すべきは、必殺の“燕返し”。
空高く舞う美しき飛燕は地を這う醜き蝦蟇を、
瞬く間にその鋼の嘴にて引き裂くであろう。

だが、その哀れなる運命を知らぬ蝦蟇は、一笑に付すばかり。

「――佐々木小次郎破れたり。」

それは、奇しくも宮本武蔵が佐々木小次郎に当てた言葉であり、
そしてまた、沖田総司が佐々木小次郎に当てた言葉でもあった。
だが、佐々木小次郎の殺意の引き金を引くには、十分すぎるものであった。

「殺す!」

さあ、愚かな蝦蟇を切り裂いてくれようぞ!!
佐々木小次郎は駆ける。屈木頑乃助は迎え撃つ。

六間、五間――。

佐々木小次郎がその俊足の疾走にて間合いを詰め、
蝦蟇は己の重心を異常に低く持つ、ガマの構えを取る。

フン、やはりそう来たか。だが、それは素人判断というもの。
貴様にはあのような突きは見舞えまい!

佐々木小次郎は、狂気に理性を囚われながらも、剣者としての勘がその危機を伝えていた。
この男は先ほどの若き剣客(沖田総司の事だが、小次郎本人はその名を知らない。)のように、
異常に低く構えるのではないのかと。

だが、その戦法はその刺突全てが偽攻ではない、
すべてが必殺の一撃となる三段刺突を見舞えるからこそ生きる戦法。
しかも、あのような奇芸は二度通用する類のものではない。
通常、あのような極端に低い構えからの一撃は、重心が狂い大幅に威力が減殺する。
現実に、あの男の突きが受け流せる程度には威力が減じていたがように。

そして、この醜い蝦蟇はあの若者ではない。
あのような、己に比肩しうる魔剣など、二人と持ち得るはずがないが故に。
己の剣さえ持たぬこの身の程知らずな愚物に、燕返しが破れるわけがない。

四間、三間――。

ならば、あの男はその木刀にて我が剣を防ぎ、後の先を狙おうとするだろう。
間合いが十分に迫ったその先まで。
威力の減じた剣なら、その哀れな木刀でさえも防ぎきれると思ったか?
ならば、その浅はかさを身を以て思い知らせてくれる。
この剛の剣、地を這うものなら大蛇でも二つに裂いてくれようぞ。
万一その身を後ろに引きかわした場合は、
それこそ蝦蟇が望む“燕返し”の出番となる。
その異常な低姿勢で、しかも回避に身が崩れた姿勢で、
斬り上げからなる燕返しがかわせようはずがない。

二間――。

蝦蟇は燕返しにて、不様に裏返される。
燕は蝦蟇の不様な最後に心踊らせ――









――蛙が前方へと、大きく跳ねた。








地を這うままに、重心を低く保ったまま。
蹴り出した背後の土が大きく爆ぜ、
まさに猪突猛進の迎撃、いや突撃を開始する。

ぬ。
意表を突かれた。対の先を取られた。
まさかあの姿勢から一切の勢いを減じる事無く、
あれまでの突進が出来うるとは!

だが、まだ甘い。その程度の踏み込みでは、こちらの魔剣を掻い潜るには至らぬ。
そして、あの醜き蝦蟇の手足が短い分、間合いはこちらが広い。
佐々木小次郎は不意を打たれたにも関わらず、片目であるにも関わらず、
屈木頑乃助の跳躍が如き踏み込みに即応し、正確な間合いから大上段の剣を振り下ろす。
流石は、敗れたとはいえ歴史に名を残す天才剣士。地力そのものが桁外れである。
攻撃はこちらが先。防げば押し切る、躱さば燕が舞う。言わば必勝の方程式。
低姿勢からの猛突進など、なんの意味もなさぬ。
その低姿勢から来る威力の減殺に関わらず、燕の降下は蛙を見事仕留めるであろう。

――だが。


出し抜けに視界が右へと急激に傾く。
左膝が割れんばかりの激痛。刀が虚しく空を薙ぐ。
こんな事は予定にない!
こんな事は想定にない!
こんな不様は知らぬし決してあり得ぬ!!
どうした何が何が一体起こったのだこの左膝の尋常ならざる痛みははどうしたことか
何故私は傾いているいや違う蝦蟇はいったいどこにああどうしてこんな所に―――。



慢心した佐々木小次郎が生涯最後に目にした光景は、
今まさに下から木刀を突きあげんとする蝦蟇の姿と、
自らの喉笛を潰さんと迫り来るする木の具風であった。



蝦蟇があの立ち合いで行ったのは、斬撃ではなく突きであった。
蝦蟇は最初から、あの地を這う姿勢からの刺突を狙っていたのだ。
そして、その突撃でもってその左脚の向う脛を完全に砕き折り、
返す刃で喉笛を全力で突き砕いた。これでは、たとえ木刀といえど助かろう筈はない。
佐々木小次郎は喉はおろか頚骨さえも折られ、断末魔さえも無く血を吐き不様に斃れた。

低姿勢の相手を斬るに辺り、実はデメリットは二つある。
一つはかつて屈木頑乃助が身を以て知った苦い経験からあるとおり、
自らの重心より下の斬撃は威力が大幅に減殺されてしまうという点。
もう一つは、大上段からの構えからでは単純に相手への到達距離、
ようは剣の敵手への到達時間が大幅に延びてしまうという点。

標的がどれほど小さかろうと、ある程度の高さまで振りかぶらなければ、
人間を斬るに充分な程の力を乗せて斬り下げることはできない。
必然として、己より背の低い相手を斬る際は刀を到達距離が長くなり、
命中までに要する時間が延びてしまう結果となる。
体格が小さければ小さいほど、姿勢が低ければ低いほど、敵の剣撃は遅れに遅れるのだ。
実際、その合理性から背の低い女子供を斬る際は大上段から威圧するよりも、
下段からの斬り上げこそが有効であると教える流派も存在するほどである。
屈木頑乃助は佐々木小次郎をことさらに挑発する事により、
がま剣法と対峙するには大いに不利である魔剣・燕返しを、
いや、正確にはその大上段からの振り落としこそを引き出したのだ。

“燕返し”とは、大上段からの振り落としからの斬り上げからなる術技。
その両方がともに必殺の一撃であり、初撃は躱せようともその次に来る刃は避けようがない必滅の刃である。
後の先狙いで攻撃に集中した身で、あるいは回避で体勢が大きく崩れた身で、
燕を落すが如き高速の斬り上げなど、人の身で続けて避けようがないのだから。
だがそれは、比類なき大上段からの振り落としがまず最初にあってこそ。

そして、最初の振り下ろしは当然弧の軌跡を描く。
対して、屈木頑乃助の刺突は直線の軌跡を描く。
既にお互いの到達距離からして大きく開きがあり、
なおかつ屈木頑乃助は低姿勢からの剣術にこれ以上なく慣れ親しんだ身。
重心を巧みに変える事が出来る屈木頑乃助のがま剣法は、
低姿勢から来るいかなる威力の減殺も、到達の遅延すらも発生はし得ない。
これこそが屈木頑乃助の魔剣“がま剣法”。
佐々木小次郎や沖田総司の流麗さとは似て非なり対極。
屈木頑乃助は佐々木小次郎の予想とは異なり、通常の剣の条理を覆す魔剣を有してたのだ。
異形の剣客、屈木頑乃助が使う事を許された、屈木頑乃助のみが扱える魔剣“がま剣法”を。

だがそれでもなお、屈木頑乃助が斬撃を選んだのであれば、
あるいは佐々木小次郎の剣が先に到達したのかも知れない。
だが、屈木頑乃助は決して相手の不利を侮ることなく、
全身全霊を以て佐々木小次郎を仕留めにかかったのである。
それこそが先ほどの神速の刺突。敵手と状況を己の望む方向に手繰り寄せてから、
さらにはがま剣法と刺突の二つの技巧を揃えて迎え撃つ、屈木頑乃助の必勝の方程式である。

本来、この刺突は敵手が膝下の斬撃を警戒し防御が集中した場合に備えて、
その裏をかき顔面ないしは喉を突くことを想定した先の先狙いの術技である。
かつて、笹原権八郎を仕留めた時のように。
だが、あの時より姿勢をさらに低くすれば、対手の先を取り膝下をも狙えるのではないか?
己より格上の、低姿勢からのがまの守りさえも無効とするような、
地さえ割る剛の振り下ろしを用いる猛者にも通用するのではないか?
それを実践にて試してみたかったというのがある。
そう、先ほどの佐々木小次郎を破った、顔に傷のある男に対峙する為に。
そう、人物帖にあった第二の佐々木小次郎かもしれぬ男に対峙する為に。

そして、その相手として、理性を失い、我を忘れた佐々木小次郎は
顔に傷のある男の仮想敵としてまさにうってつけの練習台であった。
太刀筋も体格も使う剣も、その全てが酷似しており、
なおかつ全てが先程の男に劣るが故に。

そう。あの顔に傷の男はその膂力から繰り出すあの異形の剣から、
これから先も数多くの屍を築きあげるであろう。
そして、最後にはこの蝦蟇が対峙せねばならなくなる。
だからこそ、それを想定した敵と仕合っておき、敵の欠点を、己の欠点を、
これ以上なく厳しく正確に把握しなければならない。
屈木頑乃助は剣者として限りなく冷徹に、かつ怜悧な判断を下した。
あたかも冷血動物のように。

屈木頑乃助はまごう事無き卑劣漢である。
だが己の醜さや弱さを正面から見据え、
己れの研鑚は決して欠かすことのない比類なき努力家でもあった。
その鍛練の証拠は、期せずして己がさらに磨きを掛けてしまった異形である。
そして勝つべくして勝利を拾う、極めて計算高い男でもあった。

それに対して、安い挑発に乗り己の剣の腕に溺れた
愚かな燕ごときが相手となるはずがなかった。
地を這う醜き蝦蟇は、空を舞い降りる美しき鋼の嘴を持つ
飛燕をその木の舌でもって捉え、そして丸呑みとした。

ばくばくとむしゃむしゃと、
それはそれはさもうまそうに。

ある意味大自然よりも厳しき剣の世界は、
燕と蛙の食物連鎖をも逆転させ、勝者を蛙と定めた。
佐々木小次郎は、ある意味創作された物語が伝えるそのままに、
挑発により失敗するその不様な末路を再現してしまったのである。


屈木頑乃助は、佐々木小次郎の遺体から打刀を取り上げ、
行李の中のものを自分のものに移し替える。
死体はこれ以上ない苦悶の表情を浮かべていたが、
生憎と死体を笑う趣味までは持ち合わせてはいなかった。
念のため佐々木小次郎の喉を手にしていた打刀で突いておく。


――さくり、と。


屈木頑乃助は、その意外な手応えに驚いた。
茹で上げた芋でも串で貫くような、そのような手応えに。
それは、驚くほど滑らかに喉を刺し貫いた。
この刀、紛れようもなく業物である。

この刀、よくよく見ればその独特の乱れ刀紋が見せる美しさは、
芸術品としての価値だけでなく刀剣としての高い価値をも示している。
貧しきが故に刀の目利きなど殆ど経験のない屈木頑乃助にとっても、
なにか貴重そうな銘刀の類であることだけはすぐさま理解できた。

茎(なかご)を見ればその銘が何であるかわかろうものだが、
生憎と刀を分解するような道具は行李の中には入っていなかった。
これはまた後でじっくりと調べればいいだろう。

屈木頑乃助は木刀を背負い、周囲をぐるりと見渡す。
どうやら、顔に傷の男は完全に見失ってしまったらしい。
だが、あの男が生きていれば、いずれは対峙することになるだろう。
それまで力を蓄え、あるいは腕を磨き、ゆっくりと事を構えたほうがよいだろう。
焦る必要はないし、無理をして仕合を続ける必要もない。
最後の一人のみを倒せばいいのだ。
それまでにあの顔に傷ある男が倒されたなら、それこそ儲けものというもの。

さて、どちらの方角へと向かうべきか?
蝦蟇はその離れた蛙のような目を左右へとぎょろりと動かし、
首を伸ばして次に向かうべき方角を定めた。

【佐々木小次郎@史実 死亡】
【残り七十四名】

【はノ参/路上/一日目 早朝(始まり頃)】
【屈木頑乃助@駿河御前試合】
【状態】健康
【装備】木刀 、打刀(名匠によるものだが、詳細不明)
【所持品】支給品一式×2
【思考】
基本:死合に勝ち残り、勝者の褒美として千加を娶る。手段は選ばない。
一:将来的に顔に傷のある男(佐々木小次郎(傷))に対峙できるよう、がま剣法をさらに進化させておく。
二:この銘ある打刀の正体を、出来れば知っておきたい。

※屈木頑乃助がどちらの方角に向かうかは、次の書き手様にお任せいたします。
※原作試合開始直前からの参戦です。
※沖田総司の太刀筋をある程度把握しましたが、沖田総司の名前は知りません。
※人物帖は既に把握済みです。
※はノ参の路上に、佐々木小次郎@史実の死体と空の行李が放置されています。

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二重影 佐々木小次郎 【死亡】
二重影 屈木頑乃助 一人脱落、一人参戦

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最終更新:2009年12月05日 13:08