管理局:特務二課

🜂管理局セントエルモ:特務第二課(Special Operations Division)

旧「特装三課特務班」を母体に独立した第二課(特務課)。
管理局内では「灰帯課(グレイライン)」の通称で呼ばれる。
任務内容は“記録に残らない作戦”が主であり、対神格・対紅い黒土・対深淵のすべてに関与。
各隊員は正式な階級を持たず、ヤトノの“指揮認可印”のみで行動が許可される。
課の理念:「秩序を維持するために、秩序の外で動く。」
ヤトノ・ニグラス 総務班(課主任) 冷徹の蛇目。戦略と判断の司令塔。
M168:イロハ 整備・特務班 大雑把な姉き班長。現場力と機構操作の両立。
ヴァニタス 特務班 温厚な複製体。静かな盾。
タギ 特務班 内偵担当の楽観者。調停と潜入の専門家。
ヴト 特務班 野性的思考の狼娘。戦闘本能に忠実。
マルボ 電海支部(臨時特務班所属) 情報戦のエキスパートおじさん。裏回線の支配者。

区分 役割 概要
総務班 指揮・戦略 ヤトノ直属の司令中枢。作戦承認・調査報告・外部交渉。
整備・技術班 技術支援・現場補修 イロハ主導。アギト・AI・義体関連を即時運用。
特務実行班 戦闘・潜入・鎮圧 ヴァニタス・タギ・ヴトを中心に構成。状況に応じて変動。
情報連携班 電海支部/十一課連携 マルボが窓口を担当。監視網・暗号通信を制御。

Code Index – "SERPENT UNIT"(蛇眼隊)
ヤトノ・ニグラス Grayline(グレイライン) 意味は“灰の境界”。生と死・秩序と混沌の境目に立つ司令官。 「こちらGrayline、全班退避せよ。」
M168:イロハ Hikyu(ヒキュウ) 旧義体名「ヒキュウ4号」より。雷迅と機動戦の象徴。 「Hikyu、現場接触。状況維持。」
ヴァニタス Mirror(ミラー) “己を映す影”。分裂体の象徴名。 「Mirror、防壁展開完了。」
タギ Mediator(メディエーター) 内通・調停・交渉を意味する中立語。 「Mediator、潜入完了。通信静止。」
ヴト Fenra(フェンラ) 北欧の“狼神フェンリル”より。制御不能の暴風。 「Fenra、突撃準備完了!」
マルボ Bruin(ブルイン) 古語で“熊”。電子熊咢〈でんしくま〉由来の愛称。 「Bruin、電海クリア。遮断完了。」

【任務領域】
機構島および来訪区の異常因子調査
神格干渉案件の早期封鎖・制止
深淵格出現時の初動遮断と記録保全
管理局外組織(衛騎庁・教団・虎幇など)との非公開協力
紅い黒土の諜報・暗躍阻止

【通信時プロトコル(統一ルール)】
隊長(ヤトノ)を呼ぶ際は「Grayline」ではなく**“Commander”**でも通る。
緊急時、イロハとヴトのコンビは「Thunder Pair(雷帯)」と呼ばれる。
ヴァニタス+タギの連携時は「Silent Knot(静結)」コードで識別。
マルボが通信網を遮断する際の合図:「Gatefall(門鎖)」

補足:通称体系
戦術無線(現場) コードネーム呼称(例:「Mirror to Fenra」) 各班連携・作戦報告で使用
管制通信(本局) 個人識別+所属(例:「Marbo, Second Division.」) 管理局・衛騎庁間通信時
非公式呼称 愛称・渾名(例:「灰帯」「蛇眼隊」「ヤトノ班」) 内輪・部隊内交流用

【通称と象徴】
通称:「灰帯(グレイライン)」または「蛇眼隊(サーペント・ユニット)」
隊章:黒銀の帯に刻まれた双蛇紋(ヤトノの咢紋を模す)
行動信条:
 > 「記録を残さず、命だけを残す。」
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🜂 ヤトノ・ニグラス

氏名 ヤトノ・ニグラス
所属 管理局セントエルモ 第二課・特務課(灰帯課)/総務班主任
階級 司令権限A級(主任級認可)
年齢 39歳(外見30代前半)
種族 ヒューマー
咢(アギト) 《ベリファルコ》《エヴォル》
異名 「冷徹の蛇目」「灰帯の蛇」「境界の管理官」
立場 特務第二課 指揮官/セントエルモ代理指揮権保持者
出自 旧トルテンタンツ諜報局出身
【外見】
センター分けの刈り上げボブに淡い灰金髪。
左頬に走る縫い傷が印象的。
黒スーツと白シャツ、黒の細ネクタイを常に着用。
瞳は金色で、まばたきの間に“蛇の縦瞳”が走るといわれる。
その視線は「真実を穿つ」と恐れられている。

【性格・信条】
冷静沈着。常に最悪を想定して行動する。
情を切り捨てる決断を下すが、それは“他者の生還”のため。
感情の機微を隠し通し、結果だけを積む現実主義者。
信条:「秩序とは、見捨てられた者を拾う形でもある。」
咢《ベリファルコ》 高速演算型外骨格。眼球補助ユニットを持ち、戦場解析に特化。
咢《エヴォル》 殲滅用戦術装衣。蛇状神経補助で高速反応を実現。
戦術演算 複数戦場を同時にシミュレートし、最適な介入点を割り出す。
蛇眼干渉 アニムス波を視覚化する特異能力。神格干渉のトレースが可能。

【経歴】
旧トルテンタンツ諜報機関所属。
離反事件後、セントエルモに保護され、特装三課創設に関与。
特務班(現・第二課)の創設者。多数の封印作戦・暗部任務を統括。
妻リリー失踪以後、感情を絶ち“灰帯”の指揮を続ける。

【関係性】
イロハ(M168) 現場主力。互いに信頼しつつも“命令と直感”で衝突が絶えない。
ヴァニタス 分身のような存在。沈黙を交わす理解者。
タギ 情報分析と調停担当。信頼を寄せるが、家庭的幸福には劣等感を抱く。
ヴト 制御困難な戦力。彼女を「戦場に置くしかない少女」と評す。
マルボ 十一課時代からの付き合い。酒と皮肉を交わす仲。
ホムンクルス 一度暴走事件で死にかけさせた過去あり。今もその負い目を持つ。
タロス トルテンタンツ離反の為、彼女を半ば利用した形で養女とする。彼女に感謝されるも負い目あり。
カガチ 愛娘。元相棒を信用した事でマナ・ヴィクサーへ改造された過去から、愛情と贖罪が交差する。
 イサネ 親友の娘。家族を失ったばかりの彼女に寄り添えなかった事に、罪悪感を抱く。
サーベラス 記憶を失う以前の彼とは無二の親友。未だに彼の面影が脳裏に浮かぶ。
ヘリック 上司仲間。肩を並べる事に抵抗感を感じない。
龍三郎 尊敬すべき教官。離反事件の際には、彼が居なければ為す事が出来なかった。
面隠鳥(Gryps-B3) 元相棒。今は敵対。互いに“最後の証人”として執着し合う。

【象徴と文化】
象徴物 双蛇の紋・黒スーツ・記録端末
象徴句 「真実は静かに死ぬ。俺たちはその死体を運ぶ。」
通称/俗称 “蛇目”“灰帯の指揮者”
信条行動 任務前に必ず“灰の煙草”を吸い、灰を手帳に落とす。これは犠牲者の弔い。

【備考】
リリー失踪事件は公式には未解決。
現場出動時はスーツ上に《エヴォル》を重ねる異形の姿となる。
面隠鳥との決着は、来訪区終盤“灰域決戦”にて描かれる予定。
現時点で管理局内でもっとも神格的理解度が高い人間。

【登場エピソード】
「紅い黒土編」 – 監視者として初登場。
「灰域決戦」 – 面隠鳥との衝突。
「機構島編」 – 神格“メガロ”との協働指揮を取る。



🜂 M168:イロハ

識別名 M168:イロハ
所属 管理局セントエルモ 第二課・特務課(灰帯課)/整備・特務班
階級 班長(指揮認可B級)
種族* スクリトゥム義体(S-168式[ヒキュウ4号])
年齢 20歳前後(外見)
咢(アギト) 《エレクトロ・スカルペル》
異名 「大雑把な姉き班長」「電刃のヒキュウ」
立場 特務課副指揮・現場戦闘/整備統括

【外見】
長身(180cm)で快活な雰囲気を持つ。
金髪のショートヘアに紅の義眼を備え、常に笑っているような表情。
整備服・外骨格スーツ・咢展開装備を使い分ける。
戦闘時は腕部に電磁ナックルユニット《エレクトロ・スカルペル》を装着。
義体構造のため、関節動作時にわずかな光脈が走る。

【性格・信条】
姉御肌で気風が良く、感情表現が大きい。
「義体でも人間らしく」を信条に、笑いと怒鳴りで班を回す。
機械の命を“魂の宿る金属”と呼び、整備を祈りと等しく扱う。
信条:「生きて動くなら、全部人間だよ。」

【能力・装備】
咢《エレクトロ・スカルペル》 高電圧を帯びたナックル。近接戦闘用。対象のアニムスを切開・中和可能。
多重情報処理脳《スピリット》 義体中枢。最大4戦域の同時指揮・整備を可能にする。
咢制御術式 味方装備の負荷・出力をリアルタイム調整。
電撃連撃「スパーク・ラッシュ」 高速振動による分子切断攻撃。装甲貫通率極高。

【経歴】
戦時期に人工生誕されたS-168式義体。
大戦末期、903連合事件にて市街防衛に従事。
ヘリックの推薦で三課へ移籍、ヤトノと再編した特務班の初期メンバー。
現在は第二課副指揮兼整備班長として出動・修復・教育を兼任。

【関係性】
ヤトノ・ニグラス 指揮官。しょっちゅう言い争うが信頼は深い。命を預けられる上司。
ヴァニタス 冷静な盾。イロハが感情を爆発させたとき唯一止められる存在。
ヴト 妹分的関係。喧嘩も多いが相性抜群。
マルボ 「整備班のオヤジ」。酒と冗談で修羅場を越える仲。
ナキ 技術的な師でもあり、相互尊敬の関係。理屈抜きの実行力を買われている。
リョウナ 教官と後輩の関係。リョウナを妹のように可愛がる。
ジャガーノート 孤児院時代からの兄妹関係。血が繋がっていない事は既に知っている。
イサネ 孤児院時代の妹分。学費はイロハが負担。
龍三郎 孤児院時代の親的存在。彼の背中を追って死線を潜り抜けた。

【象徴と文化】
象徴物 ナックルユニット・整備手袋・義眼
象徴句 「叩いて動くなら、それで良し!」
通称/俗称 “電刃姉貴”“整備神”
儀式/行動 任務前にレンチを一振りし、“動けよ”と声をかける。

【備考】
義体だが食事・睡眠・夢を取る習慣を維持。
整備記録は全員分を手書きで残す主義。
“機械が動く音が好き”と言うほど、生命と機械の融合に強い愛着。
廃墟で拾った古い整備ロボを相棒にしている(通称:ジッパー君)。

【登場エピソード】
「灰帯起動編」 – ヤトノにより再起動され、特務班の再建を開始。
「機構島潜行作戦」 – 封印区画を単独突破、機構心臓部を再稼働。
「紅い黒土・黒角事件」 – 現場制圧後、住民を直接救助した。



🜂 ヴァニタス

氏名/識別名 ヴァニタス(V-16)
所属 管理局セントエルモ 第二課・特務課(灰帯課)
階級 特務実行班・副長
種族 スクリトゥム複製体(S-38式V16)
年齢 不詳(外見30前後)
咢(アギト) 《ゴリアテ》/多目的戦盾+拳銃+高電圧警棒
異名 「沈黙の盾」「もう一つの蛇目」
立場 前衛防御・神格干渉制御・副指揮補佐

【外見】
長身で均整の取れた体躯。髪は銀灰、瞳は琥珀色。
常に無表情に近く、声は穏やかで低い。
戦時仕様の黒いスーツ型装甲を常用し、咢《ゴリアテ》を背負う。
戦闘時は両腕に展開する盾板と警棒を交差させ、“防壁の儀”を取るのが特徴。

【性格・信条】
静かで、感情の表出をほとんど見せない。
だが仲間を守る意志は強く、判断の遅れが死に繋がると理解している。
自己の存在意義に迷いながらも、他者の価値を最優先に置く。
信条:「私は壁ではない。彼らを生かすための“隙間”だ。」


【能力・装備】
咢《ゴリアテ》 多目的戦盾。展開時は大型防壁として味方を保護。折り畳み銃器を内蔵。
高電圧警棒 非致死性兵装。暴走個体・神格干渉を抑制。
アニムス反転防壁 神格波干渉を中和し、逆位相で打ち消す特殊防御技術。
複製体思考連結 同型体との精神リンクが可能。失われた同胞の残響を保持。

【経歴】
スクリトゥム系人格複製計画(コラプサー残滓処理計画)より誕生。
大戦期、自己崩壊を回避した唯一のV型複製体。
離反後、ヤトノに保護され、セントエルモに正式配属。
現在は特務第二課の副長として前線・防御を担当。

【関係性】
ヤトノ 創造者に近い存在。互いを“鏡”として理解する。沈黙の信頼。
イロハ(M168) 信頼関係は深い。感情の暴走を制御できる唯一の人物。
タギ 内偵情報の護衛を担う。穏やかな友人関係。
ヴト 口喧嘩が絶えないが、戦闘では完璧な連携を見せる。
マルボ 戦場では背中を預け合う。通信越しの軽口を受け流す。
ホムンクルス 自己同一性の“影”として意識している。保護対象でもある。
サーベラス 鏡と認識する事がある。彼が狂犬に徹するならば、自らは忠犬。

【象徴と文化】
象徴物 折り畳み盾《ゴリアテ》・琥珀の瞳・破損した識別札
象徴句 「沈黙は拒絶ではない。共鳴の余白だ。」
通称/俗称 “沈黙の盾”“灰帯の残響”
行動様式 任務前には必ず右手で胸を打ち、“記憶の壁”を立てる。

【備考】
同型複製体は全滅しており、彼のみが“名を得た”存在。
感情の出力制限が施されているため、微笑むことは稀。
神格波耐性が極めて高く、殲滅派との交戦記録数最多。
三課整備班では“良心の残響”と呼ばれている。

【登場エピソード】
「灰帯起動編」 – ヤトノの再招集に応じ、特務班復帰。
「機構島編」 – 神格“メガロ”の干渉防壁を制御。仲間を庇い半壊。
「灰域決戦」 – ヤトノを庇い致命傷を受けるが、“残響”として再起。



🜂タギ

氏名 タギ
所属 管理局セントエルモ 第二課・特務課(灰帯課)
階級 特務実行班/調停・潜入担当
年齢 31歳
種族 ヴィクサー
咢(アギト) 「玄槌(くろづち)」/右腕スピア・ガントレット型
異名 「内偵担当の楽観者」「灰帯の聞き役」
立場 調停・情報収集・現場調整役

【外見】
黒髪を後ろで束ね、落ち着いた微笑を浮かべる穏やかな男性。
灰色のコートと軽装防護服を着用し、咢「玄槌」は右腕部に格納。
展開時は黒槌のような装甲槍となり、衝撃波と穿孔攻撃を切り替える。
瞳は淡い青灰色で、冷静に相手を観察する光を帯びる。

【性格・信条】
温厚で、無駄な争いを避ける現実主義者。
会話で人を導く調停型の思考を持ち、相手を否定しない聞き手。
皮肉やユーモアを交えながらも、人間の弱さを肯定する姿勢が強い。
信条:「正しさより、生き延びる方を選ぶ。」

【能力・装備】
咢「玄槌」 ヴィクサー特有のアニムス強化兵装。衝撃波・槍・防壁形態の三段階変化。
精神同調観察 対象のアニムス波を読み、感情・緊張・虚偽を判別。
潜入技能 心理操作・変装・通信妨害などに長ける非戦闘任務専門技。
灰帯式二分法 交渉時、対立意見を「損失の分散」として処理する独自調停術。

【経歴】
かつて行政情報課(諜報課)に所属。
組織内の汚職事件で上層に切られ退職。
その後、セントエルモ再編時にヤトノにより再スカウトされる。
現在は第二課の現場交渉と情報整理の要として活動。
家庭を持ち、辺境区に妻と子を残している。


【関係性】
ヤトノ・ニグラス 上司。彼の冷徹さを理解し、判断を感情的に補う。
イロハ 衝突時の仲裁役。彼女を「風向き」と呼ぶ。
ヴァニタス 無言の友人。沈黙を互いの言語として理解。
ヴト 妹分的存在。喧嘩後にコーヒーを奢るのが恒例。
マルボ 飲み仲間。情報共有と裏取引でよく協力。

【象徴と文化】
象徴物 コーヒー、玄槌の破片、灰色の手帳
象徴句 「誰かの嘘も、生き延びるための本音だ。」
通称/俗称 灰帯の調停者
行動様式 任務前に“誰かの名前”を呟く癖がある(生存祈願)。

【備考】
  • 数少ない家庭を持つ現役隊員。
  • 戦闘では攻撃よりも抑止・保護を優先。
  • 灰帯の作戦記録の多くを筆録している。
  • 敵対者であっても「人のままなら話す」主義。

【登場エピソード】
  • 灰帯起動編:再結成時、ヤトノとイロハの調停役を務める。
  • 黒角事件:レイラ・コークスとの交渉を成功させる。
  • 灰域決戦:負傷者の退避を最後まで指揮し、ヴァニタスの残響を目撃する。


ヴト

氏名 ヴト
所属 管理局セントエルモ 第二課・特務課(灰帯課)
階級 特務実行班/前線破砕担当
年齢 22歳
種族 ルプス・ウルグス(狼系半亜種)
咢(アギト) 「奇獣砕き」/蒸気炉付き戦槌、および曲剣「ヴィトニル」
異名 「灰帯の暴風」「鉄の娘」「狼鉄(ロウテツ)の末裔」
立場 突撃・制圧・物理制御担当/前線要員

【外見】
銀白髪を無造作にまとめ、琥珀の瞳に獣の鋭さを宿す少女。
戦闘服は三課式の防護外骨格を改造した軽装咢で、右腰に曲剣、背に戦槌を携帯。
犬歯が鋭く、笑うときにわずかに覗く。
尾骨部には小型の機械尾を装備しており、感情に応じて反応する。

【性格・信条】
豪快で感情表現が激しく、思考より先に体が動くタイプ。
戦闘が好きだが、無益な殺しは嫌う。
他者に弱さを見せられず、代わりに笑いで押し切る癖がある。
信条:「吠えるのは生きてる証。死んだら静かでいい。」

【能力・装備】
咢「奇獣砕き」 蒸気炉内蔵の戦槌。振るうたびに圧縮蒸気を放出、打撃時に爆裂衝撃を発生。
曲剣「ヴィトニル」 半流体合金の刃。斬撃時にアニムスを流して再生封印を阻止。
咆哮共振 音波によって敵のアニムス流路を乱す。神格獣への牽制にも有効。
狼嗅覚/熱感知 深淵汚染下でも生命反応を嗅ぎ分ける。追跡・探索向き。

【経歴】
元903連合所属の戦闘員。大戦後に管理局へ保護。
イロハに命を救われ、彼女を「姉貴」と呼んで三課へ同行。
後に特務班再編とともに第二課へ転属。
破壊担当として前線の主力を担う。


【関係性】
イロハ 命の恩人。喧嘩も絶えないが信頼は深い。
ヤトノ 尊敬と恐怖の混合。叱られると素直に黙る。
タギ 兄貴分的存在。戦闘後によくコーヒーを奢られる。
ヴァニタス 対照的な存在。冷静な盾にぶつかるたびに学んでいる。
マルボ 好物をよく分けてもらう仲。時折、戦場でギャグを飛ばす相棒的存在。
エクト 顔を会わせるたびに喧嘩する仲。

【象徴と文化】
象徴物 鉄槌・狼牙ペンダント・蒸気炉の破片
象徴句 「拳より速ぇ正義はねぇ!」
通称/俗称 灰帯の牙、狼鉄の娘
行動様式 戦闘前に必ず手を鳴らし、「噛みつくぞ」と宣言する。

【備考】
  • 義体ではないが咢適応率が高く、獣化抑制装置を常用。
  • 熱を好み、寒冷地では動きが鈍る。
  • ナキから「筋肉が一番信頼できる義体」と評された。
  • 食堂では一番食べるが、他人の皿には手を出さない。

【登場エピソード】
  • 灰帯起動編:特務班再編時にヤトノへ志願。
  • 黒角事件:前線突破を単独で担当し、住民を救出。
  • 機構島編:メガロとの協戦に参加、深層圧壊区域で重傷を負うも帰還。



🜂マルボ

氏名 マルボ
所属 管理局セントエルモ 第二課・特務課(灰帯課)/電海支部 十一課出身
階級 特務支援班/情報戦・電子偵察担当
年齢 46歳
種族 ヴィクサー
咢(アギト) 「電子熊(でんしくま)」/電子干渉・索敵用ハッキング咢
異名 「灰帯の親父」「電子義賊」「熊ヒゲ」
立場 電子戦・情報解析・後方支援/非公式顧問ポジション

【外見】
大柄な体格で、灰混じりの髭と落ち着いた瞳を持つ。
普段はツナギや整備服姿で、肩に電子端末とケーブルを提げている。
咢「電子熊」はリュック状に展開し、背中のアンテナと外部リンクで広域干渉を行う。
タバコをくわえながら端末を叩く姿がよく見られる。

【性格・信条】
陽気で面倒見が良く、どんな新人にも飯を奢る兄貴肌。
技術畑出身だが、論理より経験で動く直感派。
家族を大事にし、任務より仲間の帰還を優先する柔らかい信念を持つ。
信条:「命よりデータが大事なんて時代は、もう終わったんだよ。」

【能力・装備】
咢「電子熊」 多層ハッキング・索敵・防壁突破のための電子干渉咢。攻撃時は熊型幻像を投影。
電海侵入術式 既存通信網を通じて深層電海へ直接アクセス。電脳汚染を中和する自動防壁付き。
暗号共鳴(データハミング) 仲間の通信波を独自リズムで補強し、外部盗聴を遮断。
電子回収術 汚染データを再構成して使用可能にするリサイクル技術。

【経歴】
元・電海支部 十一課所属。非公式活動中に内部告発を行い、左遷。
その後、ヤトノの勧誘により特務班へ参加。
現在は第二課の電子支援班長として、作戦通信と防壁突破を一手に担う。
家族仲は良く、任務後はよくビデオ通話で子供に「ちゃんと生きてるぞ」と報告している。

【関係性】
ヤトノ 戦友。二課の中で唯一タメ口で彼に接する。「お前、また寝てねぇだろ」常套句。
イロハ 整備班の同志。無茶をしがちな彼女を技術的にフォロー。
ヴァニタス 電子波干渉時の相棒。沈黙に安心を覚える。
タギ 一番の飲み仲間。情報戦では完全に呼吸が合う。
ヴト 娘のように可愛がる。飯を奢る係。
ホムンクルス 旧データ解析の師弟関係。暴走時の制御経験あり。

【象徴と文化】
象徴物 熊のキーホルダー・電子煙草・古い整備端末
象徴句 「データは熊みてぇなもんだ。起こすと危ねぇが、放っとくと死ぬ。」
通称/俗称 灰帯の親父、熊ヒゲ、電界の聖職者
行動様式 任務前には端末に「よしなに」と一言メッセージを残す。


【備考】
  • 戦闘より電子戦重視だが、拳銃と短剣の扱いにも長ける。
  • かつてAI「セツコ・ワクラバ」に育成コードを一部提供している。
  • 家庭では料理担当で、班にも差し入れをよく持ってくる。
  • 一課や三課の若手からも「マルボさん」と呼ばれ慕われている。

【登場エピソード】
  • 灰帯起動編:ヤトノの呼びかけで再び電海に戻る。
  • 黒角事件:外部通信を完全遮断し、現場を救う。
  • 機構島編:AI汚染層を逆ハックして封印コードを奪還。




最終更新:2025年11月11日 01:22