🜂 ヤトノ・ニグラス
| 氏名 |
ヤトノ・ニグラス |
| 所属 |
管理局セントエルモ 第二課・特務課(灰帯課)/総務班主任 |
| 階級 |
司令権限A級(主任級認可) |
| 年齢 |
39歳(外見30代前半) |
| 種族 |
ヒューマー |
| 咢(アギト) |
《ベリファルコ》《エヴォル》 |
| 異名 |
「冷徹の蛇目」「灰帯の蛇」「境界の管理官」 |
| 立場 |
特務第二課 指揮官/セントエルモ代理指揮権保持者 |
| 出自 |
旧トルテンタンツ諜報局出身 |
【外見】
センター分けの刈り上げボブに淡い灰金髪。
左頬に走る縫い傷が印象的。
黒スーツと白シャツ、黒の細ネクタイを常に着用。
瞳は金色で、まばたきの間に“蛇の縦瞳”が走るといわれる。
その視線は「真実を穿つ」と恐れられている。
【性格・信条】
冷静沈着。常に最悪を想定して行動する。
情を切り捨てる決断を下すが、それは“他者の生還”のため。
感情の機微を隠し通し、結果だけを積む現実主義者。
信条:「秩序とは、見捨てられた者を拾う形でもある。」
| 咢《ベリファルコ》 |
高速演算型外骨格。眼球補助ユニットを持ち、戦場解析に特化。 |
| 咢《エヴォル》 |
殲滅用戦術装衣。蛇状神経補助で高速反応を実現。 |
| 戦術演算 |
複数戦場を同時にシミュレートし、最適な介入点を割り出す。 |
| 蛇眼干渉 |
アニムス波を視覚化する特異能力。神格干渉のトレースが可能。 |
【経歴】
旧トルテンタンツ諜報機関所属。
離反事件後、セントエルモに保護され、特装三課創設に関与。
特務班(現・第二課)の創設者。多数の封印作戦・暗部任務を統括。
妻リリー失踪以後、感情を絶ち“灰帯”の指揮を続ける。
【関係性】
| イロハ(M168) |
現場主力。互いに信頼しつつも“命令と直感”で衝突が絶えない。 |
| ヴァニタス |
分身のような存在。沈黙を交わす理解者。 |
| タギ |
情報分析と調停担当。信頼を寄せるが、家庭的幸福には劣等感を抱く。 |
| ヴト |
制御困難な戦力。彼女を「戦場に置くしかない少女」と評す。 |
| マルボ |
十一課時代からの付き合い。酒と皮肉を交わす仲。 |
| ホムンクルス |
一度暴走事件で死にかけさせた過去あり。今もその負い目を持つ。 |
| タロス |
トルテンタンツ離反の為、彼女を半ば利用した形で養女とする。彼女に感謝されるも負い目あり。 |
| カガチ |
愛娘。元相棒を信用した事でマナ・ヴィクサーへ改造された過去から、愛情と贖罪が交差する。 |
| イサネ |
親友の娘。家族を失ったばかりの彼女に寄り添えなかった事に、罪悪感を抱く。 |
| サーベラス |
記憶を失う以前の彼とは無二の親友。未だに彼の面影が脳裏に浮かぶ。 |
| ヘリック |
上司仲間。肩を並べる事に抵抗感を感じない。 |
| 龍三郎 |
尊敬すべき教官。離反事件の際には、彼が居なければ為す事が出来なかった。 |
| 面隠鳥(Gryps-B3) |
元相棒。今は敵対。互いに“最後の証人”として執着し合う。 |
【象徴と文化】
| 象徴物 |
双蛇の紋・黒スーツ・記録端末 |
| 象徴句 |
「真実は静かに死ぬ。俺たちはその死体を運ぶ。」 |
| 通称/俗称 |
“蛇目”“灰帯の指揮者” |
| 信条行動 |
任務前に必ず“灰の煙草”を吸い、灰を手帳に落とす。これは犠牲者の弔い。 |
【備考】
リリー失踪事件は公式には未解決。
現場出動時はスーツ上に《エヴォル》を重ねる異形の姿となる。
面隠鳥との決着は、来訪区終盤“灰域決戦”にて描かれる予定。
現時点で管理局内でもっとも神格的理解度が高い人間。
【登場エピソード】
「紅い黒土編」 – 監視者として初登場。
「灰域決戦」 – 面隠鳥との衝突。
「機構島編」 – 神格“メガロ”との協働指揮を取る。
🜂 M168:イロハ
| 識別名 |
M168:イロハ |
| 所属 |
管理局セントエルモ 第二課・特務課(灰帯課)/整備・特務班 |
| 階級 |
班長(指揮認可B級) |
| 種族* |
スクリトゥム義体(S-168式[ヒキュウ4号]) |
| 年齢 |
20歳前後(外見) |
| 咢(アギト) |
《エレクトロ・スカルペル》 |
| 異名 |
「大雑把な姉き班長」「電刃のヒキュウ」 |
| 立場 |
特務課副指揮・現場戦闘/整備統括 |
【外見】
長身(180cm)で快活な雰囲気を持つ。
金髪のショートヘアに紅の義眼を備え、常に笑っているような表情。
整備服・外骨格スーツ・咢展開装備を使い分ける。
戦闘時は腕部に電磁ナックルユニット《エレクトロ・スカルペル》を装着。
義体構造のため、関節動作時にわずかな光脈が走る。
【性格・信条】
姉御肌で気風が良く、感情表現が大きい。
「義体でも人間らしく」を信条に、笑いと怒鳴りで班を回す。
機械の命を“魂の宿る金属”と呼び、整備を祈りと等しく扱う。
信条:「生きて動くなら、全部人間だよ。」
【能力・装備】
| 咢《エレクトロ・スカルペル》 |
高電圧を帯びたナックル。近接戦闘用。対象のアニムスを切開・中和可能。 |
| 多重情報処理脳《スピリット》 |
義体中枢。最大4戦域の同時指揮・整備を可能にする。 |
| 咢制御術式 |
味方装備の負荷・出力をリアルタイム調整。 |
| 電撃連撃「スパーク・ラッシュ」 |
高速振動による分子切断攻撃。装甲貫通率極高。 |
【経歴】
戦時期に人工生誕されたS-168式義体。
大戦末期、903連合事件にて市街防衛に従事。
ヘリックの推薦で三課へ移籍、ヤトノと再編した特務班の初期メンバー。
現在は第二課副指揮兼整備班長として出動・修復・教育を兼任。
【関係性】
| ヤトノ・ニグラス |
指揮官。しょっちゅう言い争うが信頼は深い。命を預けられる上司。 |
| ヴァニタス |
冷静な盾。イロハが感情を爆発させたとき唯一止められる存在。 |
| ヴト |
妹分的関係。喧嘩も多いが相性抜群。 |
| マルボ |
「整備班のオヤジ」。酒と冗談で修羅場を越える仲。 |
| ナキ |
技術的な師でもあり、相互尊敬の関係。理屈抜きの実行力を買われている。 |
| リョウナ |
教官と後輩の関係。リョウナを妹のように可愛がる。 |
| ジャガーノート |
孤児院時代からの兄妹関係。血が繋がっていない事は既に知っている。 |
| イサネ |
孤児院時代の妹分。学費はイロハが負担。 |
| 龍三郎 |
孤児院時代の親的存在。彼の背中を追って死線を潜り抜けた。 |
【象徴と文化】
| 象徴物 |
ナックルユニット・整備手袋・義眼 |
| 象徴句 |
「叩いて動くなら、それで良し!」 |
| 通称/俗称 |
“電刃姉貴”“整備神” |
| 儀式/行動 |
任務前にレンチを一振りし、“動けよ”と声をかける。 |
【備考】
義体だが食事・睡眠・夢を取る習慣を維持。
整備記録は全員分を手書きで残す主義。
“機械が動く音が好き”と言うほど、生命と機械の融合に強い愛着。
廃墟で拾った古い整備ロボを相棒にしている(通称:ジッパー君)。
【登場エピソード】
「灰帯起動編」 – ヤトノにより再起動され、特務班の再建を開始。
「機構島潜行作戦」 – 封印区画を単独突破、機構心臓部を再稼働。
「紅い黒土・黒角事件」 – 現場制圧後、住民を直接救助した。
🜂 ヴァニタス
| 氏名/識別名 |
ヴァニタス(V-16) |
| 所属 |
管理局セントエルモ 第二課・特務課(灰帯課) |
| 階級 |
特務実行班・副長 |
| 種族 |
スクリトゥム複製体(S-38式V16) |
| 年齢 |
不詳(外見30前後) |
| 咢(アギト) |
《ゴリアテ》/多目的戦盾+拳銃+高電圧警棒 |
| 異名 |
「沈黙の盾」「もう一つの蛇目」 |
| 立場 |
前衛防御・神格干渉制御・副指揮補佐 |
【外見】
長身で均整の取れた体躯。髪は銀灰、瞳は琥珀色。
常に無表情に近く、声は穏やかで低い。
戦時仕様の黒いスーツ型装甲を常用し、咢《ゴリアテ》を背負う。
戦闘時は両腕に展開する盾板と警棒を交差させ、“防壁の儀”を取るのが特徴。
【性格・信条】
静かで、感情の表出をほとんど見せない。
だが仲間を守る意志は強く、判断の遅れが死に繋がると理解している。
自己の存在意義に迷いながらも、他者の価値を最優先に置く。
信条:「私は壁ではない。彼らを生かすための“隙間”だ。」
【能力・装備】
| 咢《ゴリアテ》 |
多目的戦盾。展開時は大型防壁として味方を保護。折り畳み銃器を内蔵。 |
| 高電圧警棒 |
非致死性兵装。暴走個体・神格干渉を抑制。 |
| アニムス反転防壁 |
神格波干渉を中和し、逆位相で打ち消す特殊防御技術。 |
| 複製体思考連結 |
同型体との精神リンクが可能。失われた同胞の残響を保持。 |
【経歴】
スクリトゥム系人格複製計画(コラプサー残滓処理計画)より誕生。
大戦期、自己崩壊を回避した唯一のV型複製体。
離反後、ヤトノに保護され、セントエルモに正式配属。
現在は特務第二課の副長として前線・防御を担当。
【関係性】
| ヤトノ |
創造者に近い存在。互いを“鏡”として理解する。沈黙の信頼。 |
| イロハ(M168) |
信頼関係は深い。感情の暴走を制御できる唯一の人物。 |
| タギ |
内偵情報の護衛を担う。穏やかな友人関係。 |
| ヴト |
口喧嘩が絶えないが、戦闘では完璧な連携を見せる。 |
| マルボ |
戦場では背中を預け合う。通信越しの軽口を受け流す。 |
| ホムンクルス |
自己同一性の“影”として意識している。保護対象でもある。 |
| サーベラス |
鏡と認識する事がある。彼が狂犬に徹するならば、自らは忠犬。 |
【象徴と文化】
| 象徴物 |
折り畳み盾《ゴリアテ》・琥珀の瞳・破損した識別札 |
| 象徴句 |
「沈黙は拒絶ではない。共鳴の余白だ。」 |
| 通称/俗称 |
“沈黙の盾”“灰帯の残響” |
| 行動様式 |
任務前には必ず右手で胸を打ち、“記憶の壁”を立てる。 |
【備考】
同型複製体は全滅しており、彼のみが“名を得た”存在。
感情の出力制限が施されているため、微笑むことは稀。
神格波耐性が極めて高く、殲滅派との交戦記録数最多。
三課整備班では“良心の残響”と呼ばれている。
【登場エピソード】
「灰帯起動編」 – ヤトノの再招集に応じ、特務班復帰。
「機構島編」 – 神格“メガロ”の干渉防壁を制御。仲間を庇い半壊。
「灰域決戦」 – ヤトノを庇い致命傷を受けるが、“残響”として再起。
🜂タギ
| 氏名 |
タギ |
| 所属 |
管理局セントエルモ 第二課・特務課(灰帯課) |
| 階級 |
特務実行班/調停・潜入担当 |
| 年齢 |
31歳 |
| 種族 |
ヴィクサー |
| 咢(アギト) |
「玄槌(くろづち)」/右腕スピア・ガントレット型 |
| 異名 |
「内偵担当の楽観者」「灰帯の聞き役」 |
| 立場 |
調停・情報収集・現場調整役 |
【外見】
黒髪を後ろで束ね、落ち着いた微笑を浮かべる穏やかな男性。
灰色のコートと軽装防護服を着用し、咢「玄槌」は右腕部に格納。
展開時は黒槌のような装甲槍となり、衝撃波と穿孔攻撃を切り替える。
瞳は淡い青灰色で、冷静に相手を観察する光を帯びる。
【性格・信条】
温厚で、無駄な争いを避ける現実主義者。
会話で人を導く調停型の思考を持ち、相手を否定しない聞き手。
皮肉やユーモアを交えながらも、人間の弱さを肯定する姿勢が強い。
信条:「正しさより、生き延びる方を選ぶ。」
【能力・装備】
| 咢「玄槌」 |
ヴィクサー特有のアニムス強化兵装。衝撃波・槍・防壁形態の三段階変化。 |
| 精神同調観察 |
対象のアニムス波を読み、感情・緊張・虚偽を判別。 |
| 潜入技能 |
心理操作・変装・通信妨害などに長ける非戦闘任務専門技。 |
| 灰帯式二分法 |
交渉時、対立意見を「損失の分散」として処理する独自調停術。 |
【経歴】
かつて行政情報課(諜報課)に所属。
組織内の汚職事件で上層に切られ退職。
その後、セントエルモ再編時にヤトノにより再スカウトされる。
現在は第二課の現場交渉と情報整理の要として活動。
家庭を持ち、辺境区に妻と子を残している。
【関係性】
| ヤトノ・ニグラス |
上司。彼の冷徹さを理解し、判断を感情的に補う。 |
| イロハ |
衝突時の仲裁役。彼女を「風向き」と呼ぶ。 |
| ヴァニタス |
無言の友人。沈黙を互いの言語として理解。 |
| ヴト |
妹分的存在。喧嘩後にコーヒーを奢るのが恒例。 |
| マルボ |
飲み仲間。情報共有と裏取引でよく協力。 |
【象徴と文化】
| 象徴物 |
コーヒー、玄槌の破片、灰色の手帳 |
| 象徴句 |
「誰かの嘘も、生き延びるための本音だ。」 |
| 通称/俗称 |
灰帯の調停者 |
| 行動様式 |
任務前に“誰かの名前”を呟く癖がある(生存祈願)。 |
【備考】
- 数少ない家庭を持つ現役隊員。
- 戦闘では攻撃よりも抑止・保護を優先。
- 灰帯の作戦記録の多くを筆録している。
- 敵対者であっても「人のままなら話す」主義。
【登場エピソード】
- 灰帯起動編:再結成時、ヤトノとイロハの調停役を務める。
- 黒角事件:レイラ・コークスとの交渉を成功させる。
- 灰域決戦:負傷者の退避を最後まで指揮し、ヴァニタスの残響を目撃する。
ヴト
| 氏名 |
ヴト |
| 所属 |
管理局セントエルモ 第二課・特務課(灰帯課) |
| 階級 |
特務実行班/前線破砕担当 |
| 年齢 |
22歳 |
| 種族 |
ルプス・ウルグス(狼系半亜種) |
| 咢(アギト) |
「奇獣砕き」/蒸気炉付き戦槌、および曲剣「ヴィトニル」 |
| 異名 |
「灰帯の暴風」「鉄の娘」「狼鉄(ロウテツ)の末裔」 |
| 立場 |
突撃・制圧・物理制御担当/前線要員 |
【外見】
銀白髪を無造作にまとめ、琥珀の瞳に獣の鋭さを宿す少女。
戦闘服は三課式の防護外骨格を改造した軽装咢で、右腰に曲剣、背に戦槌を携帯。
犬歯が鋭く、笑うときにわずかに覗く。
尾骨部には小型の機械尾を装備しており、感情に応じて反応する。
【性格・信条】
豪快で感情表現が激しく、思考より先に体が動くタイプ。
戦闘が好きだが、無益な殺しは嫌う。
他者に弱さを見せられず、代わりに笑いで押し切る癖がある。
信条:「吠えるのは生きてる証。死んだら静かでいい。」
【能力・装備】
| 咢「奇獣砕き」 |
蒸気炉内蔵の戦槌。振るうたびに圧縮蒸気を放出、打撃時に爆裂衝撃を発生。 |
| 曲剣「ヴィトニル」 |
半流体合金の刃。斬撃時にアニムスを流して再生封印を阻止。 |
| 咆哮共振 |
音波によって敵のアニムス流路を乱す。神格獣への牽制にも有効。 |
| 狼嗅覚/熱感知 |
深淵汚染下でも生命反応を嗅ぎ分ける。追跡・探索向き。 |
【経歴】
元903連合所属の戦闘員。大戦後に管理局へ保護。
イロハに命を救われ、彼女を「姉貴」と呼んで三課へ同行。
後に特務班再編とともに第二課へ転属。
破壊担当として前線の主力を担う。
【関係性】
| イロハ |
命の恩人。喧嘩も絶えないが信頼は深い。 |
| ヤトノ |
尊敬と恐怖の混合。叱られると素直に黙る。 |
| タギ |
兄貴分的存在。戦闘後によくコーヒーを奢られる。 |
| ヴァニタス |
対照的な存在。冷静な盾にぶつかるたびに学んでいる。 |
| マルボ |
好物をよく分けてもらう仲。時折、戦場でギャグを飛ばす相棒的存在。 |
| エクト |
顔を会わせるたびに喧嘩する仲。 |
【象徴と文化】
| 象徴物 |
鉄槌・狼牙ペンダント・蒸気炉の破片 |
| 象徴句 |
「拳より速ぇ正義はねぇ!」 |
| 通称/俗称 |
灰帯の牙、狼鉄の娘 |
| 行動様式 |
戦闘前に必ず手を鳴らし、「噛みつくぞ」と宣言する。 |
【備考】
- 義体ではないが咢適応率が高く、獣化抑制装置を常用。
- 熱を好み、寒冷地では動きが鈍る。
- ナキから「筋肉が一番信頼できる義体」と評された。
- 食堂では一番食べるが、他人の皿には手を出さない。
【登場エピソード】
- 灰帯起動編:特務班再編時にヤトノへ志願。
- 黒角事件:前線突破を単独で担当し、住民を救出。
- 機構島編:メガロとの協戦に参加、深層圧壊区域で重傷を負うも帰還。
🜂マルボ
| 氏名 |
マルボ |
| 所属 |
管理局セントエルモ 第二課・特務課(灰帯課)/電海支部 十一課出身 |
| 階級 |
特務支援班/情報戦・電子偵察担当 |
| 年齢 |
46歳 |
| 種族 |
ヴィクサー |
| 咢(アギト) |
「電子熊(でんしくま)」/電子干渉・索敵用ハッキング咢 |
| 異名 |
「灰帯の親父」「電子義賊」「熊ヒゲ」 |
| 立場 |
電子戦・情報解析・後方支援/非公式顧問ポジション |
【外見】
大柄な体格で、灰混じりの髭と落ち着いた瞳を持つ。
普段はツナギや整備服姿で、肩に電子端末とケーブルを提げている。
咢「電子熊」はリュック状に展開し、背中のアンテナと外部リンクで広域干渉を行う。
タバコをくわえながら端末を叩く姿がよく見られる。
【性格・信条】
陽気で面倒見が良く、どんな新人にも飯を奢る兄貴肌。
技術畑出身だが、論理より経験で動く直感派。
家族を大事にし、任務より仲間の帰還を優先する柔らかい信念を持つ。
信条:「命よりデータが大事なんて時代は、もう終わったんだよ。」
【能力・装備】
| 咢「電子熊」 |
多層ハッキング・索敵・防壁突破のための電子干渉咢。攻撃時は熊型幻像を投影。 |
| 電海侵入術式 |
既存通信網を通じて深層電海へ直接アクセス。電脳汚染を中和する自動防壁付き。 |
| 暗号共鳴(データハミング) |
仲間の通信波を独自リズムで補強し、外部盗聴を遮断。 |
| 電子回収術 |
汚染データを再構成して使用可能にするリサイクル技術。 |
【経歴】
元・電海支部 十一課所属。非公式活動中に内部告発を行い、左遷。
その後、ヤトノの勧誘により特務班へ参加。
現在は第二課の電子支援班長として、作戦通信と防壁突破を一手に担う。
家族仲は良く、任務後はよくビデオ通話で子供に「ちゃんと生きてるぞ」と報告している。
【関係性】
| ヤトノ |
戦友。二課の中で唯一タメ口で彼に接する。「お前、また寝てねぇだろ」常套句。 |
| イロハ |
整備班の同志。無茶をしがちな彼女を技術的にフォロー。 |
| ヴァニタス |
電子波干渉時の相棒。沈黙に安心を覚える。 |
| タギ |
一番の飲み仲間。情報戦では完全に呼吸が合う。 |
| ヴト |
娘のように可愛がる。飯を奢る係。 |
| ホムンクルス |
旧データ解析の師弟関係。暴走時の制御経験あり。 |
【象徴と文化】
| 象徴物 |
熊のキーホルダー・電子煙草・古い整備端末 |
| 象徴句 |
「データは熊みてぇなもんだ。起こすと危ねぇが、放っとくと死ぬ。」 |
| 通称/俗称 |
灰帯の親父、熊ヒゲ、電界の聖職者 |
| 行動様式 |
任務前には端末に「よしなに」と一言メッセージを残す。 |
【備考】
- 戦闘より電子戦重視だが、拳銃と短剣の扱いにも長ける。
- かつてAI「セツコ・ワクラバ」に育成コードを一部提供している。
- 家庭では料理担当で、班にも差し入れをよく持ってくる。
- 一課や三課の若手からも「マルボさん」と呼ばれ慕われている。
【登場エピソード】
- 灰帯起動編:ヤトノの呼びかけで再び電海に戻る。
- 黒角事件:外部通信を完全遮断し、現場を救う。
- 機構島編:AI汚染層を逆ハックして封印コードを奪還。
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