ほ:「デヅルモビル」討伐作戦

エマージェンシートライアル:デヅルモビル討伐作戦


任務概要
【ヘイダクオ】の成長体であると確定されているエネミーです。体長は約5倍で腕部はより巨大になっており、建造物の破壊等容易に行える事が確認されています。触手の共謀性は増しており、棘上の突起物は即死性の毒が備わっており、原生生物で実験した結果ではガルフ程度のエネミーでは摂取して1分も経たずに気絶しそのまま呼吸停止しました。アナフェラキシーショック様症状も出ていた事から気道閉塞による窒息死に陥ったと思われます。黒緑色の体液は消化液同等の役割を持ち、周囲を腐食させるため非常に危険です。しかし、海水で中和されることが判明しており、今後の対策として活用される事が期待されています。
追記:海中の際に、巨大な腕部に付属している大ヒレを展開させ、高速で遊泳します。初めて確認された時の個体と比べ、体長は約二倍程になっております。海水に浸っている事から排出される毒液は中和されていると思われます。

任務状況記録
日時:A.P.240/10/20
+ ・11:42~
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水上船は大型循環維持水路を進行中。後方よりデヅルモビルが追行しております。
[ヘリック]:皆無事か!?

エクト:えーと全員確認!

ルナソル:なんとか皆さん怪我は無さそうですね・・・。

ラフィオ:いったたた・・・もう何なのアイツ。

バティスト:あれ、前に見た奴とは何か雰囲気違う?

亡月:ヘリック、違法部隊救出任務の際に倒したデヅルモビルはA班とB班で僅かながら生態が違ったのよな?

[ヘリック]:そうだね。こいつはどっちの方かハッキリ分からんけど、A班で一体は逃してるがヘイダクオの成長体である事から多数存在する事は確かだ。

エクト:おいおい冗談きつい事言うじゃん、

ホムンクルス:雑談は後にして!来るよ!
+ ・11:43~
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デヅルモビルは水上船に飛び乗り、調査メンバーに襲撃を図りました。亡月はグリトニルにてデヅルモビルへ射撃を実施。デヅルモビルは攻撃を受けながらも触手で薙ぎ払う動作を見せましたがエクト・ホムンクルスにより切断されました。腕部にて掴みかかった為、亡月は寸前の所で回避。攻撃を受けた箇所は瞬時に回復されました。水上船はデヅルモビルの体重に耐え切れておらず、沈みかかっている状況です。
エクト:攻撃を緩めるな!このままだと沈むぞ!

バティスト:しょうがないなぁ・・・ほらこっちだよデカブツ!

(バティストは頭部にラ・フォイエを放出。そのまま注意を引き付けました)

エクト:ナイスだバティ!ナキさん今のうちに

亡月:ああ、一気に心臓核ごとハチの巣にしてやろうか!

(突如背部の触手から毒液が放出されました)

亡月:やばっ・・・!

エクト:ナキさん!?

亡月:いや、間一髪で避けた。だが

ラフィオ:そんな・・・武器が。

亡月:まさかオジャンにされるとは思わなかったな。これで予備用のグリトニル一つになってしまった。

ネグロ:(各触手を暗影移動を利用しながら切り刻んでいく)

ホムンクルス:駄目だ、いくら斬ってもすぐに再生されていく。

ルナソル:頭部を攻撃した時、いくらか痛がってる動作は見せましたよね?もしかしたら・・・

バティスト:ああそうだね、それでこうやって怒ってるし・・・さぁ!

(頭部にイル・バータを放出。デヅルモビルは不快感を覚える咆哮を響かせます)

バティスト:ん?バータ系意外と効いてる・・・?適当に撃っちゃったけど

ホムンクルス:なるほど、バータ系ね!ルナソルさん!

ルナソル:はい!

(ホムンクルス、ルナソルも続く様にバータ系テクニックを放出しました。デヅルモビルはもがく様な動作を見せますが氷結した部位は動かせずにいます)

亡月:やはり氷属性に弱い様だな。

[ヘリック]:前回の討伐作戦時は手探り状態かつAISで済ませてしまったからね。細胞組織の発達が激しい連中にとってはそれを阻止される氷属性が弱点という訳か。

亡月:おっと先に言われたか。その通りだ。

バティスト:あーあ・・・ランジュちゃんも連れて来れば一発だったのに。

ホムンクルス:まぁこんなのがまだ沢山いるから一人に頼れないよなあ。まぁ僕達も一応撃てるけどさ!

エクト:よっし!なるべく再生を防ぐぞ!俺とネグロとラフィオは各部位を切断していくから三人はテクニックでフリーズさせてくれ!ナキさんは心臓核を狙ってくれ!

(メンバーはそれぞれの役割を実施。デヅルモビルに攻撃を仕掛け各部位を損傷させていきました。)
+ ・11:57~
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約40%程の損傷を受けたデヅルモビルは水中へと逃げていきました。その後、大型循環維持水路から別ルートとなる貯水施設【TGH】へ進行した末に到達、水上船の進行はその地点にて停止しました。【TGH】は周囲がため池の様な設備であり、深海部には多数の海洋生物が生存しております。また、老朽化に伴い一段階上の施設が崩落し、瓦礫が水底に沈んでおります。
エクト:ふー・・・一件落着とは言えねえけどよ。

亡月:ああ、また奴が現れる可能性は高い。しかもまた回復した状態でな。

バティスト:でも、ここでなら落ち着いて攻撃も当てられるしさ。

ホムンクルス:ヘリックさん、敵反応はどう?

[ヘリック]:残念だがもうすぐで登場する様だ、さっきの流れで行けば倒せる筈だ、頑張ってくれ!

エクト:言われずとも、って奴だヘリックさん!

亡月:とは言っても、奴め水中に潜みながら襲い掛かる事に徹底しているな。姑息な真似をする部分は褒めてやる。

エクト:はい仮面持ちながら言わない!てかそれだとすっげぇ長期戦になるじゃんこれ!

ルナソル:やるしかありません、皆さんを傷つける訳にはいきませんから。

ラフィオ:そうは言ってもルナソルさんさっきまともに攻撃を喰らってるんだからっ・・・

ルナソル:大丈夫ですよ、これくらいならまだかすり傷です。

ホムンクルス:あまりムチャはしないでね、ルナソルさん。足場は浮いてる瓦礫が4つ。乗って沈む危険もあるか。

ネグロ:(瓦礫へと転々と乗り移る。その内2つは乗り移った衝撃で水没していきました。)

エクト:2つになったな。

亡月:全く、もっと頑丈に建設したらどうなんだ。

バティスト:数百年だっけ、まぁうん。

[ヘリック]:・・・っ皆!その船から離れるんだ!反応は深く真下に向かった!

エクト:っおいまさかだろ!全員飛び移れ!

(一同は浮上している瓦礫へと移行しましたがラフィオは足を躓いてしまいました。)

ラフィオ:っわわ!

ルナソル:ラフィオちゃん!

ラフィオ:ボクの事はいいから!

バティスト:なーに言ってんの!ほーらよっと!!!

(バティストはラフィオを掴み、別の足場へと投げました)

ラフィオ:うわぁあ!?

バティスト:ごめんね、女の子に乱暴はしたくなかったけど。

エクト:バティ!?ばかやっ・・・

(デヅルモビルは真下より水上船に突撃し、水上船は衝撃に耐えきれず散開し瓦礫もろとも宙へと飛ばされ、水しぶきを激しく立てながら落ちていきました。)

[ヘリック]:バティスト君!?

ルナソル:そんな・・・っ

ホムンクルス:っ早く彼を助けに!

エクト:いや待機してろ!俺が行く!

(エクトは近隣の瓦礫に飛び移り、デヅルモビルに接近していきました。)

[ヘリック]:駄目だエクト!単騎で行ってどうするんだ!

エクト:うるっせえな!このままバティが喰われんのを見てろってか!?少しでも時間稼いでバティを避難させるしかねえ!

ホムンクルス:僕とルナソルさんは別々の足場に行ってバータ系で援護する。ネグロちゃんはエクトのサポートで。

亡月:だな、私はここで狙っていく。ラフィオ君はここで待機、か。

ラフィオ:バティストさんが・・・ボクのせいで。

亡月:非常事態時に予期せぬ事は良く起きる。ここで気にしても不毛さ。これは嘘じゃない。

(デヅルモビルは触手でエクトを捕らえ、毒針を刺し込もうとしますがネグロによって阻止されました。)

エクト:ネグロ・・・。

ネグロ:(「落ち着いて。リーダーが焦ったら全部ダメになる。」と書かれた看板を取り出す)

エクト:・・・ハハッ、否定出来ねえなぁクソッタレ!

(デヅルモビルに向け、エクトとネグロは撹乱させながら攻撃を繰り出していきます。それに合わせ、ホムンクルスとルナソルはバータ系テクニックを放出。)

亡月:私が撃った箇所を狙え!そうすれば心臓核が露出される筈だ!

(デヅルモビルは亡月の方に突進するように進行していきます。)

亡月:一番厄介者から狙うという訳か、ただの馬鹿ではなかったな。ほらラフィオ君さっさと逃げな。

ラフィオ:でもっ・・・亡月さんも!

亡月:寸での所で避けるから早く移れ!

(デヅルモビルは一度潜水し、亡月のいる瓦礫に触手で絡みつきました。)

亡月:なっ・・・これじゃあ身動きも

(デヅルモビルはグリトニルに絡みつき、亡月に向け開口し始めました。)

エクト:ナキさん!!!

亡月:かくなるうえはっ・・・

(デヅルモビルの頭部に向け、突如ランチャーによる射撃攻撃が直撃し、爆発音が鳴り響きました。)

[ヘリック]:この熱源反応、やっぱアークスか!

ルナソル:あれはもしかして

エクト:レンジャーといやあ、行方不明だった奴に!

(端部陸地の方にランチャーを所持しているアークス「キーン・ディケンス」を確認)

キーン:皆さん!今の内です!

エクト:あいよ!ホムとルナソルさん瓦礫に巻き付いてる触手を凍らかして!他は畳み掛ける!

亡月:隙を作らせるのだな。ほら、グリトニルは返してもらうぞ。

(一同は一斉に攻撃開始。キーンもアサルトライフルに切り替え、精密射撃を実施。)

エクト:主力に手出しはさせねえよ!

(エクトとネグロ、ラフィオはデヅルモビルの触手を切断させ、毒液の排出を防いでいます。)

亡月:海中にいるときは触手以外の器官から排出しないようだな・・・さっさと眠れ!

(デヅルモビルに向け射撃を継続、細胞破壊の末心臓核の破壊に成功しデヅルモビルは咆哮した直後そのまま水底へ沈んでいきました)

エクト:・・・は~~~~~、なんとか倒したわ。ってかバティ!?バティは!?

ラフィオ:そんな・・・ボク、まだ謝ってもいないのに。

ルナソル:バティストさん・・・・。

ホムンクルス:あっいるよほら。今クロールで向かってきてる。

エクト:うぉおおおおああああバティイイイイイイ!!!!

ネグロ:(「えがったえがった」と書かれた看板を取り出す)
+ ・12:34~
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(一同はキーンのいる端部陸地に到着。)
バティスト:へー、君がキーン君かぁ!なんか仲良くなれそうだよね!

キーン:あははは・・・肌色的にですかね。

エクト:フランクに接してもいいぜ。

ラフィオ:いや二人みたいにチャラくはないでしょ。あっバティストさんさっきは・・・

バティスト:ストーップ。俺もラフィオちゃんの事投げちゃったしさ。おあいこで良いかな?

ラフィオ:そ、それで大丈夫なら・・・ボクも。

ルナソル:でもこんな怪我しちゃって。せっかくキレイな顔してるんだから。

バティスト:ちょっと照れる事言わないでよルナソルさん~。ルナソルさんの方がキレイで可愛いし。

ルナソル:えっええと・・・。

エクト:ナンパすんなよお前。

バティスト:お?嫉妬かな?

エクト:ほー?言うじゃねえか。

亡月:また始まったよ。まぁいいヘリック、キーン君は見つかったがここら辺の探査となれば結構時間が掛かりそうになるな。何処かしらテレポーターを設置した方が良いか?

[ヘリック]:そうだね、内部も結構深いし多めの人員で動くとなれば何か所があった方が良い。

ホムンクルス:にしても、バティストさん大丈夫だったの?デヅルモビルに襲われてからずっと浮かんでこなかったし。

バティスト:ん?ああそれなんだけどね。サングラスも沈んじゃってさー!デヅルモビルもそっち行っちゃったから頑張って探してたんだよね!結構素潜りの才能あるかも?

エクト:は?

ラフィオ:え

バティスト:え?

一同:・・・・・・・・・・・・・。

ネグロ:(「エクトの涙を返して」と書かれた看板を取り出す)

バティスト:えっ・・・・泣いてたの・・・・・?

エクト:泣いてねえよ!人の事心配させといてテメェは!

バティスト:いでででで折れる!ごめんって!!!

任務報告
  • デヅルモビルの討伐成功。生態変化の特性がある事を確認した。
  • 行方不明アークス「キーン・ディケンス」の救出に成功。以降彼も同行し、ニル氏の捜索にあたる。
  • 貯水施設【TGH】にテレポーターを設置。また、下層エリア:制御システム保管区【システム1:バクテリア】にも設置済である事を亡月より報告を受ける。
最終更新:2017年12月26日 03:31