約40%程の損傷を受けたデヅルモビルは水中へと逃げていきました。その後、大型循環維持水路から別ルートとなる貯水施設【TGH】へ進行した末に到達、水上船の進行はその地点にて停止しました。【TGH】は周囲がため池の様な設備であり、深海部には多数の海洋生物が生存しております。また、老朽化に伴い一段階上の施設が崩落し、瓦礫が水底に沈んでおります。
エクト:ふー・・・一件落着とは言えねえけどよ。
亡月:ああ、また奴が現れる可能性は高い。しかもまた回復した状態でな。
バティスト:でも、ここでなら落ち着いて攻撃も当てられるしさ。
ホムンクルス:ヘリックさん、敵反応はどう?
[ヘリック]:残念だがもうすぐで登場する様だ、さっきの流れで行けば倒せる筈だ、頑張ってくれ!
エクト:言われずとも、って奴だヘリックさん!
亡月:とは言っても、奴め水中に潜みながら襲い掛かる事に徹底しているな。姑息な真似をする部分は褒めてやる。
エクト:はい仮面持ちながら言わない!てかそれだとすっげぇ長期戦になるじゃんこれ!
ルナソル:やるしかありません、皆さんを傷つける訳にはいきませんから。
ラフィオ:そうは言ってもルナソルさんさっきまともに攻撃を喰らってるんだからっ・・・
ルナソル:大丈夫ですよ、これくらいならまだかすり傷です。
ホムンクルス:あまりムチャはしないでね、ルナソルさん。足場は浮いてる瓦礫が4つ。乗って沈む危険もあるか。
ネグロ:(瓦礫へと転々と乗り移る。その内2つは乗り移った衝撃で水没していきました。)
エクト:2つになったな。
亡月:全く、もっと頑丈に建設したらどうなんだ。
バティスト:数百年だっけ、まぁうん。
[ヘリック]:・・・っ皆!その船から離れるんだ!反応は深く真下に向かった!
エクト:っおいまさかだろ!全員飛び移れ!
(一同は浮上している瓦礫へと移行しましたがラフィオは足を躓いてしまいました。)
ラフィオ:っわわ!
ルナソル:ラフィオちゃん!
ラフィオ:ボクの事はいいから!
バティスト:なーに言ってんの!ほーらよっと!!!
(バティストはラフィオを掴み、別の足場へと投げました)
ラフィオ:うわぁあ!?
バティスト:ごめんね、女の子に乱暴はしたくなかったけど。
エクト:バティ!?ばかやっ・・・
(デヅルモビルは真下より水上船に突撃し、水上船は衝撃に耐えきれず散開し瓦礫もろとも宙へと飛ばされ、水しぶきを激しく立てながら落ちていきました。)
[ヘリック]:バティスト君!?
ルナソル:そんな・・・っ
ホムンクルス:っ早く彼を助けに!
エクト:いや待機してろ!俺が行く!
(エクトは近隣の瓦礫に飛び移り、デヅルモビルに接近していきました。)
[ヘリック]:駄目だエクト!単騎で行ってどうするんだ!
エクト:うるっせえな!このままバティが喰われんのを見てろってか!?少しでも時間稼いでバティを避難させるしかねえ!
ホムンクルス:僕とルナソルさんは別々の足場に行ってバータ系で援護する。ネグロちゃんはエクトのサポートで。
亡月:だな、私はここで狙っていく。ラフィオ君はここで待機、か。
ラフィオ:バティストさんが・・・ボクのせいで。
亡月:非常事態時に予期せぬ事は良く起きる。ここで気にしても不毛さ。これは嘘じゃない。
(デヅルモビルは触手でエクトを捕らえ、毒針を刺し込もうとしますがネグロによって阻止されました。)
エクト:ネグロ・・・。
ネグロ:(「落ち着いて。リーダーが焦ったら全部ダメになる。」と書かれた看板を取り出す)
エクト:・・・ハハッ、否定出来ねえなぁクソッタレ!
(デヅルモビルに向け、エクトとネグロは撹乱させながら攻撃を繰り出していきます。それに合わせ、ホムンクルスとルナソルはバータ系テクニックを放出。)
亡月:私が撃った箇所を狙え!そうすれば心臓核が露出される筈だ!
(デヅルモビルは亡月の方に突進するように進行していきます。)
亡月:一番厄介者から狙うという訳か、ただの馬鹿ではなかったな。ほらラフィオ君さっさと逃げな。
ラフィオ:でもっ・・・亡月さんも!
亡月:寸での所で避けるから早く移れ!
(デヅルモビルは一度潜水し、亡月のいる瓦礫に触手で絡みつきました。)
亡月:なっ・・・これじゃあ身動きも
(デヅルモビルはグリトニルに絡みつき、亡月に向け開口し始めました。)
エクト:ナキさん!!!
亡月:かくなるうえはっ・・・
(デヅルモビルの頭部に向け、突如ランチャーによる射撃攻撃が直撃し、爆発音が鳴り響きました。)
[ヘリック]:この熱源反応、やっぱアークスか!
ルナソル:あれはもしかして
エクト:レンジャーといやあ、行方不明だった奴に!
(端部陸地の方にランチャーを所持しているアークス「キーン・ディケンス」を確認)
キーン:皆さん!今の内です!
エクト:あいよ!ホムとルナソルさん瓦礫に巻き付いてる触手を凍らかして!他は畳み掛ける!
亡月:隙を作らせるのだな。ほら、グリトニルは返してもらうぞ。
(一同は一斉に攻撃開始。キーンもアサルトライフルに切り替え、精密射撃を実施。)
エクト:主力に手出しはさせねえよ!
(エクトとネグロ、ラフィオはデヅルモビルの触手を切断させ、毒液の排出を防いでいます。)
亡月:海中にいるときは触手以外の器官から排出しないようだな・・・さっさと眠れ!
(デヅルモビルに向け射撃を継続、細胞破壊の末心臓核の破壊に成功しデヅルモビルは咆哮した直後そのまま水底へ沈んでいきました)
エクト:・・・は~~~~~、なんとか倒したわ。ってかバティ!?バティは!?
ラフィオ:そんな・・・ボク、まだ謝ってもいないのに。
ルナソル:バティストさん・・・・。
ホムンクルス:あっいるよほら。今クロールで向かってきてる。
エクト:うぉおおおおああああバティイイイイイイ!!!!
ネグロ:(「えがったえがった」と書かれた看板を取り出す)
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