フアンの指揮下にて一同は開始位置にて待機しております。
1班は高層建造物が並ぶ都市部の一端にて待機中、2班は1班とは正反対の地下道部分にて待機中です。それぞれフールの眷属である古代機構に乗用しており、フォトン防壁層も展開しています。
[フアン]:各員、準備は整いましたか?
亡月:キーン君、敵対象の動向は?
キーン:特に動きはありません・・・しかし、アイツ・・・以前に増して歪になってる・・・。
コール:浸食が進んでいるという事か?しかし、長い事眠っていたはずなのに何故今になって。
フール:[アポストルスなる者達は潜伏した宿主同様に眠り、死す。それが理由であろうさ。]
ランジュ:何にせよ、アレを早く倒さないといけないわね。
ラフィオ:避けるのとかは大丈夫なの?コイツらに任せても。
フール:[心配無用だ、お主らよりは知能はあるだろうさ。カカカッ!]
亡月:へぇ?んじゃ後でコイツらも解析させてもらおうかな。
フール:[生きておればな。]
亡月:なに、こんな所で死んでたまるか。んじゃあ皆、大丈夫だな?
ランジュ:ええ。
コール:仕方あるまい・・・。
ラフィオ:死なない事優先に動くね。
キーン:一秒たりとも見逃しません!
フアン:いつでも。
亡月:よし、では状況開始!!!
(1班、2班出動。ディアブル・パズに向け進行しました。)
1班は第一ポイントに到達まで約25m。2班は既に目的地点に到着しています。
(1班サイド)
[キーン]:ディアブル・パズ、銃口が光っています!
亡月:左右に動き射線をずらせ!
ラフィオ:わわっと!?これ操作しづらいな・・・。
(1班は進行しつつ左右に位置を変更させます。その数秒後、ディアブル・パズより熱線放射され亡月の袖を掠りました。放射され地盤が崩壊されています。)
ラフィオ:ナキさん大丈夫!?
亡月:おおっと今のはヤバかったな。しかしこれで分かった!その都度光らせたら教えろ!ついでに再放射までの時間も数えておけ!
[キーン]:はい!
ラフィオ:なんか前よりも威力がヤバい気がする・・・。
亡月:殺すことに特化しやがったか・・・。そろそろだな、ランジュ!
[ランジュ]:分かってるわ・・・狙い撃つ、サンライトノヴァ!
(ランジュの放った複合テクが第一ポイントの建造物を貫き、崩落していきます。それに伴い凄まじい崩落音と粉塵が立ち込めます。)
亡月:ガスマスクがここでも役に立ったな。相手の動きはどうだ!?
[キーン]:ええ、目と思しき部分が凄いギョロギョロしてます。
亡月:やはりな、例え高性能な機械殿でも遠距離の場合は熱源反応は確認出来ない様だな!
ラフィオ:でもボク達の進む道は大丈夫なのこれ・・・?
亡月:心配するな、それも考えている。なるべくルートに入らない様に建物同士を壊させる。
[ランジュ]:ほんっと無茶ぶりね・・・。第二ポイント、もう撃つ?
亡月:ああ、合図を出す。
(20秒後、ディアブル・パズは1班に注視しております。)
[キーン]:ナキさんそろそろです!
亡月:今だ撃て!私らは旋回!
(ランジュは再び複合テクを放出。第2ポイントの建造物を貫き、都市群を崩壊。再び撹乱に成功しました。)
[キーン]:・・・ッ2班の方に抜いています!しかしこれは・・・?どうやら二人を見つけれてないそうです!
[ランジュ]:そうよ、だって前もってここに穴を開けたんだから。それじゃあ私達も次のポイントへ移動するわ!
亡月:よし、このまま進むぞ。
16:05
第3ポイントへ到達。ディアブル・パズは完全に1班を見失い、2班を狙っているかの様な動作を見せます。
(2班サイド)
[キーン]:2班の方角を必死に探している様です・・・?熱線を撃つ様子も見られません!
[亡月]:上手くいったな!このまま進むぞ!だが熱源反応が感知される地点になったらアントアトマイザーを使用する!
ランジュ:にしても・・・まるで要塞ねココ。
コール:ユールドゥルムはダーカーを退ける程の技術はあった筈・・・だが人同士が争う事を止めなかった為に滅んだ星だ。そんな負の遺産をここまで再現するとは。悪意しか感じられないな・・・。
ランジュ:戦争・・・ね。私達アークスはダーカーという相手が居るから無いと思うけど、星に棲むのも大変なのね。
コール:結局、どう生きるかだ。さ、このままトンネルを抜けて第3ポイントだ!
ランジュ:了解!サポート助かるわ。
コール:私にはこれくらいしか出来ないからな。せめての支援さ。
2班は予定ポイントに到達。1班は第3ポイントへ進行中です。
(1班サイド)
ラフィオ:全く撃って来ないね。
亡月:ああ、流石に自らの故郷で無駄に撃てないってか?
[キーン]:先程と同じく、2班を探してるみたいです。
亡月:・・・嫌な予感がするな。もしやビルを壊してる側を優先してるかもしれん。
ラフィオ:そっちが邪魔だって気づいた?
亡月:かもしれない。ランジュ聞こえるか?第3ポイントは中止。このまま進んでくれ、だが奴の目に入る場所に入らない様に施設内部を転々とする様に動いた方が良い。
[ランジュ]:予め出されていた第二ルートね。少し時間かかるからそこは把握しておいて。
亡月:了解だ。やっぱコイツいくらか頭良いかもな。
ラフィオ:そうかなあ。
(1班は第3ルートを通過。ディアブル・パズは2班の位置特定に集中していると思われます。2班は第二ルート:施設間を介しての進行を続けています。)
[コール]:・・・敢えて撃たないという手を選んでは無いか?あいつ。
[ランジュ]:まさかね。だとしたら何故撃って来ないのかしら。予測で撃ってくる場合もあるでしょうに。
亡月:このまま第4ルートに到達するぞ。そっちは間に合いそうか?
[ランジュ]:ええ、何とかね。
[キーン]:・・・ッ皆さん気を付けてください!敵の装甲が展開され・・・ミ、ミサイル!?
亡月:何!?
(ディアブル・パズは背部装甲を展開し、20~30程のミサイルを発射。ミサイルは無差別で無く、調査部隊のいる位置へと向かい飛んでいきます。)
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