ほ:暴走古代機構-改良型【ディアブル・パズ】討伐作戦

エマージェンシートライアル:暴走古代機構-改良型【ディアブル・パズ】討伐作戦


任務概要
  • ディアブル・パズの完全破壊
  • 自然保護区Ⅶ【ユールドゥルム】の安全圏確保

討伐対象について
ほ:古代掘削機構【ディアブル・パズ】討伐作戦」を参照の事。
作戦概要及び想定戦術(簡易記録、文中の略称はDP=ディアブル・パズ、NS=ネフィリズ・サーチネクトとする。今作戦にて、フール・アマルガムは「アークスの実力を拝見」との事で、眷属である古代機構複数の提供のみが協力手段である。)
1班=亡月、ラフィオ:2班=コール、ランジュ
①1班接近、熱線狙撃からの防御・回避手段
陽動作戦を基礎として動員させる。熱線狙撃はフォトン防御層をも貫く程の威力を持ち合わせている。その為、アークスは回避を前提として動く必要がある。1班は左翼側より遠距離攻撃の許容範囲内まで移動(作戦会議の現場から敵性反応確認場所までの距離は約13㎞程と推定)。この際、機装都市の外壁の瓦礫痕に紛れ込む様にして対象に接近する必要がある。フールが眷属としている古代機構を移動手段及び防御手段として活用する。
②DPが実施する攻撃手段に対する撹乱行為
2班は1班への狙撃を阻止させる為、1班が移動するルートの周囲に存在する建造物をランジュの複合テクニックを活用し、倒壊を繰り返す。これにより相手の照準を揺るがし、命中密度を低下させる事を最優先事項とする。破壊ポイントはNSによる地形分析の結果、6ポイントまで特定している。破壊の合図は亡月の指示にて実施。ランジュも建造物破壊の為、許容範囲内まで移動しなければならない為、1班は徹底的に囮として「標的」とならなければ作戦は成立しない。
③1班によるDPへの攻撃行為
DPはフォトン層分析機能が搭載されている事から、周囲状況に関しては察知能力が著しく高い為、無暗に接近する事は不可能。その事から最高50m以上の接近は危険と思われる為、遠距離攻撃手段にて破壊する方針とする。対アークス兵器「アンチフォトン散布拡散型妨害噴霧剤:通称[アンチアトマイザー]」を情報部管理官ヘリック監視下の元、使用しDPの死角に侵入し噴霧剤効果範囲内まで接近(アンチアトマイザーは敵性組織への流用危険を想定し開発禁止となっている)。これにより遠距離手段にて界忌種滅牙を搭載した武装で戦闘を行う。武装は亡月が開発した対界忌種専用銃器を使用。
④2班による強襲行為
1班が戦闘に入った後、DPの不意を突く形で1班の合図と共にDPへ強襲行為を行う。現地の地形状況等は不明の為、1班から受けた報告内容を参考にしDPへ攻撃を実施する。最初の戦闘において、DPは界忌種と思しき生体組織が確認されている事から積層装甲への攻撃は避け、組織部分への攻撃を徹底する。

現地メンバー
監視員及び通信者:ヘリック代理オペレーター=フアン
資料調査班:亡月、コール、ラフィオ、ランジュ、キーン(右下肢欠損により待機)

+ 15:37(即興作戦会議)
  • 閉じる
一同は避難地である古代機構製造庫にて作戦会議を実施。亡月は上記に記されている作戦内容をマップと照らし合わせながら他メンバーに説明しました。
亡月:あの熱線攻撃を当たらぬ前提で動かなければならない。威力はキーン君を見て察して貰えば良いだろうさ。全く、ヘリックはエクト達の方で忙しいときた。

キーン:ええ、その通りとして言えませんね・・・。ヘリックさんはまだ取り込み中の様ですね。

ランジュ:でもこれ、私とコールが安全という保障はあるの?もし建物を壊す際に射程から勘付かれたら。

亡月:おっと、地形まで表示させなかったのが悪かったな。ほれ。

(亡月はその場にて3D搭載マップ掲示機を展開。地形は凸凹が極端に激しく、足場によっては上空からは確認出来ないポイントも存在します。)

コール:なるほど、死角になっている場所が少なからず存在していると。

亡月:そうだ、それで私の合図もだが二人も合図を出す時点で特定ポイントに待機していなきゃならない。それぞれの合図位置、タイミングはこの記載の通りだ。

(亡月はランジュにそれぞれの指示が記された資料を渡します。)

ランジュ:・・・完璧に出来る保証は欲しいかしら?

亡月:ああ、無ければ私とラフィオの死亡率は一気に上がる。

ラフィオ:えっ。

ランジュ:そんな危険な事をしてまで・・・だったらこのまま待機して増援を待つのも。

フール:[それを推奨したいところだが、儂が見た限りではディアブル・パズは成長過程にあると思われる。]

ランジュ:成長?

フール:[科学者共の戯れよ。多く存在した彼奴等の内残った一機は、アポストルスなる力を邂逅させた末・・・あのような姿に成れ果てた。アポストルスはダーカーと違い、侵食を行わぬ。しかし、人工的に施された彼奴等はもう我が眷属では無くなっておるだろう。]

キーン:・・・何となく分かりました。貴方は、自らの手で彼を殺したくないのでしょう?

コール:同胞に手を出す事は流石の神様でも戸惑うという事か。

フール:[ククッ・・・カカカ!!面白い事を言うな若造よ!わざわざ儂の手を煩わせるのも癪でな、そもそもアレは儂が造った物でも無いがな。まぁしかし、我が眷属を使うのだろう?好きなだけ使え、ここで死んでもらっては困るからのぉ。]

亡月:とことん私達の事を利用して上機嫌って奴だな。

フール:[分かれば良い。その方がやりやすいだろう?お主らアークスは。]

ラフィオ:・・・ねえ、建物が沢山壊れても大丈夫なの?

フール:[その六つは特に壊れても問題の無い所だ。なに、倒れようと倒れまいと関係の無い事よ。]

ラフィオ:ふーん?

亡月:資料に目を通してイメトレは何度やっても良い。解らない点は即座に出してもらった方が助かるからな。あと、キーン君は待機しつつこのスコープを使って私達に報告してくれ。

キーン:これは・・・つまり敵の動きを見て伝える、と?

亡月:その通り、最初の動向さえ解れば回避率も上がるだろうさ。熱線放射も突拍子も無く発生する訳では無いだろう。

キーン:・・・任せてください、足が無いなりに頑張りましょう。

コール:ヘリックさんは大丈夫なのか?一応知ってもらった方が良いと思うが。

[フアン]:あー、こちらフアン。聞こえますか?

亡月:む?ああ聞こえている。もしやヘリックの代理か?

[フアン]:ええ、本部に待機しておりましたので。ヘリックさんから緊急事態と聞いて増援として参加しようと思いましたが、どうやら一刻を争う様で。

亡月:模倣者か。仕方ないな、遂に奴らも動き出したって事だ。私らは私らでなんとかするしかない。それでフアン?ヘリック並の働きを出せるのか?

[フアン]:ご安心を。これでも私の鬼教官はヘリックさんでしたから

+ 15:56(機装都市潜入、第1~3ポイント破壊実施)
  • 閉じる
  • 15:56
フアンの指揮下にて一同は開始位置にて待機しております。
1班は高層建造物が並ぶ都市部の一端にて待機中、2班は1班とは正反対の地下道部分にて待機中です。それぞれフールの眷属である古代機構に乗用しており、フォトン防壁層も展開しています。
[フアン]:各員、準備は整いましたか?

亡月:キーン君、敵対象の動向は?

キーン:特に動きはありません・・・しかし、アイツ・・・以前に増して歪になってる・・・。

コール:浸食が進んでいるという事か?しかし、長い事眠っていたはずなのに何故今になって。

フール:[アポストルスなる者達は潜伏した宿主同様に眠り、死す。それが理由であろうさ。]

ランジュ:何にせよ、アレを早く倒さないといけないわね。

ラフィオ:避けるのとかは大丈夫なの?コイツらに任せても。

フール:[心配無用だ、お主らよりは知能はあるだろうさ。カカカッ!]

亡月:へぇ?んじゃ後でコイツらも解析させてもらおうかな。

フール:[生きておればな。]

亡月:なに、こんな所で死んでたまるか。んじゃあ皆、大丈夫だな?

ランジュ:ええ。

コール:仕方あるまい・・・。

ラフィオ:死なない事優先に動くね。

キーン:一秒たりとも見逃しません!

フアン:いつでも。

亡月:よし、では状況開始!!!

(1班、2班出動。ディアブル・パズに向け進行しました。)

  • 15:59
1班は第一ポイントに到達まで約25m。2班は既に目的地点に到着しています。
(1班サイド)
[キーン]:ディアブル・パズ、銃口が光っています!

亡月:左右に動き射線をずらせ!

ラフィオ:わわっと!?これ操作しづらいな・・・。

(1班は進行しつつ左右に位置を変更させます。その数秒後、ディアブル・パズより熱線放射され亡月の袖を掠りました。放射され地盤が崩壊されています。)

ラフィオ:ナキさん大丈夫!?

亡月:おおっと今のはヤバかったな。しかしこれで分かった!その都度光らせたら教えろ!ついでに再放射までの時間も数えておけ!

[キーン]:はい!

ラフィオ:なんか前よりも威力がヤバい気がする・・・。

亡月:殺すことに特化しやがったか・・・。そろそろだな、ランジュ!

[ランジュ]:分かってるわ・・・狙い撃つ、サンライトノヴァ!

(ランジュの放った複合テクが第一ポイントの建造物を貫き、崩落していきます。それに伴い凄まじい崩落音と粉塵が立ち込めます。)

亡月:ガスマスクがここでも役に立ったな。相手の動きはどうだ!?

[キーン]:ええ、目と思しき部分が凄いギョロギョロしてます。

亡月:やはりな、例え高性能な機械殿でも遠距離の場合は熱源反応は確認出来ない様だな!

ラフィオ:でもボク達の進む道は大丈夫なのこれ・・・?

亡月:心配するな、それも考えている。なるべくルートに入らない様に建物同士を壊させる。

[ランジュ]:ほんっと無茶ぶりね・・・。第二ポイント、もう撃つ?

亡月:ああ、合図を出す。

(20秒後、ディアブル・パズは1班に注視しております。)

[キーン]:ナキさんそろそろです!

亡月:今だ撃て!私らは旋回!

(ランジュは再び複合テクを放出。第2ポイントの建造物を貫き、都市群を崩壊。再び撹乱に成功しました。)

[キーン]:・・・ッ2班の方に抜いています!しかしこれは・・・?どうやら二人を見つけれてないそうです!

[ランジュ]:そうよ、だって前もってここに穴を開けたんだから。それじゃあ私達も次のポイントへ移動するわ!

亡月:よし、このまま進むぞ。

16:05
第3ポイントへ到達。ディアブル・パズは完全に1班を見失い、2班を狙っているかの様な動作を見せます。
(2班サイド)
[キーン]:2班の方角を必死に探している様です・・・?熱線を撃つ様子も見られません!

[亡月]:上手くいったな!このまま進むぞ!だが熱源反応が感知される地点になったらアントアトマイザーを使用する!

ランジュ:にしても・・・まるで要塞ねココ。

コール:ユールドゥルムはダーカーを退ける程の技術はあった筈・・・だが人同士が争う事を止めなかった為に滅んだ星だ。そんな負の遺産をここまで再現するとは。悪意しか感じられないな・・・。

ランジュ:戦争・・・ね。私達アークスはダーカーという相手が居るから無いと思うけど、星に棲むのも大変なのね。

コール:結局、どう生きるかだ。さ、このままトンネルを抜けて第3ポイントだ!

ランジュ:了解!サポート助かるわ。

コール:私にはこれくらいしか出来ないからな。せめての支援さ。

  • 16:07
2班は予定ポイントに到達。1班は第3ポイントへ進行中です。
(1班サイド)
ラフィオ:全く撃って来ないね。

亡月:ああ、流石に自らの故郷で無駄に撃てないってか?

[キーン]:先程と同じく、2班を探してるみたいです。

亡月:・・・嫌な予感がするな。もしやビルを壊してる側を優先してるかもしれん。

ラフィオ:そっちが邪魔だって気づいた?

亡月:かもしれない。ランジュ聞こえるか?第3ポイントは中止。このまま進んでくれ、だが奴の目に入る場所に入らない様に施設内部を転々とする様に動いた方が良い。

[ランジュ]:予め出されていた第二ルートね。少し時間かかるからそこは把握しておいて。

亡月:了解だ。やっぱコイツいくらか頭良いかもな。

ラフィオ:そうかなあ。

(1班は第3ルートを通過。ディアブル・パズは2班の位置特定に集中していると思われます。2班は第二ルート:施設間を介しての進行を続けています。)

[コール]:・・・敢えて撃たないという手を選んでは無いか?あいつ。

[ランジュ]:まさかね。だとしたら何故撃って来ないのかしら。予測で撃ってくる場合もあるでしょうに。

亡月:このまま第4ルートに到達するぞ。そっちは間に合いそうか?

[ランジュ]:ええ、何とかね。

[キーン]:・・・ッ皆さん気を付けてください!敵の装甲が展開され・・・ミ、ミサイル!?

亡月:何!?

(ディアブル・パズは背部装甲を展開し、20~30程のミサイルを発射。ミサイルは無差別で無く、調査部隊のいる位置へと向かい飛んでいきます。)
+ 16:09(第4~5ポイント通過、狙撃機構妨害)
  • 閉じる
  • 16:09
(2班サイド)
ディアブル・パズが放ったミサイルはそれぞれ無差別的ではなく、進行を続ける1班、2班を狙ってるかのように接近しています。
調査部隊はそれぞれの武装にてミサイルを迎撃。被害を未然に防ぐ事が出来ました。しかし、これによりディアブル・パズに位置を特定され狙撃行為が再開されました。
[亡月]:あのミサイル、熱源反応を特定する機能でもあるのか・・・!?正確にこちらを狙ったぞ。

ランジュ:こちらも、施設内に居たにも関わらずミサイルが飛んできたわ!

コール:無事に迎撃はしたが、そっちは大丈夫か?

[ラフィオ]:なんとか無事だけど・・・。

[キーン]:またこれは・・・ミサイルを撃ちそうです!

ランジュ:どうすれば・・・このままじゃ炙り出されて良い的になるだけよ・・・。

コール:・・・提案だが、少し良いか?

ランジュ:ええ。

コール:ランジュの複合テクニックで目眩ましなんて出来るか?

ランジュ:多分、努力すれば。

コール:狙撃の危険はあるが、高速移動があるしそれでいけるだろう。私は私で何とかするから、狙いやすいポイントでテクニックを撃ってほしい。

ランジュ:やるとしたら、いっその事許容範囲内まで接近する必要があるわね・・・。

[亡月]作戦変更は構わん。2班は奴の邪魔を出来れば何だって良いんだ。

[フアン]:現在位置から敵性存在までの距離を調べました。約1200m程かと。

ランジュ:それじゃあ方針変更で。私が囮になるわ。そして奴の動きを封じて見せる!

[ラフィオ]:無理しないでね。

ランジュ:全く、あの人にも昔言われたな。

[ネフィリズ・サーチネクト]:ミサイル解析完了。各ミサイルには自律思考による赤外線及び熱源反応特定機能が搭載されております。その為、熱線狙撃と比較し命中率は著しく上昇します。

[亡月]:予想通りだな。

[キーン]:そんな機能まであったなんて・・・。

ランジュ:少し時間を頂戴ね。何とかして隙を作るわ。

  • 16:16
ランジュはボルテックによる高速移動にて2班側に存在している高層建造物の屋上に登り詰めていきます。その途中、自律思考ミサイルや熱線狙撃が放たれましたが、その都度回避し寸での所で命中する危険を掻い潜りながら突破していきました。高層建造物の位置はディアブル・パズより900m程離れた位置にあります。
(ランジュサイド)
ランジュ:ここならギリギリってとこね・・・。

(ディアブル・パズは再び熱線狙撃を実施します。キーンの合図によりタイミングを合わせ、ランジュは高速移動にて回避します。)

ランジュ:パターンが分かれば避けれるわね・・・。でもこれで終わりにしてもらうわ!凍てつく氷牙よ、その身を穿て!アブソリュートセルシウス!

(ランジュが生成した大型かつ鋭利な氷がディアブル・パズに向け放たれました。)

[フアン]:この距離から大丈夫なのでしょうか?

ランジュ:狙いはそこじゃないわ。

(巨大な氷はディアブル・パズ近隣に激突。その瞬間、激突した位置が爆発し巨大な氷晶が発生しました。それに伴いディアブル・パズをも巻き込み、一部分が氷漬けとなっております。)

ランジュ:敵の狙撃は!?

[キーン]:銃口を再び向けてきました!

ランジュ:よし一旦逃げるか。

(ランジュは高速移動にて再び回避を図り、今度は建造物内へと隠れました。)

[フアン]:ふむ、どうやらミサイルが発射される部分が上手く凍りましたね。

[亡月]:よし、ランジュその調子であと5,6回撃てるか?

ランジュ:えっ?いや流石に連続はキツイわよ・・・。

[亡月]:天才ならいけるいける。んじゃ私らも速度を上げるぞ。

[ラフィオ]:ランジュさんオリジナルテクニックの名前結構凝ってるんだね。

[亡月]:しーっ。

  • 16:20
ランジュの健闘により、1班は第4、5ポイントを突破。コールも続いて着実に接近を続けています。ディアブル・パズは凍結状態に近くなりましたが、オーバーヒート状態の為か体熱にて氷がすぐに溶解されます。
(1班サイド)
[フアン]:残り450mとなりました。このまま行けばディアブル・パズまでスムーズに到着出来るかと。このまま氷漬けで居てくれれば。

[ランジュ]:・・・もう一発撃ったら私も接近するわ。

亡月:ああ、頼むぞ。

ラフィオ:アイツ本当に動かないのかな?

亡月:今は動かないって事だ。もしかしたら時間経過に伴って進化するかもな。

[キーン]:・・・これは。皆さん!アイツの様子がッ・・・足が生えてきています!

[ランジュ]:え?

[コール]:どうやら、ラフィオ君の言った事がドンピシャに来たようだ。

亡月:何なんだお前?フラグ回収好きなのか?

ラフィオ:何かごめんなさい。

[ランジュ]:でも動きは止めるわ!

(ランジュは再びアブソリュートセルシウスを放ちますが、ディアブル・パズは回避するかの様に大きくジャンプし、高台から降下されました。)

[ランジュ]:よ、避けた!!!???

[フアン]:ディアブル・パズ、1班前方へと移動しています。

亡月:分かっとるわ!これはまずいぞ・・・。

[キーン]:流石の僕もこれでは見えないですね・・・ん?あれ?

亡月:どうした?

[キーン]:さっきまで寝ていたフールさんが・・・いない?

亡月:何じゃそりゃ。

(ディアブル・パズは飛躍移動にて1班の視覚下に出現。)

ラフィオ:わわわっ!?向こうから来た!

亡月:これはまずい!散開だ!
+ 16:34(DP暴走体討伐開始)
  • 閉じる
ディアブル・パズはラフィオに向けて熱線狙撃を放出。ラフィオが乗っていた古代機構に命中し大破。爆発に伴いラフィオは大きく転倒し強く打撲されました。
  • 16:34
ラフィオ:いったたたた・・・。

亡月:大丈夫か!?全く、こいつらは予期せぬ事ばかりしやがって・・・。

(亡月はバレットボウにて狙撃。生体組織を狙い撃ちますがディアブル・パズは微動だにしません。)

亡月:ダメージは受けてる筈だろ?我慢は良くないぞ蜘蛛ちゃんよ。

(ディアブル・パズは隻腕状態の掘削機を亡月に向け叩き付ける様な攻撃を繰り出します。それを回避しますが接近状態にて熱線を放出させます。)

亡月:うわわわ!?なんだこいつ!面白い事するなあ!

ランジュ:フロストタイフーン!

(ディアブル・パズ周囲に強烈な寒風が出現。ランジュはラフィオを救助し一同は一旦その場より距離を保ちます。)

コール:凍てつく女神の祝福、結晶の在処よ、舞い戻れ、降り立て・・・。

(コールの詠唱と共にディアブル・パズの立っている地面より氷の剣が出現。数多の剣がディアブル・パズの組織部分を貫きます。)

ランジュ:凄い・・・これがルーン魔術?

コール:あまり使い慣れていなかったが、支障を来さない程度で済んだな・・・。

亡月:まだピンピンしてそうだな。

(亡月はアンチアトマイザーをディアブル・パズに向けて投げた後、グリトニルを取り出し、怒涛の勢いで銃撃を繰り広げます。)

[フアン]:生体組織の損壊を確認しました。確実にダメージは入っています。

亡月:入っていなきゃ徹夜した意味が無いだろうな!

(フロストタイフーンによる寒風状況と無数の氷剣が刺さった状況でディアブル・パズは動き出し、熱線放出の準備をしています。)

ランジュ:ッ・・・アブソリュートセルシウス!

(熱線銃口に向け攻撃した事で氷漬けにし、熱線放射を防ぎました。)

ランジュ:焦ったのもあったけど、最初からこうすれば良かったわ・・・。

コール:仕方ないさ。

[フアン]:これは・・・ディアブル・パズの体内フォトンが増幅中です。

コール:この状況でか!?

亡月:進化の過程って事かぁこれは?

(ディアブル・パズは悲鳴にも近い機械音を響かせ、装甲が隠れる程に組織部分を膨隆させていきます。)

ラフィオ:ボクだって・・・戦わなきゃ。

亡月:お前は無理すんな!ここで退くのも癪だな。

ランジュ:ええ、ここで仕留めなきゃ。

フール:[その必要は無い。]

(突如として調査部隊の前に銀髪に青い肌が一際目立つ喪服姿の小柄な少女が出現しました。)

コール:その声は・・・って?

ランジュ:ねえ、こんな小さなお嬢さんはいたかしら?

亡月:誰だ君は?

フール:[何じゃ、先程まで話しておった事を忘れたか?まぁ、馬からこの姿に変えては分からぬか。]

亡月:というか、何処から出てきた・・・?気配が全く感じなかったぞ。

(フールが出現してからディアブル・パズはその場を微動だにせず、怯えているかのような機械音を響かせます。)

フール:[お主も、抗う事が出来なかったか。]

(ディアブル・パズはその場から逃げ出すかのように戦線離脱を図りました。)
+ 16:50(DP逃亡、フールによる対象殲滅)
  • 閉じる
ディアブル・パズは逃亡を図る様でしたが、突如として上空より雷撃が降り出し、ディアブル・パズに命中しました。これによるダメージは凄まじく、生体組織が焼き焦げている様でした。
[フアン]:なっ・・・?先程の攻撃に比べ物にならない程のダメージです。

ランジュ:たったの一発でダウンさせたって言うの・・・?

フール:[さて、ディアブル・パズよ。今までご苦労だったな。今、楽にしてやろうぞ。]

(フールは右手を挙げると、雷鳴が響くと同時に雷撃を纏った大槍が出現。それを投擲するとディアブル・パズに命中し、轟々しい雷鳴と共に爆発。ディアブル・パズの心臓核をも破壊したらしく、再生する事も無くガラクタが散りばめられました。)

[フアン]:・・・ディアブル・パズの破壊を確認。

亡月:ははっ・・・まじかよ。

フール[さて、お主らの健闘も見せて貰った。精進を忘れぬ様にな。カカカ!]

コール:待ってくれ!何故貴女は私達を助けた?

フール:[なに、儂はな元々お主らと同じ姿をした人類を救う為に生まれた兵器じゃったわ。半分は気まぐれだがな。儂は眠い、聞きたい事は後にしろ。ああ、その前にメガロにある程度聞いてからな。]

亡月:メガロって奴は何処にいるんだ?

フール:[さぁ、な。お主らの住んで居る船で調べものでもしておるんじゃろうか?]

(そう言ったフールは雷撃と共にその場から消失されました。)

ラフィオ:嵐のような馬だね。

ランジュ:でもこれで、何とか帰れそうね・・・沢山の疑問は残ったけど。

ラフィオ:あ、疑問と言えばさ。

ランジュ:ん?

ラフィオ:アブソリュートセルシウスってどういう意味?

ランジュ:・・・えーと。

亡月:そういえばそうだな。完全無欠と℃の事だよな。アブソリュートだけだと抽出方法の名称と只の温度だしなぁ。アブソリュートゼロなら絶対零度で少しは分かるがな。セルシウス度で表すなら−273.15 ℃となる。アブソリュートゼロ・セルシウスなら意味合いで「−273.15 ℃」を敵に放つとなるから大丈夫だが。

ラフィオ:あとフロストタイフーンだっけ?フロストって確か霜だよね?霜の台風?

亡月:待てラフィオ、タイフーンはサイクロンとも表記出来る。霜サイクロンなんてどうだ?

ラフィオ:ぶふwwwwwww霜サイクロンwwwwwwwww待ってwwwwwwお腹痛いwwwwwwwwww

ランジュ:・・・・・・。

[キーン]:あの・・・ダメですよそういうのって。

ラフィオ:霜サイクローンが?

[キーン]:んぐぅwwwwwwwwwwwwwwwww

コール:・・・・あの、君達。

亡月:テクニックだし言わなくても撃つ事は出来るんだよな?霜サイクロン!って言っても撃てる筈。

[フアン]:面白がってますが虐めでもあるから駄目ですよ。全く霜でツボるとk・・・くっ

亡月:あ、笑った。

コール:ランジュもう顔が真っ赤だからもうやめような?

ラフィオ:あっつい・・・どうしても気になっちゃって。

(ランジュは超赤面の状態ですが、無言で「もう大丈夫」というジェスチャ-をしました。)
最終更新:2018年09月10日 04:53