-⑧番外編 次の日って前日より大変かもね-
朝…起きて間もない上条は握り締めていた携帯を開いた
すると昨晩寝る前に送ったメールの返事が着ていたのを見て上条は緩みきった顔をすることになる
すると昨晩寝る前に送ったメールの返事が着ていたのを見て上条は緩みきった顔をすることになる
差出:美琴
件名:Re.遅くに悪い
本文:起きてたから心配することないわよ
それに、私だって寂しくて寝れないんだから……
メールありがと、当麻…おやすみ、また明日ね
件名:Re.遅くに悪い
本文:起きてたから心配することないわよ
それに、私だって寂しくて寝れないんだから……
メールありがと、当麻…おやすみ、また明日ね
「美琴も寝れなかったのか……」
自分だけじゃなかった事に安堵すると共に嬉しくなる上条
「さってと、飯、飯~って冷蔵庫空だったか……」
ベッドから起き、キッチンに向かった上条だったが冷蔵庫の中身を買い足すのをすっかり忘れていた
そこに、一本の電話がかかってきた
プルルル、プルルル…カチャ
「もしもし、上条ですが」
『上条ちゃーん!! なにやってるんですかっ、もう2時限目始まっちゃいますよ?』
………………へ?
上条は恐る恐る時計に目をやる、長針は6、短針も6を指しており秒針は4で痙攣している……
「せんせー俺、体調が悪いので休みます」
『あからさまな嘘を平然と言うんじゃありませんよ上条ちゃん!』
その後、数分間にわたりお説教をされて学校に何も食べずに向かう事になる上条
自分だけじゃなかった事に安堵すると共に嬉しくなる上条
「さってと、飯、飯~って冷蔵庫空だったか……」
ベッドから起き、キッチンに向かった上条だったが冷蔵庫の中身を買い足すのをすっかり忘れていた
そこに、一本の電話がかかってきた
プルルル、プルルル…カチャ
「もしもし、上条ですが」
『上条ちゃーん!! なにやってるんですかっ、もう2時限目始まっちゃいますよ?』
………………へ?
上条は恐る恐る時計に目をやる、長針は6、短針も6を指しており秒針は4で痙攣している……
「せんせー俺、体調が悪いので休みます」
『あからさまな嘘を平然と言うんじゃありませんよ上条ちゃん!』
その後、数分間にわたりお説教をされて学校に何も食べずに向かう事になる上条
「なんていうか……不幸だ」
道中走りながら上条は呟く
道中走りながら上条は呟く
こうして上条の一日は始まる
□ □ □
4時限目 とある高校にて
「む、ではこれにて授業を終了する」
「起立、礼、「ありがとうございました」」
いつもどおり授業が終わり
購買組の上条、青ピ、土御門は購買で購入したパンを姫神は弁当を吹寄は健康食品を…と
食べていたわけだが上条は学校に登校してからある種の殺気を感じている
{なあ、土御門…なんかみんな、殺気立ってるみたいだが……なんでだ?}
{あー、気にしない方がいいぜい、カミやん…そのうちわかるだろうしにゃー}
と言って隣でパンを頬張る、数少ない殺気の感じられない人物の土御門は答えてくれない
なので、一人離れて外を見ている…こういう時に役立つ友人に聞くことにした
{縁田…お前この状況どう思う…明らかに俺たちが休んでる間になんかあったろ}
{あーこれですか?これはですね…}
と縁田が言おうとしたまさにその時
「さて、そろそろお待ちかねの時間といこうか……」
吹寄が教卓に立ちクラスメイトに言い放つ
「なにが始まんだ?」
この場を理解できない上条が聞くと
「それは決まってるだろう、上条当麻…きさまの処遇を決める会議だ」
………は?
本日二度目の混乱
「ちょっと待て、俺が何をやらかした!」
戻ってきた上条は叫ぶが…
「少し黙ってるんやで、カミやん」
「そうそう、落ち着くんだにゃー、カミやん」
と両サイドから土御門と青ピに取り押さえられる上条
「おい、放せって! なにがどうなってるか説明しろー!!」
上条がさらに叫んでいると吹寄が言い放つ
「さて今回の議題は上条当麻が学校を休んでいたにもかかわらず彼女と休日デートをしていたこれは許せるか? だ」
…………上条は凍りついた、なぜこいつらが知っている?
答えはすぐに見つかった、なぜなら土御門が取り押さえるのを誰かと変わり教室から逃げて行くのが見えたからだ
「あの野郎…」
と呟くが上条はもう逃げられないと悟る
「さて、言い訳も遺言も面倒だから聞かないとして……納得のいかないものは挙手」
そう吹寄が言うと教室は挙手の嵐、逃げた土御門といつのまにかいなくなっている縁田以外全員だ
「ふ、不幸だー!!!!」
学校内に響いた絶叫を聞いて縁田と土御門は「終ったな…」と思うのであった
「起立、礼、「ありがとうございました」」
いつもどおり授業が終わり
購買組の上条、青ピ、土御門は購買で購入したパンを姫神は弁当を吹寄は健康食品を…と
食べていたわけだが上条は学校に登校してからある種の殺気を感じている
{なあ、土御門…なんかみんな、殺気立ってるみたいだが……なんでだ?}
{あー、気にしない方がいいぜい、カミやん…そのうちわかるだろうしにゃー}
と言って隣でパンを頬張る、数少ない殺気の感じられない人物の土御門は答えてくれない
なので、一人離れて外を見ている…こういう時に役立つ友人に聞くことにした
{縁田…お前この状況どう思う…明らかに俺たちが休んでる間になんかあったろ}
{あーこれですか?これはですね…}
と縁田が言おうとしたまさにその時
「さて、そろそろお待ちかねの時間といこうか……」
吹寄が教卓に立ちクラスメイトに言い放つ
「なにが始まんだ?」
この場を理解できない上条が聞くと
「それは決まってるだろう、上条当麻…きさまの処遇を決める会議だ」
………は?
本日二度目の混乱
「ちょっと待て、俺が何をやらかした!」
戻ってきた上条は叫ぶが…
「少し黙ってるんやで、カミやん」
「そうそう、落ち着くんだにゃー、カミやん」
と両サイドから土御門と青ピに取り押さえられる上条
「おい、放せって! なにがどうなってるか説明しろー!!」
上条がさらに叫んでいると吹寄が言い放つ
「さて今回の議題は上条当麻が学校を休んでいたにもかかわらず彼女と休日デートをしていたこれは許せるか? だ」
…………上条は凍りついた、なぜこいつらが知っている?
答えはすぐに見つかった、なぜなら土御門が取り押さえるのを誰かと変わり教室から逃げて行くのが見えたからだ
「あの野郎…」
と呟くが上条はもう逃げられないと悟る
「さて、言い訳も遺言も面倒だから聞かないとして……納得のいかないものは挙手」
そう吹寄が言うと教室は挙手の嵐、逃げた土御門といつのまにかいなくなっている縁田以外全員だ
「ふ、不幸だー!!!!」
学校内に響いた絶叫を聞いて縁田と土御門は「終ったな…」と思うのであった
放課後
上条その後5時限目の担当だった小萌先生が来るまで生きた心地がしなかった
それでもなんとか放課後まで耐え、現在補習を受けている・・・が隣の席はなぜか最近でよく見知った人物がいる
「なんでお前がいるんだ?」
「いてはマズイですか?」
「いや、マズくはねえけどさ…俺よりは頭いいはずだろ? 縁田」
そう、縁田だ
「そうですよ、縁田ちゃんは本来、補習はいらないんですけどねー、でもでも先生は全然オーケーなのですよ」
小萌先生は教える生徒が増えて嬉しいようだ
と、補習が進み最終下校時刻が過ぎた頃に二人は解放された
上条その後5時限目の担当だった小萌先生が来るまで生きた心地がしなかった
それでもなんとか放課後まで耐え、現在補習を受けている・・・が隣の席はなぜか最近でよく見知った人物がいる
「なんでお前がいるんだ?」
「いてはマズイですか?」
「いや、マズくはねえけどさ…俺よりは頭いいはずだろ? 縁田」
そう、縁田だ
「そうですよ、縁田ちゃんは本来、補習はいらないんですけどねー、でもでも先生は全然オーケーなのですよ」
小萌先生は教える生徒が増えて嬉しいようだ
と、補習が進み最終下校時刻が過ぎた頃に二人は解放された
「で、縁田なんでわざわざ補習なんかに参加したんだ?」
上条は補習中は聞けなかった事を聞いてみる
「それはですね、なんとなくなんですよ…まあ、逃避といいますか……」
ああ、と上条は納得した
「彼女がらみか…」
「そうです…」
どうやら女装を回避する為に上条と学校を休んでた分の補習があると言って嘘をついたらしい
「なんだったら少し付き合ってやるぞ、この後…腹も減ったしな」
そう言って上条は縁田を誘う
「あ、ありがたいです…ではあそこのファミレスですかね」
上条と縁田はファミレスに入っていくのであった
上条は補習中は聞けなかった事を聞いてみる
「それはですね、なんとなくなんですよ…まあ、逃避といいますか……」
ああ、と上条は納得した
「彼女がらみか…」
「そうです…」
どうやら女装を回避する為に上条と学校を休んでた分の補習があると言って嘘をついたらしい
「なんだったら少し付き合ってやるぞ、この後…腹も減ったしな」
そう言って上条は縁田を誘う
「あ、ありがたいです…ではあそこのファミレスですかね」
上条と縁田はファミレスに入っていくのであった
□ □ □
時間は戻り放課後 ファミレスにて
「で……佐天さんと初春さんは黒子に洗いざらい全部話してしまったと」
「「ごめんなさい…御坂さん」」
と白井は今日、風紀委員の仕事があり少し待ち合わせに遅れるようだったのでこの話題になった
「いいのよ、いつかは話さないといけないんだし…それに、今日呼んでるのよね」
「「なにがですか?」」
初春と佐天は美琴の最後の一言に首をかしげていたが自分達の席の通路に一人の少女がやって来た事で理解する
「お姉様、お待たせしてすみません、とミサカは遅れた事に謝罪しつつどこに座ればいいのか思案します」
「黒子が来ると思うから私の奥の方がいいわね」
そう言って美琴は一度席を立ち、御坂妹を奥に座らせてから自分も座る
「これからは四人じゃなくて五人で一緒になる機会も増えるかもしれないからよろしくね?」
そう佐天と初春に言う美琴であった
御坂妹が社会に溶け込んでいくにはこういう場も大事だとカエル顔の医者から昼頃に電話があったのだ
なぜカエル顔の医者が妹に友人が出来たと知ったのかは知らないが妹達の喧嘩とかだろうと美琴は判断した
「いいじゃないですか、大歓迎ですよ! ね? 佐天さん」
「そうだよね、ガールズトークも人数が多い方が盛り上がりますし」
美琴はそう言ってくれる佐天と初春に心から感謝するのであった、そこへ
「お姉様ーって! お姉様が二人…黒子は、黒子はついに開眼(何に?)しましたわー!!」
「うるさい!」「グヘッ」
と飛び込んできた白井の頭を帯電した拳で座席にめり込ませる美琴
「お姉様も大変ですね、とミサカは現状を見てお姉様を気遣います」
平然と言っている御坂妹を横目に苦笑いをする佐天と初春だった
「で……佐天さんと初春さんは黒子に洗いざらい全部話してしまったと」
「「ごめんなさい…御坂さん」」
と白井は今日、風紀委員の仕事があり少し待ち合わせに遅れるようだったのでこの話題になった
「いいのよ、いつかは話さないといけないんだし…それに、今日呼んでるのよね」
「「なにがですか?」」
初春と佐天は美琴の最後の一言に首をかしげていたが自分達の席の通路に一人の少女がやって来た事で理解する
「お姉様、お待たせしてすみません、とミサカは遅れた事に謝罪しつつどこに座ればいいのか思案します」
「黒子が来ると思うから私の奥の方がいいわね」
そう言って美琴は一度席を立ち、御坂妹を奥に座らせてから自分も座る
「これからは四人じゃなくて五人で一緒になる機会も増えるかもしれないからよろしくね?」
そう佐天と初春に言う美琴であった
御坂妹が社会に溶け込んでいくにはこういう場も大事だとカエル顔の医者から昼頃に電話があったのだ
なぜカエル顔の医者が妹に友人が出来たと知ったのかは知らないが妹達の喧嘩とかだろうと美琴は判断した
「いいじゃないですか、大歓迎ですよ! ね? 佐天さん」
「そうだよね、ガールズトークも人数が多い方が盛り上がりますし」
美琴はそう言ってくれる佐天と初春に心から感謝するのであった、そこへ
「お姉様ーって! お姉様が二人…黒子は、黒子はついに開眼(何に?)しましたわー!!」
「うるさい!」「グヘッ」
と飛び込んできた白井の頭を帯電した拳で座席にめり込ませる美琴
「お姉様も大変ですね、とミサカは現状を見てお姉様を気遣います」
平然と言っている御坂妹を横目に苦笑いをする佐天と初春だった
それから平常に戻った白井に美琴は御坂妹を紹介し、またお名前は? ネタになったので妹さんと呼ぶ事で落ち着いた
「それにしても、御坂さんと妹さんってそっくりですよね? パッと見どっちかわかりませんよ」
佐天がそう言って美琴と御坂妹を見比べるように見る
「そ、そうかな?」
美琴は少し困ったような顔をしたが
「上条さんにシャッフルして当てさせてみるのも面白くないですか?」
「あ、いいですねー」
と後半は初春、佐天の独壇場と化していたが
「それなら、実際に試してはいかがです?」
白井が乗ってしまった為に二人で同じ格好をして写真を撮るという事になった
少し外に出て二人はヘアピンやネックレスなど見分けのつくものは佐天が預かり写メを撮った
そして、戻ってきた美琴と御坂妹は席につき、佐天は携帯を白井と初春に見せる
「うーん、どっちが御坂さんですか?」
写真を撮ったのが佐天である為、残りの二人はどっちにどっちが立っていたのかわからないのだ
「さーってどっちかなー初春ー」
と楽しそうな佐天
「黒子はこちらがお姉様だとわかっていますのよ」
と指差した方を残りの4人が見て
「そっちは御坂さんじゃありませんよ? 白井さん」と言う佐天
「え、じゃあこっちが御坂さん?」と確認を取る初春
「そっちはミサカです、とミサカは場を混乱させる一言を言います」と初春が指した方を自分だという御坂妹
その様子を見て美琴は微笑む、普通に場に馴染んでしまっている妹を見て嬉しく思ったのだ
「結局私のお姉様への愛はこんなものだったんですのー!」
と悶絶して、テーブルに頭を打ちつけている白井は放っておく事にした美琴は
「こっちも幸せだけど、当麻は幸せかな」
と絶賛補習中の上条に呟くのであった
「それにしても、御坂さんと妹さんってそっくりですよね? パッと見どっちかわかりませんよ」
佐天がそう言って美琴と御坂妹を見比べるように見る
「そ、そうかな?」
美琴は少し困ったような顔をしたが
「上条さんにシャッフルして当てさせてみるのも面白くないですか?」
「あ、いいですねー」
と後半は初春、佐天の独壇場と化していたが
「それなら、実際に試してはいかがです?」
白井が乗ってしまった為に二人で同じ格好をして写真を撮るという事になった
少し外に出て二人はヘアピンやネックレスなど見分けのつくものは佐天が預かり写メを撮った
そして、戻ってきた美琴と御坂妹は席につき、佐天は携帯を白井と初春に見せる
「うーん、どっちが御坂さんですか?」
写真を撮ったのが佐天である為、残りの二人はどっちにどっちが立っていたのかわからないのだ
「さーってどっちかなー初春ー」
と楽しそうな佐天
「黒子はこちらがお姉様だとわかっていますのよ」
と指差した方を残りの4人が見て
「そっちは御坂さんじゃありませんよ? 白井さん」と言う佐天
「え、じゃあこっちが御坂さん?」と確認を取る初春
「そっちはミサカです、とミサカは場を混乱させる一言を言います」と初春が指した方を自分だという御坂妹
その様子を見て美琴は微笑む、普通に場に馴染んでしまっている妹を見て嬉しく思ったのだ
「結局私のお姉様への愛はこんなものだったんですのー!」
と悶絶して、テーブルに頭を打ちつけている白井は放っておく事にした美琴は
「こっちも幸せだけど、当麻は幸せかな」
と絶賛補習中の上条に呟くのであった
それからしばらく盛り上がっていると
最終下校時間が迫っていますと放送が流れる
「……どうします?私的にはもう少し話していたいんですけど」
「そうですわね、もう少しくらいなら大丈夫だと思いますわ」
珍しく白井がイレギュラーを許す的な発言に
「あ、え? 白井さん頭でも打ったんですか?」
初春は目を丸くして白井に聞く
「いえいえ、貴重なこのようなお時間をここで終らせるのは私としても惜しいんですの」
と白井は言い切る
「ま、黒子がそう言うならまだいてもいいでしょ」
美琴はそうまとめて再び5人はおしゃべりに戻るのであった
最終下校時間が迫っていますと放送が流れる
「……どうします?私的にはもう少し話していたいんですけど」
「そうですわね、もう少しくらいなら大丈夫だと思いますわ」
珍しく白井がイレギュラーを許す的な発言に
「あ、え? 白井さん頭でも打ったんですか?」
初春は目を丸くして白井に聞く
「いえいえ、貴重なこのようなお時間をここで終らせるのは私としても惜しいんですの」
と白井は言い切る
「ま、黒子がそう言うならまだいてもいいでしょ」
美琴はそうまとめて再び5人はおしゃべりに戻るのであった
□ □ □
「で……この状況はなんだ…」
上条と縁田はファミレスに入った…入ったはいいのだが……
案内された席の向かい側の席にいたのは美琴、白井、御坂妹、佐天、初春の5人組
その5人組に見つかったと同時に縁田は白井と御坂妹に連れて行かれ
佐天が美琴を引っ張り上条の隣に座らせ、初春と佐天は上条の正面に座る
上条と縁田はファミレスに入った…入ったはいいのだが……
案内された席の向かい側の席にいたのは美琴、白井、御坂妹、佐天、初春の5人組
その5人組に見つかったと同時に縁田は白井と御坂妹に連れて行かれ
佐天が美琴を引っ張り上条の隣に座らせ、初春と佐天は上条の正面に座る
あれ? この状況少し前にあったよな、と数日前の自分の部屋を思い出したが
{な、なあ美琴なんでこんな状況になってるんだ?}
と隣にいる美琴にささやいたが反応がない……
助けの船も説明もないまま数分の時間が流れ
「さあ、上条さん! どっちが御坂さんか当ててください」
と意を決したかのように佐天が携帯の画面を向けてくる
その画面には二人の少女が映っている、左右対称なので鏡のようだとも思う
「美琴と……御坂妹か、で…佐天さん達は美琴を当てて欲しいと」
そう言って一旦画面から視線を上げ佐天と初春を見る
「そうです、御坂さんへの愛で当ててください」
とかなり冗談っぽく笑顔で佐天が言うのだが美琴はその一言で黙ったまま顔を赤くする
「こっちが美琴だ」
上条は速攻で画像を指した
「「「え……」」」
3人は固まった…上条が指したのが美琴であったからだ
美琴が「多分当麻は不幸だから妹の方を指して、私に電撃飛ばされると思うわよ?」
と言っていた為に初春も佐天も驚いていた
「あれ? ……もしかして、間違えた…のか」
それを知らない紙状は顔がだんだん青くなっていくのだが…
ドンッという衝撃で押し倒された
{な、なあ美琴なんでこんな状況になってるんだ?}
と隣にいる美琴にささやいたが反応がない……
助けの船も説明もないまま数分の時間が流れ
「さあ、上条さん! どっちが御坂さんか当ててください」
と意を決したかのように佐天が携帯の画面を向けてくる
その画面には二人の少女が映っている、左右対称なので鏡のようだとも思う
「美琴と……御坂妹か、で…佐天さん達は美琴を当てて欲しいと」
そう言って一旦画面から視線を上げ佐天と初春を見る
「そうです、御坂さんへの愛で当ててください」
とかなり冗談っぽく笑顔で佐天が言うのだが美琴はその一言で黙ったまま顔を赤くする
「こっちが美琴だ」
上条は速攻で画像を指した
「「「え……」」」
3人は固まった…上条が指したのが美琴であったからだ
美琴が「多分当麻は不幸だから妹の方を指して、私に電撃飛ばされると思うわよ?」
と言っていた為に初春も佐天も驚いていた
「あれ? ……もしかして、間違えた…のか」
それを知らない紙状は顔がだんだん青くなっていくのだが…
ドンッという衝撃で押し倒された
「なっ! み、美琴?! どうしたんだ、大丈夫か? って…あれ、なんで泣きそうになってるんですか美琴さん?」
急に押し倒された事に驚いた上条だったが、顔を上げると美琴が泣きそうになっていることで焦りも加わる
「なんで私ってわかったの?」
上条を困らせるあのウルウルとした上目遣いで見つめ聞いてくる美琴…
「えっと……」
と上条が言葉を詰まっていると
「あの……お客様、当店ではその様なことをなさっていると他のお客様にご迷惑なので……」
ウエイトレスさんがやってきて注意された…というか、店内の好奇の目にさらされている事に気づいた上条は
「す、すみませんでしたー!!!」
と叫びながら押し倒してきた美琴を起こし、手を引いてファミレスを飛び出し走って行ってしまった
急に押し倒された事に驚いた上条だったが、顔を上げると美琴が泣きそうになっていることで焦りも加わる
「なんで私ってわかったの?」
上条を困らせるあのウルウルとした上目遣いで見つめ聞いてくる美琴…
「えっと……」
と上条が言葉を詰まっていると
「あの……お客様、当店ではその様なことをなさっていると他のお客様にご迷惑なので……」
ウエイトレスさんがやってきて注意された…というか、店内の好奇の目にさらされている事に気づいた上条は
「す、すみませんでしたー!!!」
と叫びながら押し倒してきた美琴を起こし、手を引いてファミレスを飛び出し走って行ってしまった
ファミレスに残されたのは御坂妹と白井、その二人にこってりとしぼられている縁田、初春と佐天の5人だった
しばらくして一時中断していた説教…というか言葉の暴力が開始された
「本当にすみませんでした、って何回言わせるんですかー」
今にも泣き出しそうな縁田は4人の少女に囲まれていた
「一旦落ち着きましょうよ、白井さん、妹さん」
「そ、そうですよ、白井さん、妹さん」
年上の高校生を泣かそうとしている目の前の二人を止めようと佐天と初春が切り出す
「「お姉様を泣かせた奴に同情はいらない(ですの)」、とミサカは判断して追撃を緩めません」
二人の意見は一致しており、止めるのは不可能かも……と佐天、初春は思うのであった…
今にも泣き出しそうな縁田は4人の少女に囲まれていた
「一旦落ち着きましょうよ、白井さん、妹さん」
「そ、そうですよ、白井さん、妹さん」
年上の高校生を泣かそうとしている目の前の二人を止めようと佐天と初春が切り出す
「「お姉様を泣かせた奴に同情はいらない(ですの)」、とミサカは判断して追撃を緩めません」
二人の意見は一致しており、止めるのは不可能かも……と佐天、初春は思うのであった…
それから、御坂妹と白井に説教をくらう事1時間耐えたことで
「また誘ってください、とミサカはまた会えることを楽しみにしています」
そう言ってスッキリしたような顔で御坂妹は帰っていき、白井は
「そろそろ寮監のチェックが入るかもしれませんわね、それじゃ初春に佐天さんまた後日」
とすまし顔で帰ってしまったので縁田は解放されたのであった
「また誘ってください、とミサカはまた会えることを楽しみにしています」
そう言ってスッキリしたような顔で御坂妹は帰っていき、白井は
「そろそろ寮監のチェックが入るかもしれませんわね、それじゃ初春に佐天さんまた後日」
とすまし顔で帰ってしまったので縁田は解放されたのであった
「えっと、縁田さんおつかれさまでした」
「大丈夫ですか? 縁田さん」
縁田はファミレスを出て、そう二人の少女に言われた
「すみません、気を使ってもらって」
と縁田は申し訳なさそうに言ってきた
「いえいえ、縁田さんにはご馳走にもなっちゃってますし…お財布も大丈夫ですか?」
少々、遊園地や今回のファミレス代まで支払ってもらった縁田には感謝を通り越して心配する佐天であった
「あ、時間も遅いようなので送っていきましょうか?」
そんなことを気にもせず、そう言い放つ縁田
「「大丈夫ですよ」」
「そうですか、それじゃ気をつけて帰ってくださいね」
そう言い、縁田と初春、佐天は帰路につくのであった
「大丈夫ですか? 縁田さん」
縁田はファミレスを出て、そう二人の少女に言われた
「すみません、気を使ってもらって」
と縁田は申し訳なさそうに言ってきた
「いえいえ、縁田さんにはご馳走にもなっちゃってますし…お財布も大丈夫ですか?」
少々、遊園地や今回のファミレス代まで支払ってもらった縁田には感謝を通り越して心配する佐天であった
「あ、時間も遅いようなので送っていきましょうか?」
そんなことを気にもせず、そう言い放つ縁田
「「大丈夫ですよ」」
「そうですか、それじゃ気をつけて帰ってくださいね」
そう言い、縁田と初春、佐天は帰路につくのであった
ちなみに縁田は帰宅後に嘘がばれてお仕置確定になることをまだ知らない
□ □ □
「はぁ…はぁ…はぁ…、ここまでくればいいだろう」
上条は美琴の手を引いていつもの公園まで来ていたが
「……………」
「美琴さん…説明はするんでその眼差しをやめて頂けませんか? どうも説明し難いというか…」
と上条は頬を掻く、上条が説明し難いと思うのも無理はない…美琴がファミレスと同じ目で上条を見つめている為だ
上条は美琴の手を引いていつもの公園まで来ていたが
「……………」
「美琴さん…説明はするんでその眼差しをやめて頂けませんか? どうも説明し難いというか…」
と上条は頬を掻く、上条が説明し難いと思うのも無理はない…美琴がファミレスと同じ目で上条を見つめている為だ
「……………」
それでも美琴はその目をやめてくれない…
「ハア……わかりましたよ、上条さんは今にも泣きそうな美琴さんに素直に白状しますよ」
そう言うと美琴はピクッと反応したがそれ以外に変化はない
「美琴……怒らないで聞いてくれよ?
実は…なんとなくなんだ…とくにこれだ! と思って美琴を選んだんじゃなくって
画像を見たときからなんとなくこっちが美琴だな…って思ったんだ」
美琴はそう聞いて思った、いかにも当麻らしいな…と
「やっぱりね…なにか理由があると思って期待した私がバカだったわ」
そう言って美琴はそっぽを向いていつものベンチに腰掛ける
本当は嬉しさでいっぱいだった、だってなんとなくでも一目で私とわかってくれたのだ…うれしくないはずがない
それでも開口一番に出たのが素直になれない言葉…あの一週間で素直になれたような気がしていたが能力が戻ってからはそのすべても元通りになってしまったようだった
それでも美琴はその目をやめてくれない…
「ハア……わかりましたよ、上条さんは今にも泣きそうな美琴さんに素直に白状しますよ」
そう言うと美琴はピクッと反応したがそれ以外に変化はない
「美琴……怒らないで聞いてくれよ?
実は…なんとなくなんだ…とくにこれだ! と思って美琴を選んだんじゃなくって
画像を見たときからなんとなくこっちが美琴だな…って思ったんだ」
美琴はそう聞いて思った、いかにも当麻らしいな…と
「やっぱりね…なにか理由があると思って期待した私がバカだったわ」
そう言って美琴はそっぽを向いていつものベンチに腰掛ける
本当は嬉しさでいっぱいだった、だってなんとなくでも一目で私とわかってくれたのだ…うれしくないはずがない
それでも開口一番に出たのが素直になれない言葉…あの一週間で素直になれたような気がしていたが能力が戻ってからはそのすべても元通りになってしまったようだった
朝、美琴は起きて昨日返信したメールに返信が着ていないか確認して着ていない事にイライラした
学校に向かう前に上条に電話しようとしたが緊張してかけられなかった自分にイライラした
放課後の約束までの時間、上条を探してふらふらしていたが捕まえられず寂しくなった
そんな前までと変わらない自分を気にして少し能力を失って素直になれていた自分に嫉妬した
美琴はそう頭の中でぐちゃぐちゃになっている思いを振り返っていたが
「なあ、美琴…晩飯、作ってくれないか?」
上条の恥ずかしそうにそう言って来たことでぐちゃぐちゃだった思いは木っ端微塵になった
「……いいけど」
それでも素直に「うん」と言えない自分に腹が立ち少し火花が出る
パチッ「って美琴、危ないぞ…どうしたんだ? もしかして嫌だったか?」
今度はそう言って残念そうな、心配そうな顔で美琴の顔を覗き込み、上条の右手は美琴の左手を握る
「ううん、違うの…ちょと考え事してただけ」
そう言って美琴は笑い、上条を引っ張って歩き出す
「ちょ、美琴…」
上条はいきなり引っ張られた為に転びそうになる
「あ、ねえ当麻? 食材は家にあるの?」
「あ……ないな」
「それじゃ、まず買い物にいこっか」
美琴はそう言って走り出した
「おーい、ってなんか楽しそうだな」
上条は自分の手を引いて走り出す美琴を見て、「幸せだ」そう思った
「当麻といるのに楽しくないわけないでしょ?」
美琴は上条にそう返し思った…
学校に向かう前に上条に電話しようとしたが緊張してかけられなかった自分にイライラした
放課後の約束までの時間、上条を探してふらふらしていたが捕まえられず寂しくなった
そんな前までと変わらない自分を気にして少し能力を失って素直になれていた自分に嫉妬した
美琴はそう頭の中でぐちゃぐちゃになっている思いを振り返っていたが
「なあ、美琴…晩飯、作ってくれないか?」
上条の恥ずかしそうにそう言って来たことでぐちゃぐちゃだった思いは木っ端微塵になった
「……いいけど」
それでも素直に「うん」と言えない自分に腹が立ち少し火花が出る
パチッ「って美琴、危ないぞ…どうしたんだ? もしかして嫌だったか?」
今度はそう言って残念そうな、心配そうな顔で美琴の顔を覗き込み、上条の右手は美琴の左手を握る
「ううん、違うの…ちょと考え事してただけ」
そう言って美琴は笑い、上条を引っ張って歩き出す
「ちょ、美琴…」
上条はいきなり引っ張られた為に転びそうになる
「あ、ねえ当麻? 食材は家にあるの?」
「あ……ないな」
「それじゃ、まず買い物にいこっか」
美琴はそう言って走り出した
「おーい、ってなんか楽しそうだな」
上条は自分の手を引いて走り出す美琴を見て、「幸せだ」そう思った
「当麻といるのに楽しくないわけないでしょ?」
美琴は上条にそう返し思った…
ふと気付けば素直な自分がいる
それは別に意識したわけでもなく、ただなんとなく答えただけだ
さきほども意識したわけでなかったのに言ってから後悔した、まだ自分の思ったとおりに自分自身を表現しきれない
そう思った……でも、当麻なら…そんな不完全な自分も好きでいてくれるよね?
「ああ、もちろんだ」
上条は美琴の思いにすぐに返答してきた、どうやら最後の言葉は呟きとして漏れていたようだ…
完全に不意打ちになって美琴は顔を真っ赤にし足を止めてしまった
走っていれば急に足を止める事が何を意味するか……それは……
それは別に意識したわけでもなく、ただなんとなく答えただけだ
さきほども意識したわけでなかったのに言ってから後悔した、まだ自分の思ったとおりに自分自身を表現しきれない
そう思った……でも、当麻なら…そんな不完全な自分も好きでいてくれるよね?
「ああ、もちろんだ」
上条は美琴の思いにすぐに返答してきた、どうやら最後の言葉は呟きとして漏れていたようだ…
完全に不意打ちになって美琴は顔を真っ赤にし足を止めてしまった
走っていれば急に足を止める事が何を意味するか……それは……
ドンッ!
「うおっ」「きゃっ」
チュッ……
「うおっ」「きゃっ」
チュッ……
上条が美琴にぶつかり、両者が転びそうになるのをバランスの崩れた上条が必死に支えようとする
そのせいで抱きついた形で唇同士が触れ合った
転ぶのは防がれた、でもまぐれでもこんな事が起こるとは二人は予想していなかったわけで。慌てて身体を離した
「「…………」」
少しの間二人は固まった、ここ数日でキスにはある程度なれた……そう思っていたが急にすると今でもドキドキする
二人は唇に手をやり見詰め合っていたが…
「ごめんね、当麻…」
少し先に現実を理解した美琴がそう言って
そのせいで抱きついた形で唇同士が触れ合った
転ぶのは防がれた、でもまぐれでもこんな事が起こるとは二人は予想していなかったわけで。慌てて身体を離した
「「…………」」
少しの間二人は固まった、ここ数日でキスにはある程度なれた……そう思っていたが急にすると今でもドキドキする
二人は唇に手をやり見詰め合っていたが…
「ごめんね、当麻…」
少し先に現実を理解した美琴がそう言って
チュッ…
もう一度キスをした、今度は上条の頬に
「えへへ……それじゃ、買い物いこっか?」
そう言って上条の右手を握って再び走り出した
もう一度キスをした、今度は上条の頬に
「えへへ……それじゃ、買い物いこっか?」
そう言って上条の右手を握って再び走り出した
「俺って本当にこんな幸せキャラだっけ?」
上条はそう思いながらも、走り出した美琴に引きずられる様にして同じく走り出した
夕日は沈みかけている時間帯、幸せそうな二人はいつものスーパーに向かって駆けて行く
上条はそう思いながらも、走り出した美琴に引きずられる様にして同じく走り出した
夕日は沈みかけている時間帯、幸せそうな二人はいつものスーパーに向かって駆けて行く
□ □ □
「ねえ…当麻……本当にダメ?」
美琴は食後からずっと上条に上目遣いでこう頼んでくる
「ダメだ…」
上条はそう言うが食後、部屋にあった自分の生活用品でちゃっかり風呂も入りパジャマになってる美琴
そう、美琴は本日泊まっていく気満々である……しかも、同じやり取りもしている内に寮の門限も過ぎてしまった
「どーしても? 当麻は私のお願いは聞いてくれないの?」
と言って今にも泣きそうになる美琴を見て上条も心底困っている
美琴は食後からずっと上条に上目遣いでこう頼んでくる
「ダメだ…」
上条はそう言うが食後、部屋にあった自分の生活用品でちゃっかり風呂も入りパジャマになってる美琴
そう、美琴は本日泊まっていく気満々である……しかも、同じやり取りもしている内に寮の門限も過ぎてしまった
「どーしても? 当麻は私のお願いは聞いてくれないの?」
と言って今にも泣きそうになる美琴を見て上条も心底困っている
そこに電話が……
ピリリリ…ピリリリ……カチャ
「はい…上条ですが」
『カミやん…そろそろ泊めてあげた方がいいんじゃないかにゃ』プツッ……
「はぁ…」と溜息をつき美琴を見る、捨てられた猫の様な目で見つめてくる
そして、また………
ピリリ…ピリリリリ…カチャ
「もしも『カミやん! 彼女と同棲ってどうゆうことなん!!』……」プツッ…
何故知っているのかわからないが切る事にした上条
ピリリリ…ピリリリ……カチャ
「はい…上条ですが」
『カミやん…そろそろ泊めてあげた方がいいんじゃないかにゃ』プツッ……
「はぁ…」と溜息をつき美琴を見る、捨てられた猫の様な目で見つめてくる
そして、また………
ピリリ…ピリリリリ…カチャ
「もしも『カミやん! 彼女と同棲ってどうゆうことなん!!』……」プツッ…
何故知っているのかわからないが切る事にした上条
美琴を見ると目に大粒の涙が溜まってきている
「仕方ないか…ハァ、まったく…美琴今日は泊まってってもいいが寝る場所は別だ…これからの為にもだ…いいな?」
結局は上条が折れた、決して先程の電話は関係ない…
「うん、それでもいい…当麻と一緒に朝居れるなら…それで」
そう言って美琴は上条に抱きつき、離れて落ち着いたのか涙をしまい微笑む
二人はしばらく話すでもなく寄添っているだけで幸せな時間を過ごした
「仕方ないか…ハァ、まったく…美琴今日は泊まってってもいいが寝る場所は別だ…これからの為にもだ…いいな?」
結局は上条が折れた、決して先程の電話は関係ない…
「うん、それでもいい…当麻と一緒に朝居れるなら…それで」
そう言って美琴は上条に抱きつき、離れて落ち着いたのか涙をしまい微笑む
二人はしばらく話すでもなく寄添っているだけで幸せな時間を過ごした
午前0時頃
「そろそろ寝るか?」
眠そうにうつらうつら、こっくりこっくりと頭を揺らす美琴を見て上条が聞く
「…………うん、抱っこして…」
寝ぼけているのかなんなのかわからないが、唐突にそう言われて上条は困った
「えっと…抱っこですか? 姫……」
「そう……早く、お願い」
美琴は両手を伸ばして催促する、目がうつろなのが確認できた上条は寝ぼけていると判断できた
「その抱っこはハードルが…こっちで我慢しろ…」
正面からはさすがに理性がはじけ飛びそうだったので定番? のお姫様抱っこでベッドまで運び下ろす
「むぅ……」バチバチ
姫は少し機嫌が悪いようです……そう考え上条は右手で美琴の頭を撫で、眠るまで横に座っていた
美琴が寝たのを見届けてから
「おやすみ、美琴…」
そう言って電気を消し、風呂場の浴槽ベッドに寝る上条
「そろそろ寝るか?」
眠そうにうつらうつら、こっくりこっくりと頭を揺らす美琴を見て上条が聞く
「…………うん、抱っこして…」
寝ぼけているのかなんなのかわからないが、唐突にそう言われて上条は困った
「えっと…抱っこですか? 姫……」
「そう……早く、お願い」
美琴は両手を伸ばして催促する、目がうつろなのが確認できた上条は寝ぼけていると判断できた
「その抱っこはハードルが…こっちで我慢しろ…」
正面からはさすがに理性がはじけ飛びそうだったので定番? のお姫様抱っこでベッドまで運び下ろす
「むぅ……」バチバチ
姫は少し機嫌が悪いようです……そう考え上条は右手で美琴の頭を撫で、眠るまで横に座っていた
美琴が寝たのを見届けてから
「おやすみ、美琴…」
そう言って電気を消し、風呂場の浴槽ベッドに寝る上条
俺ってもう、美琴のお泊りを止められる気がしない……
そう思いつつも上条は眠りに落ちていくのであった
そう思いつつも上条は眠りに落ちていくのであった
この後、寝ぼけて近くに上条がいないことに気付いた美琴が風呂場の浴槽ベッドに入り込んで上条がそれを抱きしめ
朝、起きた時に二人とも硬直して遅刻しそうになるのはまた別のお話…
朝、起きた時に二人とも硬直して遅刻しそうになるのはまた別のお話…