-⑨後日談 みんなでプールへ行ってみようか 計画編-
2年目の夏休みのとある日:夕刻
「なあ、カミやん?」
「なんだよ、土御門……」
現在学校の外壁が溶けるのではないかというほどの猛暑を耐え切り、例年通りの補習の真最中
上条が少しながら不機嫌なのは小萌先生が急な呼び出しで無駄に教室に取り残されているからだ
ちなみに、青髪ピアスは珍しく夏風邪でおやすみだ
「なんだよ、土御門……」
現在学校の外壁が溶けるのではないかというほどの猛暑を耐え切り、例年通りの補習の真最中
上条が少しながら不機嫌なのは小萌先生が急な呼び出しで無駄に教室に取り残されているからだ
ちなみに、青髪ピアスは珍しく夏風邪でおやすみだ
「せっかくの夏休みなんだぜい? プールとか海とかに行かないと損だとは思わないかにゃー?」
「それは、そうだけどな…男二人ってさみしくないか?」
そう言って上条は窓の外を見る、窓下にはテニスをしている女子テニス部の女の子がスカートをヒラヒラさせている
まあ、それを見ても上条はなんとも思わない…今はいつもの公園で待っているであろう美琴を想う
「ハア…カミやん、カミやんは彼女の水着よりも女子テニスのヒラヒラに興味があるのかにゃ?」
と話の急ハンドルを切ってきた土御門
「ちょ、お前、土御門!! その冗談は俺にとっては生死の問題にかかわるんだが……」
怒ったり、顔を青ざめさせたり忙しくなる上条
「それは、そうだけどな…男二人ってさみしくないか?」
そう言って上条は窓の外を見る、窓下にはテニスをしている女子テニス部の女の子がスカートをヒラヒラさせている
まあ、それを見ても上条はなんとも思わない…今はいつもの公園で待っているであろう美琴を想う
「ハア…カミやん、カミやんは彼女の水着よりも女子テニスのヒラヒラに興味があるのかにゃ?」
と話の急ハンドルを切ってきた土御門
「ちょ、お前、土御門!! その冗談は俺にとっては生死の問題にかかわるんだが……」
怒ったり、顔を青ざめさせたり忙しくなる上条
「ハハハ、冗談だぜいカミやん…」
そこまで話すと土御門は急に真剣な顔になって
「でもな、舞夏の水着姿だけは譲れないぜよ…カミやんだって彼女の水着は見逃せないはずだぜい?」
サングラス越しの真剣な眼差しに上条はコイツはバカだった…そう思わないでもないが意見には賛成だ
「たしかに…美琴の水着は興味があるな…でも、口実とかお前は大変じゃないか?」
と上条はふと思ったことを言う、上条と美琴はデートで済むが土御門と舞夏ではそうはいかない
そもそも、それ自体が土御門の異常な願望な上、兄妹で楽しもうというのも年齢的にどうかと思う……
ちなみに何故上条が土御門を放って置かないかと言うとお隣さんで事情など諸々知っているということもあり
美琴とのことで少し相談に乗ってくれるようになったからだった
「それだったらいっそ、あの時のメンバーとかでプールにでも行くかにゃー? それだと誤魔化しも効くぜよ」
その一言で決まったのか上条と土御門は予定を立てるべく、ノートに必要な情報を書き出す
そこまで話すと土御門は急に真剣な顔になって
「でもな、舞夏の水着姿だけは譲れないぜよ…カミやんだって彼女の水着は見逃せないはずだぜい?」
サングラス越しの真剣な眼差しに上条はコイツはバカだった…そう思わないでもないが意見には賛成だ
「たしかに…美琴の水着は興味があるな…でも、口実とかお前は大変じゃないか?」
と上条はふと思ったことを言う、上条と美琴はデートで済むが土御門と舞夏ではそうはいかない
そもそも、それ自体が土御門の異常な願望な上、兄妹で楽しもうというのも年齢的にどうかと思う……
ちなみに何故上条が土御門を放って置かないかと言うとお隣さんで事情など諸々知っているということもあり
美琴とのことで少し相談に乗ってくれるようになったからだった
「それだったらいっそ、あの時のメンバーとかでプールにでも行くかにゃー? それだと誤魔化しも効くぜよ」
その一言で決まったのか上条と土御門は予定を立てるべく、ノートに必要な情報を書き出す
「プールは第六学区の新しいプールでいいか、確か…料金は……」
と料金確認をするため携帯を開く上条
「メンバーはカミやんと彼女、俺と舞夏、佐天さんと初春さんに一方通行、打ち止めと妹さんの9人だにゃー」
「おっ、12人超えて行けば団体料金で安くなるみたいだぞ」
上条は料金表を見て答える
「アイツも…行くだろ、それに後二人くらい何とかなるんじゃないか?」
「ま、アイツは絶対行くにゃー」
そう、アイツとは青髪ピアスである…これだけ女の子が余っていれば喜んでついてきてくれるだろう
夏風邪はどうせ治すだろう…意地でも、と思う二人
と料金確認をするため携帯を開く上条
「メンバーはカミやんと彼女、俺と舞夏、佐天さんと初春さんに一方通行、打ち止めと妹さんの9人だにゃー」
「おっ、12人超えて行けば団体料金で安くなるみたいだぞ」
上条は料金表を見て答える
「アイツも…行くだろ、それに後二人くらい何とかなるんじゃないか?」
「ま、アイツは絶対行くにゃー」
そう、アイツとは青髪ピアスである…これだけ女の子が余っていれば喜んでついてきてくれるだろう
夏風邪はどうせ治すだろう…意地でも、と思う二人
「で……小萌先生も行くかにゃ?」
土御門はいつのまにか戻ってきていた小萌先生に聞いてみた
「土御門ちゃんと上条ちゃんは補習の合間になにをやっているんですかー!!」
ごもっともです…ごめんなさい、と二人はまず謝った
「でもでも、先生も一緒に行ってもいいんですかー?」
と案外、小萌先生は乗り気だった…
「小萌先生、先生もだれか誘いませんか? 疲れてる人とかなら息抜きとかにもなるんじゃないですか?」
上条は少しでも人数を増やして出費を抑えたいが為に言ってみた
「あ、それなら3人ほどいるんですよ、疲れているような人たちが」
小萌先生はそう言ってくすくすと笑うと「それじゃ、補習はあと少しで終りますねー」そう言って教卓に戻った
上条、土御門は共に小萌先生に見えないようにガッツポーズをする
土御門はいつのまにか戻ってきていた小萌先生に聞いてみた
「土御門ちゃんと上条ちゃんは補習の合間になにをやっているんですかー!!」
ごもっともです…ごめんなさい、と二人はまず謝った
「でもでも、先生も一緒に行ってもいいんですかー?」
と案外、小萌先生は乗り気だった…
「小萌先生、先生もだれか誘いませんか? 疲れてる人とかなら息抜きとかにもなるんじゃないですか?」
上条は少しでも人数を増やして出費を抑えたいが為に言ってみた
「あ、それなら3人ほどいるんですよ、疲れているような人たちが」
小萌先生はそう言ってくすくすと笑うと「それじゃ、補習はあと少しで終りますねー」そう言って教卓に戻った
上条、土御門は共に小萌先生に見えないようにガッツポーズをする
それから10分くらいで補習は終った
「それじゃ、気をつけて帰るんですよ? 土御門ちゃん、上条ちゃん…あ、予定が決まったら教えてくださいですよ」
そう言って小萌先生が教室から出て行った
「ひとまずこれで出費削減と人数合わせの両方が出来そうにゃー」
と黒い笑みをこぼしてを土御門が言う
「ま、それにこしたことはないしな」
金銭の削減がかかっている以上上条は否定しない
「それじゃ、気をつけて帰るんですよ? 土御門ちゃん、上条ちゃん…あ、予定が決まったら教えてくださいですよ」
そう言って小萌先生が教室から出て行った
「ひとまずこれで出費削減と人数合わせの両方が出来そうにゃー」
と黒い笑みをこぼしてを土御門が言う
「ま、それにこしたことはないしな」
金銭の削減がかかっている以上上条は否定しない
上条と土御門の二人は校門を出る…が校門には待ちきれなくなった美琴が腕を組んで待っていた
「おっそーい!!!」
「悪い、悪い」
開口一番にキレてかかる美琴を上条はかるーくあしらい頭を撫でて落ち着かせる
「それずるい……」
気持ち良さそうにしながら美琴は睨んで上条にそう言うが
「なら止めるか? 上条さんはそれでもいいんですが…」
と言われて
「やだ、このまま…もう少し……」
結局このまま維持を選ぶ
「ハァ……相変わらずのバカップルだにゃー」
土御門は溜息を吐きつつ、俺の存在を忘れてないか? とアピールする
「「あははは……」」
恥ずかしくなった二人からは乾いた笑い声しか出なかった
「おっそーい!!!」
「悪い、悪い」
開口一番にキレてかかる美琴を上条はかるーくあしらい頭を撫でて落ち着かせる
「それずるい……」
気持ち良さそうにしながら美琴は睨んで上条にそう言うが
「なら止めるか? 上条さんはそれでもいいんですが…」
と言われて
「やだ、このまま…もう少し……」
結局このまま維持を選ぶ
「ハァ……相変わらずのバカップルだにゃー」
土御門は溜息を吐きつつ、俺の存在を忘れてないか? とアピールする
「「あははは……」」
恥ずかしくなった二人からは乾いた笑い声しか出なかった
□ □ □
「……と言う訳だ美琴、今週末あたりにでも皆でプールに行かないか?」
上条はあの後に土御門と別れ、常盤台の寮まで美琴を送る帰り道の間でプールの説明していた
「うーん、でも水着がないのよ…あと他の子達の予定も聞かなきゃ分からないし…」
美琴はそう言って携帯を取り出し、初春・佐天・白井に連絡のメールを送る
「これであの子達から返事がくれ『ケロケロケロ』ば……って早速着たわね」
美琴は送信者の名前を見るまでもないと携帯を開きメールを確認する
上条はあの後に土御門と別れ、常盤台の寮まで美琴を送る帰り道の間でプールの説明していた
「うーん、でも水着がないのよ…あと他の子達の予定も聞かなきゃ分からないし…」
美琴はそう言って携帯を取り出し、初春・佐天・白井に連絡のメールを送る
「これであの子達から返事がくれ『ケロケロケロ』ば……って早速着たわね」
美琴は送信者の名前を見るまでもないと携帯を開きメールを確認する
送信者:黒子
題 名:Re.プールに行かない?
本 文:お、お姉様…黒子も誘っていただけるのですか?
お邪魔じゃなければ是非!是非とも連れて行ってくださいですの!
P.S. 日付の事はそれに合わせて初春と休日を貰いますから心配はしないで下さいな
題 名:Re.プールに行かない?
本 文:お、お姉様…黒子も誘っていただけるのですか?
お邪魔じゃなければ是非!是非とも連れて行ってくださいですの!
P.S. 日付の事はそれに合わせて初春と休日を貰いますから心配はしないで下さいな
という内容でそれを上条に伝える美琴、これで初春と白井はOKだなと上条も自分の携帯でメールを土御門に送る
そうすると上条にも返事がすぐに届き上条がそれを美琴に言う
「土御門は他の連中に連絡とってくれたみたいだし、もう少しで日付も決まるみたいだ…あ、そうだ美琴
美琴んとこの寮監さんも呼んでみたらどうだ? 成り行きでうちの担任も来ることになったからさ」
「うーん、そうね…寮監もたまには羽を伸ばしてもいいわよね…日付決まる前に聞いてみるわ」
寮監には多少なり休息が必要だと思わないでもない美琴は寮監を誘うのに躊躇いはなかった
そうこう話をしているうちに常盤台の寮に着いてしまい、さらに丁度いいことに寮監がお出迎え
そうすると上条にも返事がすぐに届き上条がそれを美琴に言う
「土御門は他の連中に連絡とってくれたみたいだし、もう少しで日付も決まるみたいだ…あ、そうだ美琴
美琴んとこの寮監さんも呼んでみたらどうだ? 成り行きでうちの担任も来ることになったからさ」
「うーん、そうね…寮監もたまには羽を伸ばしてもいいわよね…日付決まる前に聞いてみるわ」
寮監には多少なり休息が必要だと思わないでもない美琴は寮監を誘うのに躊躇いはなかった
そうこう話をしているうちに常盤台の寮に着いてしまい、さらに丁度いいことに寮監がお出迎え
「御坂、珍しく門限の大分前に帰ってきたと思えば彼氏のエスコート付とはいい度胸だな……」
そう言って常盤台の寮監は冷静な顔つきで手をゴキ、バキと音を鳴らしている
「あ、あの…今週末あたりに大人数でプールに行こうと思うのですが寮監さんも如何ですか?」
と上条は多少恐々としながら聞く
そう言って常盤台の寮監は冷静な顔つきで手をゴキ、バキと音を鳴らしている
「あ、あの…今週末あたりに大人数でプールに行こうと思うのですが寮監さんも如何ですか?」
と上条は多少恐々としながら聞く
「ん? 私なんかを誘ってどうするつもりだ……まさかご機嫌取り…な訳はないよな…御坂?」
蛇に睨まれた蛙とはこのことを言うのだろう、あの美琴が汗をダラダラと流し直立不動になっている
「それも説明が…うちの学校の先生も休息にどうですか? ってことになって誘ったので寮監さんも如何かなと
思ってお誘いさせて頂いたんですが…ダメでしたか? 他の先生方もいるんで話し相手も困りませんし……」
そう上条が美琴が喋れない分も説明し常盤台の寮監は表情を変えずに聞いている、そして
蛇に睨まれた蛙とはこのことを言うのだろう、あの美琴が汗をダラダラと流し直立不動になっている
「それも説明が…うちの学校の先生も休息にどうですか? ってことになって誘ったので寮監さんも如何かなと
思ってお誘いさせて頂いたんですが…ダメでしたか? 他の先生方もいるんで話し相手も困りませんし……」
そう上条が美琴が喋れない分も説明し常盤台の寮監は表情を変えずに聞いている、そして
「うーむ…そうか、確かに休息日も貰える事にはなっているが使い道がなくて困っていたところなんだ
私でいいなら参加させてもらおうかな」
と少しばかり嬉しそうな表情をする寮監
そんな寮監を見て美琴はふぅと息を吐き、やはり誘ってみてよかったなと思う
その後、少しの説明をして後の情報は美琴が後々決まった時点で連絡するという事になった
そして上条は美琴と寮監に別れを告げて来た道を戻る
私でいいなら参加させてもらおうかな」
と少しばかり嬉しそうな表情をする寮監
そんな寮監を見て美琴はふぅと息を吐き、やはり誘ってみてよかったなと思う
その後、少しの説明をして後の情報は美琴が後々決まった時点で連絡するという事になった
そして上条は美琴と寮監に別れを告げて来た道を戻る
□ □ □
とあるマンションの一室
「くそ…なんで俺がプールなんぞに…」
ソファーにごろっと横になり、そう一方通行は呟いた
土御門からのメールを無視していた一方通行はしつこくなった土御門にやめろと電話をかけた…
が、打ち止めが勝手に一方通行も行く方向で話を終らせていた事を聞いて脱力しこの状況に至る
ソファーにごろっと横になり、そう一方通行は呟いた
土御門からのメールを無視していた一方通行はしつこくなった土御門にやめろと電話をかけた…
が、打ち止めが勝手に一方通行も行く方向で話を終らせていた事を聞いて脱力しこの状況に至る
「それに第一、俺がそんなとこに行く野郎に見えんのかねェ…」
とさらに呟く一方通行、それでも一方通行が行くのを拒否出来ない理由があった
「一方通行も行くじゃんね、それじゃ私も二人分のお弁当、張り切って作るか~!!」
「やった、やったーってミサカはミサカはヨミカワの発言に大喜びしてみる」
そう、このクソガキ…打ち止めが笑顔だから
前回春の休暇時に遊園地をしっかりと満喫できない事で拗ねられると思っていたのだ……
がそれはヒーローの取り巻きのおかげで拗ねる事はなかった、大事な友人として今もメールをやり取りしてるようだ
それ以降立て続けに仕事が入り今の今まで休みが貰えなかったんだからしょうがないが
「まァ…たまの休みくらいは一緒に居てやってもいいかァ……」
色々な経験をしたお陰か少し丸くなった学園都市の第一位がここにいた
とさらに呟く一方通行、それでも一方通行が行くのを拒否出来ない理由があった
「一方通行も行くじゃんね、それじゃ私も二人分のお弁当、張り切って作るか~!!」
「やった、やったーってミサカはミサカはヨミカワの発言に大喜びしてみる」
そう、このクソガキ…打ち止めが笑顔だから
前回春の休暇時に遊園地をしっかりと満喫できない事で拗ねられると思っていたのだ……
がそれはヒーローの取り巻きのおかげで拗ねる事はなかった、大事な友人として今もメールをやり取りしてるようだ
それ以降立て続けに仕事が入り今の今まで休みが貰えなかったんだからしょうがないが
「まァ…たまの休みくらいは一緒に居てやってもいいかァ……」
色々な経験をしたお陰か少し丸くなった学園都市の第一位がここにいた
と、そこへ……
「ねえ、ねえ…あなたは私にどんな水着を着て欲しい? ってミサカはミサカは意見を求めたり!」
と後半喋りながら打ち止めはソファーに寝ている一方通行にダイブしてくる
「グフゥッ! ってクソガキ! こういう時だけ能力を発動できねェ様にするのは卑怯ってもんだろォが!」
「それじゃないと私は勝てないでしょ? ってミサカはミサカはあなたに当たり前の事を訴えてみる」
いつもよりテンションが高くなってる打ち止め、いつもより気の抜けている一方通行、それを見る二人
「なんかあの二人楽しそうね……どうするの?」
芳川はテーブルに頬杖をつき黄泉川に尋ねる
「あの子らにとっては貴重な時間だしさ、だから…邪魔するのは野暮ってものじゃん」
と尋ねられた黄泉川は少し考えてそう結論を出して作り終えた料理を並べ始める
一方通行と打ち止めをもう一度眺め、黄泉川に向かって芳川はこう言った
「ふーん、そう…料理冷めちゃうわよ?」
「温めなおせば問題ないじゃん♪」
のん気な黄泉川に芳川は「はぁ…」と溜息をついた
「ねえ、ねえ…あなたは私にどんな水着を着て欲しい? ってミサカはミサカは意見を求めたり!」
と後半喋りながら打ち止めはソファーに寝ている一方通行にダイブしてくる
「グフゥッ! ってクソガキ! こういう時だけ能力を発動できねェ様にするのは卑怯ってもんだろォが!」
「それじゃないと私は勝てないでしょ? ってミサカはミサカはあなたに当たり前の事を訴えてみる」
いつもよりテンションが高くなってる打ち止め、いつもより気の抜けている一方通行、それを見る二人
「なんかあの二人楽しそうね……どうするの?」
芳川はテーブルに頬杖をつき黄泉川に尋ねる
「あの子らにとっては貴重な時間だしさ、だから…邪魔するのは野暮ってものじゃん」
と尋ねられた黄泉川は少し考えてそう結論を出して作り終えた料理を並べ始める
一方通行と打ち止めをもう一度眺め、黄泉川に向かって芳川はこう言った
「ふーん、そう…料理冷めちゃうわよ?」
「温めなおせば問題ないじゃん♪」
のん気な黄泉川に芳川は「はぁ…」と溜息をついた
そう他愛もないやりとりをしていると黄泉川の携帯が鳴り出す
「はいはーい、ちょっと待つじゃん」
とそう言いつつ料理を置いて携帯をとり、電話に出る黄泉川
「って小萌先生、どうしたじゃーん?
えっと私と一緒にプールに行ってくれって…もしかして小萌先生、それはガキ共が計画してるやつの事じゃんか?
うんうん、へー、って…はあ?…のんびりとした休みにしないかって言われても…あ、ちょっと待つじゃん」
そう言って黄泉川は携帯を耳から離し
「桔梗もいかない「私はパス」…かってそうじゃんね…」
と誘ってみた友人は速攻拒否をしたので
「わかったよ小萌先生、皆乗れそうなバス借りとくから交通費はいいって発案者に言っとくじゃん」
こうして黄泉川もプールへ行くことになってしまった
「弁当は3人分か…」
黄泉川は炊飯器を見て数足りるかな…とか思ってしまうのだった
「はいはーい、ちょっと待つじゃん」
とそう言いつつ料理を置いて携帯をとり、電話に出る黄泉川
「って小萌先生、どうしたじゃーん?
えっと私と一緒にプールに行ってくれって…もしかして小萌先生、それはガキ共が計画してるやつの事じゃんか?
うんうん、へー、って…はあ?…のんびりとした休みにしないかって言われても…あ、ちょっと待つじゃん」
そう言って黄泉川は携帯を耳から離し
「桔梗もいかない「私はパス」…かってそうじゃんね…」
と誘ってみた友人は速攻拒否をしたので
「わかったよ小萌先生、皆乗れそうなバス借りとくから交通費はいいって発案者に言っとくじゃん」
こうして黄泉川もプールへ行くことになってしまった
「弁当は3人分か…」
黄泉川は炊飯器を見て数足りるかな…とか思ってしまうのだった
□ □ □
競馬好きなオッサンが住んでいそうな部屋と上条が評した部屋に小萌はいた
パタンと携帯を閉じ目の前の少女に語りかける
「これで後は結標ちゃんが答えを出してくれれば私が思い浮かんだ忙しそうな人は全員なのですよ」
「って言われてもね…あと、私は夕食準備してるとこなんだけど焦がしてもいいのね? この野菜炒め」
と、結標はフライパン片手に後ろにいる小萌をしっしと片手を振ってあっちいけとやる
「確かに焦げるのは嫌ですけど…今まで焦げてない野菜炒めを結標ちゃんに作って貰った記憶が無いのですが・・・」
「うるさいっ!」
「あはは、大丈夫ですよ~少しずつ成長はしてるんですから」と小萌は怒鳴られても気にしていない
パタンと携帯を閉じ目の前の少女に語りかける
「これで後は結標ちゃんが答えを出してくれれば私が思い浮かんだ忙しそうな人は全員なのですよ」
「って言われてもね…あと、私は夕食準備してるとこなんだけど焦がしてもいいのね? この野菜炒め」
と、結標はフライパン片手に後ろにいる小萌をしっしと片手を振ってあっちいけとやる
「確かに焦げるのは嫌ですけど…今まで焦げてない野菜炒めを結標ちゃんに作って貰った記憶が無いのですが・・・」
「うるさいっ!」
「あはは、大丈夫ですよ~少しずつ成長はしてるんですから」と小萌は怒鳴られても気にしていない
そうして結局今回も焦がしてしまった野菜炒めであったが
「うん、前回よりもとっても美味しいですよ、結標ちゃん」
と言われ結標は少し嬉しくなるがそれを顔に出す事はない
「ふん、まあプールとかに行ってもいいけどさ…なんで私を誘ってくれるわけ?」
「それは誰かといるところを見たことがないから、と言いますかそこが私的にはすごく心配してる事なのですよ」
小萌はそう言って野菜炒めをビールに交互に手をつける
そんな目の前の少女としか形容の仕方がない年上の女性を見て結標は小さく溜息をつき
「要するにお節介ね」
そう一言だけ言って、「行くって事になったしさ、えっと明日あたりにでも水着買うの着いて来てくれない?」
と恥ずかしそうに小萌に話しかける結標
「いいですよ、一緒に可愛いの選びましょうですよ結標ちゃん♪」
一方の小萌の方も楽しそうに笑っていた
「うん、前回よりもとっても美味しいですよ、結標ちゃん」
と言われ結標は少し嬉しくなるがそれを顔に出す事はない
「ふん、まあプールとかに行ってもいいけどさ…なんで私を誘ってくれるわけ?」
「それは誰かといるところを見たことがないから、と言いますかそこが私的にはすごく心配してる事なのですよ」
小萌はそう言って野菜炒めをビールに交互に手をつける
そんな目の前の少女としか形容の仕方がない年上の女性を見て結標は小さく溜息をつき
「要するにお節介ね」
そう一言だけ言って、「行くって事になったしさ、えっと明日あたりにでも水着買うの着いて来てくれない?」
と恥ずかしそうに小萌に話しかける結標
「いいですよ、一緒に可愛いの選びましょうですよ結標ちゃん♪」
一方の小萌の方も楽しそうに笑っていた
□ □ □
「で、どうなったんだ土御門?」
上条は土御門の部屋に来ていた
「ああ、無事に人数と交通手段など諸々決まったぜい」
土御門はサングラスをキラッと光らせながらそう言う
「行く人物は次の通りにゃー」
上条は土御門の部屋に来ていた
「ああ、無事に人数と交通手段など諸々決まったぜい」
土御門はサングラスをキラッと光らせながらそう言う
「行く人物は次の通りにゃー」
上条当麻・御坂美琴・土御門元春・土御門舞夏・青髪ピアス・一方通行・打ち止め・白井黒子・佐天涙子・初春飾利
小萌先生・黄泉川先生・結標淡希・寮監・御坂妹・姫神愛沙・吹寄制理
小萌先生・黄泉川先生・結標淡希・寮監・御坂妹・姫神愛沙・吹寄制理
「なあ、一ついいか土御門」
妙に真剣な表情をして名簿を見た上条が土御門に質問する
「なんだ? カミやん」
「今更なんだがこのメンバーで行っても良いのか? 知らない奴もいるだろうしさ」
「ん? ああ、そのことなら心配ないぜいカミやん…多分ちょこっと荒れるだろうけど心配はないにゃー」
まあ、荒れても被害を被るのはカミやんだけだろうしにゃー
と内心で考えていた土御門だがどうやら上条に表情でバレたらしい
「おい…今明らかにどうせ俺だけ被害受けるから俺達かんけーねーみたいに思っただろう……」
「まあ実際どうにもならないんだからいいじゃないかにゃー?」
「どうせ回避不能なのは分かってますよ…」
上条は半泣き状態になってしまった
妙に真剣な表情をして名簿を見た上条が土御門に質問する
「なんだ? カミやん」
「今更なんだがこのメンバーで行っても良いのか? 知らない奴もいるだろうしさ」
「ん? ああ、そのことなら心配ないぜいカミやん…多分ちょこっと荒れるだろうけど心配はないにゃー」
まあ、荒れても被害を被るのはカミやんだけだろうしにゃー
と内心で考えていた土御門だがどうやら上条に表情でバレたらしい
「おい…今明らかにどうせ俺だけ被害受けるから俺達かんけーねーみたいに思っただろう……」
「まあ実際どうにもならないんだからいいじゃないかにゃー?」
「どうせ回避不能なのは分かってますよ…」
上条は半泣き状態になってしまった
「そ、それはそうとカミやん…彼女には連絡とったかにゃ?」
まさかホントに泣くとは思ってなかった土御門は苦笑いを浮べて聞く
「ああ、時間も日付も一応まとめたしおりも作り終わったしその時に…って土御門、何だその目は」
じと目で上条を見る土御門
「もう少しその細かい気配りを彼女にしてやった方が良いと俺は思うが…」
「ん? なんのことだ?」
「いや、なんでもない…気にするな…」
この大馬鹿鈍感大魔神が…だから毎回毎回俺の部屋まで電撃がビリビリと漏れて……
と心の中ではそういう土御門、彼が主に上条の相談に乗るのは漏電被害を防ぐためであるの事を上条は知らない
まさかホントに泣くとは思ってなかった土御門は苦笑いを浮べて聞く
「ああ、時間も日付も一応まとめたしおりも作り終わったしその時に…って土御門、何だその目は」
じと目で上条を見る土御門
「もう少しその細かい気配りを彼女にしてやった方が良いと俺は思うが…」
「ん? なんのことだ?」
「いや、なんでもない…気にするな…」
この大馬鹿鈍感大魔神が…だから毎回毎回俺の部屋まで電撃がビリビリと漏れて……
と心の中ではそういう土御門、彼が主に上条の相談に乗るのは漏電被害を防ぐためであるの事を上条は知らない
「ま、今日中に計画できたって事はあと数日は準備期間が出来るって事だにゃー、舞夏の水着…楽しみだぜい」
「ああ、明日にでもしおり配って完璧にしとこうぜ」
「ま、それよか早く寝た方が良いぜよカミやん、今日中って言ってももう11時は過ぎてるんだからにゃー」
「わかった、それじゃな土御門」
そう二人は言葉を交わして上条が土御門の部屋から出て隣の自分の部屋に入る
「ああ、明日にでもしおり配って完璧にしとこうぜ」
「ま、それよか早く寝た方が良いぜよカミやん、今日中って言ってももう11時は過ぎてるんだからにゃー」
「わかった、それじゃな土御門」
そう二人は言葉を交わして上条が土御門の部屋から出て隣の自分の部屋に入る
土御門は溜息を一つ漏らし
「今回の企画はカミやん達へのプレゼントぜよ、そこんところは気付いてないと思うんだけどにゃー
カミやんは変なところで感がいいからにゃー…心配だぜよ…なあ白井さん」
土御門は風呂場の方へそう声をかける・・・と
「うるさいですわよ、土御門さん…それに私はお姉様の喜ぶお姿が見れればそれでいいのですの
上条さんへのプレゼントではなくあ・く・ま・で・も! お姉様への贈り物ですの」
ヒュン、という音と共に白井黒子が土御門の部屋に現れる
「だいたい何故私がこんなところに来なければなりませんの」
「そりゃ白井さん、白井さんがこの企画を持ち込んだんだからだぜよ、しっかり目を通してもらわないとにゃー」
そう言って上条がまとめたしおりを白井はパラパラとめくって読み
「まあ、いいんじゃありませんの? 誤字脱字はありませんし、時間帯もバッチリですの」
「そうか、それじゃカミやんの彼女に気付かれない様にするんだぜい、計画がパァにならないようにしないとにゃー」
土御門がそう白井に言うと白井はあっという間に消えてしまった
「さてカミやん…少し楽しみになってきたぜよ」
誰もいなくなった部屋で土御門は一人呟いた
「今回の企画はカミやん達へのプレゼントぜよ、そこんところは気付いてないと思うんだけどにゃー
カミやんは変なところで感がいいからにゃー…心配だぜよ…なあ白井さん」
土御門は風呂場の方へそう声をかける・・・と
「うるさいですわよ、土御門さん…それに私はお姉様の喜ぶお姿が見れればそれでいいのですの
上条さんへのプレゼントではなくあ・く・ま・で・も! お姉様への贈り物ですの」
ヒュン、という音と共に白井黒子が土御門の部屋に現れる
「だいたい何故私がこんなところに来なければなりませんの」
「そりゃ白井さん、白井さんがこの企画を持ち込んだんだからだぜよ、しっかり目を通してもらわないとにゃー」
そう言って上条がまとめたしおりを白井はパラパラとめくって読み
「まあ、いいんじゃありませんの? 誤字脱字はありませんし、時間帯もバッチリですの」
「そうか、それじゃカミやんの彼女に気付かれない様にするんだぜい、計画がパァにならないようにしないとにゃー」
土御門がそう白井に言うと白井はあっという間に消えてしまった
「さてカミやん…少し楽しみになってきたぜよ」
誰もいなくなった部屋で土御門は一人呟いた
□ □ □
一方部屋に着いた上条は風呂へ
「あー、楽しみだな…プールか…美琴の水着…」
そんな考えを持って風呂に入った所為かのぼせるまで風呂の中でぼーっとしてしまった
「あー、楽しみだな…プールか…美琴の水着…」
そんな考えを持って風呂に入った所為かのぼせるまで風呂の中でぼーっとしてしまった
「うぅ、のぼせた…のか? つーか妄想膨らませて長湯とかって中学生以下なんじゃ…」
着替え終わり、そう言いかけた、しかしトロッとした液体が鼻を通る違和感を感じて途中手を鼻にやる
「赤って鼻血かよっ! うぅ、なんか頭も痛くなってきたような「当麻~!」…ん? 幻聴も聞こえてきた…か?」
バンバンバンッ! 「ちょっと! 当麻~ドア開けなさいよ!」
「………幻聴…だよな?」
バンバンバンバンバンバンッ!!!「こらー!! 開けろーっ!! 当麻、当麻!!!」
「あー……現実、ですな……これは…」
鼻にティッシュを詰める余裕もなく上条は走って玄関を開ける
着替え終わり、そう言いかけた、しかしトロッとした液体が鼻を通る違和感を感じて途中手を鼻にやる
「赤って鼻血かよっ! うぅ、なんか頭も痛くなってきたような「当麻~!」…ん? 幻聴も聞こえてきた…か?」
バンバンバンッ! 「ちょっと! 当麻~ドア開けなさいよ!」
「………幻聴…だよな?」
バンバンバンバンバンバンッ!!!「こらー!! 開けろーっ!! 当麻、当麻!!!」
「あー……現実、ですな……これは…」
鼻にティッシュを詰める余裕もなく上条は走って玄関を開ける
ガチャッ…「って、あれ? 美琴…さん…」バチ、バチバチッ「って! えぇぇぇぇぇぇぇ!!!」ピンッ
玄関を開けると美琴の姿を第一に確認できた…が、その本人は仁王立ちで電撃をまとい…コインを弾く直前だった
「ストォォォォォプッ!!!」そう叫ぶより先に右手を美琴のコインを弾く軌道上にもっていったところで
一度跳ね上げられたコインが今度は一直線に弾き出された、ただのコインは超電磁砲となり上条の右手に向って行き
かき消された
「ふぅ…美琴! あぶねーだろーがっ! …ってなんで泣いてるんでしょうか、姫」
いきなりの奇襲に上条は美琴に本気で怒鳴るが、美琴が泣いているのがわかり一気に怒りが消える
「だって…お風呂前にメールくれたけどそれからいくら待ってもメールが来ないんだもん…
疲れて湯船で溺れてるかもって思ったら心配で…心配で・・・」
上条は急に泣き出した美琴の訳を聞いて納得する、そして同時にどうしようか…と困る
「まず、一先ず上がってけ…っていうかもうこんな時間だとお前帰れねえじゃねえか…泊まってく……か?」
「うん…でも、当麻…先に鼻血止めた方いいかもよ」
「あ……」
一応、泊まってくか?発言で美琴は泣き止んだものの今度は上条が出血(鼻血)多量でフラフラして倒れた
玄関を開けると美琴の姿を第一に確認できた…が、その本人は仁王立ちで電撃をまとい…コインを弾く直前だった
「ストォォォォォプッ!!!」そう叫ぶより先に右手を美琴のコインを弾く軌道上にもっていったところで
一度跳ね上げられたコインが今度は一直線に弾き出された、ただのコインは超電磁砲となり上条の右手に向って行き
かき消された
「ふぅ…美琴! あぶねーだろーがっ! …ってなんで泣いてるんでしょうか、姫」
いきなりの奇襲に上条は美琴に本気で怒鳴るが、美琴が泣いているのがわかり一気に怒りが消える
「だって…お風呂前にメールくれたけどそれからいくら待ってもメールが来ないんだもん…
疲れて湯船で溺れてるかもって思ったら心配で…心配で・・・」
上条は急に泣き出した美琴の訳を聞いて納得する、そして同時にどうしようか…と困る
「まず、一先ず上がってけ…っていうかもうこんな時間だとお前帰れねえじゃねえか…泊まってく……か?」
「うん…でも、当麻…先に鼻血止めた方いいかもよ」
「あ……」
一応、泊まってくか?発言で美琴は泣き止んだものの今度は上条が出血(鼻血)多量でフラフラして倒れた
気がつけば上条は片付けられたリビングに美琴の膝枕で横になっていた
「……なあ、美琴…心配かけてゴメンな」
「いいのよ、元気ならそれで」
それから二人は微笑みあう
「そういえば、これ渡さないとな…ほれ」
急に上条は起き上がり美琴にあるものを手渡す
「これって…しおり?」
「そうだ、プールについての連絡事項とかも書いてるから皆に渡してくれって明日言おうとしてたんだよ」
美琴はそう聞いてこの二枚一組のしおりを開いて見る、書いてあるのは日時と目的地…それと注意事項には
『他の人に迷惑をかけてはいけません』だのと説教臭いものばかりだが初めから読まないと分かっているのか
「この注意事項短文だし、大雑把よね?」
「ま、読むようなことを期待してないんですよ上条さんは」
そう上条が言って美琴は「まあね」と納得する
「……なあ、美琴…心配かけてゴメンな」
「いいのよ、元気ならそれで」
それから二人は微笑みあう
「そういえば、これ渡さないとな…ほれ」
急に上条は起き上がり美琴にあるものを手渡す
「これって…しおり?」
「そうだ、プールについての連絡事項とかも書いてるから皆に渡してくれって明日言おうとしてたんだよ」
美琴はそう聞いてこの二枚一組のしおりを開いて見る、書いてあるのは日時と目的地…それと注意事項には
『他の人に迷惑をかけてはいけません』だのと説教臭いものばかりだが初めから読まないと分かっているのか
「この注意事項短文だし、大雑把よね?」
「ま、読むようなことを期待してないんですよ上条さんは」
そう上条が言って美琴は「まあね」と納得する
そして、上条と美琴は本日はなんか色々話したかったので美琴と上条は2ヶ月ぶり位に一緒に寝ることにした
「やっぱり…ドキドキするな……」
「そうね、でもその方が長く話せるからいいじゃない」
二人はそう結論を出して話をすることにした
「なあ、俺達付き合ってから4ヶ月位経ったよな…」
「そうね…付き合いだしてからも色々あったけど、当麻と一緒にすごせて楽しかったなあ…私は」
そう言って上条に微笑む美琴
「俺だって楽しかった…それにここまで幸せを感じられるようになったんだからやっぱり縁田には感謝しないとな」
「そういえばプールに縁田さん達誘ったの?」
「ああ、だが夏休み中はほとんど用事があってダメなんだとさ、彼女の予定がいっぱいいっぱいで来れないんだと」
「そうよね、無理に付き合わせるわけにはいかないわよね…そういえば誰々参加することになったの?」
美琴はちょっと気になった参加メンバーを聞いてみる
「うーん、一先ず俺の学校から先生を含めた7人と美琴たちは寮監含め6人だし、打ち止めと一方通行にもう一人は知らない奴だったな……」
「ふーん…」
美琴はさしてつまらなそうにそう言い上条の身体にいきなり抱きつく
「おわっ! って美琴さん、当たってる…当たってるから…離してくださーい!!」
「なによ…当たってるんじゃないの! 当て…てるの…よ、このバカ……」
ドキッ「ちょ、な…ななな、なにを言ってるのでしょうか美琴さん…」
「なにって…誘惑してるんだけど、当麻…私って魅力ない?」
「いや、ありまくりなんですけど…その、今は美琴を大事にしたいといいますか…」
「そっか…うん、わかった…ごめんね……その無理に迫っちゃって」
「いや、俺としては美琴のその気持ちだけでも十分に嬉しいからさ…ありがとう
それに、下心ないなら抱き枕にしてくれてもかまわねえしな」
上条はそう言って美琴を優しく腕で包み込み、「そろそろ寝ようぜ、おやすみ…美琴」
そう言って上条はすやすやと寝息を立て寝てしまった
「もう…寝るのが早いのよ」
美琴はそう寝ている上条に呟き、くすっと笑って頬に軽くキスをして
「おやすみ、当麻」
美琴も眠りについた
「やっぱり…ドキドキするな……」
「そうね、でもその方が長く話せるからいいじゃない」
二人はそう結論を出して話をすることにした
「なあ、俺達付き合ってから4ヶ月位経ったよな…」
「そうね…付き合いだしてからも色々あったけど、当麻と一緒にすごせて楽しかったなあ…私は」
そう言って上条に微笑む美琴
「俺だって楽しかった…それにここまで幸せを感じられるようになったんだからやっぱり縁田には感謝しないとな」
「そういえばプールに縁田さん達誘ったの?」
「ああ、だが夏休み中はほとんど用事があってダメなんだとさ、彼女の予定がいっぱいいっぱいで来れないんだと」
「そうよね、無理に付き合わせるわけにはいかないわよね…そういえば誰々参加することになったの?」
美琴はちょっと気になった参加メンバーを聞いてみる
「うーん、一先ず俺の学校から先生を含めた7人と美琴たちは寮監含め6人だし、打ち止めと一方通行にもう一人は知らない奴だったな……」
「ふーん…」
美琴はさしてつまらなそうにそう言い上条の身体にいきなり抱きつく
「おわっ! って美琴さん、当たってる…当たってるから…離してくださーい!!」
「なによ…当たってるんじゃないの! 当て…てるの…よ、このバカ……」
ドキッ「ちょ、な…ななな、なにを言ってるのでしょうか美琴さん…」
「なにって…誘惑してるんだけど、当麻…私って魅力ない?」
「いや、ありまくりなんですけど…その、今は美琴を大事にしたいといいますか…」
「そっか…うん、わかった…ごめんね……その無理に迫っちゃって」
「いや、俺としては美琴のその気持ちだけでも十分に嬉しいからさ…ありがとう
それに、下心ないなら抱き枕にしてくれてもかまわねえしな」
上条はそう言って美琴を優しく腕で包み込み、「そろそろ寝ようぜ、おやすみ…美琴」
そう言って上条はすやすやと寝息を立て寝てしまった
「もう…寝るのが早いのよ」
美琴はそう寝ている上条に呟き、くすっと笑って頬に軽くキスをして
「おやすみ、当麻」
美琴も眠りについた
□ □ □
早朝、美琴は上条に朝食を作り補習に送り出す
「今日もがんばってね当麻」
「ああ、行ってくるよ」
と出かけ際には夫婦のような会話を交わしていた
「あ、忘れてた……美琴、ほらこれやるよ」
上条は玄関を出る際に美琴に鞄から小さな包み取り出して投げ渡す
「っとと、危ないわね…でこれはなに?」
「ああ、渡そう渡そうとしてて忘れてたんだけどよ、俺の部屋の合鍵だ…好きに使ってくれ、じゃ行ってきまーす」
そう言って上条は走り去って行く
「もう…もうちょっと早く渡してよ、こんな大事なもの…」
美琴は顔を赤くしてそう呟くのだった
「じゃ、私もあの子達との待ち合わせに行く前に一度寮に戻らないと…」
少し上条の部屋を片付けてから美琴は上条から昨晩受け取った数冊のしおりを持って上条の部屋を出る
「しっかり施錠しないとね…」
「今日もがんばってね当麻」
「ああ、行ってくるよ」
と出かけ際には夫婦のような会話を交わしていた
「あ、忘れてた……美琴、ほらこれやるよ」
上条は玄関を出る際に美琴に鞄から小さな包み取り出して投げ渡す
「っとと、危ないわね…でこれはなに?」
「ああ、渡そう渡そうとしてて忘れてたんだけどよ、俺の部屋の合鍵だ…好きに使ってくれ、じゃ行ってきまーす」
そう言って上条は走り去って行く
「もう…もうちょっと早く渡してよ、こんな大事なもの…」
美琴は顔を赤くしてそう呟くのだった
「じゃ、私もあの子達との待ち合わせに行く前に一度寮に戻らないと…」
少し上条の部屋を片付けてから美琴は上条から昨晩受け取った数冊のしおりを持って上条の部屋を出る
「しっかり施錠しないとね…」
「おー、とうとうカミやんの奴合鍵まで渡したのかにゃー、もう完全にメロメロなんだにゃー」
と補習に間に合うかもわからない時間帯に土御門がしおりを抱えて部屋から出てきた
「あれ? 土御門さん…補習は?」
顔が赤いがそれでも平静を装って話す美琴
「ん? 今日は俺は補習入ってないんだぜい、今日は…カミやんだけだったかにゃー」
ああ…今度から休み前は絶対私がしっかりと当麻の勉強見ないとなあ……と思う美琴であった
「ま、それよりも…自分から迫るとはなかなか見所あるぜよ」
そう土御門は美琴の横を過ぎる際に聞こえるか聞こえないくらいの大きさで呟き
バチバチバチッと帯電し始めた美琴から電撃を受ける前に走って逃げて行く土御門だった
「…もう、舞夏に言わないといいけど…土御門さん」
この願いが叶わなかったと知るのはもう少し後の話である
と補習に間に合うかもわからない時間帯に土御門がしおりを抱えて部屋から出てきた
「あれ? 土御門さん…補習は?」
顔が赤いがそれでも平静を装って話す美琴
「ん? 今日は俺は補習入ってないんだぜい、今日は…カミやんだけだったかにゃー」
ああ…今度から休み前は絶対私がしっかりと当麻の勉強見ないとなあ……と思う美琴であった
「ま、それよりも…自分から迫るとはなかなか見所あるぜよ」
そう土御門は美琴の横を過ぎる際に聞こえるか聞こえないくらいの大きさで呟き
バチバチバチッと帯電し始めた美琴から電撃を受ける前に走って逃げて行く土御門だった
「…もう、舞夏に言わないといいけど…土御門さん」
この願いが叶わなかったと知るのはもう少し後の話である
こうして計画を練った上条達は準備期間へと入るのであった