「へぇー、当麻がピッチャーか……なら私の【超電磁砲(レールガン)】を球にでもする?」
「やめて下さい美琴さん!!そんなことしたら上条さん死んじゃいます!!」
「冗談に決まってるでしょ?私は当麻に手なんてあげられないもん♪」
「やめて下さい美琴さん!!そんなことしたら上条さん死んじゃいます!!」
「冗談に決まってるでしょ?私は当麻に手なんてあげられないもん♪」
怒った時は例外だけどなァ。と、一方通行は激しくつっこみたかったが、この家で下手なことを言うと生き地獄を味わうのでやめた。
「なんであなたがピッチャーじゃないの?ってミサカはミサカは疑問に思ってみたり」
「あン?ンなもン無理に決まってンだろォが。俺が投げたら腕が飛ぶだろォが」
「でもパパなら右手d
「無理だから!!俺死んじゃうから!!」
「あン?ンなもン無理に決まってンだろォが。俺が投げたら腕が飛ぶだろォが」
「でもパパなら右手d
「無理だから!!俺死んじゃうから!!」
打ち止めが土御門と同じことをいいそうになったが、それを上条がすかさず止める。
だが一方通行はニヤリと笑い、カレーを口に含んだ。それはそれはおいしいそうに。
だが一方通行はニヤリと笑い、カレーを口に含んだ。それはそれはおいしいそうに。
「上条、俺に投げさs
「上条さん死んじゃうから却下!!俺さっきからこれしか言ってなくね!?」
「上条さん死んじゃうから却下!!俺さっきからこれしか言ってなくね!?」
あわれ上条、お前はいつも生死を生き返りしている。
「なんかひどい!!上条さん怒りますよ!?」
「それだけは勘弁してくだせェ……」
「それだけは勘弁してくだせェ……」
―――――――――――
上琴、一打が笑いあってる一方、浜滝はというと
「おい!麦野のやつここら一帯を焼き尽くすつもりじゃないだろうな!?そんなことしたら生き残れても見つかっちまう!!」
「大丈夫、はまづら。みつかったら私がどうにかしてあげる」
「おおぉ!!滝壷だけだー!俺のことを助けてくれるのは!俺はもう一生、滝壷さんを放しません!」
「大丈夫、はまづら。みつかったら私がどうにかしてあげる」
「おおぉ!!滝壷だけだー!俺のことを助けてくれるのは!俺はもう一生、滝壷さんを放しません!」
麦野に追われながらの危機的状況でもいちゃついていた。
「なぁに、いちゃついてんだ、は~まづらぁ。滝壺も」
「うわ!む、麦野!?滝壺、逃げるぞ!」
「おい、逃げるなよ浜面ぁ。私と楽しい事したいだろ~?」
「したくねぇよ!お前の頭はそればっかだな、おい!!」
「うわ!む、麦野!?滝壺、逃げるぞ!」
「おい、逃げるなよ浜面ぁ。私と楽しい事したいだろ~?」
「したくねぇよ!お前の頭はそればっかだな、おい!!」
浜面たちは逃げ回ったり、かくれたりしながら麦野を遠ざけたところで浜面を探していた半郭に偶然会い、間一髪助けられた。
「浜面こっちだ!」
浜滝はとっさに呼ばれ半郭に呼ばれた方向に飛び込んだ。
「助かったぁ~。半蔵サンキュー」
「いいって、お礼を言われるほどたいしたことしてねからな」
「そうか?まあいい。それよりどうしようかこれから」
「まだむぎのにかざりがついてるかも。だってここにむぎののAIM拡散力場が近づいてきてるみたい」
「いいって、お礼を言われるほどたいしたことしてねからな」
「そうか?まあいい。それよりどうしようかこれから」
「まだむぎのにかざりがついてるかも。だってここにむぎののAIM拡散力場が近づいてきてるみたい」
滝壺は少し使えるようになった能力で麦野の接近を感じていた。
「浜面の匂いがここら辺からするねぇ」
「こわっ! あいつ何かすっげーこと言ってんだけど!」
「でもはまづら、これでむぎのにういはるが付いていないことが分かった。それだけでも大収穫」
「こわっ! あいつ何かすっげーこと言ってんだけど!」
「でもはまづら、これでむぎのにういはるが付いていないことが分かった。それだけでも大収穫」
麦野は匂いとか言っていたけど実際はそんなものではなく、単なる勘なのだがそれでもその索敵能力は目を見張るものがあった。
現に麦野と浜滝&半郭の距離はお互いの声が届くほどにしか離れていないのだ(浜滝は小声で会話中)。
現に麦野と浜滝&半郭の距離はお互いの声が届くほどにしか離れていないのだ(浜滝は小声で会話中)。
「にしてもこのままってのもなぁ。郭、前に使った睡眠作用のある煙幕弾は無いのか?」
「す、すみません半蔵様……。あれは元々一つしか作ってなくて前に使ったので最後なんです」
「……終わった。俺、今度こそ色んな意味で麦野に喰われまくるんだ……。ん? 携帯の着信音?」
「はまづら、どうやらむぎのの携帯みたい」
「す、すみません半蔵様……。あれは元々一つしか作ってなくて前に使ったので最後なんです」
「……終わった。俺、今度こそ色んな意味で麦野に喰われまくるんだ……。ん? 携帯の着信音?」
「はまづら、どうやらむぎのの携帯みたい」
動きを止めて面倒くさそうに電話に出る麦野に気付かれないように観察する浜滝&半郭。
麦野の電話相手、声こそ聞こえないが彼女が出した名前に四人は驚かされることになる。
麦野の電話相手、声こそ聞こえないが彼女が出した名前に四人は驚かされることになる。
「もしもし誰よ? そろそろって時に……って初春か。えっ、やり過ぎ? そろそろ揉み消しも厳しくなる、ねぇ。そりゃ悪かったわ、ゴメンね」
「は? 今日は大人しく帰れって? それはいくらアンタの頼みでも……頼む! それだけは止めて! 分かった、今日は大人しく帰るわ!」
「は? 今日は大人しく帰れって? それはいくらアンタの頼みでも……頼む! それだけは止めて! 分かった、今日は大人しく帰るわ!」
そして麦野はそのまま大人しく帰って行った、明らかに残念そうな表情をして。
四人、特に浜滝は麦野に自分達の情報をリークした初春がどうして麦野を止めてくれたのかさっぱり理解出来なかったが、真実を知るのは少し先の話である。
ともあれこれで今日の麦野は終わったので浜滝は一安心して帰ろうとしたが、
四人、特に浜滝は麦野に自分達の情報をリークした初春がどうして麦野を止めてくれたのかさっぱり理解出来なかったが、真実を知るのは少し先の話である。
ともあれこれで今日の麦野は終わったので浜滝は一安心して帰ろうとしたが、
「浜面、明日絶対に朝練来いよ! そうじゃ無かったらお前とんでもない目に遭うんだからな! あと、額はどっちみち覚悟しとけよ」
半蔵の謎の言葉を聞いて明日が来るのが怖くなった浜面なのであった。
――――――――――
「あァ、今日は上条達のトコに泊まっから心配すンな。打ち止めの着替えは御坂のガキの頃のおさがりがあるから問題ねェよ。じゃあな」
一方で打ち止めと一緒に上琴ハウスに泊まることを決めた一方通行、保護者の黄泉川との話し合いをちょうど終えた所だった。
晩ご飯の後片付けをしている美琴&打ち止めの後ろ姿を幸せそうに見つめる当麻&一方通行、そこに幸せムードをぶち壊す土御門からの電話が当麻に入った。
晩ご飯の後片付けをしている美琴&打ち止めの後ろ姿を幸せそうに見つめる当麻&一方通行、そこに幸せムードをぶち壊す土御門からの電話が当麻に入った。
上条は土御門とわかると、この至福の時間をじゃまする土御門に一つの返事を用意して電話に出た。
「『明日覚悟しとけ』」
あれ?と、上条と土御門は首を同時に傾げた。どうやら考えていることは同じらしい。
上条は伝えたい事は伝えたし、このまま切っても良いのだが、この発言をした土御門も気になる。
だか土御門から電話が切れてしまった。
上条は伝えたい事は伝えたし、このまま切っても良いのだが、この発言をした土御門も気になる。
だか土御門から電話が切れてしまった。
「……まあいっか」
「土御門のヤツ何ていったかァ?」
「明日覚悟しとけみたいなこと言ってた」
「あっそ」
「土御門のヤツ何ていったかァ?」
「明日覚悟しとけみたいなこと言ってた」
「あっそ」
二人は電話に気にする事無く、愛しい人を見つめるのだった。
――――――――――――
そして土御門はと言うと、
「……忠告してやったのに何で同じこと言われたのかにゃー?」
「上条君なんて言ってたの?」
「上条君なんて言ってたの?」
横にいる月夜が土御門に聞いてきた。
「同じこと言いやがったぜい。でも、どうしてかにゃー?」
「あー、たぶん、近くに美琴ちゃんがいるんだよ。愛の巣を邪魔されたからじゃないかな?」
「マジかよ・・・。これはやばいぜい」
「あー、たぶん、近くに美琴ちゃんがいるんだよ。愛の巣を邪魔されたからじゃないかな?」
「マジかよ・・・。これはやばいぜい」
土御門は恐怖した。邪魔した自分が明日どうなるか。だが上条は自分と同じ事を言っていた事に気が行ってしまいそんなことは忘れていた。
――――――――
「申し訳ないのよ飾利姫。この建宮斎字、学校のある日は姫のお弁当を作ると言っておきながら……!」
「い、いいですよ! そんなに謝らなくても。確かに建宮さんのお弁当が食べられないのは残念ですけど、お仕事なら仕方有りませんから」
「仕事っつーか何つーか、急に早まった球技大会の朝練で腹空かせた生徒のメシを作るっつー緊急の炊き出しだから一概に仕事とは言えんのよね」
「い、いいですよ! そんなに謝らなくても。確かに建宮さんのお弁当が食べられないのは残念ですけど、お仕事なら仕方有りませんから」
「仕事っつーか何つーか、急に早まった球技大会の朝練で腹空かせた生徒のメシを作るっつー緊急の炊き出しだから一概に仕事とは言えんのよね」
こちらは教会の食堂、食事を終えた義妹トリオ、神裂、シェリー、建宮が食後のお茶を楽しんでいた。
ちなみにインデックスはここでの食堂を前菜(オードブル)と称した後でメインは喰わせ殺しと言って外出、ステイルは付き添いと言う名の財布役である。
ちなみにインデックスはここでの食堂を前菜(オードブル)と称した後でメインは喰わせ殺しと言って外出、ステイルは付き添いと言う名の財布役である。
「あの妙に手の込んだ、しかも美味しいお弁当作ってたの建宮だったんだ……。その顔でタコさんウインナーとかって思うと引くわ」
「涙子に不快な思いをさせるなんて建宮のくせに超生意気です。よって建宮に謝罪を超要求します」
「日に日にわしへの対応が酷くなってるな、お前さん方……。というわけで飾利姫! このブロークンハートを貴女の癒しでゲフンッ!」
「涙子に不快な思いをさせるなんて建宮のくせに超生意気です。よって建宮に謝罪を超要求します」
「日に日にわしへの対応が酷くなってるな、お前さん方……。というわけで飾利姫! このブロークンハートを貴女の癒しでゲフンッ!」
ドサクサに紛れて初春との触れ合いを求めた建宮、あえなく神裂、シェリー、佐天、絹旗の息の合った拳骨で撃沈。
ピクピクしてる建宮を見てオロオロしている初春の注意を別に逸らす為に神裂が球技大会について話し出す。
ピクピクしてる建宮を見てオロオロしている初春の注意を別に逸らす為に神裂が球技大会について話し出す。
「しかし上条当麻の高校ではもう球技大会ですか。私達は来月だというのに」
「そうなんですか?」
「ええ。ですが飾利、安心して下さい。運動が苦手な貴女の為に私が思う存分フォローをしますから♪」
「絶対に止めて下さい! 火織お姉ちゃんの気持ちだけで充分ですから! これ以上は目立ちたくないんです!」
「そうなんですか?」
「ええ。ですが飾利、安心して下さい。運動が苦手な貴女の為に私が思う存分フォローをしますから♪」
「絶対に止めて下さい! 火織お姉ちゃんの気持ちだけで充分ですから! これ以上は目立ちたくないんです!」
初春に怒られてしょげている神裂、本当にどっちが姉か分からない二人である。
佐天は初春に今でも充分目立ってるって言いたかったが、それを言ったら初春が確実に落ち込むので口にはせず、代わりに気になることを尋ねた。
佐天は初春に今でも充分目立ってるって言いたかったが、それを言ったら初春が確実に落ち込むので口にはせず、代わりに気になることを尋ねた。
「でもどうして当麻兄さんの高校の球技大会、早まったんだろうね? 飾利、何か知ってる?」
「何でも当麻お兄ちゃんの高校の入学式のいざこざを早くに決着を着けるのが目的みたいですよ」
(そういやあハイドン達が襲ってきた日に何かゴタゴタしてたな、あそこ。……そうだ!)
「何でも当麻お兄ちゃんの高校の入学式のいざこざを早くに決着を着けるのが目的みたいですよ」
(そういやあハイドン達が襲ってきた日に何かゴタゴタしてたな、あそこ。……そうだ!)
ここでシェリーが得意気な表情である提案を持ちかけた。
「なあ飾利。明日の放課後、幻想殺しの学校に行ってみないか? 球技大会ってやつの練習してるだろうから冷やかしにさ」
「明日は確かジャッジメントのお仕事は休みですから大丈夫ですよ。涙子さんも最愛さんも火織お姉ちゃんも一緒でいいですよね?」
「まあ、佐天と絹旗なら文句は無えけど……。神裂、てめぇは喜んで辞退するよな? ていうかしろ」
「ふざけるのも大概にして下さいよ、シェリー。ですが私も学校の仕事がありますから一緒というわけにはいきません。ですが! 必ず駆けつけますからね!」
「明日は確かジャッジメントのお仕事は休みですから大丈夫ですよ。涙子さんも最愛さんも火織お姉ちゃんも一緒でいいですよね?」
「まあ、佐天と絹旗なら文句は無えけど……。神裂、てめぇは喜んで辞退するよな? ていうかしろ」
「ふざけるのも大概にして下さいよ、シェリー。ですが私も学校の仕事がありますから一緒というわけにはいきません。ですが! 必ず駆けつけますからね!」
本当なら初春という唯一無二の親友と二人っきりが良かったシェリーだが佐天と絹旗なら仕方ないと思い、素直に受け入れた。
しかし神裂の途中参加に舌打ちをしたシェリーにイラッと来た神裂がガンの飛ばし合いを始める(初春の手前、暴力は振るえない)。
大人げない二人をスルーする形で佐天がふと思った疑問を口にする。
しかし神裂の途中参加に舌打ちをしたシェリーにイラッと来た神裂がガンの飛ばし合いを始める(初春の手前、暴力は振るえない)。
大人げない二人をスルーする形で佐天がふと思った疑問を口にする。
「あ、でもそうすると待ち合わせはどこにしよっか? 無難にうちの学校前でいいよね?」
「そうですね、その方がいいです。最愛さんはシェリーさんと一緒に放課後になったら来てくれればいいですから」
「ああ、私に待ち合わせは超不要です。何故なら待ち合わせする必要が超無くなるからです♪」
「そうですね、その方がいいです。最愛さんはシェリーさんと一緒に放課後になったら来てくれればいいですから」
「ああ、私に待ち合わせは超不要です。何故なら待ち合わせする必要が超無くなるからです♪」
絹旗の言葉に疑問を抱いた初春と佐天、二人の疑問が解決するのは明日になってからのことである。
――――――――――
そして時間は経過し午後10時、上琴ハウスではとある問題が浮上していた。
「今日はパパとママと一緒に入りたいってミサカはミサカは30回目のおねだりを諦めることなく続けてみる!」
「だからそれは駄目だって言ってるでしょ! 当麻と一緒のお風呂に入っていいのは私だけなんだから!」
「だからそれは駄目だって言ってるでしょ! 当麻と一緒のお風呂に入っていいのは私だけなんだから!」
その問題とはお風呂のことだったが、そのことを気にしているのは美琴と一打だけだったりする。
当麻は打ち止めと一緒にお風呂に入ってもいいとか思っているが、その理由はあくまで夫婦の予行演習という高校生らしからぬ(?)ものだった。
一人沈黙を守っている一方通行だが彼の頭の中では色々と悶々とした思いが渦巻いていた。
当麻は打ち止めと一緒にお風呂に入ってもいいとか思っているが、その理由はあくまで夫婦の予行演習という高校生らしからぬ(?)ものだった。
一人沈黙を守っている一方通行だが彼の頭の中では色々と悶々とした思いが渦巻いていた。
(いくら上条が御坂一筋だからっつっても所詮は一匹の獣。打ち止めに欲情しねェとは限らねェ! むしろ欲情しねェ方がオカシイだろォが!)
「アクセラ? 大丈夫か?」
「(だからってどうすンだ? 俺が打ち止めと一緒に入るって言うのか? ンなのただのサカリのついた猿じゃねェかァ! ならいっそのこと)お、俺も一緒に入るぜ。……なーンてなァ」
「アクセラ? 大丈夫か?」
「(だからってどうすンだ? 俺が打ち止めと一緒に入るって言うのか? ンなのただのサカリのついた猿じゃねェかァ! ならいっそのこと)お、俺も一緒に入るぜ。……なーンてなァ」
思考の最後の部分を一方通行がつい口にしてしまったことで当麻も、喧嘩中の美琴と打ち止めも動きを止めてしまった。
一方通行の失言にいち早く反応したのは当麻で、彼の後頭部に“ゴドンッ!”と大きな音を響かせるほどの右ストレートを喰らわせた。
今日最後に一方通行が見たもの、それは自分の言葉にドン引きしている美琴と打ち止めの怯えの視線だった。
一方通行の失言にいち早く反応したのは当麻で、彼の後頭部に“ゴドンッ!”と大きな音を響かせるほどの右ストレートを喰らわせた。
今日最後に一方通行が見たもの、それは自分の言葉にドン引きしている美琴と打ち止めの怯えの視線だった。
「ったくこのムッツリは何をほざきやがるんだ……。で、結局どうすんだ? 二人とも」
「そうねぇ、ずーっとこのままってわけにもいかないし……。打ち止め、アンタどうしても私と当麻と一緒にお風呂入りたい?」
「そんなの当然だよってミサカはミサカはなおもママに食い下がってうわわっ! ミ、ミサカの目の前が急に真っ暗になったよってミサカはミサカはパニックになる!」
「そうねぇ、ずーっとこのままってわけにもいかないし……。打ち止め、アンタどうしても私と当麻と一緒にお風呂入りたい?」
「そんなの当然だよってミサカはミサカはなおもママに食い下がってうわわっ! ミ、ミサカの目の前が急に真っ暗になったよってミサカはミサカはパニックになる!」
打ち止めの視界を遮ったのは美琴が何故か持っていたアイマスクで、パニックになってる打ち止めのアイマスクを取るとこんな約束を交わされることに。
「一緒にお風呂に入ってもいいけど当麻の裸だけは絶対に見ないように! アイマスクは私の許可なく勝手に動かさないこと、分かった?」
「何だか釈然としないけど今日の所はこれで我慢するってミサカはミサカはママの妥協案を受け入れるついでに今度はアイマスク無しがいいってパパに頼んでみたり♪」
「そうだな~、美琴がもう少しやきもち焼きじゃ無くなったら考えても……スミマセンゴメンナサイミコトサン、イマノハカルイジョークデス」
「何だか釈然としないけど今日の所はこれで我慢するってミサカはミサカはママの妥協案を受け入れるついでに今度はアイマスク無しがいいってパパに頼んでみたり♪」
「そうだな~、美琴がもう少しやきもち焼きじゃ無くなったら考えても……スミマセンゴメンナサイミコトサン、イマノハカルイジョークデス」
美琴と打ち止めと一緒にお風呂に入ることに抵抗の無い当麻が前向きな意見を言おうとしたが、涙目で殺気を向けてきた美琴の前に否定せざるを得ない結果に。
アイマスクで目隠しをされている打ち止めを美琴が抱きかかえてお風呂(地下室のではない)に向かう途中で打ち止めが、
アイマスクで目隠しをされている打ち止めを美琴が抱きかかえてお風呂(地下室のではない)に向かう途中で打ち止めが、
「そういえばパパとママって一緒にお風呂に何度か入ってるみたいだけどお互いの裸はもう慣れっこなんだねってミサカはミサカは昔の二人を考えると成長したなって思ったり」
などと言った結果、打ち止めが居る状態での混浴は初めてのことだったのでもの凄く意識してしまうことに。
第三者と一緒のお風呂は過去にバレンタインでポリアモリーカップルで経験済みだが、その時はお互いのカップルのことは殆ど気にしていなかった。
しかし目隠しはしていても無垢なる打ち止めの存在は上琴に何とも言えない緊張感を、特に美琴に与える羽目に。
第三者と一緒のお風呂は過去にバレンタインでポリアモリーカップルで経験済みだが、その時はお互いのカップルのことは殆ど気にしていなかった。
しかし目隠しはしていても無垢なる打ち止めの存在は上琴に何とも言えない緊張感を、特に美琴に与える羽目に。
「ラ、ラシュト、オ、オーダーのみ、見てるみゃえでと、とととうみゃのお、お風呂……ふ、ふに」
「わーーーーーっ! 美琴ストップストーーーーーーップ! 漏電無し! 気にしすぎダメ! 分かるよな?」
「ひゃ、ひゃいっ! わ、わわわわわたし、が、頑張るっ! だからと、とうみゃもが、頑張って!」
「わーーーーーっ! 美琴ストップストーーーーーーップ! 漏電無し! 気にしすぎダメ! 分かるよな?」
「ひゃ、ひゃいっ! わ、わわわわわたし、が、頑張るっ! だからと、とうみゃもが、頑張って!」
自分の目の前でテンぱる美琴を懐かしいと思いながらも、当麻は一人で頑張ろうと決意する。
その日、当麻はお風呂に入ったにもかかわらず疲れが全く取れた気にはなれなかったという。
その日、当麻はお風呂に入ったにもかかわらず疲れが全く取れた気にはなれなかったという。