とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

1-245

最終更新:

NwQ12Pw0Fw

- view
だれでも歓迎! 編集

小ネタ お前、本当に常盤台のお嬢様なんだな



当麻「……」
美琴「何よ。ジロジロ見て。私の顔に何かついてる?」
当麻「…いや、お前、本当に常盤台のお嬢様なんだな」
美琴「は?」
当麻「テーブルマナーだよ。フォークの使い方とか…」
美琴「…ああ、無意識だったから、全然気付かなかった」
当麻「住んでる世界が違うなぁ…」
美琴「ぷ」
当麻「?」
美琴「くふふふ…」
当麻「何かおかしい事言ったか?」
美琴「いえ、確かに、私とアンタじゃ住んでる世界は違うわね」
当麻「嫌味かよ」
美琴「違うわ。私はアンタが羨ましい」
当麻「ますます訳が分からねえ。この不幸体質のカミジョーさんにお前が羨む所があるか?」
美琴「日頃のドジはともかく、いろんな人たちの不幸から救えるアンタに、私は憧れてるの。マンガに出てくるヒーローみたいで…いや、本当にヒーローなのよ。アンタは」
当麻「……」
美琴「どうしたのよ?」
当麻「何つーか…少し恥ずい。ストレートに言われると……その…」
美琴「ちょっとは自分の立場を自覚しなさい。言っとくけど、アンタのいる世界の方が私よりよっぽど特殊よ」
当麻「……そうかぁ?」
美琴「…男が赤くなるなっつーの。キモいから」
当麻「なっ!?随分と辛辣なコメント!カミジョーさん深く傷つきましたよ!」
美琴「あーはいはい…六時になったところで、クリスマス・イブにかんぱぁーい」
当麻「は?今日はクリスマス・イブだろ?」
美琴「クリスマス・イブって12月24日の18時から24時の6時間の事を指すのよ?知らなかったの?」
当麻「…知りませんでした」
美琴「まぁ、いいわ。予想通りだし……ねぇ」
当麻「…何だよ?」
美琴「今日は、その、言いたい事があるんだけど…」
当麻「ん?明日の事か?明日も一緒に…」
美琴「違うの!今日、言わないとダメなの!じゃないと…」
当麻「ど、どうした?」
美琴「ちゃんと、聞いてよ。そして、ちゃんと答えてよ。待ってなんて、絶対ダメだからね。「イエス」か「はい」で答えてよ」
当麻「それって、どっちも…」
美琴「いいから!」
当麻「…お、おう」


美琴「ねぇ、当麻…これからは、私だけのヒーローで…いてくれる?」


ウィキ募集バナー