俺はまだやることあんだよ
神様
お前が望む事は一体なんだよ
これは俺が望む事じゃないんだよ
たまには不幸な上条当麻にも
幸せな世界を見せてみろよ
「まだ俺にはやることがあっぁぁぁぁぁぁあるんだよ」
全身に力を込めたでも立ち上がれない
自分がいくら望んでも立ち上がることは出来ない
自分がいくら望んでも立ち上がることは出来ない
大きい声を出したせいか口から大量に血液がでた
「わたしだってアンタの力になれる」
いつか言っていた美琴の言葉を思い出した
そうだよ美琴は・・・美琴の存在は俺の原動力になっていたよ
そうだよ美琴は・・・美琴の存在は俺の原動力になっていたよ
「上条さんもここでを終わりか・・・ゼェーゼェー」
自分が死に直面すると妙に冷静になってきた
また自動販売機の前のベンチでヤシの実サイダー飲みたかったな
今度は貧乏だけど俺がおごってやるか
自分の置かれている状況では非現実的なのにそんなことを思って笑ってしまった
また自動販売機の前のベンチでヤシの実サイダー飲みたかったな
今度は貧乏だけど俺がおごってやるか
自分の置かれている状況では非現実的なのにそんなことを思って笑ってしまった
ドーンと大きな音が鳴った
頭を少し動かして音のする方を見た
少しでも頭を動かすとまた生温かい血液が流れた
頭を少し動かして音のする方を見た
少しでも頭を動かすとまた生温かい血液が流れた
廃墟ビルの壁が少しずつ崩れていた
いつまでこの廃墟ビルがもつかわからない
シュンとどこかで音が鳴ったがビルが崩壊するからだろう
ゆっくりと目を閉じながら
いつまでこの廃墟ビルがもつかわからない
シュンとどこかで音が鳴ったがビルが崩壊するからだろう
ゆっくりと目を閉じながら
「もう一度最後に美琴の顔見たかったな・・」
そう呟いたあとに
またシュンと音が鳴った
またシュンと音が鳴った
でも上条さんには目を開く元気もない・・・
心臓の音があんなにうるさかったのに今はすごく静かで
自分が呼吸をしているのかしていないのかわからなかった・・・
心臓の音があんなにうるさかったのに今はすごく静かで
自分が呼吸をしているのかしていないのかわからなかった・・・
ただおでこが暖かかった誰かが触れているかのように
そしてその温もりが消えると
そしてその温もりが消えると
ドーーーーーーーーーーーンと音が鳴り響いた
ビルが崩れたのだろうそう思った。
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「黒子、お願いアッチに飛んで」
「でもお姉様先ほどあちらで大きな爆発音が」
泥だらけの制服をひるがえし私と黒子は走っていた
直観でなんとなくアイツはあそこにいるのではないかそう感じた
直観でなんとなくアイツはあそこにいるのではないかそう感じた
私はなんでかわからないがアイツを見つけるのが得意らしい
そう学園都市でも、あんなに広い学園都市なのに
アイツを見つけて目で追ってしまう
悔しいが私はアイツが好きなのだ・・・
そう学園都市でも、あんなに広い学園都市なのに
アイツを見つけて目で追ってしまう
悔しいが私はアイツが好きなのだ・・・
「お願い、絶対あそこにいる・・・そう感じる」
「お姉様・・・はい、わかりましたの。白井黒子はお姉様と共に」
黒子は私の腕をつかみシュンと音をたてて
テレポートした。
テレポートした。
いろんな宗教や学園都市が混乱している中心にアイツがいるなんて
そして今そのアイツが生命をかけてこの戦いに終止符を打つ為に戦ってなんて
そして今そのアイツが生命をかけてこの戦いに終止符を打つ為に戦ってなんて
お願い・・・
生きていて・・・
生きていて・・・
美琴は一瞬涙が出そうになるのを我慢して願った
最悪結果が一瞬頭をよぎる胸がギュっと苦しくなる
最悪結果が一瞬頭をよぎる胸がギュっと苦しくなる
「今度は私が助けるから」