小ネタ 御坂さんの魂を骨抜きにした男がいるとか、いないとか?
婚后:あら白井さんこんなところでお会いするとはお珍しい。
白井:あらどうも(できればあいたくなかったですけども。)
婚后:そういえば、あの御坂さん、少し悪い噂がたっていましてよ。それにあなたも。
白井:はっ、下らない。いわせておけばいいんですよ。
婚后:それが笑っちゃうんですよ。レベル0のふりをしているけども学園都市の暗部にかかわっている高校生とつきあっているとか…。白井:ぶっハ
婚后:そんな荒唐無稽な話、ありえませんですわよね、って白井さん、顔色がわるいようで。
白井:いや、私の愛しいお姉さまにそんな男がいるなんて…。
婚后:愛しい?
白井:えぇお姉さまは私だけの…って聞いてますの?
婚后:それでね、その高校生っていうのが、あらゆる力を打ち消す能力者で、学園都市の第一位は平気で倒すは、御坂さんのクローンを従えているわ、魔術師は従えているは、果ては外国のVIPにや統括理事会シンパがいるわと…。おかしいでしょ?
白井:(いろんなところが微妙に間違っていますけど、なんでこんなに広がっているのか)おほほほほ、そんなバカな話があるわけないでしょ?それで、どんな方ですの、お姉さまの彼氏とやらは。
婚后:だからさっきから申してますようにとんでもない方で、あっそうそう、学園都市の統括理事から最も恐れられているという…。
白井:それはすごいお方ですのね。
婚后:さらに酷いのが、強力な能力者からなるハーレムを持っていて、あの御坂美琴が、外国人のシスターと2人で第一夫人を争っているとか…。あと、白井さんも、ジャッジメントで名前が売れているせいか、ハーレムの一員になってましてよ。
白井:なんですって…。
婚后:そんなムキにならなくっても、あくまで下らない噂ですから。あっ、でもそういえば御坂さん、男の方といちゃついるところとか、他の女とその男がいちゃついている所に御坂さんが割り込んできてなんていうシーンとか、何度か目撃しましたわ。
白井:えぇ、悪い虫がお姉さまにカマをかけているのは事実ですの。そんなのがお姉さまの彼氏にふさわしいとは到底思えませんし、お姉さまだってお姉さまだって…。
婚后:ですわよね。でも、あの御坂さんが男と歩いているだけでここまで話が膨らむのですから、うわさというのは怖いですわね。お互いきおつけませんと。
白井:えぇ本当におほほほほ。
婚后:では、ごきげんよう。
とあるファミレスの中で
湾内:あっ、御坂さんだ…。
泡浮:あっほんとだ。
御坂:あぁあんたたちもきてたんだ。
泡浮:そこのひと、ひょっとして御坂さんの彼氏
湾内:きゃーどこまでいったんですか…。
上条:こいつらお前の後輩か?
御坂:そうよ、あんたは黙ってて…。ほら、私たち、なんでもないからあっちにいったいった。
湾内:やっぱりお邪魔でしたか…。
御坂:そうじゃなくって(顔を赤らめる)。ただの知り合いと世間話をしてただけよ。
泡浮:そうなんですか?
上条:あぁ。
湾内:残念。なら、ご一緒させてもらっても構いませんか?
上条:俺はいいぜ、どうせたいした話なんかしちゃいなかったんだから。
御坂:ちょっちょっとー。
湾内:ひょっとして、嫉妬ですか?
御坂:ちょっと、ひやかしにきただけならさっさと帰りなさい。
上条:まあいいじゃないか、そんなこと。
しばらくして…。御坂がドリンクをとってきている間に…。
泡浮:そっ、そういえば…。わたし変な噂きいちゃったんです。その、御坂さんの魂を骨抜きにした男がいるとか、いないとか?
湾内:あっ、私も知ってる、その男って高校生なのに女の子が大好きで、まわりにはハーレムができているとか。
泡浮:あとは、その高校生、海外のVIPとか学園都市の理事会にもシンパがいるとかいう話でしたよね。
噴き出す上条
湾内:そういえば、ここの彼氏さんって、髪型とか、噂の人の特徴に似ていらっしゃいません?
泡浮:どっどうなんですか、彼氏さん?
上条:どうっていわれても?
湾内:あっやっぱり彼氏なんですね。
上条:俺はあいつの彼氏じゃなくって上条当麻。
湾内:じゃあ、まあやちゃんをもらってやってくれませんか?
泡浮:ちょっ、ちょっと?
上条:おぃおぃ…。レベル4だか5だかしらないけど、そんなトンデモ中学生はビリビリだけで十分だぜ
湾内:ってことは他にも女の人が…。
上条:だから、いないってばそんなの。
泡浮:それじゃあ、影の学園都市NO1の超能力者っていうのは?
上条:俺はただのレベル0
湾内:そうなんですか?
上条:そうだって…。
御坂が帰ってくる。
御坂:ちょっとあんた、まさか私の後輩にチョッカイ出しちゃいないでしょうね?
上条:めっそうもない。
御坂:あんた…。またそんなこといってごまかしてない?
上条:上条さんはどちらかというと年上ごのみで…。
御坂:(ムカッ)あんたって人は、またそうやって…。
電撃を出し始める御坂
上条:わかったから美琴、街中で電撃を出さない。
そういって上条当麻は美琴の髪を右手でなでる。
御坂美琴のほうは、顔をあからめてうつむく。
湾内:今、上条さん、御坂さんの電撃を吸収しなかった?
泡浮:ってことはやっぱり…。伝説のイマジンブレイカー?
上条:だから違うってば。御坂さんと俺とはほら…こういう仲だから、頭をなでてもらって落ち着いただけだよ。
美琴はますます顔を赤らめる。
上条:まっ、そういうことだから…。あはははは。
じゃあ、こいつ、ちょっと機嫌悪いから、勘定は俺がはらっとくんで…。
ファミレスを出る当麻と美琴
御坂:ちょっとあんた、いい加減なこといわないでよ。
上条:あの場はそうでもいわないと…。
御坂:それがいい加減っていうのよ。
上条:だってあいつらよー
御坂:鼻の下のばしちゃって。
上条:じゃなくってさ、あいつら、幻想殺しについて噂で聞きかじってたみたいで…。
御坂:だったら何なのよ。
上条:幻想殺しについて深くしってしまうってことは、あまりよくないような気がしたんだ。
御坂:優しいわね。
上条:まあ、上条さんは優しいのが取り柄ですから。
御坂:でっ、あたしとあんたがこういう仲っていうのは、どうなのよ?(うつむきながら顔を赤らめる美琴)
上条:…。
見つめあう二人…。
上条:これが答えだ
いきなり唇を奪う当麻、真っ赤担って立ち尽くす美琴。
「じゃーな」といって走り去る当麻を、美琴一晩中追い回すのであった…。
END