とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

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みこにゃんとみにゃかVer.2

作者注)以前pixivに投下してあったものを全面書き直ししたものです。


上条「課題は昨日美琴が手伝ってくれたおかげで全部終わってるし、やることねぇな……」

上条「しかし、このままゴロゴロしてるのも上条さんとしては落ち着かないのですよ」ユックリデキルノハイイコトダケドサ

上条「……って独り言多いなぁ、俺。はぁ…、美琴もなんか用があるとか言って病院に行っててデートも出来なかったし、こう、何か満たされないんですよ……」ユカノウエヲゴーロゴロ

上条「せっかくの休日に恋人とデートすら出来ず、家の中でゴロゴロしてるとか、ある意味不幸だ……」

ピンポーン

上条「こんな時間に誰だ? 美琴が来てくれたとかだったらいいのになぁ……」

上条「はいは~い。どちら様ですか~。あいにく上条さんちは貧乏なのでセールスはお断りですよー」

???「こんばんは、とミサカは礼儀正しく頭を下げます」ペコリ

上条「え~っと。御坂妹?」

???「いえ、ミサカはあなたが御坂妹と呼ぶ10032号ではなく、みんなのアイドル10039号です、とミサカは自己紹介がてらボケをかましてみます」ムヒョウジョウナガラセイイイッパイキャピッ

上条「……お引取りください」ドアヲシメヨウトスル

10039「待って、待ってください! とミサカは閉められるドアを掴んでこじ開け…むおぉぉ」グググーットドアヲアケル

上条「意外と力強ぇぇ!?」

10039「全く、少しは人の話を聞いてください、とミサカは何もなかったかのように話を進めます」

上条「全力で閉めようとしたのに開けられた……女子中学生に力で負けた……」ガックリorz

10039「伊達や酔狂で軍用クローンなわけではありませんよ、とミサカは慎ましい胸を張ります」エッヘン

上条「で……その10039号さんとやらが上条さんに何の用でせう?」

10039「実はですね。お姉様のことで……」タチナオリハエェ

上条「美琴? 美琴に何かあったのか!? 待ってろ、今すぐ助けに!」

10039「落ち着いてください。お姉様が危険な目にあっているとかそういうことではありません、とミサカはバ彼氏を落ち着かせます」

上条「そ、そうか、すまねぇ。美琴のことになるとつい頭に血が上って……」

10039「それだけ愛されているということですね、とミサカは独り身の寂しさを噛み締めます」チクショウ、リアジュウバクハツシロ

上条「それで……美琴がどうしたんだ?」

10039「それはですね、こちらをご覧ください、とミサカは担いできたショルダーバックからブツを、ってちょっとおとなしくしててください」

10039「これです、とミサカはあなたに見せ付けるように前に差し出します」

???「とうみゃ~」

上条「えっと……なにやら2.5頭身くらいで30cmくらいのサイズのネコミミとシッポが生えたこのかわいらしい生き物は……美琴か?」

10039「はい、カエル医者の新薬の影響で、30cmに縮んだ上、等身下がってネコミミネコシッポ完備になったお姉様の成れの果てです、とミサカは懇切丁寧に説明します」

美琴「にゃれの果てとか言うにゃ~」プンスカ

10039「まぁまぁ、とりあえずどうぞ、とミサカはあなたにお姉様を差し出します」

上条「お、おぅ」ウケトッテムネニダク

美琴「えへへ、とうみゃ~」ホオヲカミジョウサンノムネニスリスリ

上条「よしよし……なんだこの破滅的に可愛い生き物……じゃなくて、どうしてこんなことに?」

10039「実はですね、お姉さまが以前からカエル医者に頼んでいた巨乳御(バストアpp――

美琴「言うにゃー!!」ビリビリ

10039「……ちょっとした新薬のテストでこうなりました、とミサカは機密を隠しつつ誤魔化すことに成功しました」アブナカッタゼ

上条「え~っと、よくわかんねぇが、薬の影響だってことか?」バストアpp??

10039「そういうことです。それで、ワクチンが出来るまでしばらくかかりそうなので、あなたにお姉様たちを預かってほしいということなのです、とミサカは説明を終えます」

上条「預かるのはいいんだが……ん? お姉様『たち』?」

10039「はい。お姉様『たち』です、とミサカは暗にお姉様だけではないという事実を示します」ショルダーバックガサゴソ

10039「こちらもご覧ください、とミサカは第2弾を差し出します」

???「どうも、こんばんは。みにゃかは検体番号(しりあるにゃんばー)10032のみにゃかです、とみにゃかは挨拶をします」ペコリ

上条「」

10039「と、言うわけなので、この二人をしばらく預かってください、とミサカはそろそろめんどくさくなったので帰りたい気持ちを隠して告げます」ナゼミサカガコンナヤクマワリヲ

上条「隠せてねぇよ!?」

10039「ならばさっさと引き取ってください。これからドラマを見なければ、とミサカは急ぐ理由を告げます」アノドラマセンシュウイイトコロデオワッタカラツヅキガ

10039「というか、もうギリギリですね。ではあとは宜しくお願いします、とミサカは二人を置いて急いで帰ります」マッテロドラマー

上条「」

美琴「とうみゃ、迷惑かけてごめんね」ウルウルウワメヅカイ

上条「い、いやいいんだ。美琴が困ってるなら助けたいし、インデックスもイギリスに帰ってるから上条さんの懐には余裕があるのですことよ!」

10032号 改め以後 みにゃか「お姉様ともども、お世話ににゃります、とみにゃかは足元から見上げます」

上条「おぅ、ど~んと任せなさい」キリッ

美琴「とうみゃ、とうみゃ!」

上条「どうした?」

美琴「あのね。にゃでにゃでしてほしいにゃ~って……」カオアカクシテモジモジユビサキツンツン

上条「っ!?」ズキューン、ナニカニイヌカレル

美琴「だ、ダメかにゃ?」マッカナカオデウルウルウワメズカイ、シカモスコシサビシソウ

上条「ダメじゃない! あぁ、もう何だこのかわいらしすぎる生き物は!! 美琴、いやさ、みこにゃん! 満足するまで撫でてやらぁ!」ナデナデ

美琴 改め以後 みこにゃん「みこにゃんって言うにゃにゃにゃ……あぅ、ふにゃぁ~」ナデラレテフニャフニャ

みこにゃん「ふにゃ、ふにゅ、ふぁあぁ……」ナデラレテキモチヨクテポワポワ

上条「やべぇ…かわいすぎる…どうにかなっちまいそうだ。頑張れ俺の理性」ゴクリ、コレガモエカ……

みにゃか「あの、とみにゃかは裾を引っ張ります」カミジョウサンノフクヲクイクイ

上条「どうした、みにゃか」

みにゃか「みにゃかはみにゃかにゃんですね、とみにゃかはうまく発音できにゃいので違いがありませんと肩を落とします」ガックリ

みにゃか「ではにゃく、みにゃかもにゃでにゃでしてほしいです、とみにゃかは潤んだ瞳で訴えます」ウルウルジーッ

上条「ん~・・・よ~し、来い」カミジョウサンスワッテミコニャンヲフトモモニスワラセ

みにゃか「よいしょ、とみにゃかはお姉様と反対の腿に座ります」ヨジヨジポフン

上条「落ちないようにな~。ほら、みにゃかもなでなで」ヒダリテデナデナデ

みにゃか「これは気持ちのいいものですね、とみにゃかはお姉様が骨抜きににゃるのも仕方がにゃいにゃと判断します」ナデラレテフニャフニャ

みこにゃん「えへへ、とうみゃ~とうみゃ~、ふにゃぁ~」ミギテデナデラレフニャフニャトロトロ

上条「はいはい。上条さんはここにいますよ~」ミコニャンタチヲナデナガラ

上条「しかし、何だこの癒し空間。まるで今までの不幸が浄化されていくようだ!」ホワホワ

上条「これはもしかしていつも不幸な上条さんに神様がくれたプレゼント!?」

上条「みこにゃんたちもそう思うだr……おっと寝てるのか」イツノマニ

みこにゃん「トウミャァ・・・・・・ムニャムニャ」スヤスヤ

みにゃか「ミニャカハ……Zzz」スヤスヤ

上条「ただでさえ可愛いのに寝顔とか、これはチートじゃないですかね!」モフモフシテェ

みこにゃん「んぅ……うるちゃい」ムニャ

上条「ごめんなみこにゃん、大声でうるさかったよな」コゴエデアタマナデナガラ

上条「このままというわけにも行かないだろうし、二人をベッドに運ぶかね」オコサナイヨウニソットフタリトダキカカエテ

上条「そーっとそーっと。これでよし」ミコニャンタチヲベッドニネセル

みこにゃん「トウミャァ……ダイスキ……Zzz」ギュッミニャカ

みにゃか「アッタカイデス…トミニャカハ……Zzz」ギュッミコニャン

上条「ぐはっ! バカな、まだ可愛さが上がるというのか! ギュッと抱き合うみこにゃんとみにゃかなんて、お、俺はどうすればいいんだぁっ!」オコサナイヨウニコゴエデサケンデル

上条「上条さんの理性のライフポイントはもうゼ……いや、ダメだ、紳士たれ上条当麻!」

みにゃか「アァ、オネエサマ、ソレハミニャカノゲコタパフェ……Zzz」

上条「紳士……ゲコ太パフェ? カエルのパフェ?」ドンナンダソリャ

みにゃか「ソレハソレダケハユルシテクダサイ……アァ、ミニャカノゲコタノニモノガ……Zzz」チョットウナサレテル

上条「蛙の煮物……い、いや想像するのはやめておこう、うん」ツイマルマルイッピキガナベデニコマレテ……イヤイヤナンデモアリマセン

みこにゃん「トウミャァ……チュー……Zzz」チョットクチビルトツキダシテル

上条「ぐっはぁ! キキキ、キスですか御坂さん!? ダ、ダメだ、ダメだぞ上条当麻! いくら恋人同士とはいえ眠ってる女の子の唇を無断で奪うなんて!! しかも今美琴はみこにゃんになって大変な時だぞ、変な気を起こすんじゃない!」ドキドキガクガク

みこにゃん「チューインガムガトウミャノクツニクッツイテルニャ……Zzz」

上条「……ガムかよ!? くそっ、ちょっと期待した上条さんのドキドキ男心を返してくれ……。てかみこにゃんの夢の中でも不幸なのかよ、俺は」ガックリ

みにゃか「アァ!! ジョウイコタイ、ナゼミニャカノ《ゲコタノマルヤキケロヨンソースヲソエテ》ヲカッテニタベテルンデスカ!! ア、チョ、マテコノクソガキ!! テメェハセロリデモクッテロ!! トミニャカハ……Zzz」

上条「今のは空耳、今のは空耳。ははっ、そうだよ、あの物静かなみにゃかがそんなこと言うはずないさ。きっと上条さんは疲れてるんだ、そうに違いない」コレハゲンソウコレハゲンソウブツブツ

みこにゃん「トウミャ、トウミャイカニャイデ……ワタシヲオイテカニャイデ……」グスッ

上条「みこにゃん……あの時はごめんな」ロシアノトキ

みこにゃん「ワタシヲオイテヒトリデゲコタフェスティバルニイクニャンテ……」グスグス

上条「えぇ。なんだかこういう落ちなんじゃないかと少し思ってましたよ」

みこにゃん「トウミャ? ト、トウミャガゲコタニ!? ク、クロコ、クロコガケロヨンニニャッタダトォ……Zzz」

上条「ついに俺がカエルになっただと……てかなぜ白井まで……」ドンナユメナンダミコニャン

みにゃか「サァ、ミニャカニヒザマヅクノデスジョウイコタイ! トミニャカハ……」ムニャムニャ

上条「聞こえない、聞こえない、これは幻聴、これは幻想」キノセイキノセイ

みこにゃん「ウイハルサンガピョンコニ……ケロヨントピョンコガソロッテトンデイッタダト……ア、サテンサンサテンサンガ……Zzz」

上条「…寝てるんだよな? なんなんだこの寝言……」サテンサンガドウシタンダヨ

みにゃか「デマシタネ、アクセラ……イエ、セロリ!! セロリハオトナシクモヤシデモクッテロ、トミニャカハ……Zzz」

上条「」キコエナイキコエナイ

――――――

上条「はっ! 何だ夢か。いやぁ、上条さんってば疲れからか変な夢を見ちまったぜ」マドカラアサヒ

上条「ん~。なにやら上条さんの上に抱き心地の良さそうなあったかいものが…?」ハテ? チラッ

みこにゃん「Zzz」カミジョウサンノムネノウエデダキツクヨウニスヤスヤ

上条「……夢じゃなかっただと。ということは」ベッドノウエヲチラリ

みにゃか「スエッコカワイイヨスエッコトミニャカハ……Zzz」

上条「やっぱりいたか」アイカワラズイミワカランネゴトダナ

上条「ところで、これ、どうすればいいんでしょうかね?」ムネノウエデネテルミコニャン

上条「起こすのはかわいそうだし、そもそも寝顔を見ていた・・・いやいや上条さんはそんな邪な思いはございませんことよ」

みこみゃん「ふにゅ……」モゾモゾスヤスヤ

上条「ダメだ、動くわけにはいかねぇ……身動きひとつ取れないとは不幸d……不幸か?」ナンダカシアワセナキガシナクモナイ


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