八月の詩 1
夏休みも終わりそうなだんだん涼しくなるこの時期いつもの公園にどこからか、ヒグラシの鳴き声が聞こえてきた。
それに併せるようため息をつく。夏休みの宿題は、御坂が手伝ってくれ終わっている。
だが上条には1つ問題があった。
上条「ついに生活費が底をついた……」
なぜなら、彼は今月13回財布を落としているしかも同居人のBIG EATERが「夏だからかき氷が食べたいんだよだよ当麻!」とかいって買ってしまうし、なんだかんだでソルトウォーターすら飲めない状態なのである。
上条「しょうがない、あの手段を使うか……」
そういって上条は家に帰った。
“ピンポーン”
土御門「はーい、今出ますにゃー」
ガチャッ
上条「突撃! 土御門の晩ご飯!」
ガチャッ!!
土御門「人違いですにゃー」
上条「嘘をつくな! 目があっただろ-が! あけてくれ! そして晩飯をごちそうしてくれ!」
土御門「イヤだにゃー! それに開けたら最後BIG EATERにすべて食われるにゃー」
上条「インデックスなら小萌先生の所に、逃げたから!」
土御門「どっちにしろかみやんに舞夏の作った晩飯を食わせる義理はないですたい、金がないならバイトするか野垂れ死ねばいいぜよ」
上条「今、さらっとひどいこと言ったよな? しかもバイトは、おまえがいつも仕事だぜいかみやんとかいって強制的に連れて行くせいでクビになってんだぞ!」
土御門「……とにかくかみやんを家に入れるわけにはいかないぜよ。土御門さんの鉄壁の心には届かないぜい」
上条「頼む土御門! 今度俺の秘蔵のエロ本をあげるから!」
ガチャッ
土御門「まあ、入れにゃーかみやん」
上条(意志弱ッ!)
舞夏「おー上条ーどうしたー? また金欠かー?」
上条「ああ」
舞夏「本当、おまえんちはいつも金欠だなー」
上条「……返す言葉もございません」
舞夏「そういえば、いいバイトがあるぞ上条ー」
上条「え、どんな?」
舞夏「時給1100円・初心者歓迎・短期間O.K」
上条「なんだって!! 舞夏その連絡先は?」
舞夏「うーん? 上条、募集先の人と仲が良いから私が連絡してあげようか?」
上条「いいのか!? 是非お願いします!」
そういうと舞夏は、携帯を取りだした。
舞夏「あー、うんうん……わかった。じゃあなー」
上条「ど、どうだった?」
舞夏「人手不足だから良いってよー、よっかたな上条-」
上条「おお! 神はわたくしを見捨てなかったーー! ……所で聞き忘れたけどバイト先は?」
舞夏「んー常盤台中学の清掃員だぞー」
固まる上条。彼の未来はいったいどうなるのか!!
つづく!